自己満足の世界

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6/30(土)

 神戸華僑歴史博物館へ。
感想:
「華僑の精神的依代」としての存在であると言う印象を受けた。全体的に「外に開かれた施設」としての「博物館」として見るなら油断が多い。
 展示室はワンフロアのみで、展示内容はごくオーソドックス、と言って良いのか解らないが、華僑の歴史を示す写真や文献等の資料が特に違和感も目新しくもない形で並べられている。個人的には「資料館」ではなく「博物館」である理由が良く解らなかった。
 あと、どうでも良いことだが、入場料金は300円。500円を渡したら100円玉一枚と50円玉二枚が返ってきたのが何となく印象に残った。
所要時間は30分程度。
対象層は……華僑の方々、だと思う。

 その後神戸海洋博物館へ。
「神戸海洋博物館 カワサキワールド」って名前が付いているが、これは「住まいのミュージアム くらしの今昔館」みたいにサブタイトルっぽいものかと思っていたらそうではなくて、「神戸海洋博物館」と「カワサキワールド」の二つが同じ建物に収まっているのね。
「神戸海洋博物館」のほうは「3Dハイビジョンシアター」が休止中だったので正確な評価は出来ないが、雰囲気としてはお台場にある「船の科学館」に酷似している。船の科学館の規模を二回りくらい小さくしてみました、という感じ。
 あ、それから、屋外に世界初の電磁石駆動船が展示されていた。この名前が無駄にカッコ良くて「超電導電磁推進船ヤマト1」。残念ながら空を飛んだり波動砲を撃ったりすることは出来ないが、世界初の超電導動力船。ちなみにこんなにばかでかいくせに10人乗りで最大8ノット。普通にスクリュー駆動の方が遙かに効率良いだろ、とか思ってはいけない。次世代の技術はこういう無茶な発想から産まれるのだ(ホントかよ)。

 で、「カワサキワールド」。
 字面ではピンと来なかったが、要するに川崎重工の企業PR館。
 カワサキと言えばバイクのイメージが強かったが、新幹線車両やジェットエンジンも作ってたのね。雰囲気的には交通科学博物館に似ているが、あれよりアミューズメント指向は徹底している印象を受けた。
所要時間は、海洋博物館は3Dシアターを除くと1時間程度。カワサキワールドも1時間程度。
対象層は、どちらも小学生がメインだろうが、カワサキワールドについてはバイク乗りも楽しめるとは思う。

 最後は竹中大工道具館へ。
 ビデオ展示が軒並み休止中だったため評価は避ける。
 ただ、見に行く前はてっきり竹中工務店の企業PR館だと思っていたのだが、実はそうではなくて、文化資料でありながら同時に消耗品でもある「大工道具」について、発生、発達、変遷の経過を系統的に丁寧に解説してくれている。そこには竹中の「た」の字もない。「竹中は社会貢献する企業ですよ」と言うアピールすることによる企業PRなのかも知れないが、これにはちょっと驚かされた。


6/29(金)

 Advanced/W-ZERO3 [es]のモックを手にとって確認してみたが、私の中では「ちょっと駄目」な感じ。WindowsMobileマシンとしては画期的にコンパクトになってしまったが故に「もの凄くコンパクトなWindowsマシン」ではなく「なんだか大振りな携帯電話」と言うイメージになってしまった。だいたいWX321Jの厚みや幅はそのままで、長さが1.5センチ程度長くなった感じ。これなら初代W-ZERO3の後継機か、あるいはWX310Kの後継機を待とうか、と言う気になってくる。
 これでフルキーボードを無くして縦スライド式のテンキーにしてくれたら買うんだけどな。通常の利用ではケータイと同等に使えて、USBキーボードを繋ぐとスマートフォンに早変わり、みたいな。そう言う需要って一般的に少ないんだろうか。


6/28(木)

 最近仕事関係で特許を調べているので。

特許電子図書館・公報テキスト検索」。
 これで「発明者:中松義郎」で調べてみると面白い。
 以前「永久機関を発明した」と言い張っていた発明が「特開平9-19174」「特開平9-19175」らしい。
 それと同じ時期に例の腕電話(「特開平9-130461」)の特許の申請も行われている。これは一度拒絶査定を食らったものの、不服審判の結果平13.8.31にめでたく請求が成立している(ただし平16.8.31に権利消滅)。少なくとも特許の電子化以降に限るとこの時期が氏の黄金期だったように思える。それ以外の時期はほとんど拒絶査定に終わっているか、成立したとしても今ひとつぱっとしない発明ばかりだ。

