自己満足の世界

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9/30(火)

 夜11時大阪着の新快速の車窓から、マルビルの電光掲示板に「27年間ありがとうございました」の文字が流れるのが見えました。
 あ、そういえば今日でマルビルの電光掲示板終わりなんだっけ。11時までなんだとしたらホントに最後の最後だったのかも。

 んで、家に帰ってきたのですが。
 ぎやあああ
 ……ネコが、ネコが……!
 なんだか大きめの蜘蛛みたいな生物をその凶暴なネコパンチで仕留め、死骸と化したその物体をむしゃむしゃと喰らってますよ!?
 って言うかお前ら、喰うんなら喰うで半端に食い残すんじゃねぇ!
 ちなみに今日は注文していたCox-Baxも届いていたのですが、それを吹き飛ばすインパクトです。この蜘蛛の始末は私がしろというのか猫どもよ。
 ……Cox-Baxは週末くらいにプレイ開始する予定です。


9/29(月)

 やったー大阪歴史博物館のサイト、250,000~250,049ヒットゲットですよ~。
 これで常設展および特別展のチケットペア、2500円相当ゲットですよ。ワーイ。

 指がミミズ腫れですよ。うひい。
 昨日あれだけ寝たのにまだ眠いです。
 もう寝ます。もう寝ます。もう寝ます。

「にくきう 認印」
 はてしなくアタマ悪そうだなと思いながらも、なんとなく欲しいと思ってしまう自分がそこにいました。
 でもこれを実印にするのはさすがにどうかと思うんですが。
 「にくきうアドレス」くらいなら実用にもなるのかな。いや、買いませんけど。


9/28(日)

 昼、めがさめました。
 「ああ、お昼ご飯がたべたいなあ」と棒読みで思った私はフライパンに油をしきソーセージをいためることにしました。

 そして。

 何をどうやったのかよく覚えていないのですが、気がついたときには左手ににえたぎった油をかぶっていました。
 フライパンをコンロにもどし、手に持っていたものをフライパンにおいてひといきついてから、さけびました。
 ぎやあああ
 あついです。あついと言うよりひふがジジジとちぢまるような、細胞ひとつひとつに針をちくちくされるようないたみです。シャレになりません。
 慌てて流水でゆびを冷やします。冷やします。冷やします。
 10分くらい冷やして、そろそろいいかと水をとめました。
 ぎやあああ
 あついです。あついと言うよりひふがジジジとちぢまるような、細胞ひとつひとつに針をちくちくされるようないたみです。シャレになりません。
 慌てて流水でゆびを冷やします。冷やします。冷やします。
 10分くらい冷やして、そろそろいいかと水をとめました。
 ぎやあああ
 (以下数回繰り返し)
 ……どうやら冷やしている間だけは痛みがとまるようです。しかたないので氷水をコップにいれ、ゆびを浸けっぱなしにしてふて寝開始です。

 そして。

 めがさめると夜でした。
 「今日何をしましたか?」と誰かに訊かれてもすみません、「やけどしました」としか答えられません。
 あまりに不毛なので泣きながら寝ます。

 おわり。


9/27(土)

 「場合によっては今頃東京でうはうは豪遊中だったのにッ!」と思うとくやしくなってきたので、気晴らしにプチ豪遊することにしました。
 とは言え、そのうち買おうと思ってたものをまとめて購入しただけですけど。まあ気分的に。
と言うわけで今日買ったもの。
・DVD「キートンの探偵学入門」
・DVD「指輪物語 二つの塔」(予約)
・DVD「未来世紀ブラジル スペシャルエディション」(予約)
・ビールのようなもの一箱
・Cox-Bax(注文)

 あと、映画「トーキング・ヘッド」観ました。
感想:
 これをつまらないと感じる人がいるというのが信じがたいです。
 固定カメラでの登場人物の饒舌すぎる長台詞、「現実感」というより「現実感覚」の希薄な舞台設定(時々入るアナウンスの演出は秀逸)、どこまでが映画本編なのかすらよく解らなくなるメタ構造……。
 「紅い眼鏡」にしろ「御先祖様万々歳」にしろこれにしろ、私には押井守の演出や脚本が趣味に合いすぎるようです。むしろ「パトレイバー2」など一般受けも良い映画の方が違和感を感じるくらい。誰にでもお勧め出来る映画では無いのでしょうが、「脱構築」だの「メタフィクション」だのと言った単語を理解した上で笑って受け入れられるヒトにはオススメ出来るような気がします。気がするだけですが。


9/26(金)

 ちゃーりーさんの健康的な出来事を読んで私もちょっと危機感を抱いたので、夜中の買い物のついでに近所の公園の鉄棒にぶら下がってみました。
 ……む、重い。
 体が明らかに重い。やべーなと思いつつ懸垂を開始。
 一回、二回、三回……。
 結局七回で挫折。気合い入れれば十回くらいは何とかなりそうですが、無理して筋肉痛になるのも馬鹿馬鹿しいので妥協。中学の時は10回程度だったような覚えがあるのでそれほど衰えたわけではないのでしょうか。

 ちなみに腰を伸ばすには腕でぶら下がるより、膝を鉄棒に引っかけてそのまま大車輪の要領でぶんぶん回るとかなり伸びます。頭に血がのぼるのが難点ですが。あと、当然ながら低い鉄棒でやると頭を地面にぶつけますので注意。


9/25(木)

 現在に至るまで土曜の予定がはっきりしないのでGGGショーは見送ることにしました。もし期待してた方がいらっしゃったら申し訳ないです。次の機会にはなんとしてでも参加したいと思いますのでご容赦を……。
 その代わりと言っては何ですが、Cox-Bax注文することにしました。サントラ付きなのでメッセサンオーで。プレイしたらレビューするかも知れません。

