自己満足の世界

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11/30(日)

Q、人間とゴキブリはどっちが生物として優れているでしょうか。

A1、人間のほうが優れている。
 なぜなら、人間のほうがより進化して複雑な機能を有することに成功しているからである。同様の観点で、人間は現時点に置いて地球上のあらゆる生物より優れている。

A2、ゴキブリのほうが優れている。
 なぜなら、よりシンプルな組成で幅広い環境に順応することに成功しているからである。ゴキブリの完成度の高さは、数億年もほぼ主として変化していないことからも証明出来る。言い換えると「機能的に枯れている」と言える。

A3、どちらも同じである。
 なぜなら、どちらも同じ期間の淘汰を経て現存している種だからである。よって、現存する生物種は全て完成度としてはほぼ同等と言える。

……さてあなたの考えはどれに近いですか。また、それを選択した根拠は何でしょうか。


11/29(土)

 ツタヤ100円レンタルの日。
 借りたのは「ジャバウォッキー(ギリアムのほう)」、「ケルベロス・地獄の番犬」「千と千尋の神隠し」「マトリックス」の4本。
 このうち「マトリックス」は単なる音確認用です。以前買った5.0chヘッドフォンの能力を測るべく、音が動きまくるDVDはないかと椎名さんにお訊きしたところオススメ頂きました。

 で、早速試してみようと思ったのですが……。
 久しぶりに急性中耳炎を発症しました。
 片耳が聞こえません。
 もちろん音が動いてるのなんか判りません。
 返却期限までに治ってくれるのでしょうか……(泣)。


11/28(金)

 30日は大阪市長選挙ですが、個人的には、だれが当選するか、より、誰が3位になるのか、のほうが楽しみです。
 特に25歳の小谷候補はイカしてますね。議会民主制の徹底的な否定。日教組の方は是非一票入れてみれば如何でしょうか。

「京都府警、ファイル交換ソフト「Winny」ユーザー2名を逮捕」
>ACCSによれば、著作権侵害行為を捜査していた京都府警が逮捕された2名を特定し、ACCSに調査を要請してきたという。
 個人的には「どうやって」特定したのか気になります。
 少なくともWinnyの機能が額面通りだったら、Winny以外での露出を行わない限り、特定のファイルをアップした人間を特定することは、合法的な捜査では無理なような気がするのですが……。

 って、よく考えればニュースの引用って久しぶりですな。むむ。


11/27(木)

 例の製本についてのコンテンツを作ってるときに気付いたこと。
 製本の際、ページ紙を拾って纏める工程があります。これを、私が所属していたサークルでは、稲作のある工程に喩えた名称で呼んでたんですが、調べてみるとこれってドメスティックな名称だったらしいです。

 それはともかく、コンテンツ作ってるうちに、より綺麗に作れる可能性のある方法を思いついてしまったのでどうしたものかと思案中。
 ま、とりあえず現状の方法で作ってしまいますかね。印刷部分についても書こうかと思ってましたがもう製本部分だけでいいや。時間も気力も足りない。
 せめてもうちょっと自由時間が作れればなぁ……。


11/26(水)

 東ハトから発売された暴君ハバネロ、発売直後にとあるコンビニで見かけた時に一回食べてみたんですが、特に辛くはないですが塩味はきつめです。ビールのお供に良い感じで結構好印象だったんですが、今日そのコンビニに行ってみたら既に別の商品に入れ替わってました。わずか一週間の命。セミのように儚い一生でした……。
 って、他の店ではまだ売ってるのかなぁ。是非また頂きたいところなんですが。

 ところで愛してる、愛してない……ってもうDVDになってたんですね。これ、個人的に大ウケした映画なんで借りてもっぺん観てみようかなぁ。
 でもこの映画に限っては、上映後の他の観客の様子を見るのも楽しみの一つなんですけど。


11/25(火)

