自己満足の世界
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10/31(火)
This is Halloween!
はいそんなわけでパンプキンパイを焼きましたよ。
正直、バターににおいが移っていてあまり香ばしくないような気もするが、まあいいや。特に気にしなければ普通に旨い。
■ 「世界スマートフォン出荷台数、3分の1は日本」
以前からこの記事が気になっていたのだが。
2006年上半期(つまり半年間)の世界のスマートフォン出荷台数が三千万台強。そのうちの三分の一が日本と言うことは、日本のスマートフォン出荷台数は半年で一千万台出荷されたことになる。
ところが、「日本のスマートフォン市場を切り拓いた大ヒット商品」と言われるW-ZERO3の販売台数は半年で15万台。後継機を含めても40万台も行っていないはず。一応DoCoMoやソフトバンクも競合商品を出してはいるが、全部あわせても50万台にもならないと思う。
それではこの「スマートフォン一千万台出荷」と言うのはいったい何を意味するのか。
たぶん、日本の「携帯電話」の一部は世界的に見ると「スマートフォン」のカテゴリにはいるのだと思う。2005年の携帯電話の前出荷台数が4600万台程度らしいので、今年も同程度だと仮定すると半年で2500万台程度。そのうちの半分弱がスマートフォンのカテゴリに入ると言うことになる(ただ、その場合、スマートフォンとそうでない電話機の線引きがどこなのか、と言う疑問は残るが)。
と言うわけでこの記事の「スマートフォン」は、日本で一般的に言われる「スマートフォン」とは違うものであり、従って「日本での出荷台数の伸びが顕著」だった理由をW-ZERO3の登場に求めるのはちょっとピントが外れている、とは言って良いと思う(そう言う見方をしている人間が本当にいるのかは知らない)。
10/30(月)
ハロウィンが近づいてきたのでパンプキンパイの準備。
とりあえずパイ皮の準備は完了。今年はカルピスバターじゃなくて冷蔵庫の奥に眠っていた普通のバター。ヨドバシ地下のスーパーが閉店してから近場でカルピスバター売ってるところが見つからないのよ。
■ 「番号ポータビリティ開始1週間でKDDIは8万純増,ドコモは純減」
MNPでauがプラス8万、ドコモがマイナス6万と言うことは、ソフトバンクはマイナス2万か。あれだけ大騒ぎしたんだから増えると思っていたのに。
って言うか、ソフトバンクにしてみたらADSLの時と同じように、最初にとにかく話題を作ってユーザ増加の流れを作る、採算についてはそれから考える、と言うパターンを使うつもりだったはず(基本料2880円はあくまでキャンペーンとしてることからもそう推測される)なのだが、これだけやって客に逃げられてたら本気でまずくない? それどころか一連の騒ぎによるブランドイメージの悪化で、本来定額のメイン顧客であるはずの企業からも逃げられてしまう可能性すらある。私はソフトバンクが好きではない、と言うか出版以外では積極的に嫌いと言って良いが、今回の騒ぎでなんだか先行きが心配になってきた。大丈夫なんだろうかソフトバンク。
10/29(日)
今日は神戸ハーバーランドのMosaicで行われたハロウィン仮装パーティーに行ってきたわけだが、ちょっと日記には書きにくいのでパス。
■ 「騒音おばさんのまとめサイト」
ああ、そう言われてみればそんなのあったね。「引っ越しおばさん」だっけか。選曲のセンスが一部で絶賛されていたような記憶はある。
特に興味はなかったので当時どういう風に言われていたのかもよく知らないのだが、最近になってこういう(リンク先みたいな)見方が出てきたらしい。本当のところはどうなのか知らないが、少なくとも最初の情報が出た時点で、後の情報によって印象がすっかり変わる程度の情報の欠損があったのは確かだ。それを考えるとなかなか恐ろしいね。油断のならない世の中だ。
10/28(土)
今日は大阪市立科学館に行ってきた。
まずはオムニマックス「オーストラリア~壮大な大地と魅惑的な動物たち~」。
とりあえずカンガルー萌え。
いや、それはともかく、こう言うのは「プラネットアース」なんかで目が肥えてしまうとちょっとつらいところがあるかも知れない。いや、確かに凄く面白いのだが、撮影にしても編集にしても微妙な物足りなさを感じるのも事実だ。まあそれをどでかいスクリーンでカバーはしているのだが、こちらとしては「プラネットアース並の映像をこのスクリーンで見たい」と思ってしまうな。
で、その後はプラネタリウム「ユニバース~はるかなる宇宙の探求~」。
ん~。
解説がいまいち。と言うか、ゆとりがない感じで聴いていてハラハラした。
ここのプラネタリウム、この回は誰が解説、と言う風にあらかじめインフォメーションされてないんだっけ。もしされてるのなら渡部さん一択なんだが。
ちなみにここのプラネタリウム設備はハードとしてはたぶん日本一、二を誇る質だと言って良いと思う。コニカミノルタの「INFINIUM L-OSAKA」は、これまでのプラネタリウムの「とりあえず光量を上げてみました!」「とりあえず星の数を増やしてみました!」と言うようなカタログスペックを追求する方向性とは全く違い、「肉眼での見え方に極力近づける」と言うアプローチを行っている。カタログスペックとしては投影星数はなんとわずか9000個。メガスターの100分の一以下(!)。それでも投影される星像は決してメガスターに劣っていないことは、両方を見比べたことのある方なら理解されていることと思う。この「INFINIUM L-OSAKA」は、現時点では世界最高級のバランス型プラネタリウムなのである。
■ 「清水寺などが最終候補地に 「新・世界七不思議」」
「不思議」な建物なら大阪に山ほどあるがどうか。
