自己満足の世界

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12/31(金)

 え、もう大晦日? なんかの冗談ですか?
 と言うわけでちょっとだけ今年を振り返ってみる。
 今年はホントにあっという間に過ぎ去った、と言う印象があったのだが、日記を読み返してみたら案外そうでもない様な気がしてきた。去年のことだと思ってたら今年だった、ってのか一杯ある。そう言えば今年の初めはPHSもPS-C2を使ってたんだよな。
 で、今年行った博物館やそれに類するもののリスト(太字は初めて行ったところ)。

・神戸市立博物館
・TEPCO電力館
・日本科学未来館
・科学技術館
・ていぱーく
・目黒寄生虫館
・明石市立天文科学館
・エルシティ南港
・明石市立文化博物館
・京都大学総合博物館
・大阪市立自然史博物館
・キッズプラザ大阪
・サイエンスサテライト
・神戸市立青少年科学館
・江戸東京博物館
・東京ステーションギャラリー
・国立科学博物館
・日本科学未来館(二回目)
・しながわ水族館
・大阪市立科学館
・国立民族学博物館
・明石市立天文科学館(二回目)
・明石市立文化博物館(二回目)
・北淡町歴史民俗資料館
・琵琶湖博物館
・国立民族学博物館(二回目)

 新規で14カ所、のべ26カ所。今年は少なめだと思っていたが羅列すると多いような気になるのが不思議だ。
 ちなみに新規の場所で特にオススメしたいのは明石市立天文科学館、北淡町歴史民俗資料館、琵琶湖博物館。機会があれば是非足を運んでみて頂きたい。

 そんなこんなで博物館マニアっぽいネタで2004年の日記はおしまい。
 2005年も斑猫賢二をよろしくお願いいたします。


12/30(木)

「奈良の女児誘拐殺人、新聞販売店員を誘拐容疑で逮捕」
 よっしゃあ!
 一報を聞いたとき文字通り諸手を挙げて浮かれてしまった。

 やっぱ当初の印象どおり、容疑者はかなり早いうちに出ていて裏づけに相当時間をかけたのではないかという気がする。この犯人逮捕の報が出たときも一時名前と職業がすぱっと出なくなったりしてかなり何かに配慮しているような感じだ。この事件も怖いがそういう配慮が本当にあるのだとしたらその背景を想像すると相当恐ろしい。

 ところでこの犯人は2次コンではなくむしろ古いタイプの(宮崎勤タイプの)「おたく」だったようだが「犯人はフィギュア萌えオタ(=「オタ」)」とか仰ってた方々はどうするんだろう(ちなみに「フィギュア萌え」な方々と言うのは「フィギュアを人間のように扱う」のであって「人間をフィギュアのように扱う」のとは全く方向性が違う)。
 こういう事件では解決するまでは興味がないフリして黙っておいて、犯人が捕まってから訳知り顔でしゃしゃり出るほうが処世術としては正しいのにな。ほら、酒鬼薔薇事件での宮○先生みたいに(皮肉ではないぞ)。


12/29(水)

 昨日「血が足りねぇ」と書いたのでせっかくだから献血しに行ってみた。
 って、血を抜いてどうするよ。逆だよ!>ヲレ
 いやまあ、「血の大切さを実感したので」とかそう理由では如何でしょうか(って誰に言い訳しておるのか)。

 まあそれはともかく。

 初めてだったのでまず入り口で軽く問診。
「最近病気はしてないか? 入院経験は? 妊娠は? 不特定との性交渉経験は?」
 質問用紙に答える形式だが、特に仕切りがある場所ではなくその気になれば他人の問診表を覗き込めそうだ。この手の質問は他人が覗けないようにして行うべきだと思う。
 あと、本人確認が保険証でも可能だと言うのはどうなのか。確認するのは名前と住所のみ。必然性が無いと言えばそれまでだが、なりすましが容易に可能なような気がする。

 で、次に身長・体重の確認(自己申告)とか希望する献血種別とかの確認。
 ところでこの「献血種別」、選択肢が1、400ml献血 2、成分献血 3、200ml献血ってな感じになってて笑える。余程200ml献血は選んで欲しくないらしい。ここは素直に400ml献血を選ぼう(それでも200mlを選ぼうとすると「血液検査の項目が減りますよ」「お元気なんですから400mlにしましょう」とか誘導してくるぞ。お前はローラ姫かよとツッコみたい)。
 ちなみにわたしは体重を多めにサバ読んでまで400mlを選んだ偉い人だ。感謝しろ赤十字(400ml献血は体重50kg以上でないと出来ないらしい)。

