自己満足の世界

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2008年
1月
1/31(木)

 石黒正数の短編集「探偵綺譚」読んだ。
 この作家の作品を読んでいるといつもちょっと緊張してしまうのだが、これは作家の緊張感というか焦燥感と言うか、とにかく「肩肘張ってる感じ」をモロに受けてしまうからだ。作品は作家の排泄物だというのは確かだが、喩えて言うならこの作家は自分の排泄物を「何だろう? 何だろう?」と呟きながら必死でつついている感じ。それが登場人物全般に対する妙な距離感として現れていたりする。
 近年の作品(「それ町」や「ネムルバカ」)ではそれが良い具合に薄れて「キャラに感情移入しつつ距離を置く」と言うスタンスが面白いのだが、この作品集でもそう言う意味で新しめの作品のほうが面白く感じる。
 って言うか「14歳 性の相談室」は良いね。あのくらいの男の子はやはりアレなのか。おっぱいなのか。おっぱいの何がそんなに良いんだ貴様ら。さっぱり解らん。

「乳揺れシミュレーター公開中」
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡

 そうか。
 つまりおっぱいとは「ハレ」の生成装置であり、つまりそれは「祭り」の構造と全く同じなのだ。
 たとえばこのシミュレータを

( ´_ゝ`)はいはいおっぱい

 などと受け取ることも可能ではある。しかしそういう受け取られ方が何故あまりなされないかと言えば、それが「祭りの場で白ける」のと同じく文化的にメリットの少ない態度だからだ。
 だからおっぱいがなぜ「おっぱい! おっぱい!」な高揚感を喚起するかと問うのは「なぜ祭りが高揚感を喚起するのか」と問うのと同程度に無意味だと言える。

「環境に揺れる中国はかつての日本 / SAFETY JAPAN [大前 研一氏] / 日経BP社」
> まず中国から輸入するものには、二つのランクがあることを知ってほしい。一つはニチレイや加ト吉など日本の大手食品会社が中国に作った工場で生産されるものだ。これらの工場は衛生的にしっかりしている。日本以上と言ってもいい。口に入れても安心だ。もう一つは零細商社や代理店が中国の農村で買い付けてくるようなものだ。しっかりした生産体制が整っていないから、悪質なものが混ざってくる。問題が出るのはこちらの食品だ。だから、中国の食品だからといって、すべて危険視するのではなく、見識眼を持って、「(トレーサビリティのしっかりした)いいものを選び、(誰がどう作ったのか不明な)悪いものは避ける」ことが大切なのである。
 これは何というかわいそうな記事。
 以前から、大前氏ってなんだか印象が副島隆彦と被って仕方がない。


1/30(水)

「中国製冷凍ギョーザで食中毒、千葉と兵庫で3家族10人」
> 千葉県市川市に住む飲食店の女性店員(47)ら親子5人と、千葉市稲毛区の母娘2人が、生協で購入した中国製冷凍ギョーザを食べて食中毒の症状を起こし、入院していたことが30日、分かった。
 ちょっとこれはありえないだろ。
 生協で購入した大手メーカーのパッケージ品。
 これを食べて駄目なんだったら食べるもん無くなるよ。加工食品は一切駄目だし外食も出来なくなる。
 産地偽装とか賞味期限偽装なんかアホらしくなるほどのインパクトだと思うが、メディアはどう報じるんだろうか。
 ちょっと見る限り、読売なんかは農薬残留検査を行っていなかったことを問題視する記事を書いてたりするけど、なぜか朝日はこの件に関しては批判的スタンスの記事を書いていないのがどうも引っかかる。この記事では販売者や行政・警察に同情的ですらあったりする。行政批判が生き甲斐の朝日の所行とは思えないのだが何か事情でもあるんだろうか。


1/28(月)

 年明けから3週間ほど悩んでいた仕事上の問題に、やっと解決の糸口を見つけた。
 喩えて言うなら「家の鍵を紛失したので家のドアをこじ開けようと1時間ほど必死で頑張ったあげく、ふとドアの隣の窓を見たら窓の鍵が掛かってないことに気付いた」みたいな感じ。
 ごちゃごちゃなソースを必死で読み英語の論文を必死で読みあさり、やっと何となく理解できてきた、と思ったところで、実はそんな理解が必須ではなかったことに気付いた脱力感。本気で泣けてきた。
……まあそれはともかく、精神的にも年末あたりから今ひとつ調子が悪かったのが、昨日今日あたりからマシになってきた。仕事の不調とどっちが因果なのかは不明だが、調子が上がってきたのは喜ばしいことなので色々と走り始めることにする。
 ああ、年始の日記とか、掲示板のお返事とかもそろそろ考えないと。