 ただ、氏の発明の中にセックス関係のものがちらほら見られる(そして全て拒絶されている)のは面白いな。もし「前例がない」と言う理由での拒絶なのだとしたら気の毒な気はする。


6/27(水)

「オリオン (宇宙船) - Wikipedia」

 何となく宇宙ネタを続けてみたくなった。
 こうしてみるとスペースシャトルって完全に失敗だったような気がする。なんであんなにばかでかいのか。なんで着陸時にしか使わない翼が堂々とくっついているのか。悔しかったらシャトルで月に行ってみろや(←何を言っておるのか)

「指定フォルダ以下のロックファイルリストからロックを解除できる「Unlocker」」

 ひょっとしたら便利かも知れないのでメモ。


6/26(火)

「「ブラックホールは存在しない」米物理学者らが新説」

> 新説は、新たな計算により、物質の流出が星がつぶれていく途中にも活発に起きるため、ブラックホールになり切れないと主張している。それでも複雑な効果により、外から観測した場合はブラックホールがあるように見えるという。
 根本的に私に詳しい知識がないのでアレだがこれ、要するに、ホーキング放射がこれまで考えられていた以上に頻繁に起こるので、どんな天体であろうがブラックホールになる前に質量が減ってブラックホールに成りきれないよ、と言うことを言っている?
 しかしそれなら銀河系の中心にある、これまで「巨大ブラックホール」とされてきたものは何なんだろう。「複雑な効果」と言うものが気になる。


6/25(月)

「アンカテ(Uncategorizable Blog) - 洗脳ノウハウのオープンソース化」

 ちょっとメモ。
>そうではなくて、そのノウハウをオープンにしてしまえばいい。誰もがそのデータベースにアクセスできるようになれば、ある部分ではそれが無効化されるし、ある部分では、全ての陣営によって同じそのノウハウが使われ、洗脳力としては対等の戦いになる。
「ノウハウをオープンにしてしまえばいい」というのは完全に同意。「完全に」を太字で強調してしまうくらい同意。
 ただ「どのように」オープンにするのか、と言うのは問題ではあるわね。個人的にはこういう「洗脳ノウハウ」および「宗教知識」については義務教育で教えるべきだと思うのだけれども。
 素朴に「宗教=悪」、あるいはその反動として「宗教=もの凄く素晴らしい」と認識する人間が日本には思いのほか多いらしい(しかし「宗教=悪」と認識する方は葬式もお墓参りもしないのだろうか)。


6/24(日)

住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館」へ。
 ここ、個人的には「研究」が全然見えなくて、「ミュージアム」と言うより「ミニテーマパーク」という印象が強かったのだが、現在開催中(でも24日まで)の企画展「大大阪たんけんプロジェクト・大阪市パノラマ地図を歩こう」はなかなか良かった。ああちゃんと研究してるんじゃんと安心させる程度にはちゃんとした調査結果を見せてくれている。出来れば出版物や常設展への反映もして欲しいところだけれども。

 で、個人的にそう言う「研究」の成果をちゃんと見せてくれる博物館として今私の中でブームなのが秋吉台科学博物館で、とにかく出版物が素晴らしい。現地で普及本「秋芳洞の自然観察」「秋吉台の自然観察」の二冊を購入したのだが、いずれも研究の成果が私のような素人にも解りやすくかつ興味深く解説されていて、もう数度読み返している。これ以外の普及本や研究報告も読んでみたいという気にさせられる。通販は行っていないのだろうか。


6/23(土)

 ついうっかりCPUをAthlon64X2 4400+に載せ替えてしまった。今は後悔していない。
 動画処理をすると今までのシングルコアではちょっとパワー不足を感じ始めるようになったので、最近何となくCore2Duoに興味が向かい始めていたのだが、今半端に移行するよりもうちょっと今の環境(Socket939)で粘った方が得だと言う結論に達したので、Socket939のほぼ最上位モデルに差し替えてCore2Duoへの未練を断ち切った。現在の環境にて、チョコマーカーをプレイしながらの動画キャプチャはサクサクできるし、サターンエミュレータも全く処理落ち無しで楽しめる。現時点では全く不満はない。この環境であと数年は粘る。

「■世界一安全なセキュリティシステム 「WILLTY Defender シリーズ」」

>Willtyは、コンセントからの情報漏洩をストップさせます。
>電子の動きで、ウイルス・ファームウェアをキャッチ 確実にブロックします。
>電子信号によりハッカーの侵入をブロックします。
 これは凄い。
 全く意味が解らないところが凄い。
 Visual Basicで組まれた「体験版」を堂々と配布していることが凄い。
 普通に考えると故意犯としか思えないのだが、あまりに堂々としているので「ひょっとして天然?」と思わせてしまうところが凄い。
 世の中には色々な人が居る。