 さてその後は血液検査、およびメインの採血。
 血液検査でまず5ml程度? メインで400mlの血を採られるのだが、意外なことに、気分的には前者のほうが「吸われている」感じが強かった。メインの採血は吸われた血が見えないようになってるので「採られている」感覚が薄いらしい。ペットボトル一本近い血を採られるのでもっと激しいのかと思っていたのだが、これに関しては全然大したことは無い。ただ、採血中の10分弱は手持ち無沙汰で結構ヒマになる。隣で献血しているお兄さんお姉さんと適当に駄弁って過ごそう。

 で、全体的には「本気で血液を必要としているとは感じられない」と言う印象を受けた。正直「善意充足による満足感」「無料での血液検査目当て」あるいは「好奇心充足」以外に献血を進んで行う理由は思いつかず、要するにかなり「奇特な人」以外は献血をすることによるメリットを感じないように思う。
 本気で血が欲しいのなら「献血すればポイントが溜まって、○ポイント溜まれば○○が当たる!」など、もっと一般的な功利心を刺激するような餌を吊るしておくべきではないだろうか(何かそういうことをしてはいけないと言う決まりでもあるのだろうか)。
 って、わたしは人に「善意」を要求するシステムが嫌いなので特にそう思うわけだが。

 と言うわけであなたも献血してみてはいかがですか(←説得力薄っ)。

所要時間:40分程度
支出:血液400ml強
収入:缶入りドリンク3本(300円相当?)・ナースキティスケジュール帳(非売品B6サイズ)・血液検査診断書(後日発送)


12/28(火)

 あああ血が足りねぇ。掃除してるときずっと軽い立ち眩みみたいな状態が続いてやばいかと思った。もっと鉄分を摂らねば。

「小泉首相またか 地震後に映画と食事」
>ある野党議員は「これでは、01年にえひめ丸事故で、ゴルフを続けて批判を浴びた森喜朗前首相と同じだ」と批判。
 小泉氏も森氏も特に好きではないが「えひめ丸事故の報告を受けても森首相はゴルフを続けた」というデマをいまだに信じている議員が本当にいるのだとしたら驚きだ。「ある野党議員」などと言わずちゃんと実名で報じてほしい。

>ほかにも「新潟県中越地震の際にも対応の遅れが指摘されていたのに…」と話す政界関係者もいる。
 だから「政界関係者」って誰なんだよ。中越地震の「対応の遅れ」と言うのはよく知らないが、少なくとも今回の災害での援助隊の動きは日本が世界で一番早かったそうだ。何が問題なんだろう。

>小泉純一郎首相に27日、再び危機管理の面での批判の声が上がり始めた。
 記事を読む限り、批判しか能の無い野党がイチャモンつけてるようにしか思えない。批判は結構だがやるならもっとまともにやれよ。


12/27(月)

 以前、OSをXPに変えた時、「OSを変えたらWOLが効かなくなった」と書いたが、今日の仕事中にハッと気づいた。
「XP入れたときにイーサネットアダプタのドライバが勝手に書き換わったんじゃないの? 最新のにアップデートしてみりゃいいじゃん!」
 ……という訳で試してみた。
 ……。
 おおおおお。
 上手く行ったよWOL。LAN経由でMagic Packet投げたらマシンが起動する~。よっしゃあ!
 ……と思ったのも束の間。
 Magic Packet投げてないのに勝手にマシンが立ち上がるようになってしまった。いったいどうなっているんだ。
 ドライバの設定はこのページを参考にしたうえAPM関連はBIOSを含め全て無効にしたし、うちのルータはWANからのブロードキャストアクセスを受け付けないので外からのアタックに反応しているとも考えがたい。Windows2000の時はどんな設定にしてたかな。もうちょっと調べてみるか……。うーむ。


12/26(日)

 今日高野山土産に「かんのんさま」という「教育まんが」本を貰ったのだがこれが凄すぎる。


2004/12/26 かんのんさま

 ……この怪しさは宗教系の価値観のズレから来るものと思ったのだが、中身を読み進めるにつれ、実はこの怪しさは計算されたものなんじゃないだろうかという気がしてきた。
 何も考えずに読むと単なる「仏教啓蒙まんが」に見えるかもしれないが、注意深く読むとどこまで本気で描いているのか解らなくなってくる。表紙を見る限り一人の方が描いているようなのだが、話ごとに絵柄が全然変わるうえ、その絵柄・構図が全て他の(別々の)漫画家のパクリなのである(ガロ系漫画家のパクリではフォントまでそれっぽくしてある!)。
 普通に漫画を描くだけなら話ごとに絵柄を変える必要などどこにも無く、ましてや他の漫画家(手○とか)の絵柄や構図をパクる必然性など全く無い。やはりこれは狙っているのだろうか(少なくともわたしは大爆笑してしまった)。
 実際に見てみないとこの面白さは理解できないと思うので高野山に行く機会があれば是非手に取って確認してみていただきたい。