たとえば「なにわの海の時空館」。
たとえば「大阪市環境事業局舞洲工場&舞洲スラッジセンター」。
いったい何を思ってこんなのを建てたのかさっぱり解らない。不思議すぎる。
10/27(金)
■ 「ドコモ中村社長、「孫氏の発言には怒りすら覚える」」
>ゴールドプラン(予想外割)についても、ドコモからドコモへかけるユーザーが多く、それが1人だけソフトバンクモバイルに移行すると、無料通話ではないことなどを指摘しながら、「基本料7割引のプランを含めて、5つの割引プランに対して、負けるプランはない。ドコモの利用者にとって、ソフトバンクモバイルの2つのプランに加入するメリットはまったくない」と断言した。
ドコモが本当にゴールドプランに負けるプランがないと考えていて、本気でソフトバンクを潰したいと思っているのなら、良い方法がある。
ゴールドプランをまるまるパクったプランをドコモでも用意すれば良いのである。
で、「朝三暮四プラン」とでも名付け、「パッと見では安いですけど、実のところ殆どの方にとって割高になるのでこのプランはオススメしません(笑)」とでもコメントを出しておけば挑発としては完璧。
正直ソフトバンクが先に挑発してきたんだからそのくらいやり返してもバチは当たらないと思いますがどうですかね。
もし何の対抗策もとれないのであれば単なるごまめの歯ぎしりとしか思えないのだが。
■ 「ブログちゃんねる:ソフトバンク「これより視力検査を始めます」」
個人的にはソフトバンクは「ウォッチして楽しむ」対象だなぁ。契約関係になりたいとはとても思えん。
■ 「なんでかフラメンコ - 子供に売春させない最良の方法とは」
>つまり、こういうクソガキを抑止するには、セックスに伴うリスクをあげつらい、恐怖感を与えるしかないのである。
こう言うのが売春の抑止力になると言うことは、売春する子供はこういう当たり前のリスクも認識していないと言うことなんだろうなぁ。
私は買売春自体が悪いことだとは特に思わないが、リスクも理解せずやるのはただの○○としか思えないな。まあ、こういう方々はそう言うリスクに伴う不利益を被ったとしても、高い確率で自業自得とは認識できないんだろうけど。
10/26(木)
最近真面目に仕事してるので。
書きたいネタはいくつかあるが、時間がない。
とりあえず記事の紹介だけしてコメントは省略。
■ 「恥を知れ? 奈良・妊婦死亡1|勤務医 開業つれづれ日記」
■ 「恥を知れ? 奈良・妊婦死亡2|勤務医 開業つれづれ日記」
■ 「恥を知れ? 奈良・妊婦死亡3|勤務医 開業つれづれ日記」
■ 「ハコフグマン: マスコミの行き過ぎと行かな過ぎ」
基本的に私は解釈が分かれる問題については旗幟鮮明にすることは少ないのだが、この件についてははっきり産科医の肩を持つ。日本の産科を崩壊させたい方はこの産科医を中傷すればよいのではないかね。まあ、もし中傷ではないまともな批判が出来るのであればその限りではありませんが。
■ 「北海道日本ハム、地元・札幌で44年ぶり日本一!」
しばらく前、数年日本シリーズでパリーグのチームが勝てなかったことがあって、それを根拠に「セリーグとパリーグの実力差はもはや歴然(セリーグの方が明らかに強い)」みたいなことを仰っている方がいらっしゃったが、ここ数年は逆にセリーグが勝てなくなっているのにも関わらず「パリーグの方が明らかに強い」という意味のことを仰る方が見あたらないのは何故なんだろうか。単に私が見落としているだけかも知れないが。
10/25(水)
結局「リュウ」の創刊第二号を買ってしまった。
例によって(?)まだちゃんと読んでないが、「エマノン」だけはチェックした。
……う~む。
完結までにいったい何年かかるんだろうか。鷲巣麻雀もビックリだ。ってそれは言い過ぎか。
あ、念のため書いておくが、短すぎることを除けば相変わらず素晴らしい出来なので悪しからず。
■ 「タマネギとカレーで大腸ガンを予防・治療~有効成分はクルクミンとケルセチン_|アライブ!サプリメントカフェ」
こいつはインド人もビックリだ。
みのもんたかあるあるあたりで紹介されたらたちまち日本はカレー列島、毎日がカレー曜日に。大槻ケンヂの日本インド化計画完遂は目前だ。
……ところでカレーを食うことによる健康リスクというものは無いんだろうか。「辛いモン食べるとアホになる」「中毒になる」とは昔から度々言われているが。
10/24(火)
■ 「こまねこ」
アルバトロスっていったいどういう方向性を狙ってるんだろうか。
この作品もたぶん「『アメリ』のアルバトロスが贈る」とか言われるんだろうな。間違っても「いかレスラーの」とか「キラーコンドームの」とかじゃない。
まあそれはともかく、予告編を見た限りではどんな内容なのかよく解らない(なぜか「冒険ロックバット」を思い出してしまった)のだが、何となく気にはなるのでアンテナは張っておくことにする。
■ 「痛いニュース(ノ∀`):倖田來未 盗作疑惑に「なにがパクリやねん。むかつくわ!」と当り散らす」
リンク先104の動画を見てみたが、「上手い→下手→上手い→下手→上手い→下手」と言う風に繋いであったのでたぶんその下手なのが倖田來未なのだと思う(奥華子だけは判るがそれ以外は知らんので断言はしない)。
それはともかく、同じようなメロディでも編曲と歌い手次第でここまで雰囲気が変わるというのはちょっと驚いた。「奥華子をAvexがアレンジしたら」の実験みたいでちょっと面白かったが、やっぱ私は昔からAvex系の編曲とAvex系の歌声が苦手だ。だって耳に優しくないもん。
10/23(月)
■ 「「通話料もメール代も0円」,MNP前夜にソフトバンクが“予想外”の料金プランを打ち上げ」
パッと見て「へぇ安いじゃん」と思ったが、良く読むとあまり安く無くないこれ?