 実は今日は4周年記念だったんですがどなたかお気づきでしたか。
 「半年後」というのはいったいどうなったんだプレジデント。「3」が出るまでは私は死ねん。

 まあそれはともかく。

 今日の産経新聞に載ってましたが、「BIG ISSUE 日本版」がこれまでに4万部売れ採算ベースに乗ったそうです。
 私が何度か買ったときは売り手の方がいずれも「売れてない店で物を買ったときの店員の反応」を示したのでてっきり全然売れてないと思っていたのですが、そうでもなかったようです。時間や場所が悪かったんでしょうか。とにかく軌道に乗るのなら目出度いことです。
 今後も買い続けるかはまだ決めてませんが、そのうち隔週刊になるとのことなのでとりあえずそれまでは買ってみようと思いました。
 でも、もう出てるらしい第二号、売ってるとこ全然見かけないんですけど……。


11/24(月)

 書くネタがありません。
 正確にはないわけではないもののアレがナニなので書けないのです。
 ホントは製本ネタをアップする予定だったんですが、ちょっと挫けてしまったので延期。今月中には何とか……。もしお待ちの方がいらっしゃるのでしたら今しばらくお待ちください。


11/23(日)

 もう三週間ほどもヘンな咳が収まらないのでさすがにかなり応えてきました。
 週末で気が抜けたこともあって、ちょっと精神的なタガが外れて心身共に不健康。結局一日中寝込んでました。宜しくないですね。

 あと、昨日「想像で批判するのはバカ」と書きましたが、批判相手が即座に反論出来る状況であればその限りではないと思います。むしろ「君の言動はこれこれ故であると解釈出来る。もしそうならそれはとても傲慢であると思うがその解釈は正しいか」と直接問い質すのは、誤解であった場合に後々まで相手に対して不信感を引きずることがなくなるという点で良いことだと思いますが如何でしょうか。


11/22(土)

 と言うわけでハンセン病について書く。
 ハンセン病患者に対する差別は、「偏見」から来るものだ――と言う意見があるが、それは違う。「無知」から来るのだ。
 例えば(もはや感染する恐れのない)重度のハンセン病元患者を、「偏見」を持っているはずのない子供が見たらどう感じるか。
 まず間違いなく怯える。場合によっては「お化け」呼ばわりする可能性もある。
 これは子供が無知で正直だからだ。
 要するに、ハンセン病に対する(根本的な)差別は「生理的嫌悪感」が「無知」あるいは「無神経」によって表出したものであり、それを克服するのが「知識」であり「理性」なのである(実際はそれを下敷きにしてより複雑な感情が絡む場合もある)。
 「王様は裸だ」。これは王様が服を着る術がない場合には残酷この上ない言葉と言える。だから大人はその言葉を飲み込むのだ。

 翻って、例のハンセン病元患者を宿泊拒否したホテル、最初は「他の宿泊客への感染のおそれがあるため」を断る理由としていたらしいがこれは恐らく建前だと思う。要するに、「王様は裸だ(異形が来たら他の客が怯えるのでご遠慮願いたい)」の言葉が言えなかったため言葉としてもうちょっとマイルドなお為ごかしで切り抜けようとしたのではないか。初期のホテル側の対応を見る限りそのようなフシがある。患者側がホテルを予約したのが9月、ハンセン病だとホテルに知らせたのが宿泊直前の11月だと聞く。知らせるのが遅れたため対応する時間がなくなった、なんでもっと早くから言わないんだよ、と言うのがホテル側の本音ではないだろうか。
 もっとも、そのお為ごかしは患者側に「感染するという偏見がまだまかり通っているのは嘆かわしい」という絶好の批判手段を許すことになったわけだが。

 で、今日の産経新聞にこの件に関しての記事が載っていた。
 曰く「この患者団体に電話や手紙が相次いだ。大半が患者団体の対応を非難する内容だった」らしく、「心ない」とか「無理解」みたいな形容詞で書かれていたのだが、正直、私もこの団体の態度には理解し難い部分が多い。理解出来ないという理由で批判する気はないが、「いったいなぜ」と思う部分が多いのである。いったいなぜホテルに対してハンセン病であることを最後まで伏せたのか。いったいなぜホテル側の謝罪を受け入れなかったのか。
(普通に解釈するとハンセン病団体側の傲慢さが想像されるが、飽くまで想像であり想像で批判するのはバカの仕業である)
 ただ、少なくとも、「非難する内容が大半」であったということは、「心ない一部の人間が不信を感じているだけ」と言うより、「サイレントマジョリティの大半が不信を感じている」と捉えた方がよいのではないか。このままだと「生理的嫌悪感」から来る差別ではなく、(先に挙げた)「それを下敷きにしてより複雑な感情が絡む」類の差別を抱え込む恐れがあるのではないか。そう言う類の差別の方が遙かに質が悪いことは「部落差別」が示すとおりなのだが。