12/25(土)

 掃除掃除掃除。掃除掃除掃除。
 あ、パンの種にマーガリン入れ忘れた。全然膨らまねぇぞ。

「利用者サイトや特集本も 京セラ製PHS端末」
 確かに他に持っている人を見掛ける機会が増えた。京ぽん。
 ただ、その機会というのが
・科学未来館の開館待ち行列でいかにもオタっぽい兄ちゃんが使っていた
・WINSにほど近い某牛丼屋の店内でそれ系のオヤジが弄っていた
・某聖地巡(ry
 ……など、手放しで「おお、一般に浸透してきてるじゃん?」と喜べるシチュエーションは思い出せない。全然見掛けないのよりはマシなのだろうが……。


12/24(金)

 だからクリスマスは家族と過ごす日だと言っておろうが。

 今日、地元の神社の氏子会が解散するとの旨と共に分配金を配りに来た。
 なんでも「宮司が基地外になって『氏子会氏ね』とか叫き出したので解散することにした(意訳)」とのことらしい。実際のところがどうなのかは良く解らないが少なくとも喜ばしい事態ではなさそうだ。
 さて初詣はどうしようかね。氏神様自体が悪いわけではないのだろうがトラブってるところに参拝しても御利益は薄そうだ。

「「イノセンス」METHODS 押井守演出ノート」
 良い。購入せよせよせよせよ(残響音含む)。


12/23(木)

 今日は大掃除と言う程でもない中掃除。
 障子を貼り替えたりカーテンを変えたり洗濯したりパンを焼いたりアレしたりコレしたりで終了。なんだかんだで年末までは忙しいな。

「mixi中毒度チェック」
>あなたの回答結果は 2点 ですた。
 そうか。


12/22(水)

 たとえば某原子力推進団体が原子力を市民に啓蒙するにあたり「原子力はこんなに便利なんだヨ!」とメリットのみを強調するアプローチをとる。
 これは悪い例である。なぜなら、市民の懸念は主に原子力・放射性物質に対する安全性であり、その点に一切触れないことは逆に不信感を増大させることになるからである。それを解消するにはむしろ安全性に対する市民のイメージを受け止めつつ良い方向に誘導していく必要がある。

 たとえば某思想団体が集合住宅に不法侵入しビラを撒いたことを擁護するにあたり、「ビラを撒くだけで逮捕とは非道」という点のみを強調するアプローチをとる。
 これは悪い例である。なぜなら、市民の懸念は主に「怪しげな方々が自分の生活圏内に入ってきて怪しげな活動を行っている」と言うことであり、その点に一切触れないことは逆に不信感を増大させることになるからである。それを解消するにはむしろ市民のその不安感をを受け止めつつ良い方向に誘導していく必要がある。

 ……と言うのが私の考えだが何か理不尽な点はあるだろうか。


12/21(火)

 私の隣で同じプロジェクトのひとが頭を抱えていた。
「ここの問題点が昨日からどうしても解決しないよ。ここが終わらないと今日は帰れない」
「ってことはこれが終わったら帰れるんですね? ちょっと貸してください」
 待ち時間が矢鱈多くてイラついている斑猫、ヒマでボーっとしてるよりはと思い、ついうっかり安請負。
 ……10分後。
「あ、ここです。この○○の××が□□になってたから△△になってたんです」
 なんかわたしが有能であるかのように見えるが単に基本に忠実に問題点を洗っていっただけである。なぜこのひとが二日もここで詰まっていたのかやや不思議だがあまり考えないようにする。
「あーありがとう。これで今年の仕事片づいた」
「は? じゃあ明日以降の作業は?」
「ない(きっぱり)」
 と言うわけで明日からまた仕事無くなったよ。わたしは日雇いかよオイ。

 ところで今日リンク元を見て気付いたがこれは一体どういう事なんだMSNサーチ。

「DDIポケット、256k端末を発表 - AirH" Phone向けにも「高速化サービス」提供」
 なんだかやたら景気がいい話をブチ上げてきたなウィルコム(旧姓DDIポケット)。親会社の縛りが無くなって、とりあえず早急に対応できるソフトから改善していく、と言う感じだ。「今後1~2年以内に高度化基地局とITX間を光ファイバ化し、基本速度1Mbps超、体感数Mbps超を実現する」というのが本当なら美味しすぎる話だな。これがAirH"PHONEの話ならシグマリオン3と繋げば究極の移動モバイラーでうはうはな感じ。でも端末が今の3G携帯みたいにゴツくなるのはやーだよ。