一番通話する夜の9時~25時までは制限付きだし、Eメールは有料だし、パケットも別だし、普通に使うと結局4、5千円はかかってしまう感じ。少なくとも私がウィルコムから乗り換えて今の調子で使ったら料金は2倍ではすまなくなるな。
しかし、こういうプッシュの仕方はあまりにインチキくさいからやめた方が良いと思うのだがソフトバンク。左下の文字、虫眼鏡無かったら読めない、って言うか読む気にもならないよ。とりあえず「あまり読まれたくないことは読めないサイズでちっこく記述する」ような胡散臭い会社である、と言うイメージは受けるけど。ひょっとして、「安くて怪しい」と言うYahooBBからのイメージをそのまま利用するつもりなのかもな。
10/22(日)
んなわけで21日の日記その2。
まずは東京国立博物館の特別展「仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り」。
とりあえず、11/5までの公開らしい国宝「菩薩半跏像」は凄い。造形に隙がなさすぎる。後期にはこれの替わりに「十一面観音菩薩立像」が展示されるらしいがこれと同程度に凄いのだろうか。
で、全体的な展示としては、まあ東京国立博物館だけあって堅実ではあるが面白味には欠けるところがある。何と言うか、「官僚的」と言うか。同じ国立の国立民族学博物館はあそこまで柔軟なのに、この差は何なんだろうな。いや、別に詰らなくはない(それどころかかなり面白い)のだが。
あ、あと、これは個人的な愚痴だが、出来れば展示室にはアルバイトだけじゃなくてちゃんとした学芸員さんを待機させておいて欲しいな。ちょっと不明な点があったので人を捕まえて質問してみたら、あっさり「解りません」と答えられてしまった。別に難しいことを訊いたわけでなく、その先の展示を見れば解決する程度の軽い疑問だったのだが。
図録は2500円。絶対的な値段としてみれば高価いが、この作りならそれだけしても納得は出来るよな、と言うもの凄くしっかりした作り。私はかなり悩んだが結局買わなかった。あと500円安ければ即買いだったのだが(今思えば買っておけば良かったような気もしている)。
2006/10/21 東京国立博物館 平成館
で、次。
上野の森美術館「ダリ回顧展」
……の予定が、「入場待ち時間45分」に挫けて断念。
2006/10/21 ダリ回顧展看板
国立科学博物館へ。
2006/10/21 国立科学博物館
「化け物の文化誌展」。
その昔、キリンや象も妖怪だった。
そんな時代からの妖怪と人との関わりを文化誌としてとらえた展示。カッパのミイラ、人魚のミイラなどの展示もあるが、個人的には熊楠のエピソードが一番笑えた(どんなのかは実際に見て確認してみて欲しい)。水木しげるが妖怪であるのと同じ意味で、熊楠も妖怪なんだな。
ちなみに科学博物館では「南方熊楠展」も開催中。和歌山に「南方熊楠記念館」ってのがあるのね。なんだかとても行ってみたくなった。うわ、地図で見たら時々そばを通りがかってるじゃん。
で、ダリをパスした分余った時間で「ミイラと古代エジプト展」を見たのだが、ちょっとこれは失敗したなと思った。
いや、詰らないと言う意味ではなく、時間が足りないのね。かなり時間が足りない状態だったので、強制的に30分くらいかかる3D映画を見させられる(これ自体はとても面白い、と言うか必見)のはちょっとキツくて、結局展示場は走って素通りする羽目になってしまった。これなら神戸に来るのを待てば良かったな。とりあえず図録は買ったのでそれまでに予習はしておく積りだ。
で、以下余談というか豆知識。
「おいでよ どうぶつの森」で、見つかる恐竜の化石がパキケファロサウルスとかパラサウロロフスとか、どちらかと言えばマイナーなものが多いがこれはなぜかというと、それらの化石標本がこの国立科学博物館に展示されているから。あのゲームのスタッフは科学博物館で資料を集めたようだ。確認をとったわけではないがまず間違いない。
で、その後は「ららぽーと豊洲」内「UKIYO-e TOKYO」へ。
開館したばかりだそうで、オープニング展「にゃんとも猫だらけ」が開催されていた。
2006/10/21 UKIYO-e TOKYO
で、感想だが。
全然展示方法とかは似ていないのに、なぜか雰囲気が髪型浮世絵館を彷彿とさせるのは、展示物が浮世絵だから、と言うだけなのかそうでないのか。残念なことに展示数の少なさも似通っているためちょっと食い足りなさがある。「美術館」というよりは「ギャラリー」と言った方がしっくり来る。どうも消化不良感が拭いきれないのでついうっかり図録を購入してしまった。ポストカードサイズで1500円、と言うのは客観的に見るとちょっと高いな。って言うかこんだけ開き直るのならやっぱ仏像展の図録も買っておくんだったな。ぐぬぬ。
あ、でも、展示されている作品自体はなかなか面白かった。特に「あつたかそう」とキャプションの付いた絵は本気で暖かそうで笑った。
で、この時点で夜7時。上手い具合に友人のナルミチ君と連絡が付いたので、新宿で一緒に食事。しかしナルミチ君、あっちこっちふら~ふらしてるように見えて根本的な部分では全然ブレないね。たぶんその点については10年後もそのままのような気がする。
食事の後は、前々から行ってみたかった(?)新宿二丁目へ。
うむ。
カオスだ。
まあカオス度で言えば大阪の三角公園近辺とかの方がスゴイのかも知れないが、スタパ斉藤を日本人風にしたようなむくつけき殿方連中がむつまじく手を繋いで歩いている様はなかなかに異次元だ。やらないか。やりません。
完全に腰が引けた状態になりながらも、せっかくだからそれ系なバーに入ってお酒を一杯だけ。「ノンケでも食っちゃうような人っていないですよね」「いませんよ」。ゲイは予想外に親切だった。うむ。
そんなこんなで夜の11時。帰りは夜行バスだったが、思ったよりは眠れた。途中のパーキングエリアで静岡土産、名古屋土産、北海道土産を購入。何となく全国を回った気分が楽しい。これなら行きもバスで良かったかも知れないな。
10/21(土)
そんなわけで、ナイトメア3D&バートン舞台挨拶に行ってきた。
3D版ナイトメアは、期待していたより良かった(上映が始まった時、観客からどよめきが起こった)。偏光グラスによる立体映像って画像がぼやけて目が疲れる、という先入観があったのだが、画像もはっきりぱっきり非常にクリアで、80分間見続けても全然違和感がなかった。これは凄い。
また、三次元化するためには単純に考えて二倍の情報量が必要になるため、てっきりデジタルモデルを起こして一から作り直したものだと思っていたのだが、見た限り全て「ファンタメーション」そのものの映像。正直テカテカツヤツヤした寒いCGを見せられることも覚悟していたのだが、これは良い意味で裏切られた気分だ(しかし、いったいどうやって情報を増やしたんだろう)。
お世辞抜きでこれは一見の価値はある。特に関東近辺のナイトメアファンは観に行かねばならないぞ。
で、その後はバートンの舞台挨拶。
意外と長身だが、背中を丸めてちょっとドモりながらボソボソと喋る姿は私の中の「ティムバートン」そのもので笑った(バートンって「素晴らしい」と言う意味の言葉として"wonderful"でも"amazing"でも"good"でもなく、"beautiful"を使うのが印象的だ)。
私は前から5列目だったので手を伸ばせば届きそうな距離まで近づいたが、ギリギリの所で背中を向けて出口に行ってしまわれた。なんでも上映後にもデズニーストアに出没したらしいが私はさっさと舞浜を後にしたので全然知らなかった。無念。
ちなみに当日TVや雑誌の取材も入っていたので、ややもすれば私が映っているかも知れぬ。一応Webとか雑誌はチェックしてみよう
で、その後は東京国立博物館と国立科学博物館とUKIYO-e TOKYOと新宿二丁目に行き夜行バスで帰ってきた。その辺の事は明日の日記で。日記って何ですか。
10/20(金)
とりあえず明日の予定。
●絶対行く
・ナイトメア3D、舞台挨拶
・東京国立博物館「仏像 一木にこめられた祈り」
・国立科学博物館「化け物の文化誌」
●高い確率で行く
・UKIYO-e TOKYO「にゃんとも猫だらけ」
・国立科学博物館「南方熊楠展」
●混んでなければ行く
・上野の森美術館「ダリ回顧展」
●断念
・国立科学博物館「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」
エジプト展は来年神戸に巡回するそうなのでその時行く積りだ。
■ 「天漢日乗: 「マスコミたらい回し」とは? 医療現場で起きていること」
この話を聴いたときからある程度予想はしていたが、実際に調べてみると背筋が寒くなってきた。これはもうホントに日本の産科は滅びるかもしれんね。
とりあえず「 天漢日乗: 「マスコミたらい回し」とは?(その2) 奈良県で脳出血の産婦、緊急搬送先見つからず吹田の国立循環器センター搬送についての補足」「新小児科医のつぶやき - その日が来たか・・・」およびその関連エントリは読んでみてください。
10/19(木)
工工工エエエエエエエェェェェェェ(゚Д゚;)ェェェェェェエエエエエエエ工工
こんなッ……! こんな展開がッ!