 >ゲーム中の武器はクリムゾンではありません。
 いえ、OXでは最初からクリムゾンを使ってるという設定です。「クリムゾンで皆殺しだ」ですから。


9/24(水)

 鬱気味だとか書いた後に日記を滞納するのは良くないなと思った。心配なさった方がいらっしゃったら申し訳ない。落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。

 電車通勤。
 結構な時間を電車の中で座りっぱなしになるのでその間の時間の潰し方に腐心する。
 大抵は仮眠を取ったり本を読んだりしているのだが、読む本もなく特に眠くもない場合はボンヤリと妄想めいた考え事をすることになる。
 例えば向かいに座っているサラリーマン風の男についてあれこれ考えてみる。
 年の頃は30代半ばであろうか。この男は恐らく結婚している。なぜなら左手の薬指にプラチナ製マリッジリングと思しき指輪を嵌めているからである。そしてこの男は恐らく結婚7年目程度である。何故ならその指輪は7年ほど前に流行ったデザインだからである。
 そして服のセンスは悪くはなく背広が変に皺になっているわけでもなくちゃんと気が行き届いていると言える。しかしそれに反しこの男はネクタイが曲がっている事に対して無頓着であるうえ靴が薄汚れておりちゃんと管理しているとは思い難い。と言うことは恐らく服のコーディネイトやクリーニングアイロンは妻によるものでありこの男自身は身だしなみには無頓着であると考えられる。そして妻がこれだけ夫に対して頓着すると言うことは恐らく子供もいないのではないか。仮に子供がいるとすれば7歳以下であり手のかかる年頃である。夫にこれだけ気を掛けられると言うことは子供がいないかいるとすればかなり良くできた妻と言えるだろう。
 ……とこれだけ妄想しても確かめる術はないがそれは問題にはならない。何故なら私の意図はどれだけ尤もらしいことを妄想出来るかであって正確さはどうでも良いからである。


9/23(火)

 火曜が休み、ってスケジュールは久しぶりのような気が。思いっきり生活リズムを崩してしまいました。
 元々鬱気質なのを気力で耐えてるところがあるんで、今日のように生活リズムが崩れると気合いが抜けてよろしくありませんな。夕食後ふと横になったのですがそのまま夜中まで起きあがれませんでした。朝から昼まで寝っぱなしだったくせにな。
 鬱病は心の風邪と申します。風邪と言いながら暖かくして寝たら治るものでもないのが困りもの。近頃寒くなって参りましたが、皆様も鬱病にはお気をつけくださいませ(なんだこの〆は)。

 そーいえば今日だか昨日だかの産経新聞にも鬱病関係の記事が載ってたりしましたね。

メモ:
 DVD未来世紀ブラジル スペシャルエディション 2003/11/21発売
 DVDロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 コレクターズ・エディション 2003/10/01発売



9/22(月)

 Opera7.11を試してみました。
 普段はOpera6.06を使ってるんですが、7.11からはアスキーアートがズレなくなったとの話を聞いて、ちょっくら試してみようと思ったのです。
 んで、使ってみた感想ですが。
 え~、もうしばらく6.06使い続けます……。
 いや、悪くないんですけど……。画面周りが個人的に気に食わないのと、画像を含んだページで不可解なレンダリングをすることがあるようなので見送りかなと……。
 スタイルシートの切り替えがワンタッチで出来るのは便利なんですがねぇ。あと一息ですな。

 ところでエコールのGGGショーでは「COX-BAXの音楽CD(バルク)を配る予定」だそうですね。
 以前は「当日Cox-Baxを買った方のみに配布」とおっしゃってたような気がするんですが気が変わったんでしょうか。
 ……ひょっとして、以前この日記で「参加してやるからサントラよこせ」と書いたからだったりして……(被害妄想)。
 あ~悩むなぁ……。


9/21(日)

 11日の日記で書いた疑問点について、某さんからご返答頂きました。ありがとうございます。
 問1については詭弁であることは知っていながら、ではどう説明されるものなのかが解らなかったのですが、つまり「座標自体は動いていない」ってことなのですな。この問いでは「座標を自分の視点にあわせて変化させている」のが詭弁である……ってことなのでしょう。
 あ、じゃあ長さ一光年の棒を、端Aを中心に横に薙ぐ形で一周させたらどうなるんでしょう。その場合の端Bの移動速度は光速を超えることはないんでしょうか。
 あ~やっぱわかんない……。

 んで、映画「英雄-HERO-」観ました。
感想:
 静かな映画です。
 アクションシーンも多分に盛り込まれてるんですが、印象としてはあたかも「水鳥の戯れあい」と言った風情で。これは別にアクションがショボイとか地味だとか言う意味では全然無くて。
 ただ、ワイヤーを使いすぎかなぁと言う気はしないでもないですが。
 あと、色が鮮やかです。
 赤、青、白、緑。シーン毎に一つの色が支配する美術が見事です。
 特に黄色から赤にさーっと変化していくシーンはひたすら溜息。
 観るなら映画館で、ってタイプの映画ですね。


9/20(土)

メモ:近いうちに行きたいとこ
大阪歴史博物館
 ……そのうちに。
大阪市立美術館
 ……丸山応挙展やってるうちに。
なにわの海の時空館
 ……近いうちに。
エルシティ南港
 ……時空館と同じ日に。