12/20(月)

 さて。
 今日も終電楽しいなー。ハーイ!(壊)

「pya! 変質者・チカン注意」
 午前様連発でナチュラルハイな精神状態でコレを見てヤバいくらい笑ってしまった。

「PSP初期不良まとめサイト」
 うーむ。
 数台のPSPを触った限りでは明らかな不具合のある個体は見あたらなかったがなぁ(□ボタンが気になるものは幾つかあったが)。そんなに酷いんだろうか。実際の不具合率を知りたいものだ。
 しかし「PSP不具合続出」という話を聞いて大喜びしてる方々(上記サイト様のことではない)って一体何なんだろう。何がそんなに嬉しいのか不思議だ(批判のつもりは特になく本気で解らない)。


12/19(日)

「<イラク派遣反対ビラ>3被告に無罪判決 地裁八王子支部」
 ちょっと古いニュースだが今日は特にネタがないので書いてみる。
 以前も書いたがこの件に対してこの三名を擁護するために「ビラを撒いただけで逮捕された。非道だ」みたいな言い方をするケースが目立つ。そう言う誤謬が一般市民の不信感を増幅させるのだ、と私は断言する。
 ひょっとして誤謬ではなく本当に一般的な市民の感覚が読めてないだけなのかも知れないが、少なくとも「違法侵入した」という点について真面目に語ろうとしない時点で周りの理解を得られることは無いと思う(念のために書いておくが「この方々は違法侵入したから悪い」などと言いたい積もりではないので悪しからず)。


12/18(土)

 土曜。
 当然のように終電の直前まで仕事。家に帰り着いたのは日付が変わってから。
 いやぁ、仕事があるってよいことですね(棒読み)。

 そう言えば今月も後10日を残すばかりだが某ロケテストはどうなったんだろう。
 今週無いとすればあとは来週末だが、クリスマスにギャルゲーのロケテに群がる人々というのは絵的にかなり壮絶ではないだろうか。と言うわけでこっそり日取りを教えろ真鍋(←態度デカっ)。


12/17(金)

 しまった。
 先週の終わりあたりから風邪を引いていることをすっかり忘れていた。
 昨日の帰り、やけにしんどいなぁ自転車のペダルが重いなぁやっぱ帰り道は疲れるなぁとか思っていたのだが単に風邪のせいだったのかもしれん。
 と言うわけで今腸と頭と耳の調子が怪しい。特に耳は呼吸に合わせて鼓膜がペコペコ動くのが実感できるぞ。これはひょっとしてやばいのか。

 ところで昨日、琵琶湖博物館の仮想見学ツアーのページを「貧弱」と評したのだがこれは私の勘違いだった(メニューのトップだけで全部だと勘違いしていた)。とりあえずこの一覧メニューから一通り見てみて欲しい。
 ところでこのページ。
>展示室のいちばん奥のカウンターから、隕石や化石、鉱物などを持ちだし、テーブルにすわってみたり、さわったりすることができます。
 じつはこれ、テーブルすら展示品なんだぜ。何のことか解らないかも知れないが、実際に見てみれば解る。フフフ。

「平均以上に売れているシャープの“赤”」
 せっかくだから、俺はこの赤のオーブンを選ぶぜ。
 ……と言いたいところだが過熱水蒸気オーブンって肉以外を焼くのに向くのだろうか。私はオーブンでは肉よりケーキやパイやグラタンを焼くことの方が遥かに多いのだが、そう言う用途にはあまりメリットがないような気がする。


12/16(木)

 今日は一つ仕事の不具合を潰したらやることが無くなる、と言う状態だったのだが、仕事場に出る前に調べたらその時点で不具合が直ってしまった。
 よって休暇を取って国立民族学博物館に行くことにした。
 自転車で。

 ……。
 所要時間:59分(片道)
 走行距離:17キロ(片道)
 これなら充分現実的だ。今日は年内までの企画展示を目当てに赴いたがヒマな時にサイクリングがてら行けそうだ。そのうち傍にある児童文学館にも行ってみよう。


12/15(水)

 と言うわけで琵琶湖博物館へ。

 個人的な印象として「博物館」は「所蔵資料」と「その資料の背景」のうちどちらに軸足を置くか、で大きく二種類に分けられるように思う。前者の例は大阪市立自然史博物館や国立民族学博物館、それに北淡町歴史民俗資料館で、後者の例は大阪歴史博物館や江戸東京博物館、ついでに海の時空館、と言う感じだと思う(模造品やジオラマが多いかどうかで判断しやすい)のだが、この琵琶湖博物館はどちらかと言えば後者に属する方だろう。全体的に後者は(館の規模に比して)所蔵資料が貧弱なのでやむなくそうしていると言った印象が強く、琵琶湖博物館も例外ではない(目玉となるべきような所蔵資料がない)のだが、卓越した展示センスでそれをカバーしている。これはすごい。