11/21(金)

 仕事を早めに上がってヨドバシカメラへ。
 今日発売の未来世紀ブラジル スペシャルエディションを買いに行ったのです。
 ……。
 なんだこの人だかりは。
 なんだか解りませんがものすごい行列です。
 みんな「ブラジル」を買いにきたのか。さすがものすごい人気だ。
 ……とはもちろん思いません。
 っていうかなんかほとんどの人は布製っぽいパッケージを持ってレジに並んでますよ?
 みんなそんなにイノセンスのプロモーションを見たいのか。さすがものすごい人気だ。
 ……とはもちろん思いません。
 っていうか一般の人は「ナウシカのDVD買ったらなんか気持ち悪い映画の予告編がついてた」としか思わないような気が……。
 んで、「ブラジル」なんですが、発売日にもかかわらず新作の棚のはじっこのほうに2枚置いてあるだけでした。もうこれだけしか残ってないのか。さすが大人気だやったぁ!(プラス思考)

 と言うわけでいささか屈折した気分になりながらも買ってきました「未来世紀ブラジル」、とりあえず映像特典の方を確認。特典は少なめで、「メイキング」と「予告編」の二つだけ。
 まず「メイキング」ですが、これはテレヴィの販促番組の再録なんでしょうか。なんつーか「未来世紀ブラジル、乞うご期待!」ってな感じのノリ。マイケル・ペイリン、いいなぁ。
 で、「予告編」、これがなんと言うか……。ホントにこれ劇場で予告編として流したのかよ、と言いたくなるような内容。なんの予備知識もなくこれを劇場で観たんだとしたら口アングリだったような気が。いや、モロに私の趣味ではあるんですけど、一般受けはしないでしょこれ。


11/20(木)

 ちょっとハンセン病ネタで書こうと思ってたんですが、書くのが遅れてるうちにさらに情報が入ってきたので土曜に回します。


11/19(水)

 劣化ウランについて、引き続き調べてみてるんですが、まさに「諸説紛々」という言葉がふさわしい状況ですな。
 なんだか「重金属としての毒性」と「放射性物質としての毒性」すらごっちゃにされてますね。
1、劣化ウランの重金属としての毒性は、代用元であるタングステンと比べて強いのか弱いのか
2、劣化ウランの(特にアルファ線の)放射能は体内被曝によって問題を生じさせる程度なのか

 私が知りたいのは上の二点です。
 ……と書いてるうちに、権威主義でアレですがWHOのサイトにてそれらしき資料(PDF)を見つけたので読んでみようと思いました。

 その他、現状疑問があり調べようと思ってること:
・発電について。主に太陽光と原子力の利点・問題点。
・「夫婦別姓」制度の特性。何故日本では夫婦別姓が導入されていないのか。「夫婦別姓が家庭を崩壊させる」という論の根拠は。


11/18(火)

 結局のところ、「劣化ウラン」というのは問題になる程度の放射能を持つのか持たないのかどっちなんですか?
 Webを調べてみても、(おそらくはイデオロギーによって)ページによって書いてあることが全然違うので本当のところどうなのかがよく解りません。
 いまのとこ、「ベータ線ガンマ線の量は問題になる程度ではないが、粉塵からのアルファ線による体内被曝の被害が大きい」と言うのが妥当な線かなと思ってるのですが、これを読む限りではそうでもないのでしょうか。ガイガーカウンタをあててみりゃ一発で判りそうな気もするんですが、そういう訳にはいかないんですか?
 それはともかく「劣化ウラン」という名前がアンチ原子力な方々のアレルギーを引き起こしているのは確かであるような印象です。

 余談ですが、「放射能」というのは単に「放射線を放出する能力」のことなので漏れたり撒き散らされたりは出来ません。これはちょっとでも知識があれば絶対に犯さない間違いですが、逆に言うとこういう間違いをしていると「全然判ってない奴」の烙印を押されるということなので注意しましょう。


11/17(月)

