自己満足の世界

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4/30(土)

 ちょっとゲームショップを覗いてみたら、GBAの鉄腕アトムが安かったのでついうっかり購入してしまった。
 で、ちょっとプレイしてみた感想だが……。
 こ、これは……。
 ちょっとやりすぎじゃないかトレジャー。
 敵を纏めて吹っ飛ばす感覚とか、敵キャラの色遣いとか、イージーでも容赦ない難易度とか、セブンフォース(!)とか。
 個人的には副題に「ガンスターヒーローズ外伝」とか付けるべきだと思った。

「<銀河系巨大爆発>太陽30万年分の質量、0.2秒で放出」
> 銀河系で昨年12月に起こり、観測史上最大のガンマ線を放射した巨大爆発は、太陽が30万年かけて放つエネルギーに匹敵する量を、わずか0.2秒で放出したことが分かった。
 本当だったら物凄すぎる話だがこの記事を書いた記者は誰なのか。
 この記事を文字通り解釈すれば半年前に起こった爆発が現時点で観測済みだという事はこの爆発は0.5光年以内で起こった事になるが、本当にそんな近距離でこんな大爆発が起こったのなら地球はとっくにケシ炭だぞ。

>100年に一度あるかないかのこの巨大爆発は、3万光年離れた、いて座方向にある中性子星が起こしたことも分かった。
 ああやっぱ3万光年離れてるのか。それだけ離れた場所の半年前の状態を観測できるという事は何ですか、光の6万倍以上の速度で情報が伝わりうるという事ですか(←もういいって)。


4/29(金)

 JR西日本本社の前を通りがかったら、テレヴィ局の中継車がずらっと並んで待機していた。
 ああ、因果な商売だこと。素直に同情したい。

「ITmedia Games:あなたの脳年齢はいくつ?――「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で脳を活性化しよう」
 最初は余り興味を引かなかったのだが、体験版ダウンロードサービスで試してみたらなかなか面白い。
 いや、「脳を鍛える」みたいな大上段な感じじゃなく、「サクッと遊べるミニゲーム」として何となくリプレイを繰り返してしまう。
 あえて難を言うなら、設問が簡単すぎて簡単に最高評価を取れてしまう事と、ポリゴンオヤジの顔が何となくムカつくと言うことくらいか。値段も2800円とお手頃のようなので発売されたら買うつもりだ(同系統のやわらかあたま塾の方はタイトルが某バブル期の製鉄会社を思い起こさせて非常に印象が悪い)。
 ちなみに私がこのソフトを買うのは純粋に「面白いから」であって「頭の体操をやりたいから」ではない。同じように、博物館を巡ったりムツカシげな本を読み漁ったりしているのは単に「楽しいから」であって「頭を鍛えたいから」とか「勉強したいから」ではない。ツーリングに行くのも「気持ちいいから」であって「ダイエットしたい」「体を鍛えたい」からではない。その辺勘違いして私を「勤勉」だとか思う方も居られるようだがくれぐれも誤解の無いように。
 ところで「ニンテンドッグス」は……気になってはいるのだがどうにも縁がなくまだ購入には至っていない。そのうち買おうとは思っているのだが……。


4/28(木)

 さて。
 仕事中に「ジュウレンキュー ジュウレンキュー 永遠の戦士たちよ」とか歌いそうになってしまう斑猫だ。
 ん? 13年前のネタを当たり前のように使うなだ? いや、大丈夫。私の友人の殆どには通じているはずだ。

「道北バスオフィシャルページ」
 なんだかなぁ。
オロロンラインの沿岸バスもアレだが、北海道という土地はこの手のネタを受け入れやすい土壌でもあるのか(両方ctrl + Aして見てみるべし)。

「今から富士山に指輪を捨てに行きます(2ch)」
 なんだこの脱力感は。


4/27(水)

「らくだのひとりごと: 席を譲らなかった若者」
 他人に対して席を譲るというのは、要するに、譲る側が譲られる側を「弱者」と見なしている事を意味する(悪印象を持たせたいのなら「差別」という言葉を用いても良い)。
 その場合、譲られた側の取りうるリアクションとしては、「私は弱者なので享受します」か「私は弱者ではないので辞退します」のいずれかになる。よって席を譲られて「侮辱するな」と憤るのはある意味正しいし、「ワシは弱者なので席を譲りやがれ」と言うのも正しい。

 で、リンク先のケースをシンプルに整理するとこうなる。
若者側の言い分:
 土曜出勤するサラリーマンは土曜行楽に出かける中高年に較べて明らかに社会的弱者である。よって、席を譲る必要はない。
高齢者側の言い分:
 老人というのは弱者という事になっている。よって、席を譲られて当然である。

 とどのつまり、これは両者で「弱者」の定義付けに齟齬が生じているためのトラブルであると言える。両者とも「自分こそが弱者だ」と主張しているのである。
 個人的には「弱者等級」を目に見える形で提示できるシステムを採用すれば良いのではないかと思うがどうか。障碍者は等級いくら、老人は等級いくら、病人、土曜出勤のサラリーマン、みたいにランク付けして、バッジ等で一見して解る形にしておくのである。それなら「一見健常者だけど実は心臓が悪い」みたいなケースでイヤミを言われる事もなくなると思う。
 って、いや、半分冗談だが半分本気だぞ。「一見して判らない障碍者」は一見して判らない故に「明白な障碍者」に較べて不利なんだよ。


4/26(火)