メモ:
 1/3 国立科学博物館 国立西洋美術館 科学未来館
 1/5 明石市立天文科学館


1/27(日)

「<大阪女子マラソン>初挑戦の福士、終盤失速で五輪の夢消滅」
 私はこの時長居のスタジアムにいた。
 長居にいたのはこの日大阪市立自然史博物館の総会があったからだが、スタジアムにいたのは特にマラソンに興味があったからではなく、TV局の仕込みがあったからだ。たぶんスタジアムにいた観客のうちの何割かは私と同じ理由でそこにいたんだと思う。
 まあそれはともかく、観戦していてギョッとすることがあった。
 それは、フラフラとトラックに戻ってきた福士選手に、「頑張れ」と叫ぶ人間が少なからずいたことだ。
 もちろんこの言葉が文字通りの「頑張れ」という意味でないことは了解しているつもりだ。
 しかし、過剰なまでに頑張っている人間に対してさらに「頑張れ」という言葉を投げかけるのを目の当たりにするとギョッとせざるを得ないし、仮にこれが「頑張れ」でなく「最後まで諦めるな」という言葉であったとしても、あの状況で最後まで走り抜こうとするのは「勇気」ではなく「無謀」だったとしか思えない。あれはどう見ても足の筋肉をおかしくしたかハンガーノックかのいずれかで、いずれにしてもすぐ安静にしないと危険だからだ。
「『頑張れ』をあの状況で発することで観客は自らのナルシズムを根拠とした正義感を満足させているのである」みたいな見方をしても良いのかも知れないが、個人的にはそう言うシニカルな視点に対してもシニカルな視点を投げかけざるを得ない。困ったものだ。

「大阪府知事選 橋下氏が初当選確実に」
 20時ちょうどに当確が出るだろうと思っていたら本当に出たらしい。
 まあ、民主党は完全にやり方間違えたね。あれじゃあ勝てないでしょ。


1/26(土)

 そう言えば今更だが、私が彦根城に行った日の私が見た回のひこにゃんパフォーマンスがニコニコ動画に上がっていた。
 ただ、撮影した方が私の前にいらっしゃったため私は写っていない(逆に、私が撮影した動画にはその動画を撮影された方と思しき方が写り込んでいる)。

「プログラマー必見。あの「シムシティ」のソースコードが公開」
 ひょっとしてこれは十数年の時を超えてMSX版シムシティが我々の前に姿を現すフラグが立ったと言うことですか。
 ところで、この記事を書かれた松本隆一氏って、ひょっとして某ログイン元副編集長のステルス氏?

「<ゲノム>DNAを人工的に完全合成 米チームが成功」
 ひょっとしてこれは「人工生命への一号」が我々の前に姿を現すフラグが立ったと言うことですか。
 と書いて試しに「人工生命への一号」でググってみたが一件もヒットしなかった。おかしい。


1/25(金)

「Dレンジ4倍&“逆さ顔”も高速検出――進化した“全部入り”デジカメ「FinePix F100fd」」
 今使っている「FinePix F30」は、「今まで使っていたデジカメは一体何だったんだろう……」と自省させるに足る完成度だと思っているが、唯一の不満が広角域が狭いこと。36mm相当のレンズで「うおお画面に全体が入りきらねえ!」と泣いたことは一度や二度で……収まるかも知れないが不満に感じているのは事実だ。
 で、このF100fd。28mm相当からと言うことでその辺は充分そうなのだが、それ以外の性能はどんなもんなんだろうな。
……って言うか今思ったが、単にF30にワイドコンバージョンレンズを取り付ければ良いのかも知れない。

