自己満足の世界
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8/31(火)
覚え書きというか何というか。
「日本における発電方式と、各発電方式の電力量比率を答えよ。火力は燃料毎の比率も答えよ」
この問題、答える世代によって返ってくる答は結構違いそうな気がする。
正解は「天然ガス27%、原子力26%、石炭25%、石油12%、水力8%、その他2% (2007年)」。
年(と地域)によっても結構変動するが、傾向として、原子力がおおむね一番多い。ついで天然ガスと石炭が同じくらい。石油と水力が同じくらい。ちなみに2007年は原子力の割合が少ないので天然ガスの方が多くなっている(たしか原発で事故があったためだったような気がする)。
この事実に意外な印象を持たれる方もいらっしゃると思う。私も数年前知ってちょっと驚いた。私の世代はかつて「発電方式の主力は水力→石炭→石油と移行してきた」と習ったからだ。しかし、石油はもはや発電量の10%程度、水力と同程度の割合でしかなく、かわりに石炭が25%を占めている。
8/30(月)
「日本中にいくつのマンホールがあると思われるか」と言うフェルミ推定の問題があるが、これって決して良い問題だとは思えない。
と言うのは、まず、その場合の「マンホール」って何を指すのか良く判らないこと。
気を付けて道路を観察してみれば判るが、道路には驚くほど多くの蓋が設置されている。電気、上水道、下水道、都市ガス、電話、何なのか不明なもの、サイズも20センチくらいの小さいものから60センチくらいのもの、丸かったり四角かったりハッチ型になってたりなってなかったり格子状になってたり。
それらのどれがマンホール(人が入るための穴)なのか見ただけでは判らないよね? 大きかったら人が入るためのもの(つまりマンホール)だ、と言い切れる根拠もないし。あと、排水溝の格子蓋もマンホールなの? と言う疑問も。
それから、種類によって設置される根拠も異なるだろうから同じ式では算出できないのでは、と言う疑問もある。たとえば電気だと距離基準だけど都市ガスだと人口基準で設置されているとかもあり得る。少なくとも山間部で都市ガス用マンホールはない筈だし。
なわけで、これは普段からその辺をよく観察している人ほど悩んでしまう問題だし、この問題の趣旨は観察力を問うものではないはずで、その意味であまり良い問題ではないなと思った。
8/29(日)
久々に実家へ行ってきたら父親が新しいノートPCを自慢してきた。
Core i7・GeForce GTS 250M搭載の17インチお大尽ノート。うちのメインはE8400・GeForce9500GTだがそれより上。もはや一般層にはデスクトップマシンなんかいらんね。ノートで充分じゃん。
ただ、個人的にはノートだったらタッチパネルかタブレット機能は欲しいなと思ってしまう。個人的にはノートPCを買うとすればモバイル用のコンパクトなタブレットPCしかありえない。ただ、そう言う方向性のノートPCってほとんど無いんだよね。今はP8260を使ってるけど、10インチ以下でタッチパネル機能ありのCore2Duo以上のマシンってこのシリーズしか存在しない(しかもこのシリーズは打ち切りになってしまった)。
8/24(火)
8/10~14の日記も書いてるのだがなかなか筆が進まん。
「Togetter - 「@asahi_apital によるホメオパシーについて日本学術会議会見の実況まとめ」」
>日本の科学者を代表する日本学術会議が、代替療法ホメオパシーについて、「医療現場から排除しなければ深刻な事態に陥ることが懸念される」という談話を発表しました。
これまでは日本において大した被害が報告されていなかったために放置されていたホメオパシーだが、被害報道が連続したことを受けてか日本学術会議が声明を発表した、とのことらしい。
で、会長談話がこれ(PDF)。
普通の知能があり普通の価値観を持つ人間に対する声明としてはこれで充分すぎるくらい充分だが、ホメオパシーにはまる方々に伝わるかと言えば、ちょっとそうは思えない。
これまで何度か書いたが、ホメオパシーの問題点をひとに伝えるときは、「科学的根拠がない」ことを最初に書いてはいけない。「効かないことが証明されている」ことを最初に書かなければならない。