 今更だがリニューアルされた「ドラえもん」の第一回放送を観てみた。
感想:
 ほう、これは良いね。
 少なくとも、観ているのが悲しくなるほどだった末期の二次ドラ(大山ドラ)よりはずっと良い。
 「ぜんぜんちっともまったく」みたいな台詞回し、「ドラ目」の語源ともなったあのハの字状の平和そうな目つきのキャラデザ、テンポ、どれをとっても二次ドラ以上に藤子チック。特にドタバタ色の強い初期ドラの雰囲気が嬉しい。これがもしドラえもんじゃなくて例えばオバQだったとしたらどこからも文句は出なかっただろうな。前も書いた事があるが私は大山のぶ代が余り好きではない、と言うか嫌いなのでこの新ドラは全面的に受け入れたい。二次ドラに染みついた「エコロジー」だの「ヒューマニズム」だののイメージを払拭する勢いでやって欲しいものだ。いや、やるなとは言わないがそれを全面に出し過ぎるなと。今回の「はじめてポン」の話はその辺のさじ加減が上手いな。これなら来年の映画も劇場まで観に行こうかという気になるぞ。
 ただ、不満を言えば、やはり声かなぁ。
 ドラワサビ……じゃなくてわさびドラはもうちょっと落ち着いた声でも良いし、ジャイアンは明確に下手。のび太は悪くはないが小原乃梨子に較べると数段劣る。まあそのうちこなれてくるだろうし観る側も慣れてくるだろうから様子をドラ目で見守る事にしよう。

「運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴」
> 「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授(脳神経科学)は高見運転士の行動をこう分析する。
 森教授ってもはや自分が産み出した「ゲーム脳」という言葉に引きずられて引き返せなくなっているような印象を受けるのだが、ちゃんとゲーム業界人やゲーム愛好家以外の権威者(←ここ重要)に完膚無きまでに批判された方がよいのではないかね。
 批判がどれだけ説得力のあるものであっても、普通の人間は「偉い人がゲームを批判している」「ゲームマニア(偉くない奴ら)がそれに反発して騒いでいる」としか受け取らないので「同等以上に偉い人がその偉い人を批判する」という構図にならない限り「ゲーム脳」の風評被害は防げないように思う。

 ところで森教授はこういう主張もなさっているらしいが……単なる心理学士のはしくれから見ても信じがたい発言だ。いくら何でもこれは何かの間違いだろと思いたい。いくら何でも。
 ……念のため、自閉症 - Wikipediaの記述も参照のこと。


4/25(月)

「NHKニュース・JR福知山線脱線事故」
「asahi.com:朝日新聞 尼崎・列車脱線事故特集」
「MSN-Mainichi INTERACTIVE 尼崎列車脱線」
「尼崎・脱線事故 : ニュース特集 : YOMIURI ON-LINE」
 一報を聴いた時には一瞬クラッと来た。あまりに身近すぎる。
 現時点では友人知人が被害に遭ったという話は入っていないし被害者の名前一覧を見た限りでも見覚えのある名前はないが……。

 安全であると思っていた、と言うか、安全であると信じないと社会が成り立たないものが崩れた時、人は往々にして手頃な理由を付けて安心したがるものだが、それが魔女狩り紛いになってしまうのはどうかと思う訳だ。
 イヤ私もJRやその特定の関係者には積極的に恨みがあるのでJRを一方的に糾弾するのはとても気持が良く多少は溜飲も下がるというものだが、だからといって何でもかんでもネタにして叩きまくるのは感心しないな。叩くのはもうちょっと情報が揃ってからでも遅くはないかね。「列車の側面は強度が不足していた! 安全性を等閑にした設計だ!」みたいな叩きはむしろ叩いてる側がアホだと思われるぞ。

 しかし土曜のウイルスバスターの不具合にしろ、インフラ・基幹部分が揺さぶられた場合の被害は洒落にならないな。情報伝達や交通なぞ簡単に麻痺してしまう。

 ところで「自分に何かできる事はないか?」と思ってらっしゃる方。是非献血に行ってあげてください。関西方面の方は特に。この時期はタダでさえ血が足りないので。


4/24(日)

 ああ、@JOJOジョジョじゃないけど、気になるネタ。から情報元としてリンク貼って頂いてるのね。有難う御座います。>紅威様
 ちなみにこのリンクからいらっしゃった方は24日の夜時点で4人程。

 それはともかく、今日は日本民家集落博物館に行ってきた。
感想:
 うわぁーオ。
 これはなかなか凄い。
 全国各地の民家を移築復元、一堂に会させた。完全に企画勝ち。
「資料」に興味が無くても、ぶらぶらと彷徨くだけで楽しい。これで入場料500円なら安いぞ(ぐるっとパスを使うと100円)。
 今日は時間が無くて1時間半程度でざっと回っただけだが、今度はもっとゆっくり見てまわりたいものだ。

2005/04/24 日本民家集落博物館

 余談だが、文化財扱いの建物とそうでない建物の扱いの落差は笑える。「河内布施の長屋門」なんかタダの入場ゲート扱いだぜ!