予測できるわけがないッ!(←傍点付き)
……はい、今日発売の某漫画の感想でした。
そう言えば某チャンピョンで尾玉なみえが連載を始めたのでチェックしてみようと思った。
しかしこの方のマンガって個人的には「ジャンプに載ってる」というギリギリ感が面白かったのだが、少年漫画誌の僻陬の地として治外法権が罷り通る場所で、どれだけのものを見せてくれるのだろうか。
■ 「亀田興毅の美談に疑問の声 (ゲンダイネット)」
>「美談はウソ臭い」と疑問の声があがり出した。
確かにあの話を最初に聞いたときは「小学生が胃ガンかよ! しかも本人に宣告かよ! それどころか余命通知かよ!」と思ったが、そう言う趣旨の記事を見つけたので紹介してみる。ゲンダイの記事なのでどこまで信じて良いのかは判らないものの、少なくともこういう記事が出てくると言うことは、そういう違和感を感じたのが私だけではない、と言って良いような気はする。
10/18(水)
「サプライズ人事」って「パラダイス銀河」に語呂が似ている。
どうも、斑猫です。
■ 「白夜に向かって撃て | mixiにハマる人間を分析してみる」
私は基本的にmixiを「勝手に興味のある情報が集まってくるツール」として使っている。「馴れ合いツール」の面が大きいことは否定はしないが、その面だけをあげつらって「だからmixiは駄目だ」と断じる論には違和感を感じるな。
■ 「ウィルコム、W-OAM対応のシンプルなストレート端末「9」」
「新規参入メーカーがスタイリッシュなW-SIM端末を発売!(゚∀゚)」と見るか、「聞いたことないメーカーが地味なW-SIM端末を発売!(´・ω・`)」と見るかは人それぞれだ。
って言うかまあ、そのくらい微妙な発表だったとは思った。
たぶん意図的にここまでデザインを漂白したのだと思うが、たとえばテンキーのデザインを色気付けるとかするだけでもっと訴求力を高められたのでは? と言う気はする。
10/17(火)
「スコティッシュフォールド」ってなんだか響きがロビンマスクの必殺技っぽい気がしてならない。
どうも、斑猫です。
■ 「クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」」
これはたぶん体細胞クローンなのだろうが、受精卵クローンに較べて体細胞クローンに対して世論の抵抗が強いのはなぜなんだろうと思ってみた。いや、感覚的に理解は出来るんだけども。
それはともかく、猫の同一性の目安として毛の模様を重要視する方は結構な数いらっしゃるらしい。以前猫の里親を捜していたときにも「三毛が死んだから替わりの三毛が欲しい」という問い合わせがあって、写真を送ったら「模様が違うからいらない」と言われたことがある。私にはそういう感覚が良く理解できない。これは拒否の意味ではなく純粋に解らない。
■ 「ウランより重い新元素発見か、原子番号118」
なんだこの記事タイトルは。
新元素だったらウランより重くて当たり前だと思うのだがどうか。むしろウランより軽い新元素が見つかったらビックリする。
10/16(月)
ふと思ったのだが、ビンゴゲームにおいて、n回目の玉でビンゴが成立している確率、と言うのは、
75個の玉から任意のn個の玉を取り出し、それが特定の4つの数字のセット(4通り)を含む確率(中央を含むケース)+特定の5つの数字のセット(8通り)を含む確率(中央を含まないケース)
で良いのかな。なんかちゃんとした計算式も作れそうな気はするが、とりあえず計算が簡単な例として、たとえば4回目でビンゴになる確率は
4 / ((75 * 74 * 73 * 72) / (4 * 3 * 2)) = 3.29 * 10-4 %
か。思ったより少ない、と言うかほとんど宝くじレベルだな。ビンゴごときで運を使い果たすのは勿体ないような気がしてきた。
■ 「化け物の文化誌展 国立科学博物館」
国立科学博物館の基礎体力ってどれだけ底知れないんだろうか。ミイラと古代エジプト展と同時にこれだけ濃ゆい企画展をやれるとは。21日は忙しくなりそうだ。
■ 「就職の面接で、「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」と聞かれたら……」
>ドイツ人もイギリス人も、そしてアメリカ人も、就職の面接の時は、「かなり攻撃的なことを聞く」んだそうです。
>欧米の面接官が編み出した方法はすごいなと思うのです。
こういう「圧迫面接」は、特に珍しくない面接方法だと思うのだが。
私はこの面接法が好きではないが、それはこの方法が「企業側が自分たちを学生より上に見ていることが明らか」だから。企業側も「学生に選ばれる立場である」という自覚があればこんな方法採れないよね。
就職戦線も去年あたりから全体的に売り手市場に転じていることだし、圧迫面接をやらかしてくる企業には「そんな無礼な企業はこちらからお断りします」と言い捨てて席を立つのも一興。
面接というのは企業と人とのお見合いだと言って良い。少なくとも、圧迫面接をやらかす企業というのは「お見合いの席で相手を試す」ような無礼者である、とは認識しておくべきだと思う。
10/15(日)
北区民カーニバルへ。
特筆する事もないのだが、旨そうな梨が3個200円というのはちょっとお得かも、と思った。
■ 「痛いニュース(ノ∀`):声優の落合祐里香さん、第1回貧乏オフ会終了。ファン達に囲まれて人見知り(ある意味罰ゲーム)」
うわぁ……。
>会費5000円でオフを計画
>(新宿パセラで会場借りて、コース料理つきのイベント)