 100万ヒット、オメデトゴザイマース!
 俺達のできないことを平然と(ry
 って言うかペース速すぎっす。もうちょっと落ち着いてください(←なにがだ)。

 と言うわけでやっぱり風邪引きなのでなるべく体力を温存すべくもう寝ます。


11/16(日)

 なんだかよく解らないがうちのニケ猫が妙な遊びを覚えた。
 スーパーのビニール袋を結んで纏めたものを私の足下に置いて何やらせがむのである。で、それを拾ってぽーんと向こうに放り投げてやると、ものすごい勢いで追いかけていったかと思うとものすごい速さでくわえて持ち帰ってくる。ひたすらそれを飽きもせず何度も何度も繰り返している。私が飽きて放り投げるのを止めるととても詰まらなそうな顔をする。何故こいつは猫のくせにこんな犬のような振る舞いをするのか。

 で、しばらく前に文芸サークル向けの自家製本について書くかも知れない、と言う趣旨のことを書いたが、この土日にサンプルを作成してみたので近いうちにコンテンツを公開する予定にしている。作ったのはは表紙にケンラン(265kg)を使ったコピー用紙176ページ、文庫本サイズのものだが、設備がないのでかなり苦戦してしまった。100ページ程度の薄い冊子なら何とかなるが、このくらいの分厚さになると化粧裁ちの際ロータリーカッターがないと話にならない。


2003/11/16 製本サンプル(もちろん手前の方)



11/15(土)

 いかんいかん。
 咳も頭痛もやむ気配がない。風邪がまだ治ってないようである。うっとおしいなぁ。

 と言うわけで今日は下水道科学館へ……ってまた行ったのかよとか思われそうだが傍にコーナンがあるので猫エサ、猫砂の買い出しにいくついでに寄ると具合がよろしいのである。

 と言うわけで唐突に「マトリックス」について書く。
 個人的にあの映画が所謂(主に語りたがりの)オタク連中にウケたのは、要するにその手のオタクたちはあの世界の居心地の悪さを現実に投影させたがったからではないかという気がする。つまりあの世界観自体はほぼ無色透明というか玉虫色というかどうにでも解釈可能なものであったため、批評の際、そこに現実における居心地の悪さ、それは例えばユダヤだったりネオコンだったりあるいは在日朝鮮人だったりするが、それを見いだして溜飲を下げている向きがあるのではないだろうか、とか思った。簡単に言うとエ某ァンゲリオンの時と同じですな。
 とかなんとかメタ批評をしたあとに言うのもナニだが、私としてはあの映画はむしろなんも考えずに「すげー」「かっこえー」とか「あほらしー」とかボンヤリと思いつつ観るもんじゃないのだろうかと言う気がするのだがどうだろう。私はあの映画は別に好きではないが、アクション映画としてみる限りにおいて嫌いな要素は全くない。


11/14(金)

「「老齢年金不支給は違憲」 在日韓国人6人が提訴」
 記事の内容については「まあこれはいくら何でも無茶だよな」と言う印象です。
 単純に比較出来るかどうかは判らないのですが、塩見訴訟に比べても原告の条件が悪すぎ。恐らく門前払いでしょうが、仮に原告勝訴にでもなったら反日陣営保守陣営それぞれ違った意味で大騒ぎでしょう。

 で、それに関連して気付いたんですが、数日前の日記で「国民年金は憲法25条実現のための制度ではないのか」と言う疑問を呈したんですが、もしそうなんだとしたら掛金制にせず普通に税金を財源にするはずですな。


11/13(木)

 せっかくだからエコショップ復活。
 ……ってアップするのが遅れてるうちに、SS版デスクリムゾンは売り切れてしまったようです。
 PS2版のデスOX+、注文するとCOMBAT越前Tシャツがもらえる模様。「一見カッコイイけどよく見るとダサイ」という、新境地を切り開くデザインです(そうか?)。
 欲しいけどPS2持ってないしなぁ……。ガンコン対応のテレビもないしなぁ……。う~む。Tシャツだけの販売はしてくれないのでしょうか。
 とりあえず、来年のハロウィンまでにはPS2は買おうと思ってますけど。