 で、今日は図書館で子供向けの環境や原子力関連本を借りてきました。主に学研の「ひみつシリーズ」ですが、下手な思想が入り込まないよう意外なほど考えられて作られてますので感心しました。少なくともリサイクルや電気自動車の問題点をまがりなりにも示していると言う点で、ヘンにイデオロギーがかった本よりずっと優れています。大人向けの入門本としても悪くないと思います。当然の事ながら、そのかわり明確な解答(じゃあどうしたらいいのか)が示されないつくりになってるので読んだ子供は混乱するかも知れませんけど。


9/19(金)

 一昨日口を濁してしまった「BIG ISSUE日本語版」についての印象なのですが。
 どうやら勘違いでなかったようなのでちょっと書いてみます。
 簡単な話、「BIG ISSUE日本語版」、思想臭が強すぎるんですね。特定の方向への。
 どのくらいかというと、この雑誌に対して全く予備知識がなかった(単なるタウン誌の一種かと思っていた)私が読んで「なんか『市民団体』がバックについてるんじゃないか?」と疑ってしまったくらい。
 で、調べてみると解るんですがこの「有限会社ビッグイシュー日本」、正体は「シチズンワークス」という市民団体なのですね。別に隠してるワケじゃないみたいですけど。
 ……って勘違いしないで欲しいんですが、別に私は「正体が市民団体だから駄目」と言うつもりはありません。単に「マジメに数を売りたいんなら思想臭は払拭した方が良いよ」ってことです。だって、「情報誌」のつもりで読んだらその実「思想誌」だった、なんて雑誌、次また買おうと思いますか? 「お仲間」の固定読者が買うだけで一般層にはそっぽを向かれるのがオチです。
 マジメに「売れる雑誌を作って本気でホームレスの方の雇用を刺激したい」と思ってるんならちゃんと「商業誌」のノウハウを持つ編集者やライターを雇い入れるべきだと思います。まず「ホームレスの雇用」が目的としてありき、なんだから売れる内容の雑誌を作るのは当然の姿勢でしょう。それ以上の目的が別にあるのならその限りではありませんが。
 ……「ご意見をお寄せください」とのことですので上に類する内容のメールを試しに送ってみようかと思いますが、たぶんマトモに相手にされないでしょうなぁ。経験上。


9/18(木)

 学研から出版されている「女の子と一人暮らし安全マニュアル」なるものを読みました。
 ……怪しい……。
 内容の胡散臭さに衝撃です。
 「レイプ被害に遭った女の子の体験談」が実名で載ってたりします。普通に考えて実名なワケねーだろとか思うのですが、本のどこを見ても「名前は仮名です」とか「体験談はフィクションです」とか書いてません。どうなってるんでしょうか。
 あと、極めつけはこのアンケート。
OL50人に聞きました。
今までに、勧誘されたことがありますか

YES・・・・・95%
NO・・・・・・ 5%
 電車の中で読んでたのですが、これを見た瞬間思わず吹いてしまいました。どうしてくれよう。

 ……まあ、このとおり体験談とかアンケートとかはあまりに怪しいですが、その辺を無視してハウツー本としてみれば有用なのではないかと思います。
 試しに「訪問販売に引っかかりやすさのチェックシート」とか「性被害に遭いやすさのチェックシート」とかを試してみました。
 ……。
 チェック項目ほぼすべてに引っかかりまくりでした。ごめんなさい。これから気をつけます。


9/17(水)

 出勤途中の大阪駅前。
 「おはようございま~す!」
 身なりは小汚いけどマジメそうなおっちゃんが声を張り上げています。
 特に気にせずに傍を通り過ぎようとしたのですが。
 「おはようございま~す! 『BIG ISSUE』発売してます!」
 んあ?
 ポケットを探るとちょうど百円玉が2つ。
 んじゃ、一部ください。
 「ありがとうございます」
 と言うワケでゲットしましたBIG ISSUE日本語版。
 ……んで、読んだ感想なんですが……。
 ん~。
 まず販売方法ありきなのは解りますが、今のとこ編集がどうも弱い印象。一体どんな層に切り込むつもりなんでしょうか。個人的な印象として、この雑誌、このままだとなんかヘンな方向に進んで行きそうな予感もします。で、たぶんそれは杞憂にはならないと思います。なんとなくですが。
 ……って奥歯に物の挟まったような言い方してますが、読んで頂ければなんとなく解るかと……。なんとなく……。

 で。
 昨日一昨日に紹介した「現代系オタク・次世代系オタク」ですが、それ関係のリンクを辿ってみていくと、所謂「おたく」という位置づけへの居心地の悪さを感じている人間が結構いるんだな、と感じました。私もその一人ですけど。でも私はこの「現代系オタク・次世代系オタク」にもハマらないような感じなんで、もはや何をどうしていいのかわかりません。
 あと関係ない話ですが、個人的に「オタク」に対して嫌悪感を感じるのは、非オタクに対する理論武装による自己弁護。明らかに悪意のある相手ならともかく、そうでない相手に対する(主に己のプライドを守るための)自己弁護は、オタクと非オタクとの断絶を促進させるだけだと思うんですが。
 ちなみに私は非オタクである可能性がある相手に対しては一切オタク話はしません。


9/16(火)