>↓
>キモヲタからたけーとメールで攻撃される
>↓
>ゆりしー泣きそうになりながらブログで謝罪とオフ計画変更
>↓
>知り合いの伝で渋谷に会場を変更してオフ会再計画
>↓
>キモヲタから「渋谷は怖い」とごねられる
>↓
>オフ会中止
>↓
>キモヲタから「14日バイト休みいれちゃったじゃねーかヽ(`Д´)ノ」と非難される
>↓
>再び知り合いから場所を紹介してもらって格安オフを再々計画
>↓
>●一暴れる
>↓
>1000円で、会場借りて、サンドイッチを自分で作って(´;ω;`)
>↓
>1000円のイベント安すぎとニュー速で経緯を知らない者に叩かれる ←今ココ
読みながら、私の頬を熱いものがつたうのを押しとどめることが出来ませんでした。
しっかし、こううるさい客の要望に応えてたらキリがないような気がする。適当に受け流すスキルを身につけた方が良いのではないだろうか。
10/14(土)
右小指の第二関節が腫れて痛む。
放っておいたら勝手に治るかと思って一ヶ月くらいそのままにしておいたが、全然痛みが退かない。
そんな大層な病気ではないとは思うが、一応病院に行った方が良いのかなぁ。
■ 「ルービックキューブを解く人型ロボットRubot II - Engadget Japanese」
ダダンダンダダン!(←某映画のテーマ)
これはスゴイ。カッコイイ。
単に「完成までの手順を表示する」のに較べて遙かにインテリジェントだ。技術はこういう風に使うためにあるのだ。
たとえばチェスコンピュータもこういう風に、実際に駒の位置を目視して自分で駒を動かすようにすべきだと思うが如何だ。
10/13(金)
ちょっと今時間がないので手短に。
一昨日書いたシネマイクスピアリでのバートン舞台挨拶の回のチケットだが、無事ゲット成功した。あらかじめマクロを組んでおいて手続きを全部自動でやらせていたので発売開始から手続き完了まで1分で終わった。技術はこういう事に使うものだ。たぶん。
しかしこのチケット、発売開始から3分で完売したそうな。事前に情報を得てなかったらゲットするのは無理だったな。
……んなわけでいきなり来週末の東京行きが決定。上映終了13時頃から夜行バスに乗る23時過ぎまでの予定はまだ未定。たぶん18時くらいまでは例によってミュージアム巡りをしているような気がするのだが、それ以降の予定はどうしたものかな。
10/12(木)
■ 「音感と作曲・音楽理論の情報サイト ミスターベアクラッシュ」
絶対音感指数80でした。
絶対音感指数30でした。
相対音感指数100でした。
相対音感指数70でした。
絶対音感指数って、ハイクラスの方はともかく、そうじゃない方は全部正解できないと「絶対音感」があることにならないと思うのだが。
ちなみに私は絶対音感ハイクラスの方は殆どお手上げ。聴き取れたいくつか以外は全て「同じ」にチェックを入れたらこうなった。ピアノ調律師ならこんなの朝飯前なんだろうなぁ。
■ 「米グーグル、Webワープロと表計算を統合した「Google Docs & Spreadsheets」の無償提供を開始:ITpro」
「Docs」のほうはまだ試していない(どうしてもWebの表現限界に突き当たってしまうような気がする)のだが、「Spreadsheets」のほうはちょっと試してみた。
……で、思わず笑った。
なんつうか、もの凄い体験をした時には背筋が冷えて笑うしかない、と言う状態になるが、かなりそういう感じに近い。
無理だろうと思いつつ、ほとんど虐めるつもりでかなり複雑なレイアウトのexcelファイルをインポートしてみたのだが、全く問題なく表示出来ている。編集時のフィーリングにも全く違和感がない。はっきり言ってこれはえげつないぞ。技術屋として「ありえないもの」を見た気分だ。
10/11(水)
以前修理に出したMuvo Micro N200が戻ってきた。修理に出したのが先月の20日頃だから、20日ほど掛かったことになる。
……いや、「戻ってきた」という表現は正確ではないな。新品との交換だから。
ちなみに新品と言ってもマイナーチェンジ版の「Muvo Zen Nano」ではなくN200のまま。だからバックライト点灯時の「サー」ノイズも直っていない。まあそれは仕方ないのだが、なんか電池蓋の締まりが悪くなったのはちょっと気に入らない。交換前のはしっかり「カチッ」と蓋が閉まったのだが、新しいのは「ムリョッ」という感じ。なんかカバーの形成も全面と背面で微妙に寸法が違うような気がするし。あと、新品交換だから当たり前だけど、貼ってあったジャック(TNBCの主人公)のエンボスシールもなくなってしまった。全体的にあまり「新品に交換できてラッキー」という気がしないな。
■ 「最新ニュース|「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ディズニーデジタル3-D|シネマイクスピアリ」
3D版のTNBC、大阪近辺で上映する予定がないとのことで正直諦める気になっていたのだが、バートンの舞台挨拶があるとなれば話は別だ。舞台挨拶は初日初回の上映。これのチケットが取れたら観に行くことにしよう。さて。
10/10(火)
何の脈絡もなくふと思ったが、CPUの「周波数3GHz」と言うのは1秒あたりの情報が3ギガビット、と言うことで良いんだよね。
と言うことは、3ギガ=3,000メガ=3,000,000キロ、と言うことで秒間300万キロビット。
で、電気の情報伝達速度が秒間30万キロだから、一ビットあたりの波長は10センチ、で正しい?