「動画破壊「原田ウイルス」亜種作成の男3人逮捕(産経)」
「PCウイルス作成者逮捕=日本初、大学院生ら3人-自宅など捜索・京都府警(時事通信)」
「<コンピューターウイルス>作成者、国内で初逮捕 京都府警(毎日)」
「ウイルス作者逮捕、「放流神」を騙る(読売)」
「3人逮捕」のうち、ウイルス作成していたのは1人のみで、後の二人は単に著作権法違反のみ、と聴いたが、上の産経と時事通信の記事ではそうは読み取れない。
 また、今回のニュースのキモの一つは「ウイルス作者を著作権侵害でしょっ引いたこと」だと理解しているが、毎日の記事ではその辺が読み取れない。一番後に書かれた記事だと言うこともあるだろうが読売の記事が一番良く書けていると思う。


1/24(木)

やってみせ、言ってきかせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ
 わざわざ語るまでもない山本五十六元帥の言葉。
 今更ながらこの言葉の意味を実感している。どれだけ言葉を尽くそうが、同意どころか意味を理解すらしてもらえないことは多々ある。それは相手が悪いのではなく、恐らく私のやり方が悪い。

「『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在 | 王様の箱庭」
 これは凄い。唖然とした。
 一昔前の「未来的な未来」がもはや目の前に迫っている。

「サルの意思で歩くロボ…脳の情報、米→京都の研究所へ」
 これもネタにしようとして忘れていた。半端なサイボーグ化を試みるより、ソフトとハードを完全に分離するアプローチのほうが現実的な解なのかも知れない。あとは感覚のフィードバックをどうするかが問題になってくるんだろうか。


1/23(水)

「小室直樹 - Wikipedia」
>無類の猫好きであり、ある国のお国柄はそこに住む猫を見れば判別できるという。勉強ができなかった少年であったが、英文の猫事典を与えられてからむさぼる様に読み、学友たちがABCを学ぶころには、ウェブスターの事典を読んでいたという。

>ロッキード事件・田中角栄被告人への求刑公判の日にテレビ出演した際、突然立ち上がってこぶしをふり上げ、「田中がこんなになったのは検察が悪いからだ。検事をぶっ殺してやりたい」とわめき出したことがある。また翌日に出演した際にも「政治家は賄賂を取ってもよいし、汚職をしてもよい。それで国民が豊かになればよい。政治家の道義と小市民的な道義はちがう。政治家に小市民的な道義を求めることは間違いだ。政治家は人を殺したってよい。黒田清隆は自分の奥さんを殺したって何でもなかった」などと発言した。
 小室直樹と言う人、初めはただの天才かと思っていたがかなり面白い人だな。
 後者の「政治家は賄賂を取ってもよいし、汚職をしてもよい。それで国民が豊かになればよい」と言う意見は、少なくとも私は完全に賛成する(以前そう言う趣旨のことを日記では書いたことがある)が、TVでおおっぴらに叫いてまで主張する度胸は流石にない。

「<大阪知事選>橋下氏がリード 中盤情勢・毎日新聞調査」
 前の太田氏もその前のノック氏も特に失政があったと言うわけではなく、いずれも政策とは特に関係ないスキャンダルから辞任もしくは不出馬に追い込まれている。それをどう解釈するかは人それぞれだが、個人的には馬鹿馬鹿しいと思う。
 で、今回の選挙。
 自民系候補も民主系候補も結局は太田府政を継承することになるはずで、どっちが当選しようが府政そのものの大勢に影響はないはずだ。だから今回の選挙はマニフェストの選択ではなく政党(無党派を含む)の選択に過ぎない。どっちが当選するかは知らないが、個人的に誰に投票するかは大体決めた。


1/21(月)

 人間というものはまず例外なく弱い存在だが、だからといって弱いと言うことを無条件に肯定されるべきではない。
 全く同じ意味で、人間はまず例外なく莫迦な存在だが、だからといって莫迦であることを無条件に肯定されるべきではない。

 簡単に言うと「どうせ自分は(弱いから/莫迦だから)仕方ないじゃん」と開き直るべきではない、と言うことだ。

「Macworld 2008 スティーブ・ジョブズ キーノート」
 ジョブズのこの手の演説を見ると「ああ、催眠商法ってこんな感じなんだろうな」としみじみ思う。ゲイツとは違う意味で天才的な商売人だ。


1/20(日)