 昨日の続き。
「次世代オタクの特徴」
1、文学からライトノベル、SFから少女小説まで、小説と名のつくものならとりあえず何でも読む。あるいは読むことを心がけている。ジャンルに対する特別なこだわりや差別などはない。
2、それは漫画に関しても同様である。
3、アニメが好きである。つまらないものでも、放映していればついつい見てしまう。選り好みはしないし、美少女アニメに対する抵抗心も皆無である。
4、TVゲームが好きである。当然美少女ゲームも好きである。ジャンルに対するこだわりや差別はない。
5、音楽は外資系CDショップで大きく取り扱われているようなものを好む。
6、大塚英志が嫌いだ。
7、東浩紀の言うことは的を得ている部分もあることはあるが、全体としてはやっぱり間違っていると思う。彼には共感できない。
8、『QUICK JAPAN』や『CONTINUE』、『ファウスト』などに代表されるファッション系サブカル雑誌には反発を覚えない でもないのだが、なんだかんだ言ってけっこう好き。
9、とらのあなやまんだらけ、メッセサンオーなどのオタク向けショップに入ることに心理的な抵抗は覚えない。コミケに代表される同人誌即 売会にだって当たり前のように行く。
10、ファッションには気をつかうほうだ。

こちらも自己採点。

1:△ 「自分に合わないジャンル」と言うのは明らかにあります。濫読の末の結論ですが。
2:△ 同上。
3:× 取り立ててアニメが好きなわけではないです。
4:△ 「自分に合わないジャンル」と言うのは明らかにあります。これも(エロゲも含み)いろいろプレイした上での結論です。
5:× 音楽に関しては趣味が古いです。バッハ、中島みゆき、井上陽水、ビートルズ。
6:× 知りません。
7:○ まあおおむねそんな感じ。好意的に過ぎるかもしれませんが。あと、「的」は「射る」ね。
8:△ 「面白く思わなくもないが、やっぱり反発を覚える」って感じ。
9:○ どこかに行くに際して「心理的抵抗を覚える」ことは特にないです。
10:× 気を使わないほうだと思います。アキバ系の平均よりは気を使ってるかもしれませんが。
 合計8ポイント。現代オタクラスE。(5/7)

 結局、現代系にも次世代にもなりきれないオタクなんでしょうな、私は。

 う~む。
 エコールGGGショー、行くか行くまいかず~と悩んでます。
 「どっか遠くへ行きたい」→「GGGショーやるよ」→「じゃあいこうかなぁ、他に見たいとこもあるしなぁ」→「でも金かかるよなぁ」
 って感じ。
 さらに現地でソフトを買ったりしたら余計お金かかるし……。でもサントラは欲しいな……。
 と言うワケで真鍋、ショーに参加してやるからサントラよこし(撲殺

「リンクについての琵琶湖博物館の考え方」
 所謂「リンクポリシー」についての記述で、個人的に一番説得力を感じたページです。博物館というと親方日の丸なやっつけ仕事というイメージですが、これは素晴らしいです。
 特に「リンク対象URLの指定について」の項目は、こんな事をおっしゃる方にも一読して欲しいものですね。


9/15(月)

 今日「第一世代オタク(所謂「おたく」)」と「第二世代オタク(所謂「ヲタ」)」についてちょっと人と喋る機会があり、おそらく自分は「第一世代」な人間なんだなと言う結論になったのですが。
 それとはまったく別に、「現代系オタ」と「次世代オタク」のチェックシートを見つけたのでちょっと試してみました。

「現代系オタの特徴」
1 文学や哲学に詳しい。しかしエンターテイメント小説にも精通していて、ライトノベルも読む。
2 哲学は現代思想がメイン。しかもフランス系のポストモダンとか。
3 山形浩生や東浩紀が好き。
4 ブックマークに「カンタン系」や「人工事実」が入っている。個人ニュースサイトにも詳しいが、HOTWIREDやSLASHDOTが好き。
5 漫画は、アフタヌーンとIKKIとコミックビーム。アニメは何故かSFアニメを好む。
6 エロゲは主にエロゲ板では「~厨」とつけられるものを好む(葉鍵月姫菅野など)。
7 映画といえば、マグノリア。
8 音楽は洋楽かクラシックを好む。
9 コミケという言葉を難なく使う。
10 ~論とか書くのが趣味。

○:2点 そ、それって僕のことじゃないですか!
△:1点 まあ憶えがないわけじゃないです。
×:0点 ? 流石にそこまでは……ていうかなんですかそれ?
で自己採点。

……だそうです。

で、自己採点してみました。

1:○ 最近はあんましエンタメ系は読まないですけど、どっちかと言えば。
2:○ 一時期ポストモダンにかぶれてました。
3:△ 山形浩生は割と好きですが東浩紀はちょっと……。
4:× HOTWIREDが好き、ってとこだけ。日本版WIREDは好きでした。SLASHDOT JAPANはあんまし好きじゃない。前半のキーワードはどっちも心当たりありません。
5:× 漫画はカスリもしません。言いたいことはわかりますが。アニメは押井アニメなら。
6:× エロゲはプレイしません。
7:× 「といえば」みたいな括りは馬鹿げてると思いますが。
8:○ 最近の邦楽よりはバッハのフルートのほうがはるかに安らぎます。
9:○ 普通に使います。「難なく」の意味が良く解りませんけど。
10:△ 書けなくはないです。でも「~論」書く人間って痛くないですか? なんとなく。
 合計10ポイント。現代オタクラスD。(4/7)
 「次世代オタクチェック」はまた明日。

 話変わって。

 ホームレスの人しか売り手になれない雑誌BIG ISSUE日本語版が9/11に発売されたそうです。
 ちょっと気になったので梅田ガード下の普段古本売ってる浮浪者のおっちゃんの所を回ってみたのですが、どうも売っていない模様。売り切れたのか最初から売っていないのか解りませんが。
 なんでも売り手は「IDカード」を持ってないと駄目らしいですけど、「オッサン、例のモノちゃんと持ってるだろうな?」みたいなやりとりを小汚いおっちゃん相手にしてると非合法なブツのやりとりみたいでなかなかスリリングですね。
 それはともかく、現時点で「どこに行けば買えるのか良く解らない」ってのは少なくともプラスではないですな。アサヒコムによると「JR大阪駅周辺」で販売する、ということらしいですけど。