……いや、正しかったらどうと言うことはないのだが、こう考えると「3GHz」と言うものが感覚的に解りやすいのかな、と思っただけです。
簡単に言うと光を10センチ単位で刻んで、その一つ一つに0か1かの情報を付与する、っつうことか。8年ほど前は300MHzだったので1メートル、そのさらに10年前は6MHzとかだったので50メートル。30GHzになるとこれが1センチになり、素人考えにはかなり無茶な数字のような気がしてくるのだが、理論上はどのくらいまで可能なんだろう。
■ 「痛いニュース(ノ∀`):【中日新聞】「美しい国」を逆から読むと「憎いし、苦痛」 光と影をはらんだように聞こえる国づくり」
この新聞記事の実物を読んだわけではないのでこれがマジで紙面に載ったのかは知らないのだが、かなり広まっているにもかかわらずガセだと言う話が出てこないので本当だと認識しておく。
その上で思うのは、最近所謂「反権力メディア」の方々が、論理ではなく印象批評、しかもハタ目に見てどうにもヘンテコな展開を繰り広げるケースが増えたような気がして仕方がない、と言うこと。
ちょっと前一部で話題になった、「ファッション批評の記事が最後の段落でいきなりファッショ批判になる記事」とか、「オナラを小泉のせいにする記事」とか、書いている方はある程度洒落・諧謔のつもりで書いているのかも知れないが、洒落というのは文化素養を共有していないと理解できないものであるからして、全く大スベリするか、今回のこれらのケースのように違う意味で大ウケするか、どっちかになってしまう。商業メディアは商売である以上、対象となる消費者に受ける論を張る筈なのだが、と言うことはこんな論を真顔で期待する読者が「商売が成り立つ」程度には存在すると言うことなのだろうか。ちょっと不思議だ。
10/9(月)
そう言えば「ウォレスとグルミット・ウサギ男の呪い」を観たのに感想を書くのをすっかり忘れていた。
ちなみにこの映画、正式には「野菜畑で大ピンチ!」という邦題らしいが私は認めない。
それはともかく感想:
詰らなくはない。
でも、アカデミー賞を取るほどかというと疑問符が付く。
少なくともアカデミー対抗馬の「コープスブライド」「ハウル」と比べた場合、確実に「コープス」の方が面白いし「ハウル」と較べても微妙だ。それ以外のアニメと比べても「イノセンス」には圧敗、「スチームボーイ」「時をかける少女」にも楽敗、意地の悪い言い方をすると「ここ数年で観た劇場公開アニメの中では一番面白くなかった」とも言える。
特に前の長編「ペンギンに気をつけろ!」が強烈に素晴らしかったのに較べるとどうしても見劣りする、と言うか、ひょっとしてアードマンってドリームワークスと組むと駄目になるのかも知れない。なんか余計な横槍を入れられたりしてるのかも。だってドリームワークスが絡んだ二作(これと「チキンラン」)と、それ以外の短編長編と比較すると、面白さが桁違いだもの。
■ 「不審な装置 - Engadget Japanese」
こう言う「○○を思わせる不審さ」と言う方向性は「○○らしさ」が極まった点が「不審さ」の上限となってしまうように思う。もっと訳の解らない、「○○みたいだから不審」ではなく、「全く何が何だか解らないから不審」という方向性を突き進めた方がより不審さを極めることが出来るような気がする。
ってここまで書いて気付いたが、ひょっとしたら「不審な」と「suspicious」ではその辺のニュアンスが異なるのかも知れない。
10/8(日)
御堂筋パレードへ。
そもそも大阪のパレードは、私の記憶が確かなら、大阪城築城400年を記念して行われたのが最初だったと思う。
その時は「400年記念つうことは単発イベントやし、一応見に行くか」みたいな気分で見に行ったのだが、結局毎年の恒例行事となってしまい、騙されたように感じた覚えがある。
……結局今の御堂筋パレードって、いったいどういう根拠、と言うか建前の元に行われてるんですかね。いや、やるなと言う意味ではなく、純粋に解らない。
■ 「Post Office 「存在論的、郵便的――ジャック・デリダについて(マンガ版)」」
一見して「こりゃないだろ」と思ったが、公開されている最初の数ページを読んだら「ああなるほど」に変わった。これなら1000円くらいなら出しても良いかも知れないが、通販はちょっと心理的障壁が高いな。
ところで他者との議論の最中にこういう風に脱構築しだす方が時々いらっしゃるが、そういう方というのは大抵の場合(議論の方向が脱構築そのものに向かっているのでない限り)まともに議論する意思はお持ちでないと考えて間違いない。そういう方には「はいはい脱構築わろすわろす」とか「デリダ乙」とか適当に受け流した上で「議論する気があるなら自分の言葉で語ってください」とでも釘を刺しておいた方が良い。そもそも他人に脱構築、に限らず「テツガク」を強いるような人間はテツガクなんぞ囓らない方が良いと思う。
10/7(土)
ふと思い立って、朝から飛鳥方面へ。
朝一でレンタサイクルを借りて遺跡を一通り巡り、ついでに博物館に立ち寄る、と言う目論みで、予定としてはこんな感じ。
9:00 橿原神宮前駅にて自転車借りる
9:30 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
11:00 奈良県立万葉文化館
12:30 酒船石
13:00 石舞台古墳
13:30 鬼の雪隠~鬼の俎~亀石、時間があれば高松塚古墳
16:00 橿原神宮前着、帰路
……だったのだが。
行きの電車の中で地図を見ていて、あることに気付いた。
……橿原神宮前のそばに一つ、博物館がある。
橿原考古学研究所附属博物館。
知ってしまったからには行くしかなかった。せっかくだから、俺はこの赤の博物館を選ぶぜ。
……館を出る時には11時半になっていた。
空間の雰囲気としては国立歴史民俗博物館に近い。特に中庭から差し込む日射しには強烈な既視感を覚える。
展示は主に旧石器~飛鳥時代まで。狩猟生活からクニが産まれ、やがてヤマト王権が成立して倭五王の時代を経て仏教伝来、飛鳥寺建立までの足跡を丁寧に解説する手法はとにかく手堅い。その他、PCを用いたファンシーキャラによるインタラクティブコンテンツも用意してあった。時間がなくてあまり見られなかったのだが、ちょっと体験した限りでは「で、次はどうなるの?」と言う興味を引き出す構成が上手いと感じた。あとは、異常に充実したハニワ群。人型はもちろん、盾型家型馬型、極めつけは高さ2メートル以上に及ぶ巨大な円筒ハニワ。ハニワマニアなら身悶えすること請け合いだ(そんなやついるのかは知らんが)。
ところで、行った日はまさに特別展「海を越えたはるかな交流」の初日。正直常設展示と比べて方向性にあまり違いがないので特にインパクトはなかったのだが、それに関連して講演会やギャラリートークが行われるらしい。これは見に行きたい。