 んで。
「菅直人の責任は何故問わない? 民主大躍進の嘘」
 主張にはいくらか賛同しかねるところはありますが、数字については恐らくおおむね正しいんだろうと思います。
 要するに、自由党を吸収して躍進したように見える民主党ですが、比例区においては実は衆院選にくらべそれほど伸びていたわけではなく、むしろ自民の方が伸びていた、と言うことです。
 まー前回は森内閣だったんで、それに比べて自民党が伸びたのは当然と言えば当然だと思いますけど。
 で、リンク先の方は政権を取れなかったことを根拠に菅直人の責任を問うていらっしゃいますが、個人的にはやっぱり菅直人の勝ちなんじゃないかなと思います。
 自由党と合併したこと、「マニフェスト」を前面に押し出しあたかも民主党が自民党とタメを張る政党であるかのように二大政党制ムードを盛り上げたこと。
 ……と書いてるうちにひょっとしてこれは菅直人ではなく小沢一郎の策略なんではないかという気もしてきましたが、これらにより政権は取れないまでも十分な議席を確保したのは事実であり、責任問題云々するのはちょっと厳しすぎではないでしょうか。
 と言いつつ私は絶対菅直人が党首のうちは比例区で民主党には入れませんけど。


11/12(水)

 「なぜ人を殺してはいけないのか」という(主に子供が持つ)疑問の最大の問題は、その疑問を持つこと、と言うか、それを問いかけること自体がある種のタブーとなっていることなのではないかと最近思いはじめました。
 要するに、この疑問を問いとして発するとき、受け取った側はそれを単なる「問い」とは受け取らないワケです。正直、単なる「問い」としてとらえたとき、この疑問に答えることははなはだ簡単なはずなのです。以前書いたとおり「殺すこと自体は絶対悪ではないが、コミュニティから見ると悪であるため排斥されるのはやむを得ない」と言う程度であって、これは少なくともまともな大人なら薄々知っていることだと思います(よね?)。
 ところが世の大人たちは、件の質問に対してこのように答えることはあまりありません(少なくとも私は実例を知らない)。なぜなら、この問いに単なる問い以上の意味を(勝手に)見いだした上に、この答えは「殺す側の主体がコミュニティに拘泥しない場合には通用しない」ことを皆薄々気づいているからです(つまり「自分が死んででも殺したい奴がいる」人間にはこう答えても抑止力にならない)。
 で、問いを発した子供はその誤謬に気付くんですね。思春期の子供は基本的に愚かという意味でほぼ例外なく馬鹿ですが、知能は高いケースは特に珍しくありません。そういう子供がこの誤謬に気付き「人を殺すことが絶対悪ではない」ことに気付いたとき、どう感じるのか。「なんだかものすごい真理を見つけた」ような気になり、「自分ってアタマイイ」と思いこんでしまうわけですね。
 って何が言いたいのかというと、結局例のゴスロリな女の子はこういう「知能は高めだがプライドは必要以上に高く愚かという意味で馬鹿」、要するに相対的に「痛い奴」なんだったんだろうな、と。
 まああの時期に人並み以上の知能を持っている人間は概してそういう傾向があるものだし私自身もそうだったんだろうと言う自覚はあるのですが。

 大人は子供が思っているより「子供だった頃のこと」を覚えているものだ、と言うことをもっと子供に解らせるべきなんじゃないか、と言う気がします。
 「大人は解ってくれない」。それは「解ってない」んじゃなく、全て解った上で否定されてるんですよ。


11/11(火)

 「タイマータスク」が「タイガーマスク」に見えて仕方のない今日この頃の私ですが貴方は如何でしょうか。

 さて最近インド人の方と時折仕事の話をしたりする機会があるのですが、なんというか落ち着かない気分になるのです。
 いえ、この方はとても穏やかで感じの良い方なのですが、この方が驚いてみせるたびに「インド人もビックリ」というフレーズが頭をかすめたり、この方が私の右側に座るたびに「インド人を右に!」というフレーズが頭をよぎったりして笑いをこらえるのが大変なのです。
 いったいなぜ日本ではインド人に対するこういう意味不明なイメージが定着してるんでしょうか(と問題を普遍化して自らのレイシズムを否定する私)。


11/10(月)