6/22(金)

「朝日ソノラマ、債務超過で9月に解散…朝日新聞が事業継承」

 あらら。
 そう言えばここ数年はソノラマ文庫読んだ記憶がないな。吸血鬼ハンターDも「薔薇姫」で呆れて以降手に取ってすらいない。
「ネムキ」が稼ぎ頭だったそうで、まああんなマイナー漫画誌が看板になるようでは潰れてもしゃーないわな(ヒント:「高橋葉介」がウリになる漫画雑誌はやばいと言うジンクスがある(←それジンクスなのか)。況や全集を出す出版社をや)。ネムキ自体は存続するそうなのでまあいいやと言うか。ともあれお疲れ様でした。

「押井守が初めて挑む“恋愛映画”で、宮崎駿に勝利宣言!? :eiga.com」

「初めて挑む“恋愛映画”」???
 まさか「イノセンス」は恋愛映画ではないと申すかそこへ直れ。


6/21(木)

「滋賀・無戸籍女子高生:実父の姓で旅券発給認められず 海外修学旅行を断念 /京都」

> 母親が前夫の家庭内暴力から避難している期間に出産したことなどで戸籍がない滋賀県の高校2年の少女(16)が、出生以来使っている実父の姓での旅券発給を認められず、今月ある海外への修学旅行への参加を断念した。

>少女の場合は出生時に母と前夫との離婚が成立しておらず、法律上の姓が前夫の姓となるため、支援者らと集めた1万4603人の署名を持って12日、麻生太郎外相に面会。
 この件については、外務副大臣岩屋毅のブログに記述がある。
>本件の場合、正式な離婚は成立していないのですね。お子さんはお母さんが前夫と婚姻関係にある間に他の男性との間に産まれているのですが、離婚が確定していない以上、民法上は前夫の子とみなさざるをえないのです。(他方で民法の300日規定については目下、与党間でも議論が進行中ですが。。。)

>省令に「戸籍のない者についての例外規定」を設けることにしたのです。

>さらに、大臣からは「戸籍が確定するまでの間は括弧書きで現在使っている氏を記載できるようにしたい」という提案をさせていただいたのですが、結果的にはそれを不服とされて旅行への参加を断念されたという経緯だったわけです。
 つまり「出生時に母と前夫との離婚が成立しておらず」どころか、現在でもまだ離婚が成立していないらしい。
 要するに、「戸籍がない人間に(1)」「母親の事実婚相手の姓で(2)」パスポートを発行してくれ、と要求している。私には「(1)」も「(2)」もかなり無理がある要求のような気がするのだが、外務省側は特例として「(1)」を認め、「(2)」は無理にしても妥協案を提示した、と言うことらしい。
 まあそれは当然「善意」と言うより「パフォーマンス」の意味合いが強いのだろうが(特に批判的意味合いはなく一般論を述べている)、その辺りの妥協案をマスコミが全く報じないというのはやはり妙だな。
 ちょっと邪推してしまったのは、ひょっとしてこの騒動自体が元々反外務省(反麻生?)、あるいは反戸籍制のキャンペーンだったんじゃないか、と言うこと。「戸籍がない可愛そうな子にパスポートを」と言う、情緒的だが法的に無理がある要求をして同情的な世論を作り上げ、「外務省はこんなに非道」あるいは「戸籍制は世界的に見て云々」みたいな流れに持って行きたかったのではないかと。でも思いのほか外務省が譲歩してきたのでかなり無理があるゴネ方をせざるを得なくなっているのではないか、と言う気がしてくる。まあ実際にそう言うキャンペーンを立ち上げた黒幕がいるのかいないのかは知らないが、女子高生側の都合の悪い部分を伝えていないマスコミはそのキャンペーンに乗っている、と言って間違いではないだろう。少なくともマスコミの中に「外務省はこれだけ譲歩しました。ちょっといい話」と言う纏め方で終わらせたい方はいらっしゃらないらしい。女子高生にとってはその方が幸せだったような気もするのだけれども。

 (以下2007/06/27追記)
 外務副大臣の「本件の場合、正式な離婚は成立していない」という記述は誤り、と言うことらしい。副大臣の記述なら、と信用してしまったのが甘かった。
 現時点で事実関係が良く解らない(誰も正確なところを語ってくれない(そもそも署名を募るくらいならその辺を正確に伝えるのは組だと思うのだが))ので一応(私の中では)保留としておく。