 正直もっとショボイものを想像していた。Webの仮想見学ツアーのページのボリュームは貧弱だし、地図で見る限り建物自体も二階建てで展示室も3つだけ。30分程度ですぐ見て回れる程度のものだろうと思っていたのだが、完璧に想像を上回っていた。

 自然史メインのA展示室、文化史メインのB展示室はそれぞれざっと見るだけでゆうに30分は掛かるくらい充実しているし、先に述べたようにその展示センスも卓越している。これはお役所や研究者のセンスとは思えない。
 たとえば琵琶湖の化石を展示。所蔵化石自体は平凡で数も少ないのだが、ブース内に「研究室」を再現し、化石からどうやって何を調べるのか、化石の複製を何故作るのか、どうやって作るのか、などを視覚的に解りやすく紹介している。
 たとえば琵琶湖の地図の展示。普通ならせいぜい壁一面に琵琶湖一帯の航空写真を貼り付ける程度だろうが、ここでは広いブースの床一面に航空写真を敷き詰め、大阪湾から岐阜の手前あたりまでを文字通り鳥瞰出来るようになっている。大抵の人間はまずこれで自分の家を探してニンマリ笑うはずだ(私も探した)。

 そして水族展示室。「展示室」という名前に騙されそうになるが、実はこれだけで「水族館」を名乗れそうなボリュームがある。もちろん淡水生物しか展示されてはいないが、水中トンネルは距離こそ短いもののしながわ水族館より質として劣っているわけではないし、何より遥かに空いている。

 難点と言えば、(所蔵資料の貧弱さを除けば)交通の便が悪いこととボリュームがありすぎて全部回るとかなり疲れてしまうと言うことくらいか。今日も屋外展示を見て回れなかったので隣にある植物公園ともどもまた行きたいものだと思った。


12/14(火)

 唐突に明日の予定が空いたので、前々から行く積もりにしていた琵琶湖博物館に行こうと思う。この博物館は以前にこのページを見てからずっと気になっていたのだが、交通費だけで往復3000円以上かかるので二の足を踏んでいたのである。ページを見る限りでは自然史系博物館のようだが、大阪市立自然史博物館と較べてどんな感じだろうか(博物館巡りを趣味にし始めてから、「どんなところか良く解らないけど博物館だからとりあえず足を運んでみる」と言うパターンになってしまった)。

「平年より29日遅く初霜を観測 京都市内、今冬1番の冷え込み」
 初霜は別にどうでも良いのだが、この写真は良いな。なんも考えずに撮ったのではなくちゃんとセッティングしたんだろうなぁ。「カエデをここに置いて……あ、君たち合図したらあっちから歩いてきてね」みたいに。足跡も作りもんだったりしてな。


12/13(月)

最近の斑猫の日常。

拘束時間:
 15時間/日

やること:
 座ってるだけ


 流石にこういう毎日はウンザリしてくるぞ。
 でっかい機械を動かして問題が出たら直さないといけないのだが、私が作った箇所でほとんど問題が発生しないのである。
 とは言えいつ問題が出てくるか解らないので席を外すわけにも行かない。グイーンと動く機械を見ながらボンヤリとただ座ってるだけ。頭の中には「ああカルメ焼きが食べたい。重曹と温度計を買ってこないと」みたいな訳の解らない思考が渦巻いてくる。

 「ほとんど問題が発生しないのは良くできている証拠、誇るべきだ」、と言う意見もあるだろうが、正直多少は問題が発生してくれた方がナンボかマシな気がする。中島らも氏もかつてこういう感じの境遇に置かれて精神をおかしくしたらしい。


12/12(日)

 今日の昼過ぎ、ヨドバシ梅田に行ってみると物凄い行列が。
 一瞬何かと思ったが、要するにPSPの当日販売分を入手するための行列なのであった。正直午前中でとっくに売り切れていると思っていた。
 で、試遊台に置かれているPSPを確認してみたのだが……。
 ??
 凄いの? これが?
 正直言ってどう凄いのか本当に良く解らなかった。思ったより画面は小さいし解像度もこれ以上粗ければ話にならない、って言う程度だと思う。ただ、液晶の質は良いので画面は綺麗に見えるが、仮にあの液晶の質(解像度ではなく)がニンテンドーDS程度だったら「うーん」って感じだろう。その辺「凄い」と思わせるハッタリが上手いのかもしれん。そのうち欲しくなるかも知れないが少なくとも初期ロットはパスしたい。