なぜなら彼らにとって、「科学的根拠がない」ことは重要ではなく、むしろそれは「不当な弾圧を受けた」と反発する可能性が高いワードだからだ。曰く、「地動説を唱えたガリレイは」「キリストはその正しさ故に弾圧され」。その手のナルシシズムすら刺激する恐れがある。
そして、その後の文章で「効かないことが証明されている」ことを丁寧に説明したところで、彼らはそこまでまず読まない。読んでもまずまともに受け取らない。なぜなら、最初の時点で文書に反発を憶えているからだ。心情的に反発を感じる相手が正論を述べたとき、その正論を受け入れるだけの賢さがあればそもそもホメオパシーなぞにはまったりはしない。
8/23(月)
うひゃひゃひゃ。
数年振りにトップページの「コンテンツ」書き換えたよ。
具体的には、「青キンDirect[海賊版]」へのリンクを追加しました。
って、自分では全然意識してなかったけれども、私の公開してるコンテンツって「本」に拘泥したものばかりだな。自家製本にしろ縦書きAppletにしろ青キンにしろ。端から見ると「自分では全然意識してなかった」ことも信じがたいかも知れないけれども、本当に全然意識してなかった。
「女流王将 vs 将棋プログラム、10月11日に東大で開催決定」
>ハードウェアには東大のクラスターマシンを利用し、Intel Xeon 2.80GHz 4コアが109台、Intel Xeon 2.40GHz 4コアが60台、バックアップマシンも配備済
えげつなー。
以前「コンピュータと女流が指す」という話を小耳に挟んだときはせいぜいPC数台かと思っていたが、ちょっとしたスパコン並みだな。現状のPC用ソフトでもアマ名人クラスはあるらしいと聴いたが、単純な処理速度ではその100倍くらい? これは女流では勝てないだろう(アマ名人は女流より強いらしいので)。
ただ、処理速度が100倍になったとしても、恐らく読み数手深くできる程度のような気もする。そのくらいの差でどのくらい強くなるのか、気になると言えば気になる。プロトップにはまだ及ばないような気もする(願望込みで)。
8/22(日)
今日はOMNHの淀川展を見に行こうと思っていたのだが、目が醒めると13時だったので洗濯したり夕食の準備をしたりで時間が無くなった。
淀川展はもうしばらくやっているので近いうちに行こうと思う。
……最近どうも腰が重いな。夏バテか。
8/21(土)
サイエンスフェスタへ。
ここ数年は忙しくてあまり来られていなかったのだが、今日は予定が空いたので久々に行ってみた。
で、会場で某ブースの方に話しかけたら、私の胸のあたりをガン見しながら返事されたので一瞬変な人かと思ってしまった。
種明かしすると、私が抱えていた本が気になっていたらしい。マイナーな本なのに「その本面白いですよね!」と言われてちょっとびっくりしてしまった。知っているのか雷電!
……ってか、その場で気が付いたのだが、その人はTwitter上でやり取りしたことがある人だった。妙なめぐり合わせがあるものだ。
この本、以前貴方に薦められたから読んでるんです。「良かった。面白いでしょう」。ええ、とても面白いです。
8/20(金)
「松永肇一「ホメオパシーと知恵の輪」 - ビジスタニュース」
これは判りやすく読みやすく、ホメオパシーの問題点が不足なく説明されている。良い記事だ。これで納得しない人には何を言っても無駄だろう。
あえて一点贅沢を言うなら、最近ホメオパシーで死者が出たことについての記述も是非欲しかったと言うこと。ただ、これは半年くらい前の記事の再掲らしいのでそこまで求めるのは無い物ねだりではある。
私としては、この記事に書いてあるようなことを理解した上でなおホメオパシーを実践する分には特に口を挟む気はない。私も鍼とかやることあるし。軽い腰痛とか頭痛(※)とか、ホメオパシーとか鍼とかのプラセボで治る程度のものならプラセボで治しても問題はなく、そこに文句を付けるつもりはこれっぽっちもないのでくれぐれも誤解の無いように。
※、ここで言う「軽い」は、その他の重篤な不具合を要因とするものではない(たとえば脳腫瘍を原因とする頭痛ではない)という意味で用いている。必ずしも腰痛や頭痛の症状が軽いと言う意味ではないので悪しからず
8/19(木)
「ゲームプログラミングもできる、やさしい開発環境「プログラミン」、文部科学省が公開」
ちゃんと触ってないけど、見る限りでは結構面白そう。