「アップル - MacBook Air」
「世界で最も薄い」ノートPCだそうな。
 最薄部の数字はあまり意味がないので最厚部で見ると19.4ミリ。私が愛用しているDynabookSS2000(19.1ミリ)と較べても0.3ミリぶ厚いだけだ。確かに薄いね。
……と書いてなんだか違和感を感じるような気がするがたぶん気のせいだろう。
 それはともかく、面白そうなのはマルチタッチ操作対応のトラックパッドですな。これまでトラックパッドと言えばあくまでマウスの代用品だったけど、これでマウスにはマネできない操作方法が可能になる。まあ過渡期の産物で終わりそうな気もしますが。


1/19(土)

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
 観てきた。
 よく考えると映画を見に行くのって久々だな。最近映画に限らず小説や漫画もあまり読まなくなってしまった。原因は簡単かつ明白で、他人の妄想に付き合うのが億劫に感じられるようになってきたから。
 まあそれはともかくスウィーニートッド。公開したばかりのためネタバレは避けるが、面白いか詰らないかと言われると「面白い」と答えざるを得ない(まあバートン×デップのコンビでハズレになることは考えにくいのだが)。全体的な印象としては、大筋は比較的無難で、部分的に良いところと気になるところが点在しているという感じ。


1/18(金)

 はい、そんなわけで。
 結論から書くと、無事に復旧できました。
 一昨日の現象がどういう事だったかと言えば、DriveCopyでコピーするためにHDDの増設等を行った際、ブートHDDの設定が変わってしまってたんですな。データ用HDDがブートHDDになってたためにブートローダがない旨のエラーが発生していたというわけです。解ってみればなあんだ、って感じ。

 で、以降、復旧までに利用したアプリケーションを順に。
DriveCopy Plus
 SATAのHDDには未対応な事に気付かずかなり困った。未対応なくせにHDDとしては認識するので余計質が悪い。IDE間でのコピーには便利であることは知っているのだが、流石にそろそろ時代遅れか。

HDClone
 日本語での動作確認報告が殆ど無くちょっと不安だったが、試してみると実に簡単にHDDコピーを行えた。フリー版は設定できる項目が少ない分迷わなくて逆に良いかも。時間が掛かるのと、大きいHDDにコピーしたときにパーティションを広げてくれないのが玉に瑕だが、フリーでここまで出来れば充分。

PartitionLogic
 コピーに成功したのでここからはパーティション切り直し用ソフト。
 バージョン0.68ではSATAに未対応らしくHDDを認識せず。

GParted Live CD
 こちらはSATA対応。しかし私の環境はパーティション切り直し時にどうしてもエラーが発生して上手くいかず。

Partition Magic 8.0
 数年前に買ったこのソフトがあることを思い出した。押し入れを漁って見つけ出し、使ってみたら拍子抜けするくらいあっさりと上手くいった。
 そんなわけでメインHDDの復旧完了。容量は240GB→500GBに倍増したものの、一万円強の出費は流石に痛い。まあいずれ大容量のに交換するつもりだったし、まあ仕方ないか……。

「GyaO、アニメ「ヤッターマン」のオリジナル版を配信」
 ちょっくらチェックしてみるかね。


1/17(木)

 もう13年になるんだね。
 あの地震は私にとって「努力ではどうにもならないこともある」と言うことを思い知らされたと言う一面もある。それ以外にもたぶん、あの地震は私のその後の人生に気付かないところで大きな影響を与えたはずだ。あの地震がなかったら私は今頃どこで何をしてたんだろうな。

「スーパーリアルRPG ~超現実的扮演遊戯」
 ついうっかり一通り読み通してしまった。
 中盤は面白いけど最後のほうは息切れしてるような気がしてならない。

「<タミフル>厚労省解析「異常行動が半減」誤りの可能性」
 これは10日の日記に書いた記事の続報?
 簡単に書くと「インフルエンザの子供を一人にするな」と言うことで良いのかな。

……んなわけで、昨日の続きはまた後日書く。
 って、この落ち着きぶりを見ると無事復旧できたことは解りそうなものですが。


1/16(水)