「「ハウル」2日間で14億円 日本映画で歴代1位」
>2日目までの記録としては、宮崎監督の前作「千と千尋の神隠し」から約4割増。
「「ハウル」日本歴代タイ記録 公開16日間で動員500万人 「千と千尋」「ハリポタ」に並んだ」
> 公開2日間の動員数、興行収入で日本記録のスタートを切った宮崎駿監督の最新映画「ハウルの動く城」が、5日までの16日間の動員が500万人を突破し、日本歴代タイ記録を達成したことが分かった。

> 16日間の興行で500万人を突破したのはこれまで、宮崎監督の前作「千と千尋の神隠し」と「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の3作品だけ。
 この報道をあわせて読む限り「千と千尋」に較べて失速が急なように読めるのだが最終的にはどうなるのだろうか。私は「もののけ」以降の宮崎アニメは(テレビですら)殆ど見てはいないがこれはなんとなく劇場で観たいような気がする(私が見たいと思うと言うことはあまりヒットしないかも知れない)。


12/11(土)

 出先でメールを書く必要があったので、シグマリオン3に京ぽんを繋いでメール書き。
 すると、5,6人くらいの小学校2年くらいと思しきガキンチョどもおこちゃま方が群がってきた。
「うわー何それ。ペン使ってるけどニンテンドーDS?」
「チッチッチッ(一本立てた指を振りながら)、これはニンテンドーDSのタッチパネルとPSPの高解像度液晶を併せ持つ優れ物、シグマリオン3だよ」
「ふーん(←意味は通じていない模様)。それ、ゲームは出来るの?」
「ふ、もちろんだ。しばし待ち賜え(PC88エミュでシルフィードを起動)」
「わー凄い(←ガキンチョどもおこちゃま方騒然)。やらせてやらせて!」

 ガキンチョどもおこちゃま方はのしかからんばかりに顔をくっつけてシグ3の画面に釘付けである。最近の3Dゲームに慣れた子供でもシルフィードは面白そうに見えるらしい。
「俺一番やぞ」「あーずるいぞお前。俺の方が先じゃ」
「はいはい解ったからジャンケンで順番決めなさい」

 斑猫にわかに大人気。
 でもあまり嬉しくないと思った。

 ……で、ちょっと思ったのだが、こういうガキンチョどもおこちゃま方受けするようなペンを使うミニゲームでもさくっと作って入れておけばこういうケースで対応しやすいのかも知れない。「直感ヒトフデ」くらいなら割と簡単に作れそうだ(ルール良くしらんけど)。


12/10(金)

 いかん、何処がどうと言われると困るのだが確かに体調が悪いようだ。口の中が口内炎だらけだったり個室で矢鱈水っぽかったりする。風邪かストレスか栄養不足か良く解らないが体調が悪いのは間違いない。
 と言うわけで一回休み。

「「国の恥」ヨン様像似てない!」
 騒がれる程に似ていないのか。個人的にはそこそこ似ていると思うのだが。


12/9(木)

 うげ。
 今日書こうと思ってたネタをどっかにメモっていたつもりだったが探してみても見つからぬ。何を書こうと思っていたか忘れてしまった。

 やむをえん。

 昨日ちょっと書いたことについて。
>貴方ならこのビリーバーの方になんと返答するだろうか。
 とりあえず具体例。
1、「その例以外のほぼ全ての実験では血液型と性格の間には有意差が見いだせないことが解っている。肯定派の方は何故この結果を無視するのか」
2、「その実験は何度追試が行われ何度結果が再現可能であったのか示しなさい(ちなみに追試不可能なものは実験とは言わない)。また、これまでの実験で有意差が出なかったのは試験環境に不備があったからだと考えられるがそれは何だと思われるか。それに発表されたことイコール事実ではないことはご理解頂けているだろうがその実験は何処に発表されたものなのか」
 とりあえずこんなもんで如何だろうか。
 ちなみに私は別に血液型と性格に相関があろうが無かろうがどうでも良いので上記例にまともに回答がある場合は肯定派に転向することも吝かではない。

「点滴ミス?患者死亡 3倍の速さで薬剤投与 江戸川区の病院」
>通常の三倍以上の速さで薬剤を投与され、直後に死亡していたことが八日、分かった。
 他に書きようがないのかも知れないが……。
「通常の三倍」と言えばアレしかないだろ……。人死にが出た事件でこれはちょっと迂闊なような気がする。って解らない人間にとっては絶対解らないだろうからチェックしようはないだろうが。
 などと思いながら某大型掲示板を見てみると、案の定ガンダムスレになっていた。まったくこいつらは……。


12/8(水)