ただ、全くの初心者が触るには良いけど、自分がこれでなんか作るとすると面倒だなぁ。普通にオブジェクト指向設計が出来る言語で組んだ方が絶対作りやすいしメンテナンスもしやすいと思う。
8/18(水)
オントロジーってつまり構造主義を前提としたオブジェクト指向世界認識だと言う認識で良いのか? 前々からなんとなくそう言う気はしていたのだが。
だとすると私がオントロジーの利点を今ひとつ理解できない理由も納得できる気がする。単に普段からオントロジー思考っぽいものを採用してるのであえて導入する意義を感じないだけなんじゃないかね。
……と適当に考えてみたが、本当にそれでよいのか自信がないのでオントロジーの本を取り寄せて読んでみることにする。
「ホメオパシー被害 「あかつき」問題を憂慮する会」
私はホメオパシーがとても好きではないのだが、自分でも何故それだけ嫌悪感を抱くのか良く判らない。「筋が通らないことが嫌い」と言うこともあるのかも知れないがそれだけという気もしない。
思ったのだが、ホメオパシーの問題は「傾倒により正当な医療を遠ざけてしまうこと」の一点に尽きるのではないか(※)。「プラセボ以上の効果がない」ことそれ自体は実のところ大した問題ではない。それが問題になるのであれば、「お祈り」とか「おまじない」も問題だと言うことになる。実際そう言うロジックでホメオパシーを擁護する方もいらっしゃるようだが、そう言う方には自分自身がホメオパシーをどう捉えているのか、何のためにホメオパシーを擁護するのかよく考えてみて欲しい。
※「ホメオパシー団体の問題点」はその限りではないが
8/10(火)
なわけで「大哺乳類展 海のなかまたち」。
べ、べつにこれだけが目的だったんじゃなくて別用のついでなだけだから誤解しないでよね!(←無意味にツンデレ)
で。
「陸のなかまたち」ではその多様性をたっぷり堪能させていただいたわけだが、水生哺乳類ってそれに較べてずいぶん種類が少ない。大別してクジラ系、海牛系、アシカ系の三種になる。で、それらの何が私に伝わったかというと、何というか。
水棲哺乳類とは私はお友達になれそうにない、と言うことだ。
アシカは良い。セイウチも怪しいけどまあ許そう。
でも、クジラは駄目だ。イルカも駄目だ。スナメリも駄目だ。奴らには我々人間の、いや、陸生哺乳類の常識は通用しない。
そもそもある生体にとっての価値観など、その生体の環境に大幅に左右される。たとえば同じホモサピエンスであっても日本に住む山田さんと、ブルンジ共和国に済むンタリャミラさんとでは体や脳のつくりは大体同じでも、思考形態や価値観は全く異なるはずだ。
まして、クジラは深海をウロウロしてるんだぜ? 空気呼吸が必要なくせに、平気で水中で寝るんだぜ? なんだよヒゲクジラって。ヒゲでモノ食べるのかよ。ハクジラにしても、スナメリの歯なぞ悪趣味な冗談としか思えん。イルカの背びれって何だよ。お前サメのマネしてんじゃねえよ。
体の作りが全く違い、生態も全く違う。「クジラは頭が良い」と仰る方もいらっしゃるが、脳が発達しているのが仮に事実にしても、それは人間と解り合える方向での「知能の高さ」ではないと思う。少なくともクジラを擬人化すると確実に状況を見誤る。大体価値観の多様性を認めることもできんくせに「クジラは頭が良いから殺すな」とか独善的に過ぎる(←何の話だ)。
で、その後は常設展。
まずは「シアター36○」。
今年追加された新プログラム「海の食物連鎖」。
これ、音楽が川井憲次じゃないとしたらCDをバリバリ囓って喰っても良い。そのくらい「イノセンス」すぎる(ちなみにナレーションは竹中直人)。
コンテンツとしてはオーソドックスだが一見の価値はある。
(関係ないけど最初のコニカミノルタのCMも個人的には結構好きだ)
その後は渋川春海の天球儀と地球儀。
明石でレプリカは見たことがあって、私のような素人には本物と区別が付かないのだが、「本物を見た」と言うことに意味があるのだろうと思う。300年以上前に作られた紙製の地球儀、天球儀が今なお綺麗な姿を残している事自体驚異的なことだ。
(残念なことに、この日の日記はまだまだ続かなければならない)
8/9(月)
今日はデス何とか言うゲームの発売記念日(←造語)だが、私はこれから旅立つので戸締まりしたり荷物をまとめたり忙しいのでアレとかコレとか。
自分でもなんだか判りませんがそろそろ行ってきます。