 ところで世間では阪神優勝TM(さかがみ まさかつ)さんがとみに大人気のようですがいったいどうなってるんでしょうか。
 それと時を同じくして低脳レミングどもが道頓堀川にて集団自決を開始したようですがいったいどうなってるんでしょうか。
 とりあえず私はこの騒動で大阪の民度の低さに呆れると同時に、大阪みたいな危険なとこには一生行くまいと心に決めました。


9/14(日)

 ご存じの方もおられるでしょうが、一般に「ナチュラルチーズ」というのは賞味期限切れてからの方が美味しいものです。
 で。
 某ヨドバシ梅田地下のチーズ売り場では、賞味期限が近づいたチーズは激しく値下がりします。最後には半額にまでなります。
 ……え、何が言いたいんやお前ですか? わかんなかったらいいです。

 話変わって。

 世間ではコンピュータウイルス流行りですが、どうもウイルス対策に対してそれなりの知識を持った人間って思いのほか少ないような気がしますが如何でしょう。
例1:
某:「Blaster対策ソフトインストールしたよ」
私:「って言うかあなたのOS、Win98ですやん。根本的に感染しないんですけど。そもそも『Blaster対策ソフト』って何よ? パッチならともかく」
某:「さあ……」

例2:
某:「アンチウイルスソフトインストールしたよ」
私:「WindowsUpdateはちゃんとしてる?」
某:「何それ?」

 上はほぼ実話ですが他意はありません。
 このとおり勘違いしてる人が多いようなので念のため書いておきますが、ウイルス対策として「アンチウイルスソフト」をインストールするのは根本的な対策ではありません。これは喩えるなら「鍵の壊れた家の前に門番を雇う」ような行為です。まったく無意味とは言いませんが、より重要なのは「壊れた鍵を直す=パッチを当てる」ことです。Windowsだったら「WindowsUpdate」。セキュリティ気にするんなら毎日でも試してみるようにしましょう。


9/13(土)

 映画「座頭市」観ました。
感想:
 公開中の映画なので軽く。
 「良作」ではあるけどその上ではないですね、個人的には。
 ストーリーははっきり言って面白くないです。つまらないと言うほどでもないですが、特筆すべき部分は何一つありません。ストーリーは単に映画のリズム、映画としての体裁を整えるためだけにあると思った方がいいかも。
 むしろ面白いのはストーリーがすっかり止まる、所謂「ダレ場」の部分。特に土砂降りの泥田での踊りと、最後の祭は素晴らしいです。タップダンスについても、話聞いたときには「駄目そう……」と思ってたんですが、実際観てみると、イイですね~。スクリーン越しじゃなく実際に目の前で見てみたいと思ったのは私だけじゃないと思います。
 ……って、これ以上のネタバレは控えます。
 あと、これから観ようという人にアドバイスしておきますけど、絶対に音響の良い映画館で見るようにしてください。この映画、音が悪かったら文字通り魅力半減すると思いますので。


9/12(金)

 「~への100の質問」を回答しているうちにムカついてくるのは私だけではないらしい。やっぱりね~。

 映画「ツィゴイネルワイゼン」観ました。
感想:
 高橋葉介。
 つまりこれを漫画化すると「高橋葉介」になるんでしょう。特に夢幻紳士怪奇篇初期の頃。
 キャラといいシチュエーションといい、そのまんますぎ。
 ストーリーははっきり言ってよー解りませんが、シチュエーション・雰囲気・キャラクターは素晴らしいの一言。
 浜辺に揚がった女の死体。サラサーテ演奏の「ツィゴイネルワイゼン」のレコード。蒟蒻を千切る女。リフレインする切り通し。「骸骨を交換しないか」……。どのシーンをとっても絵になります。
 確かにワケわかんないけど「ゲージュツ映画」と言う感じじゃなく……「ワケわかんないけど凄く面白い」って映画ですね。映画はストーリーを追うだけのもんじゃないってこってすな。


9/11(木)

「ブラックホールの“歌声”、米望遠鏡がキャッチ」
>米航空宇宙局(NASA)は9日、ペルセウス座のブラックホールが放つ音色に似た規則的な光と熱の変化をエックス線宇宙望遠鏡チャンドラが世界で初めてとらえたと発表した。
 へぇ~。(例の顔文字で)
 ……って、「音色に似た規則的な光と熱の変化」ってどういうことなんでしょうか。なんか曖昧な書き方で要領を得ないんですが、結局観測されたのは「音波」なんですか? 私の知識では、音波とは「物質中を伝わる」ものであって真空中では伝わらないと思ってたんですが……。
 と疑問に思ったので他のサイトでの同記事も調べてみました。
 アサヒコムの記事はこれ。CNNの記事はこれ。で、元のNASAの記事はこれ
 ……まだざっとしか読んでませんが、NASAの記事で「appear to be sound waves」と書いてあるので「音波みたいなもの」であることは間違いなさそうです。「As sounds waves move through gas」ってあるんで、「音波はガスによって伝わる」……ってことは、音波が伝わっているという数十光年の空間にガスが充満しているってことですか?