 血液型占いについてWebを調べてたら、「ある実験によると血液型と性格の間には関連があることが解っている。否定派の方は何故この結果を無視するのか」という意味のことを書いているビリーバーの方がいらっしゃった。
 さてこれは典型的な「疑似科学に引っかかっている」ケースである。貴方ならこのビリーバーの方になんと返答するだろうか。

「早速ゲットしたPSPにしみじみ感動」
 PSPって画面サイズが4.3インチ、解像度が480×272ピクセルであってスペックで見ると実は大して高精細でもない(シグマリオン3と画面サイズは大差ないのにドット数はシグ3の方が3倍近く細かい)のだが、なんでこうも画面に対する評価が高いんだろうか。実際に見てみれば実感できそうだがその機会は当分なさそうだ。
 って、今ふと思ったが、NDSのタッチパネル+PSPの高精細液晶=シグマリオン3、なのか? 実際NDSのミニゲーム程度ならシグマリオン3に移植出来そうだ。PSPのポリゲーは無理っぽいが。もっと大事にしてやろうシグマリオン3。


12/7(火)

 最近忙しいせいか日記が殺伐気味だな。

「血液型性格分類とメディアリテラシー」
 世の中には「血液型占い」と言うものを信じている方が少なからず居るようで、以前そう言う方と話したことがあるが全く話が通じなかったので閉口したことがある。こちらが相手の出した統計データの嘘を突いて問いつめると「○○博士によると、血液型による傾向はあるがそれは測定できる類のものではない」とか言い始めるのである。賢明な方はお解りだろうが「血液型に因る性格」のように、表出したものによって認知されるような類のものに対して、検証によって証明できないと言う時点で「存在しない」と言っているのと同じである。「竹内文書」とかを信じる人もこんな感じなんだろうなぁ。
 ところでこの手の血液型占いって必ずABO式なんだろう。Rh式とかMN式、P式にLewis式、その他数多の血液型でも同じように性格診断が出来そうなものだが。

「血液型推測Web版」
 質問に答えると貴方に相応しい血液型が解る優れものである。
 ちなみに私はAB型らしい。性格から見た傾向は AB>A>>O>B らしいが実は私はB型である。貴方は如何だろうか。


12/6(月)

「異なる文化圏の人々は互いの文化を尊重し受け入れるべきである」
 ……と言う考えは実は自文化中心主義の賜物である(「他の文化を受け入れない」と言う文化の否定である)。「話し合えば解る」だの「文化の相互理解」など幻想に過ぎない。
 ……と断言するのはやや気が引けるが、キリスト教による侵略の歴史を見るに、他文化の許容には相当のリスクを伴うと考えざるを得ない。


 さて話変わって今日届いたヘンなメール。
>この度私共がご紹介する【ミセスの園】のメールをご拝読頂き誠にありがとう御座います。
 「ご拝読頂き」ねえ。
 スパムを送ろうとする前にまず日本語を勉強し直すべきだと思うがどうか。


12/5(日)

 自転車にライトとスピードメータを設置。
 自転車を漕いでて楽しいという感覚は久しぶりだ。軽く走って時速20キロ弱、やや気合い入れて30キロ、と言う感じのようだ。ただ、街乗りではあまり速度が出せずちょっとフラストレーションが溜まる。ヒマがあればもっと遠出してみたいものだ。今年中は無理そうだから来年か……。

 あ、そう言えば今月25日までに琵琶湖博物館にも行かないと。それ以外にも行きたい博物館・美術館があるのでそれ関係のまとめページもさっさと公開しろ、と言うことだな。レイアウトだけ作ってほったらかしにしてしまっていた。

「日本SF大賞に押井守監督の映画「イノセンス」」
 まあSF者には受けて当然の映画なのでこれも当然の結果か。
 ちなみにこの映画、解らない人間にはまず解らないし解らないからと言って理解力がないとか言うわけではないので受け付けない人間が努力して理解しようとする必要は全くない(ナチュラルチーズを食べられないからと言って味覚障害だというわけではないのと同じである)。だから理解できないことに勝手にコンプレックスを抱いて「あんな映画ツマンネー」とか喚きだしたりしないでくださいお願いします。

「【sage】トリオ・ザ・パンチ【呪ってやる】」
 意味不明ゲームのスレッドなので必然的にこんな展開。
 320-321の流れに何故か大ウケしてしまった。

「GPS知り電源切る? 女児携帯検索時に音や光」
>被害者が持っていた衛星利用測位システム(GPS)機能付き携帯電話は、位置検索を受けると、音や光の表示が出る機種だったことが4日、奈良西署捜査本部の調べで分かった。
 ……。
 共同通信は何を思ってこんなバカ記事を配信したのか。


12/4(土)