 昨日買ってきたHDDを繋げて環境移行を開始した。
「PCがクラッシュした」とは言え全く立ち上がらなくなったわけではなく頻繁にリードエラーが出るようになっただけなので、まだ復帰が不可能なわけではあるまい。手元に「DriveCopy Plus」があるのでこれでHDDを丸ごとコピーして、必要ならOSの再インストールもすれば良い。転ばぬ先の杖、と言うか既に転んでいるのでこの喩えは正確ではないが、傷は浅いうちに塞ぐに越したことはない。
 んで。
 HDDコピー完了。
 古い方を外してリブート。
 すると以下のようなエラーメッセージが。
NTLDR is missing.
 あらら。
 簡単に言うと、OSがHDDにありませんよと言うエラーだ。どうもHDDのコピーに失敗したらしい。
 やり直そうと新しいHDDを外し、古い方に繋ぎ直して再起動。
NTLDR is missing.
 あれ? 環境はすっかり元に戻したはずなのに。

……このあたりで嫌な予感が漂い始める。
 自分、HDDコピーの時にコピー先とコピー元をちゃんと指定してたっけ? ひょっとして逆に指定してたかもしれない。もしそうなら空っぽのHDDの中身を、中身が入ってるHDDにコピーするから両方のHDDが空っぽになってこんな症状になるよね。わはははは。

 って言うかだ。もし本当にそんなことやらかしてたんだとすればひょっとしてアレですか、この10年間の写真とかメールとかひわい動画とかが全部消えたと言うことですか。

 何かイヤな汗が額をつたう感触。
 そして明日以降に続く。


1/15(火)

 さて、そろそろ反撃してもいいですか真面目に日記の更新を再開しようと思った矢先にPCがクラッシュすると言う皮肉。もう笑うしかない。
 まあ別にノーパソから更新しても良いのだが、HDD買い直し&環境復帰の精神的・金銭的ダメージはでかいので今日は傷心しつつ復帰準備だけして寝る。

 ニュース等で書きたいこともあるが、今はメールも見られない(仕事中に見つけたネタは書き溜めて自分宛にメールしている)ので書けない。順調に環境復帰が進めば二、三日中には書けるはず。


1/14(月)

 新番組「ヤッターマン」。
 こういう熱心なファンが存在するアニメのリメイクを語ろうとすると、どうしても「自分はどれだけその作品を理解しているか」で張り合う羽目になる。要するに宗教と同じだ。
 そんなのはアホらしいので「タイムボカンシリーズ・ヤッターマン」の存在は抜きにして感想を書く。

 まず、散々言われているようだが主題歌が不満。
 いや、単体の曲として聴くと悪くはないと思う。
 でも、POPで元気なアニメーションと、アコギに乗せた親父のシャウトはぜんぜんマッチしていない。「これから楽しいアニメが始まりますよ」と言うワクワク感をまったく感じさせない。このテーマは歌の上手い下手に関係なく、たとえば(素人でも良いから)女の子のグループに元気に楽しく歌われるべきものではないかと思う。やりすぎるとラムネ&40になってしまうかも知れんけど。

 主題歌以外では、ガンちゃんの性格が不満。
 やむを得ず旧作を引き合いにして書くが、このアニメは三悪の存在がまずあって、主人公側はいわばその引き立て役となる。だから主人公側は典型的ヒーローでなければ構成としてバランスが取れなくなってしまう。本来は三悪とヒーローが正反対のベクトルに向かって引っ張り合いをすることによって物語のバランスを取るべきなのに、現状ではヒーロー側のベクトルが二方向に分かれてしまってその分パワーバランスが三悪側に傾いてしまっている。旧作で三悪が散々悪ノリしても話として成立していたのは、ヒーロー側が逆ベクトルに引っ張ることでバランスを取っていたからだ。今作のこの構成で三悪の面白さが生かせるかと言われるとちょっと厳しいと言わざるを得ない。

……などと文句は言ったものの、全体的には予想以上に楽しめた。
 三悪は20年のブランクを全く感じさせないし、山寺宏一もさすがと言うか見事だ。話のテンポは(主に上に書いたのと関連して主人公側の展開で)多少もたつく感があったがこれはストーリーがこなれるにつれ改善されることを期待する。
 そんなわけで次回もたぶん録画して観ると思う。この調子なら少なくとも「黒歴史」として記憶の底に葬りさられることはないはずだ。


1/13(日)