 所要時間は1~3時間程度(ひなたぼっことか昼寝とかするのならもっと掛かるが)。
 ガイドブックは24ページ400円。展示が素晴らしいだけにもっと情報量が欲しい気はする。
 対象年齢層は……子供からお年寄りまで、コア層は特にないと思うが、小中学校の遠足を意識しているのは間違いなさそうだ。


4/23(土)


2005/04/23 みっひー

 行ってきた。


2005/04/23 りえぞうサイン会


 物凄く仕草が優雅で上品そうな美人のおんなのひとがサインをしてくれたのだがあれは一体誰だったのだろう。
「ひょっとしてわたしは間違えて別人にサインをもらおうとしているのだろうか」などと意味不明な思考が頭を渦巻く斑猫、ご本人を前に緊張しまくって一言も発せず(←駄目すぎ)。
 一緒に写真も撮って貰ったのだが一応肖像権を気にしてみたのでアップはしないぞ。


4/22(金)

 最近ベスト体重より2キロ程重くなっている。
 これはやはりドーナツの食べ過ぎだろうか。今年に入って100個は優に買ってるような気がするぞ。少し自重しよう。

「6・4日で予算5万5000円 GWの休暇、電通が調査」
 日数はともかく、こういう予算の平均値を算出する事に何の意味があるのだろうか。
 例えば以下のようなケースを考えてみる。
・対象人数10人
・そのうち9人は近場でのレジャー。予算2万円。
・残る一人は海外。予算20万円。

 この場合、10人の予算の平均は「4万円弱」となるがその数値そのものに特に意味は無い。敢えて言うなら標準偏差を算出すべきケースだろうが、どうしても平均値を出したいのならせめて海外組と国内組で分けた方が良いのではないだろうか。
……ひょっとして、国内組の財布の紐をちょっとでも緩ませる意図でもあるのかも知れないが。

「「Opera 8」が正式公開~描画性能などを向上、日本語版は順次対応」
 ちょっとダウンロードして試してみたが、なんでこう画面レイアウトを煩くするかね。ちゃんとカスタマイズすればマシになるのかも知れないが、第一印象が余りに悪くてさっさとアンインストールしてしまった。なんかもっとこう、シンプルなブラウザは無いものか。個人的にはOpera6を「ユーザーモード」にしたくらいが一番好きなのだが、Opera6はそれ以外の所の挙動が微妙だからなぁ。


4/21(木)

 最近ニュースサイトまがいの展開を見せる斑猫日記だ。
……いや日常にネタがないんですすみません。

「閑。:亀が」
 後半の展開も全て含めて良い流れだな。ペットに死なれた事のある人なら解るよねこの感覚。

「「反ヲタク国会議員リスト」雑記帳 2005-03-31」
>さてこの困ったちゃん団体のジュベネイル・ガイドには、実はトンでもない秘密が隠されていたりする。彼らの本当の目的は、エロゲーの法規制とは別の所にあるようなのだ。
 まあカネが動くところには利権がある訳で、「利権を狙ってるようだから悪い」と短絡してしまうのも問題だとは思うが……(勿論「利権のための規制」は論外として)。
 うーんどうなんだろうね。
 個人的に、所謂「規制反対派」の方々にはゼロかイチかの思考をしているような違和感を感じるので全面的に賛成しかねるところはある。


4/20(水)

「宇宙の始まりはしずく? 「クオークは液体」と発表」
 この辺の話はもはや感覚的に理解できない世界なのだが、この「クオークは液体である」と言うのは具体的にどういう事なんだろう。例によって報道を読むだけではさっぱり解らない。この言葉を文字通り捉えるとなんか明後日方向の想像をしてしまうんではないだろうかという気もする。だって例えば「光は波であり粒子でもある」って言われても、言葉通りだと「ツブツブの波」しか想像できないでしょ?

「映画デビルマンを徹底的に叩く!!」
 私は一般的に駄目出しされるゲームとか映画でも「技術的に駄目」とか「演技が下手」と言う類のものなら普通に面白がって見られる質なのだが、この映画はどうだろうな。このサイトを見る限りとてもそう言う性質の物ではないような気もするが、100円でレンタルしてたらついうっかり借りてみてしまいそうだ。
 しかしこのへんのネタは本当だったら凄いな。観客をデーモン化させる映画なのか。

「狩猫・ハンティングキャット」
 これ、左の写真だけは知ってたけど2枚セットだったのね。
 しかし左の写真の猫、足のラインがセクシーだ。手塚治虫の描く女キャラとかナイトメアのサリーとかを彷彿とさせるぞ。


4/19(火)

 最近仕事に対するモチベーションが上がらなくて困る。
 どうにも仕事に手を付ける気にならないので完全にサボるよりはとついうっかりデザインパターンの復習を始めてしまった。
 さて、明日あさっての二日間で設計してコード書いてデバッグして実機テストできるまでに持っていかにゃならないワケだが、こんなことで果たして間に合うのだろうか。

「業務用並みの1万個の星数とリアルな投影画像を実現。満天の星空を自宅で鑑賞できる家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」新発売」
 リンク先PDFなのでご注意。
>投影対象は四畳半から六畳間の天井を想定し、平面に、最大直径約270cmの円状に星空が投影される仕様となっています。
 ああ、なるほどな。
 家庭での使用に特化して平面に投影するようになってる訳だ。「星座早見板を投影できる」と考えた方が良いのかも知れない。
 納得はするし確かに家庭用としてはそれがベストなアプローチだとは思うのだが、「いざとなったらプラネタリウム用にでっかいドームを自作してやる!」と息巻いていた奴(私)からしてみればちょっとガッカリしてしまうのも確かだな。まあ、なんだかんだ言って買うんだろうけど。

「神奈川県立近代美術館:展覧会一覧」
>9月10日(土)-11月6日(日)

>造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展 幻想の古都プラハから
 ああ、見に行きたいねぇ。図録も欲しいねぇ。
 神奈川。その気になればそれ以外の口実もいくらでも見つかる。神奈川県立歴史博物館にも行きたいし。
……と書いたところでふと我に返ったが、ひょっとして私には博物館系以外にモチベーションはないのか。いやま別に構わないけども。


4/18(月)