6/20(水)

「押井守監督最新作は森博嗣原作の『スカイ・クロラ』 - 2008年公開予定」

>僕はこの映画を通して、今を生きる若者達に、声高に叫ぶ空虚な正義や、紋切り型の励ましではなく、静かだけれど確かな「真実の希望」を伝えたいのです。その為に私は、近年培ってきた演出手法を封じ、「イノセンス」とはまったく違うシナリオ・演出法をもって、この映画を、若い人へ向けたエンターテインメント作品として作ろうと決意を新たにしています。勿論、勝算はあります。
 個人的に「イノセンス」は押井守の到達点であり、これ以上のものは期待出来ないしそもそも期待するものでもない、と思っていたのだが、ひょっとしたら本人も同じようなことを思ってたのかも知れん。押井守が一体どういう引き出しを引っ張ってくるのか。ちょっと気にしておくことにする。


6/19(火)

 夜八時頃、夜空を見上げると。
 月、土星、金星が並んで。

2007/06/19 惑星と月と


(写真を取り損ねたので、画像はstellariumによる再現)

 なぜだかもの凄く感激して、それこそ道行く人を呼び止めてでも見せびらかしたくなるくらいだったんだけれども、いったいこの感動をどれだけ共有してもらえるものなんだろうか。

……今日は、土星食だったらしい。


「廃墟巡り~日本のアングラを探る~-小林てつろう:イザ!」

 調べ物をしていてたまたま見つけた。恐ろしいほどの美しさだ。


6/18(月)

 一応ご紹介。



「「W-VALUE SELECT」(ダブルバリューセレクト)の提供について」

 んー、どうかなこれ。
 確かにお得ではある、と言うか購入するとすればこれを使わない手はない、と言う気はする。だいたいウィルコム使ってたら2年機種変しないってそんなに無理な話じゃないよね。だから問題は、欲しい機種があるかどうか、と言うことになってくる。
 今後機種変する可能性があるとすればAdvenced ESだが、実際に手に取ってみないことには何とも言えないからなぁ。先日AdvencedじゃないESを使っている人を見掛ける機会があったのだが、ぱっと見て「何あの缶ペンケースみたいなの?」と思ってしまった。あれと大差ない印象だったら買わない。


6/17(日)

 ちょっと機会があって、プロ野球「オリックス vs ヤクルト」を大阪ドームまで観に行ってきた。
 一塁側の外野席。5回まで0-5でリードされてる状態で、周りはあたかもお通夜のようなムード。
 だったのが、6回の先頭打者、的山が粘りに粘って四球で塁に出てから「あれ? 追いつけるんじゃね?」な雰囲気に変わった。ランナーが溜まってくる前じゃなく、あの四球で確かに空気が変わった。
 で、気がつくと1点差。その後はお祭りのごときイケイケムードで同点→逆転サヨナラ。正直、球場まで観に行った試合で贔屓チームが勝つのを見たのは初めてだ(近鉄優勝試合はチケットが無くて中には入れなかった)。

 で、往き帰りの電車の中で「畏悦録~水木しげるの世界~」を読んでいたのだがこれが面白い。どこまで本気で描いているのか全くもって理解不能なのが恐ろしい。電車の中でこのページを読んで爆笑してしまった(猫のアクションがいちいち完璧すぎる)。図書館で借りた奴なのだが、来月に新装版が出るらしいのでこれは買っても良いかも知れない。


6/16(土)

 ふと気がつくと終わる直前な事に気付き、神戸市立博物館の特別展「ミイラと古代エジプト展」に行ってきた。
 会期終了間際の土曜、しかも開館後一時間過ぎだったので相当混んでいることも覚悟したが、行ってみると入り口には「30分待ち」のプラカードが。
「30分待ちなら全然許容範囲」と思ってチケットを買い中に入ると、係の方が大声で案内しているのが聞こえた。
「まもなく10時50分の回の上映が始まります。ご観覧の方はお急ぎください」。
 時計を見ると10時47分。ひょっとして間に合う? 30分待ちって言うか、待つどころか急げと?
……そんなわけで予想より遙かに早く入場。3Dシアターは科博でも見たけど、やっぱ立体は説得力があるね。シアター内部の雰囲気は科博にそっくりで、出口を出たらそのまま特別展展示会場……と言う錯覚を覚えた(神戸の方はシアターを出てから階段を上る必要がある)。
 で、展示会場は科博では時間の都合で素通りしたけど今回はじっくりと見ることが出来た(こっちの雰囲気も科博にそっくりだった)。ただ、展示自体は基本的に「シアターの内容の補足」という感じで地味。特にインパクトのある内容ではない。あ、一つだけ思ったけど、ネスペルエンネブウのミイラの副葬品の展示があったのだが、アクセサリーなんかを本物でも複製品でもなく「同時代の同種のもの」で代用する展示はちょっと紛らわしいと思った(理解するまでかなり当惑した)。
 あとは常設展をざっと。震災の記録映像は今見てもやはり心が揺さぶられるな。もう12年も前のことなのに。