 久々に竹馬に乗ったが高さ一メートルくらいのにも余裕で乗れて一安心と言ったところだ。
 老化はまず平衡感覚に顕れるそうなので竹馬が大丈夫と言うことは老化はまだ始まっていないと考えても問題なかろう。
 ……あ、数年前からやろうと思ってた一輪車の練習を始めてみるかな……(とりあえず気は若い)。

「米ゲートウェイがバリューと低価格を武器に日本市場に再参入」
 ゲートウェイが日本市場に再参入と言うことらしい。前の撤退直前に買ったノートがまだ余裕で稼働しているというのに。個人的にゲートウェイの最大の魅力はあの白黒の牛模様だと思っているのだが再参入であのデザインは継続されるのだろうか。マグカップ、チェアなどの意味不明グッズも続けて欲しいものだが。
 ……とここまで書いて調べてみたら、既に日本語版ページも出来ている模様。3年保証の「モーモー安心サポート」はどうなるのか……と思ったら、ああもうサポート切れてるのね。なるほどサポートが切れる頃を見計らったのか。流石老獪だゲートウェイ。


12/3(金)

 「1・2・3でゲームが変わる」。
 私がンニーのゲーム機を購入するまでに、初代PS発売から数えると10年の時を要したわけだ。長いのか短いのか。しかもそのきっかけとなるのがこれも10年前の映画のゲーム化だとは。
 ところで「ナイトメア」のゲームも一応クリアはしたが、感想としては「思ったより『ゲームゲームしたゲーム』だった」「でも練り込みが甘い」って感じかなぁ。あと、原作の名シーンに似せたシチュエーションをわざわざ設定する必要があったのかと言う点にも疑問が残る(なんかパロディを見ている気になる)。間違いなく言えるのは「映画のファン以外にはオススメしない」と言うことだ。
 ……え、私? 後悔してないよ。とりあえずPS2本体+ソフトの値段分の価値はあったと思う。

 で、注文していた自転車が届いた。試し乗りしてみたがまだちゃんと調整していないのでやや乗り心地が悪い。とは言え軽く漕ぐだけでママチャリで立ち漕ぎする以上のスピードが出るのは気持ちが良いな。明日にでも調整してみよう。


12/2(木)

「スカウター? オリンパスの強調現実インタフェース」
 こういうのって科学未来館が喜んで展示しそうだなぁ。
 で、私が嬉々として体験しそうだなぁ。
 関係ないが科学未来館の「ジオ・コスモス」のミニチュアが欲しい。直径20センチくらいでちゃんと映像が映るやつ。誰か作れ。

「コピーコントロールCDを徹底的に総括する/ファンとアーティストを傷つけ、法制度面でも問題山積」
 私は最近の音楽にはほっとんど興味がない(ここ10年で買ったCDは「Let It Be Naked(IMPORT)」一枚のみ。それ以前はナイトメア初見直後に買ったサントラが最後)ので少なくとも私がCCCDのせいで顧客であることをやめたとか言う事実は無いが、確かに買いたいCDがCCCDだったら再生可能な装置を持っていないと言う理由で購入を控えるのは間違いない。
 うろ覚えで申し訳ないが、JASRACの偉いさんだったかが「たとえ音楽ソフトの売り上げが半分になるようなことをしてでも自分たちの利権は守る」みたいな意味のことを仰っていたように記憶している。私が意味を取り違えている可能性も多分にありこの言葉の解釈は難しいが、少なくとも「CCCDによるコピー抑制の効果」と「CCCDにすることによる顧客離れ」とが天秤に掛ける対象になると考えていることと、後者より前者の効果の方が大きいと見込んでいたらしいことが読みとれる。「正直な発言」なのかも知れない。


12/1(水)

  「メルティブラッド アクトカデンツァ」
 公式ページがとうとう開設。
 スケジュールによると12月中に第2回ロケテストが行われるそうだが大阪では開催されるのだろうか。
<  ただ、もし大阪でやるとしても今回については見に行きはすると思うがリポートは書かないと思う。「メルティブラッド」がどういうゲームなのか、私より詳しい人間はそこら中に居る。

「軽くて安い! “紙製”のホームシアター用スクリーン」
>「AV評論家の意見を参考に、平面性向上のためのサイドフレーム追加や遮光性を高める裏面の塗装処理を行った。ホームシアターのすそ野を広げる入門機的な狙いで開発。従来のスクリーンは安いものでも1万~数万円台だったが、ペーパースクリーンなら気軽にホームシアターを始められる価格になっている。将来、スクリーンをグレードアップする場合も、紙製なので廃棄処分に困らないのも特徴」
 いいねいいね。
 でも個人的には4:3の80インチが欲しかった。無念。