所要時間は3時間程度。
対象年齢層は中学生から大人まで、コア層は大学生ではないかな。
常設展示図録「大和の考古学」はミュージアムショップにて1000円で販売。これは素晴らしい出来映えなので是非購入しておきたい。
2006/10/07 橿原考古学研究所附属博物館
予想外のタイムロスで半泣きになりながら次へ。
奈良文化財研究所 飛鳥資料館。
2006/10/07 奈良文化財研究所 飛鳥資料館
写真を見ていただければ何となく解っていただけると思うが、雰囲気的に、30年くらい前の観光地という感じ。それが悪いと言うつもりは全然ないが、全体的に垢抜けない印象が強い。
ただ、売店で売られている図録は素晴らしい。正直、資料館の展示より充実している。この図録がメインで展示がその参考、と言う程度に考えれば良いかも知れない。
あ、あと、前庭に亀石とか猿石とか酒船石とかのイミテーションが置いてあるので、とりあえずここに来れば一通り見た気になれる、と言うのもメリットかも。
所要時間は1時間程度。
対象年齢層は中学生から大人まで、コア層は……大人、それもリタイア層かなぁ。
常設展図録「飛鳥資料館 案内」。600円。これは絶対押さえておくべき。
飛鳥資料館を出た時点で13時過ぎ。一日で全て回るのは無謀だと気付き、石舞台以降の予定は諦めることにした。
で、次は奈良県立万葉文化館。
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2006/10/07 奈良県立万葉文化館
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これは上手い。
考えてみれば、この手の「博物館」系の施設に来る人間は、「自分が興味があって来る」か、「誰かに連れられて来る」かの2パターンに大別されると言って良い。
で、前者の人間は、ちゃんとしたものを用意しておけば勝手に面白がるところを見つけて面白がってくれる。
問題は後者の人間。具体的には「(学校行事で/親に)連れられて来る子供」。そういう人間は来たくて来ているわけではないので、何らかのキャッチーな演出で引きつけなければ興味を持たれないままで終わってしまう。逆に言えば、そういう層の興味を惹ければ勝ちなワケだ。
で、この施設では、過剰なまでの「仕掛け感」を演出することにより、小中学生をターゲットにした「なんだか面白いもの」としての万葉文化を提示することに成功している。いや、私は小中学生ではないので成功していると言い切って良いのか解らないが、これで駄目なら何やっても駄目だろう。そう思わせるまで徹底して演出されている。コンセプト的には大阪歴史博物館に近いと思うが、アレより数段手慣れている。ボリュームは大したことがないのが残念と言えば残念だが、博物館マニアなら一見の価値はあるぞ。
所要時間は1~2時間。
対象年齢層は小中学生だが、大人でもギャハハと楽しめる。
図録はそれらしいのは用意されていなかった。
次。
万葉文化館の隣に「飛鳥民俗資料館」と言う施設があったので立ち寄ってみた。
ん~。
これで「資料館」を名乗らないで欲しいな。
その後は酒船石と亀形石造物を見学した後、飛鳥寺へ。
お寺と言うにはあまりに観光地化しすぎているような気もするのだが、「あなたが今まさに座っている所で、1400年前に聖徳太子もこの仏像に向かってお祈りをしていたのです」みたいに過去から現在への連続性を意識させつつ、適当にくすぐりを入れて笑わせる解説は、まあ良くも悪くも手慣れている。
飛鳥寺を出た時点で15時半。ここで諦めて帰阪。近いうちに石舞台方面へも足を伸ばしてみる積りだ。
10/6(金)
今更だが「COMICリュウ」を一通り読んだので軽く感想、って言うか、それなりに面白いと思ったのをいくつか。
まず「おもいでエマノン」。
これは別格と言って良い素晴らしさだが、このペースだと完結までどのくらい掛かるのかだけが気がかりだ。
それから「不条理日記2006」。
吾妻ひでおと言う人は神だった。これは「私にとっての神」という意味ではなく、「絶対神」としての神だった。だから今こうして氏が何を描こうが、完璧な存在としての吾妻ひでおが揺らぐわけではない。
……これは必ずしも吾妻ひでおを賞賛しているわけではないので誤解のないように。実際、私は吾妻ひでおをそれほど好きなわけではないし。
あとは「ネムルバカ」はちょっと面白かった。何と言うか、直接には痛くて触れないものを、ぐにょぐにょしたものでくるんで触れるようにしてみた、な感じが。この作家はたぶんかなり実力ある人なんだろうと思った(名前聞いたことなかった)。
面白かったのはそんなとこか。「子はカスガイの甘納豆」はぼちぼちだけど、欄外のコメントは完全に蛇足だと思う。「オレの体験」を「作品」として昇華する足枷にしかなっていない。
んなわけで、来月号を買うかは現時点では微妙。今のところ「エマノン」だけ立ち読みですませりゃいいか、と言う気になっている。
10/5(木)
家に帰るとアサヒビールからの不在配達票が届いていた。
(おお、これはひょっとして「スーパーワンセグTV Watch」に当選したのか!?)と一瞬ときめいたが、よく考えればまだ応募の締め切りになっていないしそもそも私は応募してすらいない。次の瞬間アサヒ極旨 10万人試飲モニターに応募していたことを思い出した。つまりそれに当選したらしい。
10秒ほど歓喜の踊りを踊ったが、ほどなくこの当選と引き替えにスーパーワンセグTV Watch当選の可能性が閉ざされたことに気付き、ちょっぴりションボリしてみた。まあやむを得ん。
■ 「車窃盗の男、自責の念から牧師に告白も110番で御用」
この牧師は倫理的にどうなんだろう。責められるべきなのか、賞賛されるべきなのか。
transgressionについては贖罪されたがcrimeは許されていない、と言う理屈なら納得できるような気もする。
■ 「Sukima Windows Plus: 「手ぐし」商品化」
これは「手ぐし」と言うより「指ぐし」と言うべきだと思うがどうか。
10/4(水)
今の家に引っ越してきて以来、ずっとうちの環境ではテレビ大阪が映らないものだと思いこんでいたのだが、実はアンテナケーブルを交換するとちゃんと映ることに気付いた。週末にでもケーブル買ってこよう。
■ 「Yahoo!検索 (動画検索) - 「メルティブラッド」の検索結果」
時々この検索結果がアクセスログに残っているのを見掛ける。Yahooの検索エンジンはいったいどうなっているのだろうか。
■ 「TRIGLAV」
ん? これがJavaScriptのゲーム? 今風に言うと「Ajaxを用いた」ってとこですかね。
なんつうかアレですな、アホちゃうか、と言うか、変態的、というか。とにかく呆れますね。
……いや、褒め言葉ですよ?