6/15(金)

 大阪市立自然史博物館友の会の機関誌「Nature Study」。
 一昨日届いた最新号を読んでいて、とある一文に目を奪われた。

「死体をお送りください」

 なんでも、大阪の哺乳類の分布図を作りたいので、哺乳類の死体を見つけたら情報と一緒に送って欲しい、と言うことらしい。

 確かに言いたいことは解るのだが、やはりちょっとギョッとするよこれ。

 そもそも動物の死骸なんてまず目にすることはないし(犬猫は対象外っぽい)、もし見つけたとしてもわざわざ「拾って」「家に持ち帰って」「梱包して送る」と言うのは流石にちょっと無理がある。残念ながらご協力は出来そうにない。って言うか協力するのは相当奇特(※)な人間じゃないと無理な気がする。

※本来の意味「行ない・心がけが優れていて感心な様子」として用いているので悪しからず


 と思っていたら。

 今日、うちの敷地内でイタチが死んでいるのを見つけた。
 しかも死にたてのホヤホヤ。

 これはアレか。何者かの陰謀か。
 このイタチを荼毘に付す選択肢と博物館に送る選択肢、それぞれの手間・利点を天秤に掛けるともはや答えは見えている。
 こうお膳立てをされると奇特じゃない私も送らざるを得ないではないか。

……さっきメールしてみたら「着払いのクール宅急便で送ってねん♪」という返答を頂いたので近日中に送ることにする。


6/14(木)

「結城浩の日記:ルートの無限入れ子クイズ」

>「彼」が定式化した問題がメインになります。解答したい方はfeedbackからどうぞ。 余裕のある方はミルカさんの「一瞬で求める」という方法も考えてみてください。まあ、何が「一瞬」かは人によって違いますけれど…。
 これ、大学の入試問題だそうだが、数学の問題と言うよりはなんだか「とんち問題」のようだと思った。会社の入社試験とかであってもおかしくなさそう。何というか「解けたら人に紹介して自慢したくなる」感じ。って、今まさに私が「解けたら人に紹介して自慢」してるけど。
 正解がまだ発表されていないので私の解いたのが合ってるかどうかは解らないけれども、たぶん間違いないと思う。最初式じゃなく言葉で答えが出てきて、それを数式化しようと式を一つ書いてみたらそれが答えになっていた。これは「一瞬で求める」ほうの答え、で良いのかな。もっと難しい求め方は思いつかない。

 以下私の答え(以下隠す)。
 収束値をxとした場合、
 x ≒ √(2×x)
 なのでx ≒ 2。
 以上。


6/13(水)

 んなわけで、チョコマーカー激難Hのクリア動画をニコニコ動画に上げてみた。

 思い切り解像度を下げてビットレートを下げてやっとこさ99メガまで圧縮したので、動きが激しくなると何が何だか解らなくなる。
「通しで全面」に拘るより、一面ずつ丁寧にアップしていった方が良かったかもしれないと思った。特にステージごとの「典型的なクリア方法」を示すにはその方が良い気がする。


6/12(火)

「なべしんのソフト工房:PocketHpte - フリーのWindowsMobile向けエディタ!」

 これ、Sigmarion3でも使えるのかな(試してない)。Sigmarion3、S-JIS以外の文字コードが使えるフリーのテキストエディタがなくて、日記を書くとき(この日記はEUC)にちょっと面倒なのだが、これが使えるのなら便利になる。

 しかし……。
 私の中で、先日購入したDynabookSSが使えすぎてSigmarion3の利用セグメントをかなり浸食しつつあるんだよな。もちろん全く被ってしまうわけではないのだが、「Sigmarion3じゃなきゃ駄目」と言うケースは相当限られる。たとえば「喫茶店で文章を書く」「旅先で日記を書く」ような使い方はDynabookでも充分出来てしまう。違いと言えば、数百グラム重いとか多少嵩張るとか。そのくらいなら「手放す」と言うのも選択肢の一つではあるな。誰か欲しい方は……。と一応ここで訊いてみる。