 愛用のママチャリ「轟天号」が寿命を迎えた。
 チェーンが頻繁に外れるようになって遠出が出来なくなった(チェーンが外れるたびにドライバーが必要になる)。もう10年も使い続けてさすがにそろそろ限界が来たらしい。決して出来が良いとは言えない子だったが、頑丈なのが取り柄だったね。これだけの間よく頑張ってくれた。
 そんなわけで新しい自転車を探すことにした。ドラムブレーキと変速は必須だったが予算内でだいたい期待通りのものがあったので買ってきた。乗りやすさも先代轟天号とは段違い。「轟天改」と名づけたのでこれから頑張ってもらう積りだ。


1/10(木)

「異常行動は「タミフル服用者の方が少ない」」
>使用の有無で異常行動のリスクをみると、「タミフル投与者のほうが低い」という結果が出た。また、危険行動の例に絞って分析すると、使用の有無で差はなかった。
 個人的に「恐らくそうだろう」と思っていたことがこのように実際にデータとして出されると、逆に疑わしく思えてしまうのは私の性格の問題だろう。普通は「ほら見ろやっぱり思ったとおりだ」とホイホイ信じ込んでしまうものなんじゃないかなという気がする。たぶんその方が幸福な人生を送れるだろう。

「ネットで限定販売の猫用カツラが話題 - アメリカ -」
 もの凄く違和感があるし特に可愛いとも思えない……。なんかヘンなのを頭に載っけてるだけに見える。うーむ。


1/9(水)

 だから手塚治虫は決してヒューマニストでもエコロジストでもなく、あえて言うならナルシストだったに過ぎない。
 氏の著作にヒューマニズムだの反ヤマトだの、今で言う「市民」的な主張が散見されるように見えるのは、それが氏の主張だったからではなく単にそう言う思想が当時流行だったからに過ぎない。
……と言うのはどちらかと言うと一般知識に分類されるものだと思っていたが表向きそう言う認識があまり流布していないように思えるのは、世間では本当にそう思われていないからなのか、それともその認識が一種タブー化しているからなのか、どっちなんだろう。後者なのだとすると私は少なくともこの件については所謂「中二病」的な賢くない対応をしていることになるな。

「Mysaifu JVM - Windows Mobile用Java仮想マシン」
 WindowsMobile用Java仮想マシン。
 MIDPじゃなくてJ2SE準拠だそうな。
 まだ試してないけど、それなりにでも動くのならなかなか凄いな。


1/7(月)

 仕事始め。
 そして、初めて始末書なるものを書いた。
 別に私が凄く悪いことをしたというわけではなく、今年から一部事務手続きのやり方が変わった結果、今までは問題なかった手続きが問題になったらしい。そのために始末書が必要だと言われた。
「形式だけの問題だからどんな文面でも良いですよ」
「どんなんでも良いんですか」
「構いません。用紙も書式も問いません。あくまで手続きの問題なんで」
「わかりました」

 で、A4の紙にワープロででっかく一行だけ打ち出して持って行った。
正直すまんかった
……受理された。
 世の中そんなものらしい。


1/4(土)

 年末あたりから久々に新聞を購読している。
 以前は産経だったが今回は朝日。
 久々に新聞を読んでみてその読むところの少なさに吃驚した。前からこんなにスカスカだったっけ? 思想的な方向性云々以前に情緒的な記事が多すぎて正直読むに耐えない。こんなのを疑問を感じず読み続けてる人ってちょっとどこか麻痺してるんじゃないかと言う気がするくらいだ。まあ私が極端にメディア慣れしていない事もあるとは思うが。

 で、今日実家に帰ると実家も新聞の購読を取りやめていた。
 以前は朝日を取っていたが、数年前「読むに耐えない」との理由で毎日に換えたという話は聴いていた。最後は「何故カネを出してゴミを買わねばならないのか」と思って新聞自体の購読を止めたらしいがその気持ちは良く解る。


1/3(金)