「世界初の家庭用光学式プラネタリウム商品化」
 うっひょー。コレは面白そうだ。
 当然かなりの機能削除はあるのだろうが、仮に年周運動歳差運動・惑星運動や瞬き機能はおろか、日周運動すらも省略された「星を投影する」だけのものなのだとしてもこの値段なら充分安い。
 ただ、家の天井に投影して果たして綺麗に見えるのだろうか、と言う不安はあるな。いざとなったら天井を白のペンキで塗るか。

「mixi豆テクニック集」
 最近mixi離れが顕著になってきた。なかなか上手い距離を維持するのが難しい。もう少し上手い付き合い方を模索してみることにするかね。


4/17(日)

 @JOJOにて面白いアンケートが行われている。
「ジョジョの奇妙な冒険」の文庫化にあたってフーゴの台詞が「ド低能」から「クサレ脳ミソ」に修正された事を受け、「『ド低能』と『クサレ脳ミソ』どっちが酷い事言ってると感じましたか?」と問うものである。

 これについては「差別語だから使ってはイクナイ」と思考停止するのも「言葉狩りだからこう言う規制はイクナイ」と言うのも同レベルの思考停止だと思う。

 昔むかし、私の周りでは罵倒語として「アホ・マヌケ・チンドン屋」と言う言い回しがあった。
 最初は意味も解らず使っていたのだが、「チンドン屋」と言うのが単なる職業を意味する言葉だと知ってからは使わなくなった。
 これは勿論差別語だからと言う訳では無く、「チンドン屋」と言うのが罵倒語として意味を成さない語だという事を理解したからである。

 例えばこういう質問はどうだろう。
「『マヌケ』と『チンドン屋』、どちらの方が『ヒドい事言ってる』と思いますか?」

 ━━答えとしていくつか考え方がある。
1、「チンドン屋」という言葉はそもそも罵倒語として成り立たず、酷い事を言っている事にはならない。従って「マヌケ」のほうがヒドい。
2、罵倒語として「チンドン屋」という言葉を使うのは、主体者の中にチンドン屋に対する差別意識が存在する事を意味する。従って「チンドン屋」のほうがヒドい。


 さて。

 ジョジョのケースでは「クサレ脳ミソ」「ド低能」がそれぞれ「マヌケ」「チンドン屋」に相当するだろう。「クサレ脳ミソ」は単なる罵倒語であるのに対し、辞書を引けば解るとおり「低能」はそうではないからである(意味としては「知恵遅れ」に等しい)。

 話は変わるが漫画「ドラえもん」でも、言葉や話が書き換えられたケースが結構存在する。
 変更された理由には大きく二つある。
 一つは所謂「差別用語」にあたる言葉が別の言葉に書き換えられたケース。「こじき」「人食い人種」等の台詞が削除されたのはこのケースである。
 もう一つは話の元となる科学知識等が最新の学説に合わなくなった、作者が勘違いしていた、等の理由で話に矛盾が生じたため、辻褄を合わせるために修正したケースである。「ブロントサウルス」が「アパトサウルス」に修正されたのはこれに該当する。

 翻って「ジョジョ」でのこのケースではどうなのかを考えてみる。
 仮に作者が「低能」と言う言葉が本来罵倒語ではない事を知りながら敢えて罵倒語の用途として登場キャラに言わせたのであれば、それを修正する事は明白な「言葉狩り」であると言える。時代背景・発言者の思想に拘わらずその「差別用語」を規制するのは事なかれ主義に他ならない(差別主義者が差別語を発する事まで規制してどうするか)。
 逆に、作者が「低能」を単なる罵倒語の積もりで用いていたのであれば、それを修正するのは単に「より適切な、意図したニュアンス的に正しい言葉に修正した」だけであり、「差別用語の自主規制」とは関係ない事になる。

 作者がどっちのつもりで修正したのかは解らないが、どっちにせよ件のアンケートで「どっちでも大差ない」と言う回答が少なくない数ある事を見ると、敢えて「低能」の言葉を使った意味は結果的には余り無いような気がする。


4/16(土)

 先週あたりから、左の下顎から耳にかけて変な痛み方をする。特に物を噛んだ時にはズキッと来る。ここ数日はマシにはなってきたものの、一時期は固い物を禄に食べられない状態にまで悪化していたのである。
 今日は歯の定期検診の日だったので様子を見て貰う事にした。
「特に異常は見あたりませんね。歯も綺麗に磨けていますし歯茎も腫れてません」
 ……歯では無かったらしい。

 それでは耳の方だろうか。耳鼻科に行ってみる事にした。
「特に異常は見あたりませんね。聴力も正常ですし鼓膜も腫れてません」
 ……それならこの痛みは何なのか。

 なんか最近こう言う「原因不明の痛み」が多いな……。


 それはともかく、今日は交通科学博物館サントリーミュージアムへ。
 まず「交通科学博物館」。
 企画展「ヨーク国立鉄道博物館姉妹提携5周年記念 「英国王室列車の世界」」。
 ああ、駄目だ。
 東洋陶磁博物館の「ロイヤル・コペンハーゲン展」もそうなのだが、私はこういう「西洋上流階級の暮らしザマース」な感じが全然受け付けられないらしい。申し訳ない。
 常設展の方は、余り変わり映えがしないと言えば確かにそうなのだが見応えは充分ある。個人的にこの博物館の「動きを見せる」展示方法はとても好きだ。

 で、「サントリーミュージアム」。
 何の予備知識もなく行ってみたら企画展「ユゴー生誕200周年 ヴィクトル・ユゴーとロマン派展」が開催されていた。
 さて、一通り見てみた感想だが……。
 ……。
 んー。
 この前は「ロートレック展」をやってたらしい。見たかったな。図録も売り切れていたのが残念だ。
 スケジュールを見てみると、7月にガンダム展ってのをやるんだな。何だよそれ。
 あ、11月にはミュシャ展をやるのか。これは行かねば。図録も買わねば。