6/11(月)

 書こうと思ったことがあったけど、書いたら個人特定されるおそれもあったのでボツ。
 んなわけで一回休み。


6/10(日)

 時の記念日。
 とくれば、行き場所はもう決まっている。
 と言うわけで、明石市立天文科学館へ。

 到着したのは開館の15分前。
 いつも朝はガラガラなのでちょっと早く来すぎたかな、と思っていたのだが、もの凄い行列。一体どこのバーゲン開始待ちですか、と訊きたくなるような大混雑。プラネタリウムもいつもなら朝は空席が出来るのだが、今日はあっという間に満席。ブラック星博士……もとい、井上さんによると「メガスターの時以上ですよ」と言うことらしい。一体なんなんだこの混雑は。
 で、久々にシゴセンジャーのない日のプラネタリウム。黒田さんの解説は記憶にある限りでは初めてだったが、喋りが上手というわけではない感じながら、なかなか綺麗に纏めてくれた。時々挟み込むパワーポイントでの投影も効果的だ。

 その後は、明石公園での「時のウィーク」イベントへ。
 お目当てのシゴセンジャーショーを見てから、明石焼きを食べたりうろうろうろついたりしていると、フリーマーケットである木彫りの像に目を惹かれた。
……ガルダに乗るヴィシュヌ神。
 かっこよすぎる。
 私はヒンドゥー自体はあまり好きではないのだが、ヒンドゥーって登場キャラが異様に「立ってる」よな。シヴァにしろラクシュミーにしろヴィシュヌにしろ無駄にカッコイイ。その辺は神道ももっと見習うべきだ。だいたいオオクニヌシをあんなデブの大黒様に習合させるという発想が出てくること自体何か間違っている。オオクニヌシは仲代達矢もしくは山崎努! スサノオは三船敏郎! もっとカッコイイ&凛々しい系のキャラを当てはめなければならない。もうやおい本がどかどか出てくる勢いで。
……ま、それはともかく、像だ。値札には「K800」と書いてあるが、「K」と言う単位は円ではないかもしれないしそもそもこれが本当に値段なのか解らない。売り手の人に訊いてみた。
「これいくらですか」
「んー、800円やけど600円で良いよ」
 純粋に値段を訊いただけだったのだが、相手には値切り交渉に聞こえたらしい。一も二もなく購入して、今はとりあえずリビングに飾ってある。
 ヴィシュヌ像の隣には、小さなワヤンゴレ人形(3体で600円)も置いてあってこちらもなかなか魅力的だったのだが、ちょっと飾り方が難しいのでスルーした。


6/9(土)

「ウィニーで児童の個人情報流出、男性教諭が自殺 千葉」

>市教委が男性教諭に確認をしたところ、パソコンに児童の情報を保存し、ウィニーを使用していたことを認め、「責任を感じている」と話したという。
 ちょっと思ったのだが、「死んだ相手をことさらに責め立てない」と言う日本的な発想は、自殺の発生率の増加に寄与しているのではないだろうか。
 自分では背負いきれない責任を被った人間がいる。本当にそうなのかはともかく、本人はそう思いこんでいる。その責任を簡単に回避する方法が一つだけある。死ねばいい。こういう状況で「自殺」を選ばない人間はそう多くないと思う。自殺が良くないと本気で考えるのなら、自殺する人間を徹底的に糾弾した方が良い。そうすれば確実に自殺数は減少するはずだ。


6/8(金)

 仕事場で「ひこにゃん 占っちゃ王」を飲もうとすると、隣の席の女子に見つかった。
「あ、ひこにゃんだー!!」
 オフィス中に響き渡る声を張り上げてはしゃぎまくる彼女。顔を青くして必死で「静かに! 声でかい!」と諫める私。
 この女だが、少し前にちょっかいを出してきたのでついうっかり「何をするだァ――――ッ」と叫んだら「無駄無駄無駄ァ!」と切り返してきたと言う前科がある。なんだか良く解らないがこいつは危険だと私のゴーストが囁いている。

 それはともかく、気がつくと私の周りには人だかりが。
「あ、ひこにゃんだ」
「何で知ってるんだ君は」
「そりゃ知ってますよ。ひこにゃんですから」
「そう言えばひこにゃんにライバルがいるの知ってますか」
「しまさこにゃん」
 私の周りでひこにゃん談義を始める連中。って言うかいきなり「しまさこにゃん」でググりだすこいつらには「仕事しろ」の言葉を贈りたい。