 んで。
 以前「宇宙」関連で、いくつか質問というか疑問点を思いついたんですが、思いついた自分にも答えがわかりません。以下の質問の答えがわかる方、是非ご連絡ください。

1、以下の論理展開は正しいでしょうか。間違っている場合はどこが間違っているかも答えてください。

前提:
 あなたの正面に星があります。仮に星Aとします。
 この星Aはあなたから100光年離れたところに浮かんでいるとします。
展開:
 ここであなたが1秒かけて体ごと真後ろに振り返ったとします。
 その場合、物体の動きはすべて相対的なものであるため、あなたを基準に考えて、星Aは1秒の間に(100光年×2×π÷2)だけの距離を移動したことになります。
 よって、この星Aは「光速以上の速度」で移動したと言えます。

2、以下の論理展開は正しいでしょうか。間違っている場合はどこが間違っているかも答えてください。

前提:
 長さ1光年の棒があります。
 棒なので端が二つあります。それぞれ端A、端Bとします。
 あなたは端Aの位置にいます。
 この棒はとても軽いので、あなたが片手で自由に動かすことが出来るものとします。
 また、あなたは光速と等しい速度で移動できるものとします。
展開:
 あなたがこの棒の端Aを、端Bのほうに向かって光と同じ速度で一光年分押し込んだとします(これには一年かかります)。
 すると、「現象は光速以上では伝わらない」ため、端Bの位置が移動し始めるのは押し込みはじめてから一年後以降になります。
 よって、一年後には一時的に端Aの位置と端Bの位置が同じになります。要するに、棒の長さは一時的にゼロになります。
 横から見れば、「一光年の長さの棒が一年かかって0まで縮み、その後一年かかって一光年の長さまで伸びる」ように見えるはずです。

9/10(水)

 「無神経で無礼なのは子供の特徴。子供とはそういうもの。それを許容するのが大人」という意味の言葉を聞いて、ああなるほどなと納得すると同時に自分はやっぱりまだ全然大人になれてないなと思いました。少なくとも上記言葉を発したのが「無神経で無礼な子供」自身なのだとしたら現時点の私は逆上するほど怒り狂います。

 さて。

 昨日あたりから「ネコ好きへ100の質問」「日記書きさんへ100の質問」への回答を書いたりしてみてるんですが、「ネコ好きへの~」の方は半分ほど書いた時点でムカついてやめてしまいました。「日記~」の方はなんとか最後まで回答しましたが、一部明らかにムカついてるのが解るような回答になってしまってるんでたぶん公開しません。

「北野武監督の「座頭市」に銀獅子賞 ベネチア国際映画祭」
 さて、大阪ではいつやるんでしょうか。
 いくら完成度が高くても「キッズ・リターン」を超える出来だとは思いにくいですが。少なくとも金獅子賞とった「HANA-BI」よりは圧倒的に「キッズ・リターン」です。未見の方は是非。
 ……精神状態が悪いときに観たら死にたくなるかも知れませんが。


9/9(火)

「主婦らが『世界』語るHP 平和 ささやき合おう」
> 伊藤さんは「分かった気になり、借り物の言葉で語るのではなく、自分の思いを表明し、おたがいに聞きあい、考えることから始めることが大事。それが責任を持った行動の第一歩。国会議員にもこういった部分が足りないのでは」と語る。
 え~。
 「自分の頭で考える」ってのは、「自分の頭で考えるぞ」と言う教義の教祖様を崇拝することとは違います。
 また、「お互いに聞きあう」ってのは、「はじめから結論ありき」で自分の意見のみ一方的に押し通すこととは違います。
 このへん意外と勘違いしている人が多いようですので、一応。
 で、試しにこの主催者の名前をgoogleで調べてみたら……。
 ぐふっ。
 「主婦」ねぇ……。

「マルチハード展開の「ディーヴァ」が1パッケージで」
 おお。
 PC-8801SR,FM77AV,X1,MSX,MSX2,FC,PC-9801の各機種で発売された「アクティブ シミュレーション ウォー」、「ディーヴァ」がすべてWindows上でプレイ出来る! しかも1パッケージで! すげー!
 ってよく考えたら私、ファミコン版以外は全部プレイしたことあるんじゃん。
 ……と言いつつ買っちゃうんだろうなぁ。
 とりあえず、これをプレイしてFM77AVとPC88とのハードの実力差を皆様に思い知って欲しいものですな。やっぱ88なぞより77だよね~。

 あと余談ですが、zdnet、eggの記事いずれも「FM-77AV」ってなってますがこれ間違いです。正確には「FM77AV」です。


9/8(月)

「「靖国参拝に文句、ODA見直しを」 鴻池氏が中国批判」
 鴻池氏って、前の「打ち首」発言にしろ、確かに正直ではあるだろうしサイレントマジョリティの民意を読んでるとは言えるんでしょうが、大臣としては不用意にすぎるような気がします。すべて計算ずくなんだったらそれはそれで凄いですが、あんましそういう感じはしないし。

 で。
 エコールHP、蠢動記のこの書き込み
>9月28日日曜日の13時から
>メッセ前で、数年ぶりの裏ゲームショー
>GGG ショーをやる予定。
 むむ。
 最近「遠くに行きたい」病に冒されてるのでついうっかりふらふらと東京まで行ってしまいかねん。
 しかしGGG ショーってなんでしょね? ガオガイ(略

 以下は独り言と言うかどうでも良い私信というか。
>いつごろから書き込めなくなってましたか?
 あそこに出入りしてる人間は書き込めなくなってることに気づいたらすぐ騒ぎ出すはずなので、あそこで訊いてもあまり意味はないかと思います。


9/7(日)