 国立科学博物館へ。
 ん? 昨日も行かなかったっけ? ええ行きましたよ。昨日は特別展で今日は常設展。日本館にはまだ行ったことがなかったので行ってみることにした。
 んで。
 日本館。
 地球館とは建物の印象が全く異なる。前知識無くいきなりここに放り込まれたとしても、たぶんここが科学博物館内だとは気付かないと思う。
 ただ、展示手法自体は実はそれほど違いはなくて、文化史系だと実標本だったり自然史系だとジオラマ系だったり、質はとても高いものの手法としてはとてもオーソドックス。地球館でも日本館でも、科博で特にスゴイと思うのは「生体復元人形」の質。地球館の原人・旧人も凄いが日本館の縄文人・弥生人も凄すぎる。「不気味の谷」を飛び越えるともはや「不気味」とは感じなくなる、と言うことを身をもって感じられる完成度だ。

 その後は国立西洋美術館へ。


2008/01/03 国立西洋美術館


ムンク展」。
 昨日科博に来たときに開催していることを知ったので、日本館のついでに見ることにした。
(直後に神戸に巡回することを知ったがまあ良しとする)
 で。
 今回のこの展、実はこれまでのムンク展とは毛色がやや違い、「装飾美術」としてのムンクにスポットを当てたものらしい。それならポスターの図案に「不安」を使わない方が良かったような気がする。私は「好きな画家は」と問われると「ムンク」と即答するが、実のところ装飾画家としてのムンクはそれほど評価していない。

 最後に日本科学未来館
地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険」。


2008/01/03 地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険


 地下の異界感覚を表現したこの展示手法は見事としか言いようがないが、「地下」と言うモチーフはテーマとして絞るには幅が広すぎたように思う。結局のところ、一番何を見せたいのかが見えなかった。巡回もするらしいがその時は一体どのように展示するんだろう。大阪近辺に来るのなら是非チェックしてみたいと思った。

 で、あとは、プラネタリウム番組「Yappooo(ヤッポー)!空の向こうに宇宙がひろがる」。
 これは個人的にはとても詰らなかった。こんな詰らないプラネタリウムは初めてだと思わされたほどに詰らなかった。星を見たい方には全くおすすめできない。エコロジストやナチュラリストを志願される方にとってはひょっとしたら面白いのかも知れないが……。
 で、全天周映画「宇宙エレベータ ~科学者の夢みる未来~」。
 恐らくフルCGアニメーション。むしろこれがフルCGじゃなかったら驚く。
 こちらは結構面白かった。「未来的な未来」のなかで比較的実現に近い「軌道エレベータ」。それが実現した未来。ストーリーや科学検証云々以前にこの世界観がとても好きだ。「必見」と言うほどではないが、人に勧めても良心の呵責を感じない程度には面白い。一見の価値あり、とは言っておく。


1/2(木)

 国立科学博物館へ。
 福袋が売られていたので試みに買ってみたのだが、これが大当たりだった。
1000円のものと3000円のものがあって私は1000円のものを購入したのだが、おおむね「そのうち買おうと思っていた」あるいは「自分では買わないけどあれば使う」と言う程度のものばかり。めぼしいもので言うと腕時計や地球儀、双眼鏡にボードゲームなどが定価ベースで2万円以上分。ここまでお得な福袋は正直初めてだと思った。あれなら5000円でも納得できる。来年も行うかどうか知らないしそもそも行けるかどうかも解らないが、機会があれば今度は3000円のを買ってみたいと思った。1000円であれなら3000円のってどんなんだったんだろう。

 で、その後は特別展「大ロボット博」。

2008/01/02 大ロボット博


 写真は押井守の「汎」。
 最初にこれを見たときは本気で「ああ押井守ももう終わりか」「イノセンスから一歩も進んでないじゃねえか」と失望したが、これは2005年の愛・地球博に展示されたものらしい。まあ3年前なら解らなくもない。しかしこういう時代性の強いものは作成年も明記しないとこういう誤解を生むと思うのだがどうだろう。
 それはともかく、内容的には以前南港のほうでやってたロボット博覧会(正式名称忘れた)と大差ない感じ。最新ロボット云々より田中重久のからくりのほうに心惹かれてしまうのは私だけではないと思う。


1/1(水)

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 それはともかく、今日は親類に連れられて靖国に初詣。
 私は戦没者を慰霊することには全く何の異存はないが、「靖国神社」というシステムには微妙な違和感を感じている。それが何なのかまだ言語化は出来ていない。まあ年初からこんな話題も何なのでこの辺で切り上げる。