4/15(金)

 ついうっかりプロとして恥ずかしくないデザインの大原則をヨドバシにて衝動買い。漫画を描く時のデッサン集みたいな感じで「お約束なデザイン」のサンプルが多数掲載されているのでかなり使いやすそうだ。デザイン関係の仕事はメインではないのでこれまではほぼ我流でやってたのだが、一応「平凡でありがちなデザインをサクサク捻り出せる」ようになっておいた方が何かと便利だろう。
 ……昨日の日記と併せて読むと「転職準備ですか?」と思われるかも知れないが、直接的には関係ない。単に「引き出しは多い方が良いだろう」と言う程度の意図である。

『地域の自然』の情報拠点 自然史博物館読んだ。
 ああ、これは良い本だ。
 大阪市立自然史博物館に対してぼんやりと抱いていた好もしさを形として見せられた感じがする。うん、良い本だ。

see also:
「西日本自然史系博物館ネットワーク」
「博物館の共通検索」


4/14(木)

 座標を入れ替えたらベクトルが逆になるのは当たり前っしょ? んもー!
 ……んー、独り言。
 ああ、別の仕事したい。

 さて。
 ニンテンドーDSの「メテオス」、どうしても面白みを見いだせなかったので真のエンディングを見てアイテム惑星サウンドを全部揃えたところで売り払ってしまった。周りの評価を見るとほぼ絶讃ばかりなのだが私はいったい何を勘違いしてるんだろうか。「面白く思えないけど全部揃えるまではプレイしよう」と自分に課していたのだが逆にそれがプレッシャーになったのかも知れないな。
 これでDSのソフトが手元に一本もなくなってしまった。次に買うとしたら何だろう。「ニンテンドッグス」はちょっと面白そうだがこれもすぐ飽きそうな気がしないでもない。まあ飽きたらすぐ売れば良いだけかも知れないが。


4/13(水)

くまうたをチマチマとプレイしているが、やっぱりこれはゲームではないような気がする。
 普通この手のソフトでは「歌の売り上げをアップさせる」とか「ナンタラの賞を取る」とか、育成要素なり経営要素なりに絡んだ目的が設定されているものだが、このゲームではそう言うものが一切無い。いや、売り上げとか賞とかの情報は設定されていない訳ではないのだが、それに拘る必然性が全く無い作りになっている。あえて言うなら「リトルコンピュータピープル」系、と言うのが一番近いかも知れない。
 で、デスクリ系の言葉を教え込んでいるのでそう言う感じの歌を歌ってくれるのだが、そう言う時に限って「きょうび『デスクリムゾン』なんてはやんねーんだよ」とか感想が返ってくるのがリアルすぎて悲しい。さっさと続編を出せ真鍋(意味わからん)。

「Microsoft OfficeとOpenOffice.org、どちらを選ぶべきか」
>今までMS Officeを使ってきた企業で、ライセンス価格が無料のOpenOffice.orgに移行しようとした場合、ライセンス価格自体は無料であっても、「メニューが1つ変わっただけでユーザーは迷う」(同社)ため、ソフトを新しくすると、使い方などを教育し直さなければならず、結局そのためのコストが増大する、というのが同社の主張だ。

>互換性・再現性の問題について、今回同社は、MS Officeで作られたファイルをOpenOffice.org 2.0のベータ版で開き、さらにMS Office形式で保存した場合の見え方の違いをデモ。デモでは、一部の表現に問題が生じており、それ自体は大きな問題ではないものの、特に日本ユーザーは「(見え方が)90%同じでもダメで、100%同じでないと納得しない」(同社)ことから、移行の際にはそれを手で修正する必要などがあり、やはりコストがかかる、とする。
 MS側からこの程度のメリットしか提示できないという事は、少なくとも個人で用いる場合にはOpenOfficeで全く問題ないと考えて良さそうだ。自宅マシンにはOfficeアプリは入れていなかったが表計算ソフトは時々欲しくなることがあるので検証してみる価値はあるかも知れない。
 しかし日本企業の風土から考えて、業務利用にてOpenOfficeがデファクトスタンダードになる事はないだろうな。MS Wordが一太郎からデファクトスタンダードを奪い取ったのとは話が違う。


4/12(火)

 ゴールデンウィークに淡路方面へチャリンコ旅行に行く予定を立てている(本当なら今月初めの予定だったのだが、雨のため延期になったのである)。
 昨日、まだまだ先の積もりだったので軽い気持ちで宿の予約状況を調べてみたら、殆どの所は既に予約が埋まってしまっていた。
 えらいことである。
 このままでは「旅行中、宿の為に一旦家に帰る」と言う情けないことにも成りかねない。俄に憔悴し始めた私は昼休みに手当たり次第のローラー作戦を敢行するのだった。

……数件目の電話にて。
宿「はい、○○です」
斑「GWって空きありますか」
宿「ありますよ(あっさりと)」
斑「一人なんですけど大丈夫ですか」
宿「はい(またもあっさりと)」
斑「お値段はいくらになりますか」
宿「一番狭い部屋になりますけど○○○○円です。二食付きのコースもありますけど朝食のみでOKでしたね」
斑「はい」
宿「自転車で来られるんですよね。7時までにチェックイン出来ない時は連絡下さい」
斑「了解しました。宜しくお願いします」
 拍子抜けする程あっさりと予約完了であった。