 なんか最近日常に変化がないね。
 退屈、と言うより、マストのルーチンワークでほとんど時間が無くなってしまうのが原因ですが。やりたいことならいっぱいあるのに。「終わり無き日常」に虚無感を感じている方、いらっしゃいましたら私に時間を分けてください。

「近鉄、ローズ退団を発表」
 ローズの残留交渉が決裂したそうです。
 近鉄フロントはいったい何考えてるんでしょうか。今の近鉄はローズのチームなのに。ホンマ近鉄のフロントは野茂・石井の時から選手を大事にしませんな。数年前のオフに投手陣全員がトレード願いを出したのは有名な話です。佐伯オーナーカムバック(無理)。
 と思ったら。
 「えっ、何それ?
 ってそりゃこっちのセリフだってば。いったいこのあとどうなるんでしょうか。


11/9(日)

 選挙。
 今回ほど悩んだ選挙は初めてのような気が。前門の狼、後門の虎と言った感じで「どいつもこいつも通したくない」候補ばかり。
 仕方ないので比例での復活も考慮して次善の候補に投票しました。
 個人的には「二大政党制」より、自民が派閥毎に分裂、民主も左派右派で分裂して混沌とした泥仕合を繰り広げてくれるほうが投票はしやすいです。
 ま、二大政党制になるとそれだけ投票の際にも選択肢が減る=妥協せざるを得なくなるってコトですな。


11/8(土)

 医者に行って薬貰ってきました。
 体がだるいとか言うことはないのですが、咳が重くて夜寝苦しいのが苦痛なのです。いかんねぇ、喉が弱くて。

 で、母校の学園祭へ。
 パンフレットをめくっていると、出展サークル名になんだか見知らぬ文芸サークルの名前が。思わず「?」となってしまったのですが、中身を覗いてみて納得。要するに、私が文芸研に移る前に所属していた某文学サークルが、名前を変えて出展していたのですね。
 で、出展内容は部内誌の展示。とても丁寧な展示で私にとってはとても懐かしい内容でした。ただ、一見さんにはちょっと近寄りづらいんじゃないかなとは思いましたけど。
 対して文芸研は展示なし。今年発行分の文芸誌を譲ってもらおうと思っていたのですが。

 あとはスタンプラリーとかでパスタやマロニー等をどっさりゲット。神戸市立青少年科学館のチケットも貰いましたがこれがなんか楽しそうなので近いうちに行ってみようと思いました。


11/7(金)

 仕事の帰り、道の真ん中にブラジャーが落ちていました。
 いったいどういうシチュエーションなんでしょうか。

「440億円が回収不能に 日本育英会の滞納奨学金」
 無利子で学費を借りられるだけでも有り難いのに、それを踏み倒すという神経が信じられませんな。
 ……って私はとっくに返し終わったんでいくらでも大きな口を叩けますが。

 ここで意図的に話を逸らしますが、「自分は医者にかからないから国民健康保険は払わない」とか「どうせ自分に返ってこないんだから国民年金を収めない」とおっしゃる方ってどうなんでしょうか。私は健康保険や年金って、憲法25条(すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)を保証するための制度だと思っていたんですが、ひょっとしてそうではなかったんですか?
 あと、憲法ついでにもう一つ疑問。「護憲」を売りにした政党が「在日外国人の参政権を認めよ」とおっしゃってるようですが、これは憲法15条(公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。)に反してはいないんでしょうか。皮肉じゃなく純粋な疑問です。
 ちなみに「永住してるから実質的に国民である」と言うロジックは過去の判例で却下されているようです。


11/6(木)

 と言うわけで個人的な博物館・美術館ランク付け。
目安として、
・ランクA……生きてるうちに一度は行け。出来ることなら毎週通え。
・ランクB……機会があれば是非行くべし。
・ランクC……行って損なし。
・ランクD……特に行く必要なし。
・ランクE……行くと損する。やめとけ。
って感じです。同ランクでも上の方が高評価。

・ランクA
日本科学未来館
大阪万博が瞬間的に見せた「輝かしき未来」は、その同時代性のため結局ノスタルジアに堕してしまった。
対して科学未来館。常に「未来」を示せる限り、ここはかつての大阪万博の興奮を再生しつづけるはず。
 