6/7(木)

 以前指摘したチョコマーカーの不具合、OSを替えたら再現しなくなったと書いたけど、今日プレイしてみたら時々再現する。やっぱ処理速度の問題臭い。と言うわけでさっさと治してください社長。

「ウィルコム、無線LAN対応の「Advanced/W-ZERO3[es]」」

 あ、これはなかなかナウいな。
 ティザーサイトで意味不明だった「Under control of X」は「Xcrawlで操作可能」、「like a jewelry」は「割賦購入可能」という意味だったのか。実物かモックを見てみないと何とも言えないが、スペック的には殆ど不満はない。内蔵の辞書が貧弱だとかフルキーボードいらないからもっとコンパクトにとか、細かいところを言えばなくはないけど、これで40000円なら機種変更しても良いかも知れない。まあ、しばらくは様子を見るけど。


6/6(水)

「IPA、セキュリティ専門家の擬人化に成功 : bogusnews」

「セキュリティ専門家」って「擬人化されうる→人じゃない」ものだったのか。
 それはともかく、このコメント欄がなかなかノスタルジーを感じさせて良い。かつてネット自体が半ばアングラな学生の遊び場だった時代を思い出させるぞ。

「言葉から連想して表情を変えるロボ、不気味の谷底に到達 - Engadget Japanese」

 動画で見るとそれほど不気味ではなかったのでちょっと残念。全体的に表情とか顔の作りがアニメ臭いような気がする。あと、「目玉」がなんだかシュヴァンクマイエルっぽい。


6/5(火)

「かまぼこ屋さんの元気なスナック「カリッこいわし」」

 今日試みに食べてみたらえらくウマかったので紹介してみる。
 某GIGAZINEじゃあるまいし、当ページで単にウマかったスナック菓子を紹介するのは珍しいのだが、なんというか、お子様に全然媚びない味と、そのくせお子様ウケを意識したパッケージとのギャップに痺れた。もうね、これ、「イワシ風味」じゃなく完全に「イワシ」なんだ。イワシの骨を低温で揚げて食べられるようにする料理があるけど感触はかなりアレに近い。子供には罰ゲームとして通用しそうな味だが、大人がお酒のアテとかに食べると良い感じ。なのにパッケージは完全に子供向け。ステキ過ぎる。次見つけたら冗談抜きで箱買いの勢いで確保する積りだ。

「AirEDGE で似非 GPS」

 とりあえずこれで位置情報を採れるようになったけど、com0comをインストールしたらOSの「休止」が使えなくなるんだよね。せっかくのモバイルPCなのにいちいちOSシャットダウンと起動を行わねばならないのはちょっと気に入らない。他になんか手はないものかな。


6/4(月)

 WillcomのPHSとPCを繋いだとき、「AT@K」コマンドにて近所の基地局とその電波強度の情報を取得することが出来る。
 で、基地局ごとに座標が判っているので、電波強度と基地局の位置情報を利用すると、自分の現在位置が判るはず。と言うか、WILLCOM NEWSさんのW-ZERO3用ツールではその原理を使って位置情報を算出しているらしい。
 ではそれをPCで実現するにはどうすればよいか。
 実現案はボンヤリとしたものがあって、全体的にそれほど難度の高いものではないような気がしているのだが、いくつか落とし穴がありそうなので作り始めて良いものかどうか思案している。理想としては、COMポートレベルではGPSと全く同じ挙動をするアプリを作成したい。大まかに見積もった限りではおおよそ0.5人月くらいかな、と言う気がする。趣味でやるにはちょっと規模が大きすぎるかもな。


6/3(日)

 扇町公園の「水道フェスティバル」に行ってきた。

 お目当てはもちろん、と言うか何というか、井上あずみさんのコンサート。
 今更説明するまでもないだろうが、井上あずみさんと言うのは「トトロ」「ラピュタ」の主題歌を歌ってらっしゃる方ね。


2007/06/03 井上あずみコンサート


曲目:
・さんぽ
・君をのせて
・ビリーヴ
・ぴゅあら体操(新曲(笑))
・となりのトトロ
・めぐる季節(魔女の宅急便「海の見える街」より)
・しあわせのうた~風とおさんぽ~

 いやあ、良かった、良かった。素晴らしかった。感動した!
イメージ画像

 井上さん、「君をのせて」あたりはちょっと厳しくなってきてる感じだけど「トトロ」「ビリーヴ」「めぐる季節」は素晴らしいな。これはCD探さないと。
 上演後には一緒に写真も撮って頂いてうはうは。井上あずみさん最高です。