 と言うワケでまた電力関係を調べはじめてるんですが、今んとこは原発賛成派の主流にも原発反対派の主流にも賛成出来ない気分です。さて。

 おそらく現時点において、「賛成派」の中で、本気で「代替資源を用いないと石油資源が枯渇する」なんて心配をしてる人はいないハズ。また、「反対派」の中で、本気で「ホントに安全なんだったら東京に原発作ってみろ」なんて思ってる人はいないハズ。
 ……んじゃ結局どうなのよ、とか言われそうな感じですが、ひょっとして原発問題って構図としては意外とシンプルなのかもしれないな、と言う気がしてきました。まだはっきりとは言えないんで曖昧な言い方になってしまいますが。

 で、太陽光発電についてですが。
 これについては疑問点一覧表を作っておいて、それを色々な立場の方に質問してみてから判断しようと思ってます。それまでは保留(表は公開するかも知れませんが)。

「日本常識力検定オンライン診断テスト」
>お疲れ様でした。あなたの得点は 100点 です。
 おりゃああああ~~~!!
 私に「常識がない」とか抜かした奴! そう、お前だお前! このとおり、客観的なテストによると私の常識は「100点満点」だそうですが何か?
 ……って何となく意地になってしまいましたが、よく考えると「常識がある」のと「常識を知っている」のでは違うよなと思いました。


9/6(土)

 いきなりですが問題です。

 zipやlzhなど「データ圧縮」のアルゴリズムは色々あります。
 では「どれだけ冗長性のないデータに対しても、最低でも1バイトは圧縮出来る」アルゴリズムは実現可能でしょうか。

 ……少し考えれば解りますが、答えは「不可能」です。なぜなら、仮にそんなことが可能だとすれば、そのアルゴリズムで圧縮を繰り返せばどんなデータでも1バイトに圧縮出来てしまうことになるからです。

 上を踏まえて(?)、次の問題です。

 燃料電池というものがあります。
 これは燃料(主に水素)を直接エネルギーに替える、と言う「今までとは全く違う原理による効率の高いシステム」です。
 では、燃料生成の際に必要となるエネルギーと、その燃料から生成されるエネルギーとではどちらが大きいでしょうか。

 ……答えは省略。(ぉ

 んで。
 今日ちょっと図書館で新エネルギーとか原子力発電についての書物を漁っていたのですが、なんかどれもこれも香ばしいのでゲンナリしますな。特に燃料電池関連、広瀬隆の本しか置いてないんだよ!? 「東京に原発を!」だよ!?
 ……いえ、別に私は「原発賛成」じゃないですが、反対するんならするでもうちょっとまともなリクツを持ち出して欲しいわけです。
 たとえば「現時点でも原発を除いた発電設備量は最大電力需要をオーバーしていない。実は電力は余っているのだ」みたいな事をおっしゃる方もいらっしゃいますが、物事はそう単純じゃないワケで(発電設備量がそのまま供給限界量になるわけではない)。あと「原子力は利権にまみれてる」→「だから駄目」みたいな論理の飛躍もどうにかならないもんでしょうか。それを言うなら太陽光発電も利権だらけですが。


9/5(金)

 いかんプリンタがそろそろやばい。
 さすがにそろそろ寿命でしょうかPM-700C。Windows2000からではドライバの都合でマトモに印刷出来ないので、ネットワーク経由でWin98ノートから印刷してます。そろそろ買い換えかなぁ……。要求性能と価格から考えるとPX-V700がまさにうってつけではありますが、エプソンプリンタってどうも信用ならないなぁ……。目詰まりしないでしょうか……。じゃあどこが信用出来るんやと言われると困りますけど。

「デジキューブ ベストセレクション パネルクイズ アタック25」
 どんなゲームなんだか良く解りませんが、説明を読む限りではいろんな要素を盛り込みすぎのような気がします。

「あなたは何歳まで独身?」
 どんな結果が出ても寂しい気持ちになりそうなテストだなぁ。
 ちなみに私は「20歳まで独身」だそうです。


9/4(木)

 なんだか急にチョコレートが食べたくなった。
 仕事場を抜け出してコンビニで板チョコを買って食べた。
 おいしかった。
 おわり。

「驚異のインターネットツール『IPメガネ』」
 これはすごい。大はつめいだ。いったいどういうしくみなんだろう。
 水中メガネとしても使えそうでお徳感2倍ですね。

 で、関係あるような無いような話ですが。
 ある人が通販で「壁の向こうを見ることが出来るメガネ」というものを買ったそうです。
 で、実際に届いた商品、説明書にこう書かれていたそうです。
 「まず壁に穴をあけてください」

 と言うワケで皆様も美味しい話には気をつけましょう……(って騙されないよな普通)。


9/3(水)

 「母さん、僕のあの眼鏡どうしたでせうね」
 などと探し回ること数ヶ月(誇張)。ようやっと失くしたメガネを発見。あー助かった。
 と言うワケで眼鏡斑猫復活。藻前ら萌えてよし!(なにがだ)

「田中芳樹を撃つ!」
 「撃つ!」とはものものしいですが、サイトのスタンスとしては田中芳樹アンチと言うより「低質化を嘆く」と言った感じでしょうか。少なくとも銀英伝についての語りは間違いなくアンチではなくファンとしてのものです。

 ……で、ふと思い出したので、田中芳樹信者が陥りがちな罠をいくつか挙げておきます。
1、「役不足」の反対語を「役者不足」だと思っている。その上「役不足」の誤用にやたら拘る。
2、「独裁政治」は才能の委譲が出来ないし世襲につれ腐敗するからイクナイ! と思っている。


 「1」について。
 「創竜伝」が元ネタらしいですが、これは間違いです。
 「役者不足」と言うのは純粋に「役者の数が足りない」と言う意味であって「役が自分の能力に比して重すぎる」と言う意味はありません。慣用表現としてはアリかもしれませんが、「役不足」の誤用について辞書的意味を持ち出す以上、「慣用表現としてアリ」と言う自己弁護は滑稽です。「役不足」の反対語は「力不足」です。