国立民族学博物館
人は生きるためにカミを産み出し言語を生み出し衣服を産み出し農具を産み出した。
その足跡に興味を感じない人間がいるとは思い難い。
 
京都国立博物館
民博は人間を縦(地域)に切って横(時間)を意図的に切り捨てたのに対し、こちらは主に横切り。つまらないワケがないのは民博と同じ。
展示物に対する執念は他の追随を許さない。
 
大阪市立美術館
丸山応挙展込みでの印象。
常設展のみだとたぶん評価は大幅に下がる。
 
上野国立科学博物館
「博物館」と聴いて一般的に連想するもの全てがここにある。
特に「生物」に関する展示でこれ以上のものは無い。みどり館はいつ再オープンするのか。
 
大阪市立自然史博物館
国立施設以外で唯一のランクA。
とにかく展示センスが卓越。驚かされたりニヤリとさせられたり。
あと、ポスターのカッコ良さではNo.1。家の壁に貼りたい。
 
・ランクB
交通科学博物館
主に電車について、「これ以上の見せ方は思いつかない」と言うほどさまざまな視点から解説。模型・体験施設も充実。
鉄ちゃん養成所。
 
船の科学館
個人的に「船」そのものにはなんの興味もない。
しかし、「文化」としての「船」。それはこんなにも面白い。
 
大阪歴史博物館
これは「博物館」ではない。「アトラクション」あるいは「テーマパーク」である。
そして、その方向性はとても正しい。
 
咲くやこの花館
熱帯から極地まで、世界中の植物が一堂に会したとんでもない大温室。
植物に興味があればランクはもっと上がるはず。
 
・ランクC
大阪科学技術館
扱うテーマはとても面白い。ただ、あまり見せ方が上手くないため、ビジターが積極的に面白みを探す必要がある。
体力測定は楽しい。
 
大阪市立科学館
この評価なのは主に対象年齢層が低いため。
でもこのテーマならもっと面白くできるはず。惜しい。
 
なにわの海の時空館
アトラクションは楽しい。
展示自体は菱垣回船と海底通路を除けば地味、と言うか薄い。
 
大阪下水道科学館
気軽に通える無料施設。ライド型アトラクションも楽しい。
 
キッズプラザ大阪
手の込んだごっこ遊びや大きなジャングルジム。私は完全に対象客層の外。
でも子供にとっては恐らく最高の施設。
 
水道記念館
展示内容は地味。「博物館」と言うよりは「憩いの場」といった風情。
 
生き生き地球館
ちゃんと回ったわけではないのでとりあえずこの評価。
どっちかというとほったらかし感が強い。
 
・ランクD、Eは該当なし。

 ……ってな感じですかね。
 こうやって順序づけてみると、やはり子供向け施設に対しては個人的評価は下がりますね。これは施設が「つまらない」のではなく、私がターゲット客層でないだけの話なので悪しからずです。


11/5(水)

 Matさんの日記より。
>斑猫さんはなんであんなに博物館・美術館巡りをするんだろう。
> いや、単純に疑問なのと、単純に羨ましい。
 うに、そんな疑問に思われるほど巡ってたっけ、と思って、ここしばらくに巡った博物館・美術館およびそれに準ずるものを数えてみました。
6月
・大阪市立科学館
7月
・上野国立科学博物館
・日本科学未来館
・船の科学館
・大阪市立自然史博物館
8月
・キッズプラザ大阪
・京都国立博物館
・交通科学博物館
・下水道科学館
・国立民族学博物館
・水道記念館
・咲くやこの花館
・生き生き地球館
10月
・大阪歴史博物館
・大阪市立美術館
・なにわの海の時空館
・大阪科学技術館

 ……6月から数えて17カ所。思ってたより多いかも知れませんな。
 ちなみに「なんであんなに」と言う疑問には、私の博物館・美術館巡りを「羨ましい」と思う感覚がそのまま答えにならないでしょうか。
 あと、Web日記では書いてないけど私と直接面識がある方なら大抵ご存じであるはずの「ある事情」も関係してます。

 で、せっかくだからこれらを個人的な趣味で面白い順に順位付けすると……
 ってそれは長くなるので明日のネタにまわそう(ぉぃ)。


11/4(火)