 しかし。
 電話を切ってしばらくしてから、私はある恐ろしい事に気付いた。
 私は電話中、夕食不要の旨も、自転車で行く旨も一切伝えていないのである。
 何故相手はその事が解っていたのか。相手のオバちゃんはエスパーだったのか。それとも私はひょっとしてサトラレな人なのか。
 謎が謎を呼び、舞台は淡路へ━━(ウソ)

「ZMP、ケータイで動かせる家庭向け人型ロボット「nuvo」を販売開始」
 デザインは仲々悪くない様に思うが、足の内側にある肩凝りに効きそうなイボイボは何なんだろうか。
 それはともかく、この手の商品って売り方が難しいな。少なくとも現時点では実用性はお話にならない(PIM等の取って付けたような実用機能を用意したところで専用機に敵う訳がない)ので「オモチャ」として売り出さざるを得ないだろうが、それにしては60万円弱というのは高価すぎる。もうちょっと「弄って遊べる」ように、例えばコントロール用言語等のインタフェースを用意するとかした方が良いのではないだろうか。

「60年代の天才少女漫画家、岡田史子さんが死去」
 新聞報道。
 ご冥福をお祈りします。


4/11(月)

須磨海浜水族園へ。
 てっきり行った事があると思いこんでいたのだが、実は未訪問だった事に今日行ってみて初めて気付いた(ひょっとすると「須磨水族館」だった頃には行った事があるのかも知れないが少なくとも記憶には残っていない)。
 で、回ってみた感想だが……。
 ボリューム、展示内容、いずれに於いても基本は抑えた上で売りになるものを用意している(取って付けたような「遊園地」はご愛敬)のは素晴らしい。比較して申し訳ないがほぼ同系統の「しながわ水族館」には圧勝していると言って良いだろう。
 例えば波を起こせる水槽。例えばラッコ(給餌を見学できる)。例えば水中通路。これらも売りとしては充分で実際にとても楽しめるのだが、一番のポイントはイルカショーだろう。
 何? イルカショーなんか珍しくない? イヤイヤここでキーになるのはイルカの名前なのだよ。その名も「スマイル」君。須磨イルカでスマイル……ああちょっと待って! 嘘じゃないってば!

……それはともかく、所要時間は3~4時間程度。対象年齢層は特にないが、コア層は小中学生になるのだろうか。海遊館のようなある種割り切った所とは違い、正統派の水族館と言えるのではないか(関西の水族館って数こそ少ないもののそれぞれ毛色が違って面白いな)。


4/10(日)

 ぐるっとパス濫用日。

 まずは大阪市立科学館のプラネタリウム。
 以前見た時に駄目出しした覚えがあるが、リニューアル後は相当良くなっていた。これなら人に勧めても良心の呵責は感じない。
 まず、ドームがナナメ向きながら完全半円形に。あと、星の投影にはちゃんとしたプラネタリウムも併用するようになった。
 簡単に言えば「メガスターのプラネタリウムをショボくしてその代わりにドームのサイズを大きくした」という感じ。以前の「星を投影するだけのアイマックスシアター」な状態よりは大幅に改善されている。
 ただ、ひとつ重大な欠点を挙げるなら、照明の位置が悪いのか、薄明かりのシーンなどで天頂あたりに円形の明かりムラが出来てしまっている。これはかなり興醒め。惜しい。

 次。国立国際美術館
 私は特に近代美術がさっぱり解らない人間なので、見学している間中、頭の中を疑問符が浮かんで消えなかった。写真なんかでも、どうしてもその被写体に対しての悪意が感じられて仕方がない。いや、気のせいなんだろうけど。どういう種類の人間がこの手の「芸術」を理解できるのだろう。悪い意味じゃなくて純粋に不思議だ。

 で、大阪市立東洋陶磁美術館
「ロイヤル・コペンハーゲン展」
「フローラ・ダニカ」みたいな金ピカ趣味はどうしても趣味に合わず最初の方はほぼ素通り。アーノルト・クローのジャポニスムからやっと見られるものになってくる、と感じるのは私が日本人だからだろう。
 陶磁器には殆ど興味が無いにも関わらずまあそれなりに楽しめた。資料も見せ方もちゃんとしている。近年の大阪市立の博物館は入れ物だけ立派で資料が貧弱なケースが目に付くのでこういう施設を見ると安心するな。

 はい次。大阪歴史博物館
 特別展「阪神タイガース展」。
 私は阪神ファンではないので興味がないと言えば無いのだが、阪神ファンなら訪問してみて損はない。これは大したものだ。
 特に図録は素晴らしい。2000円でこの内容だと言うのはファンにとっては安すぎる筈だ。私はファンではないにも関わらずついうっかり買いそうになってしまった。これがもし近鉄のだとしたら5冊位買って一族郎党に配り歩いていたに違いない。

 最後。ピースおおさか
 この手の施設にありがちだが「戦争=悪」「悪=戦争」で思考停止してしまっているように思う。
「南京大虐殺」とか「三光作戦」を「旧日本軍=悪」のイメージからか禄に検証もせず疑わしい写真をそのままパネル展示してプロパガンダを垂れ流してしまっているとか太平洋戦争での本土爆撃を引き合いに出して「冷酷な近代戦には前線と銃後の区別はない」などと書いて結果的に近代戦争の問題点に目をふさいでしまっているとかについても疑問を感じるが、「アウシュビッツは戦争の本質」と言い切ってしまっているのはどうなんだろう。だからアウシュビッツは「戦争犯罪」ではないってば。これが「戦争犯罪」なのならチベットの民族浄化も「戦争犯罪」なのかね。
 話はピースおおさかとは外れるが、「武力を放棄すれば戦争に巻き込まれない」と考えている方は、第二次大戦が始まった経緯、朝鮮戦争が始まった経緯、湾岸戦争が始まった経緯について如何考えていらっしゃるのか。個人的には現状に於いて武力の放棄はむしろ戦乱の呼び水となるように思えて仕方ないのだが。
 戦争を憎むのは結構だが、そのためにはもっと戦争を知る必要があるのではないか。少なくとも、過去の戦争はどのように、なぜ始まったのか、と言うことくらいは真面目に検証してみた方がよいと思う。「嫌いだから知る事も拒否します」ではお話にならない。