 「2」について。
 これはもちろん「銀英伝」ですね。
 これは解釈が分かれるところでしょうが、少なくとも「日本のとある時代の独裁封建政治」以上の実績がある民主主義政治の実例は今のところ存在し無かったはずです(これについては完全に自信があるわけではないですが、少なくともそういう政治体系が250年継続しうるのは事実です)。これについてはどう考えるんでしょうか。
 「江戸時代は徳川専制の暗黒時代だった」と言う意見もありますが、あれは明治政府によるプロパガンダであると言う説が有力です(でないとあれほどの文化の爛熟はありえない)。
 ちなみに「究極的に優れた社会システム」と言うのは「構成員の個性・才能が一切問題にされない」システムです。つまり、どんなバカ・無能の集まりであっても維持できるシステムこそ最強である、と言うこと(注:バカでないと維持できないシステム、ではないので注意)。そこから考えていくと最良の政治形態が見えて……こないか。

 んで、結局何が言いたいかというと、別に田中芳樹オタをバカにしたいわけじゃなく、「物事を鵜呑みにせずちゃんと検証しましょう」と言いたいわけです。お前はセーガン博士かよとか言われそうですが。

 ……で、昨日読んでると書いた「科学と悪霊を語る」ですが、どうもセーガン博士、意図的なのか無意識なのか良く解りませんが、懐疑主義の限界について語ってませんね。少なくとも博士の定義するところの「疑似科学」を一切否定してしまっては、私(および大多数の人間)の定義するところの「科学」はありえないと思うんですが……。
 で、氏は「疑似科学」を一切拒否しているかと言えばどうもそうでもないらしいのが良く解りません。例えば「歴史は書き換え可能な教科書である」と言われたりしますが、セーガン博士も結局それにのっかってしまってる印象。


9/2(火)

 あ~ヒマだ。
 あと三日間何をして過ごしたもんでしょうか。人目があるんで本を読んだりは出来ないのです。

 で、行き帰りの電車で今読んでるのは、「カール・セーガン、科学と悪霊を語る」
 「コスモス」で有名(だよね?)なカール・セーガン氏の遺作となったエッセイ集です。
 とりあえず読んで損のない本だと思います。カール・セーガンによる「疑似科学」との戦い方の指針。
 ただ、高校生くらいならともかく、大学生とか社会人がこれを読んで「目からウロコが落ちた」とか思うのはどうかなという気もしますが。
 主張自体はごくシンプルで、章ごとに言い方を変えて同じ主張を繰り返す、と言う構成なので、理解したところで読みやめても特に問題はない感じ。でも描写が上手いのでぎゃははと笑いながら読み進めていけますね。レトリックのお手本です。

 ただ、ちょっと気になったのはセーガン氏の「科学」と言うものの定義。
 たとえば氏は、科学史においての汚点として必ず出てくるルイセンコについて「疑似科学」と切って捨てていますが、「じゃあ氏の言う『科学』ってナニよ?」という気になります。どうもこの本の中での「科学」は「懐疑主義」と言う言葉に置き換えても違和感がないような。氏の定義では、ルイセンコはもちろんコペルニクスも科学ではない、ってことなのかな。
 少なくとも私は「科学とはカルトの一種である」と思っていますが、セーガン氏の意味する「科学」はそれには当てはまらないようです。

 関連として以下のWebページも。
疑似科学と関連領域の文献リスト
いんちき、詭弁を見抜くための資料


9/1(月)

 仕事のサバ読みすぎました。
 金曜まで何もやることがありません。バカですか?>自分

「便器と共に心磨く/富士」
> 「当たり前のことが当たり前にできる。それが一番美しい」。富士市立富士第一小学校で30日、日本を美しく する会の「第3回富士掃除に学ぶ会」があった。県外も含め幼児からお年寄りまで約200人が参加。素足でトイレ に入り、約2時間かけ、素手で便器を磨き上げた。

> 会の代表世話人大村峰緒さん(63)は「理屈ではなく、五感で得られることが大きい。これまでは真夏の開催 だったが、来年は厳寒期の2月にしたい」と話している。
 ナニコレ?(真顔で)
 トイレを素手で洗うのが「当たり前のこと」なんでしょうか。手袋はめるか柄付きブラシを使うのが当たり前だと思ってたんですけど。
 「理屈ではなく、五感で得られることが大きい」。それはそのとおりです。良くも悪くも、リアリティを確立するには肉体感覚に訴えるのが一番よろしい。だから某カルトも「クスリによる肉体感覚の植え付け」を洗脳手段として用いましたよね。
 ……で、この方は「子供にトイレを素手で洗わせる」ことにより、何を植えつけたかったんでしょうかね。「素手でトイレ掃除したら破傷風になるよ」ってことを実感させたかったんでしょうか。それなら解りますけど。
 <irony>
 大体これ、子供は自由意志で参加してるんでしょうか。もし保護者やそれに類する地位のものから強制されてるのだとしたらそれは劣悪な環境での強制労働にほかならず、重大な人権侵害と言えるでしょう。人権保護団体の方には無理やりこの活動に参加させられた子供が一人でも居ないか精査をお願いしたいところです。ちなみに「最初はイヤだったけどやってみたらそうでもなかった」と言うのは結果論に過ぎませんので不可です。
 </irony>
 ……ちなみに私は「子供を洗脳するな」と言ってるわけではないのであしからず。「躾」と言うのは洗脳にほかならず、そのことにより躾を悪とみなすのは愚者の結論です。