 なんか書こうと思ってたんですが忘れてしまいました。
 ちなみに風邪は継続中……。

 あ、そうだ。
 「マトリックス・リローデッド」
感想:
 個人的に前作はあまり好きじゃないんですが、本作もあまり……。
 前作が個人的に受け入れられなかったのは、パクリの元ネタをほとんど知ってたから新鮮みを感じなかったと言うことと、ああいう世界観を使っておきながら「ニセの世界」から逃げ出して「ホンモノの世界」を救う、と言う哲学もヘッタクレもない展開にしてしまったのが気に入らない、と言う部分が大きいです。
 「アニメの表現を実写でやったから凄いんだ」と言う意見も聞きますが、正直それがなぜ「凄い」のかよく解りません。少なくとも表現としてはアニメでは陳腐だし、技術的に凄い、という意味なのなら個人的にはどうでもいい話だし。
 ってなんか「個人的には好きじゃない」と言う話を延々するのもアレですね。確かに良くできてるとは思うんですけど。
 ……さてうっかり話がそれましたがこの「リローデッド」、個人的にはほとんど評価できる部分がなくてなんだかなぁ、って感じです。アクションシーンは退屈だしストーリーも陳腐なのをわざわざわかりにくく説明してる印象。
 確かにこれだけSF・オタクテイストな映画がこれだけ一般に受け入れられているのは喜ばしいんでしょうが、どうもこの映画ってエヴァのキリスト教趣味に通ずる薄っぺらさを感じるのでなんか反発を感じてしまうんですな。「押井ファンらしいけどホンマに内容理解してるんか君ら?」みたいな。
 次作「レボリューションズ」で完結だそうなのでそれを観たら感想ががらっと変わるかも知れませんが。


11/3(月)

 阪大の学園祭へ。
 一年ぶりにSNDさんとお会いしてちょっとお話。まだまだ(いくつかの意味で)現役バリバリで羨ましい限りです。
 ところでちょっと話にあがってた「老人会」、マジでやるんなら阪大以外の連中にも声を掛けてくださいませ。>SNDさん

 ってやっぱ頭痛いなぁ……。


11/2(日)

 頭痛発熱咳目眩。
 風邪らしい風邪を引きました。
 今日は「キルビル」観に行こうかと思ってましたが劇場でゲホゲホやってるとうるさくて迷惑なので取りやめ。
 結局一日中寝てました。

 あ、そういえば昨日「マトリックス・リローデッド」観ましたが感想は後日?


11/1(土)

「婚姻届が「偉い」のか?(お金の悩み 彼女の場合)」
 ちょっと長い&変に煽動的ですが、シンプルに書き直すとこういうことのようです。
 ある女の人(Aさん)が
・苗字が変わるのが不便である
・戸籍という「家」に入れられることに抵抗感があった
と言う理由から、婚姻届を出さず、事実婚を選んだ。

 ところが、夫が急死した。

 遺書は残されていなかったため、Aさんが住んでいるマンション(の5分の4)・貯金・株式の相続権は夫の両親が保持することになった。Aさんがマンションに住み続けるためには夫の両親から5分の4買い取る必要がある。
 ……私にはこれはAさん側の不手際としか思えないんですけど。
 記事ではこの女性に同情的な方向に誘導するように「夫側の両親」を悪役に仕立て上げて書かれていますが、実際相続権はそちらにあるんだから仕方ないのでは? 仮に「夫側の両親は相続権を放棄するのが当然だ」と考えておられるのだとしたらあまりに傲慢です。
 また、仮にこの「夫側の両親」が相続権を放棄した場合でも、この夫に兄弟がいた場合は相続権はそちらに移ります。その辺のデメリットは事実婚を選択した時点で当然考慮しておくべきでしたね。そんな覚悟もなく事実婚のメリットのみを享受するつもりだったとしたら論外です。

 これをきっかけにちょっくら調べてみたのですが、婚姻制度・夫婦別姓問題は左右方向にヘンなイデオロギーが絡んでくるっぽいですね。上の記事もなんだか「夫婦別姓」問題と「事実婚」問題をごっちゃにしてる印象。
 個人的には「選択的夫婦別姓」でも問題ないんじゃないの? って感じですけど、面白そうなのでもう少し調べてみます。

参考:
 「結婚を考えるフォーラム・夫婦別姓