4/9(土)

「吉村智樹の原宿キッス~うれしはずかしな日々~『mixiに気をつけろ!』」
 私はmixi上での馴れ合いを殆ど拒否してるようなものなので私自身はこういうトラブルとは殆ど無縁だが、確かに例で挙げられているようなケースと似たようなのは間近で見た事がある。と言うかこう言うのを敏感に感じ取る性質なので余計警戒して馴れ合いを拒否してしまうんだろうな。

 んなわけで今日は鶴見緑地へ。
 鶴見緑地の「いのちの塔」は「花と緑の博覧会」のシンボルタワーだが、これを見ると逆説的に万博公園の「太陽の塔」の素晴らしさを思い知るな。いや、「いのちの塔」が駄目なのではなく「太陽の塔」が素晴らしすぎるのである。時代性を強く帯びながら今なお古びず、一見奇矯でありながら見飽きない。見事だ岡本太郎。
 えー何の話だっけ。あそうそう鶴見緑地。「咲くやこの花館」は以前行った時と印象は特に変わらず。どことなく「鄙びた観光地の植物園」を思わせるのは何故だろう。


4/8(金)

 近所の道ばたを通りがかったら、髪を金色に染めた運送屋の兄ちゃんが、凄い笑顔で「みなしごハッチ」のOP曲を熱唱していた。
 ああ、もう春なんだな。

「夢幻紳士・幻想編」(高橋葉介著/早川書房)読んだ。
感想:
 うおおおおおおおお!
 きたきたきたきたー!!
 これはすごい。これはすごい。
 最初、寝っ転がりながら読み始めて「ああ、お約束に逃げてるのかなぁ」と言う印象を受けたのだが、ある時点でハッとして体を起こし、正座して最初から読み直してしまった。読み終わった時には心臓がドキドキしているのが自分で解った。
 迂闊に書くとネタバレになりそうなので書くのが難しいのだが、通読してすぐに気付く「全体的な構成」だけでなく、細かい部分であちこちにちりばめてある「仕掛け」がただごとではない(つまりこれは「怪奇編」の正当な続編にあたるようだ)。
 高橋葉介、最近は軽い作風に移行しつつあったので「もう昔みたいなのは書けないのかな」とも思っていたのだが申し訳ない、完全にしてやられた。
 と言う訳でさあさあ君も買え。って言うかファンなら絶対買うよね?


4/7(木)

 近所の神社を通りがかったら、溢れんばかりの若い緑色と淡い桃色が、競うようにひろがっていた。
 ああ、もう春なんだな。

 岡田史子さんが亡くなったらしい。
 萩尾望都をして「天才」と言わしめ、その寡作故に「幻の漫画家」と呼ばれた岡田史子氏。
 去年一昨年にやっと作品集が出版され、ようやく再評価の陽が当たるかと思っていた矢先だった。正直、まだ信じられない、と言うか信じたくない気分だ。亡くなるにはまだまだ早すぎる。間違いであってくれれば良いのだが……。


4/6(水)

「地域猫」ネタで2ちゃんねるを見てて見つけたレスを引用。
21 :名無しさん@5周年:2005/04/05(火) 03:03:17 ID:wXk4nRHm
俺も猫を飼っているけど(もちろん室内飼い)猫を飼っていて楽しいところは
餌をあげて旨そうに食べるのを眺めたりとか
じゃれあって遊んだりするところなんだよな。
逆に嫌なところは糞や小便が臭かったり、毛が落ちたり、柱や家具に傷を付けられることだ。
だけど猫に限らずペットを飼うということは、楽しい部分も嫌な部分も
全部自分で引き受けるということだ。
野良猫に餌をあげたり、放し飼いにしてる人は、楽しい部分だけを取って
嫌な部分は赤の他人に押しつけているんだよな。
そんな人を動物好きとは到底認められないよ。
こういう人は猫の頭を撫でているときに、心の奥底で自分自身の頭を撫でているんだろう。
 私は特に猫好きというわけではない(はいはいそこ疑わないの)のでこの感覚は一部理解できないところはあるが、「楽しい部分も嫌な部分も全部引き受ける」と言うのは全くその通りだ。たとえどれほどの猫好きであろうが猫について嫌な部分は持っているだろう(「猫がフンした! ワーイ掃除できる♪」とか「猫が柱ひっかいた! ラッキー♪」とか思う奴はおらんだろう)。
 そもそも猫というのはどうしようもない生物で、PCラックの上に置いてあるCDを全部ひっくり返したり、ニンテンドーDSの上に吐瀉したり、膝の上に勝手に乗ってきてどけようとすると本気でひっかいてきたりするが、そう言う嫌な部分も全部ひっくるめて「好き」なのが本当に猫を「好き」であることであり、逆に言うとそう言う嫌な部分も受け入れない限り本当に「好き」とは言えないのではないかと思う次第である(これは猫に限った話ではなく、たとえば恋愛でも同じ事が言える)。


4/5(火)