6/2(土)

 大阪市立科学館へ。
 家の近所のうえに友の会会員で無料だから、つい散歩がてら来てしまうので「何回来た」とか数えてもあまり意味がないような気がしてくるな。昨日からプラネタリウムとオムニマックスの番組も替わったのでまた見にこなければならない(今日は時間の都合でどちらも見なかった)。
 そんなわけで今日は主に「カプラ」(パソ通時代の通信機器ではない)を積んで橋を造ったり、「TryScience」で遊んだりしてみた。相当来慣れたつもりだったが、まだまだ遊び尽くすには遠い。

「人に近いしなやかな動き 子ども型ロボット開発」

 うわあああああ!


6/1(金)

 私の眼前に、世界最古の星宿図が広がっている。
 私が覗き込んでいるのが、キトラ古墳の石槨(せっかく)だから。
 もちろん、レプリカだが。

……「せっかくだから」と言いたいだけでこんな無理のある文章を書いてしまった。後悔はしないがちょっと反省している。

 それはともかく、今日は飛鳥へ。
 先週まで飛鳥資料館にてキトラ古墳の『玄武』が公開されていたのだが、混んでいると思われたので意識的に回避した。
 巡ったところ:
・キトラ古墳
高松塚古墳壁画館・国営飛鳥歴史公園館
・甘樫丘展望台
水落遺跡
明日香村埋蔵文化展示室
飛鳥寺
犬養万葉記念館
石舞台古墳
亀石・鬼の雪隠・鬼の俎

・キトラ古墳
 遺跡は厳重に保護され、資料館等が併設されているわけでもないので中の様子が伺えるものは特になかった。
 横から覗き込むと墓の盛り土らしきものがシートで覆われていたのでその下に石室があるのだろうと思う。


2007/06/01 キトラ古墳

高松塚古墳壁画館・国営飛鳥歴史公園館
 壁画館はワンフロア+αのこぢんまりとした施設。古墳自体は盗掘にあっていることもあって遺物自体は非常に少なく、特に重要視されるのは壁画(だけ?)であるらしい。
 ただ、個人的には壁画としては「キトラの方が星図が遙かに精緻で正確」「擬人化された十二支壁画が楽しい」と言う理由で高松塚よりキトラの方が好きだな。
 所要時間は10~60分。
 対象年齢は……と言うか、対象層は歴史ファン。高松塚って壁画以外の華がないような。そう言う問題ではないのかも知れないが。

 図録は700円。個人的にはキトラの図録も欲しい。って言うかキトラの星宿図が欲しい。オリオン座万歳! シリウス万歳!(←何こいつ)

水落遺跡
 日本最古の水時計遺構。
 漏刻は明石の科学館で見慣れているのでああいう感じの比較的コンパクトなものかと思っていたら、なんだか遙かに大掛かりな施設。「施設」と言うより「建物」。二階建ての建物の一階に漏刻を設置し、二階に鐘を釣って時を告げたらしい。


2007/06/01 水落遺跡


明日香村埋蔵文化展示室
 キトラの原寸模型が印象的。「玄武」が想像していたより遙かに小さくて驚く。横幅はたぶん20センチ程度。手のひらですっぽり覆い隠せそうなサイズだ。


2007/06/01 キトラ古墳「玄武」(原寸模型)


犬養万葉記念館
 犬養孝氏個人の記念館。建物もどうも氏の別荘か何かを改築したと思しき建物になっている。
 正直私は氏を存じ上げていなかったのでいまいちピンと来ず。私はそもそも対象客層に入っていないのだろう。
 所要時間は30分程度?
 対象年齢は……良く解らない。犬養氏を慕われている方なら面白いと感じるんだろう。

石舞台古墳
 小学校の遠足以来だから何年ぶりになるんだろう。この古墳、紹介されるときは大抵西側から撮った写真が使われるが、この写真で見えるのは古墳の上部のみなので、実はかなり深さがある。


2007/06/01 石舞台古墳(南西よりの視点)


亀石・鬼の雪隠・鬼の俎

 公的な冊子等で亀石が紹介されるときは大抵眼の部分のみの拡大写真が使われるが、行ってみてその理由が解った。そう言う構図にしないと私有地が写り込むからだ。家が立ち並ぶ中にぽつんと亀石が現れる様はちょっと拍子抜けする。「それらしさ」で言うと飛鳥資料館にある複製品の方が上だと思う。