「30日間マクドナルド生活」
 今更のような気もするが、30日間マクドナルドのメニューだけで生活した方のリポート。
 これを読んで、「一週間チョコだけを食べ続けると体調に著しい異常を生じた。だからチョコは体に悪い!」と言うギャグがあったことを思い出した。
……と激しく印象操作をしてから映画スーパーサイズ・ミーのサイトへのリンクを貼る私。いや、この映画観た事ないし観るつもりもないけれども。

「指紋認証を突破するために指を切断される事件が発生」
 うわぁ……。
 まあある程度は予想できるケースではある(映画とか小説とかでは良くあるよね)が、実際に起こってみるとインパクトがあるな。
 指紋だったから指一本ですんだが、もしこれが掌紋だとか網膜パターンだったとしたら……うぎゃぁ。
 やはりアレだ、もっとも安全なのは「憲法九条の精神に則ってカギをかけない」とかだな。強盗に遭っても抵抗しないで身ぐるみ全部差し出せば安全! みたいな。


4/4(月)

メテオス
 とうとう惑星・アイテム・サウンド全てコンプリートした。
 これくらいやりこんだらもう書いても良いだろう。

……ごめんなさい。
 このゲーム、どうしても「面白い」とは思えない。プレイ感覚が無機質すぎてやけに熱伝導率が高い手触りを感じる。喩えて言うならテトリスを縦横ナナメにガチャガチャと組み合わせたような感じ。
 え、意味解らない? いや、私も書いてて良く解らないがニュアンスとしてはそんな印象だ。私はテトリスが苦手な人間なので余計入り込めないのかも知れない。今週末にでも売りに行くつもりだ。

「「地域猫」の虐待相次ぐ 反発する住民と溝、さいたま市」
 これ、数年前にも書いたような気がするが、「地域猫」等という試みが上手く行くワケがない。この地区への捨て猫が増加→去勢・避妊等の世話が追いつかず→余計数が増える、の悪循環に陥るのは火を見るより明らかだったし、結局その責任は拡散して誰も負いたがらないのも明白だ。こういう試みを持て囃して善人ぶるのも結構だが、それならちゃんとその責任はとって欲しいものだな。そもそも「地域の理解を」などと周りに善意を強要しないと維持できないシステムに無理があるとは思わなかったのだろうか。
 言っておくが、私はこの事業の開始時からそう言う意味の主張をしてたんだからな。後出しジャンケンじゃないぞ。


4/3(日)

「ぐるっとパス」解禁で水を得た魚状態の斑猫だ。
 と言う訳で上方浮世絵館へ。


2005/04/03 上方浮世絵館


 余りにファンシーと言うかキッチュと言うか、とにかく意外な外観だったので最初気付かずに素通りしてしまった。
 で、見学してみた感想だが……。
 肝心の「浮世絵」の印象が余りに薄い。建物内部の自己主張が強すぎるとか、ミュージアムショップの猫グッズが無意味に充実しているとか、そう言う方面ではとても面白いのだが、「浮世絵館」としてはどうなのだろうか。
 所要時間は30分~一時間程度?
 ターゲット層は……年齢性別に於いて特にコア層がある訳ではなさそうだが、どちらかと言えば女性向けか。あえて言うなら「猫好き向け」というのが一番正しいような気もする。ポストカードはマストゲットアイテムだ。

 次に大阪府立上方演芸資料館へ。
 ここはある意味インチキ。
「入場料400円で、いとこいとやすきよの漫才が見られます」。これで面白くない訳がないではないか。演目にどのくらいのバリエーションがあるのかは解らないが、また行ってみる価値はある。
 所要時間は1~2時間。
 ターゲット層は漫才好きのオバちゃんがコアだろうが、誰でも楽しめる施設だと思う。


4/2(土)

 ぐるっとパス! ぐるっとパス! ぐるっとパス!
 いよいよ4月である。結局公式ページは公開されないのだろうか。困ったものだ。

 さて、今日はまたもや国立民族学博物館へ。
「きのうよりワクワクしてきた」会場にてテルミンを試してきた。
 話によると「みょーん」とか言う感じの音が鳴るらしいのだが、私が試した限りでは「きゅぃーん? ザー……」と言う風な、AMラジオをチューニングしている時みたいな音しか出てくれない。鳴らし方のレクチャーページはないものだろうか。
 それから、面白かったのは双眼鏡。会場内の滑り台の上に登って双眼鏡で周りを見渡すと事物が悉く異化されて見える。双眼鏡という物が日常を解体するのにこれほど効果的だとは思わなかった。
 あとは「吹き抜けリリアン」。ちょっと意地になって10分位無心で編んでしまった(認定証を貰ったがどうしろというのか)。
 あ、今思ったがこの特別展って会場全体を使ってのTRPG、と言うかゴッコ遊びっぽい印象があるな。「ブリコラージュ」の手法はその手段として採用されているだけのような気もしてきた。

「W杯南米予選:ボリビア3-1ベネズエラ」
 どこの国にもバカっているんだなぁ。


4/1(金)

 4/1が終わったのでエイプリルフールネタは削除。
 完璧に騙されて私に問い合わせてきた方もいらっしゃったが、あれはエイプリルフールのネタなので悪しからずご了承を。(´ω`)

 と言う訳で今年は完全に騙しに行く方向性のネタをやったワケだがこのネタは笑わせ系のネタに較べて言い訳が効くのが良いな(笑わせる方向性のネタは滑ったら目も当てられない)。さて、来年はどーしよーかね。「当ページは閉鎖しました」みたいな芸の無いネタだけは死んでもやる積もりはないが。