10/3(火)
■ 「チキンから発がん物質 マクドナルドなどを提訴」
> 訴状などによると、カリフォルニア州に店舗があるマクドナルドなど全国チェーン7社の店で販売している焼いたチキンや、チキンを含むサラダなど100点を外部の検査機関で分析したところ、すべてから発がん物質ヘテロサイクリックアミンの一種PhIPが検出された。量は1グラム当たり43・2-0・08ナノグラム(ナノは10億分の1)だった。
と言うことらしいのだが、ちょっと気になったのはこの部分。
ヘテロサイクリックアミンは肉や魚を加熱調理すると発生し、米厚生省が2005年に発がん物質に指定。
これって要するに、昔から言われていた「コゲを食べると体に良くない」という話と同じことを言っている? だとすれば確かそれは「コゲだけを毎日ドラム缶一本分くらい食べ続けるくらいでないと有意な発ガン性は認められない」と言うレベルだったように記憶している(注:この部分はソースがないので不確定)のだが(って言うか「肉や魚を加熱調理すると発生」するんだったら刺身にでもしない限り発生は防げないだろこれ)。
今回のこのケースでは「0.08~43.2 ng/g」と言う数字が出ている(しかしすごい幅だな)のだから、これが具体的にどの程度に当たるのか調べてみることが出来る。
で、調べてみた。
日本分析化学会サイトのこのページ(公開年不明)。
■ 「◆生活文化・エネルギー◆ 焼き魚中の発がん性物質を評価」
>日本人が日常よく摂取するさんま,いわし,あじ,さば,うなぎなど7種類の焼魚及び焼鳥,焼肉などを分析したところ,100~6000 pg/gの高濃度のPhIPが検出され,特に,焦げた部分が多い魚の皮には身よりも2~20倍多く含まれていることがわかった。
要するに、
・日本人が通常食べる肉系の食品に含まれるPhIPは100~6000 pg/g = 0.1 ~6.0 ng/gであり、これは「高濃度」である。
と言うことを言っている。
つまり、件の「0.08~43.2 ng/g」と言うのは「日本人の通常の食事(これは高濃度である)と同程度から7倍程度」である、と言うことになる。
しかし、こういう記述もある。
日本公衆衛生協会サイトのこのページの一番下。1995年発表の論文?
■ 「ファーストフード食品中の肉類のヘテロサイクリックアミン量」
>ヘテロサイクリックアミン量は約60%の試料で検出限界以下だった.また,検出されたものでもその量は非常に低く,MeIQx, PhIP および DiMeIQx の合計はいずれの試料でも1ng/g 以下だった. この結果は, 先に報告されている通常の家庭での調理肉中の量に比べて著しく低かった. 変異原性についても検出限界以下か, 検出されたものでも 44 rev/g (TA98) 以下と非常に低かった. ヘテロサイクリックアミン量と変異原性が低い理由としてはファーストフードの調理条件が通常の家庭での条件に比べ温和なことがあげられる. これらの結果より, 我々の日常のヘテロサイクリックアミン摂取量に占めるファーストフード肉製品からの寄与は少ないものと考えられる.
これは
・ファーストフードの肉製品に含まれるMeIQx, PhIP および DiMeIQx の合計は1ng/g 以下である。
・この数字は通常の家庭での調理肉中の量に比べて著しく低い。
と言うことを言っている(これは発表者が横文字の人なので「通常の家庭」と言うのは少なくとも「日本の家庭」ではないと考えられる)。
どっちが正しいのかどっちも正しいのかあるいはどっちも間違っているのか判断がつかなかったので「具体的にどの程度摂取すればどの程度の発ガンリスクになるのか」が知りたくなった。
で、調べてみた。
前国立がんセンター研究所化学療法部長・名古屋市立大学大学院医学研究科教授 津田洋幸さんの講演(講演年は不明)。
■ 「発がんとがん予防―がんはどこまで予防できるか」
>欧米では大腸がん、前立腺がん、乳がんが、がん死亡の上位を占めており、肉を主体とする食生活がこれらのがんを引きおこしているのではないか、このPhIPが原因ではないかと考えられています。それに加えて、ラットにPhIPと、先ほどお話した高脂肪食、高カロリーの餌を与えるとさらに大腸や乳腺に発がんしやすくなるので、これらの物質は欧米型のがんの原因ではないかと考えられています。
>しかし、動物実験におけるヘテロサイクリックアミンの投与量とヒトの場合の摂取量を比べると大きな開きがあります。ラットの実験に使うPhIPの量をヒトの場合に体重で換算すると極めて大量になり、日常で摂取している量の何万倍にもなってしまいます。動物実験をそのままヒトにあてはめるわけにはいきませんが、動物実験のデータはヒトの発がんを考える上で重要な示唆を与えていると考えています。
つまり、
・PhIPがガンの原因になるのではないかと考えられている。
・どのくらいの摂取でどのくらい危ない、と言うような具体的な危険の度合いは全く判っていない。
と言うことを言っている。
……この辺まで調べた時点で何となく話が見えてきた気がしたのだが、まだ「日本分析化学会の資料と日本公衆衛生協会の資料との数字の食い違い」「コゲをドラム缶いっぱい云々の話はどこから出てきたのか」については気になるのでもう少しだけ調べてみることにする。
で、とりあえずの結論としてはこんな感じかな。
・ファストフードを食べたらガンになるかも、と言う心配は特にする必要はない。別にしても構わないが、その場合は家庭の食事を食べたらガンになるかも、と言う心配もするのが筋。
・でもファストフードには確かに発ガン性はあるとは言えるので、ファストフード店が消費者にリスクを開示するのは間違いではないが、開示しないことにより提訴される必要があるかについては疑問が残る。
10/2(月)
■ 「こどものもうそうblog | 議論は勝ち負けじゃない」
>議論がヘタな人は、議論を勝ち負けだと思ってしまう。お互いの後ろにゴールがあって対決しているように想像してしまう。
>そうじゃないのに。
2ちゃんねるでもmixiでも現実世界でも、「議論=対決」と受け止める人間は意外なほど多い。
こちらとしては知識・見聞を深めたいと言う認識の元に議論を行っているのに、なぜか相手が喧嘩腰で向かってくる、と言う体験がしばしばある。経験上そういうケースでは相手が議論に耐え得る根拠を持っていない場合が殆ど(と言うか知っている限りでは全て)なので相手の方で勝手に自滅してくれるのだが、勝手に自滅されてもこちらとしては全然嬉しくない。なぜならそれはせっかく見聞を深める機会が期待外れに終わったことを意味するからだ。
こちらとしては別に喧嘩腰で掛かってこられようが別に構わないのだが、それならそれで議論に耐え得るだけの根拠は用意しておいて欲しいと思う。「俺はお前が間違ってると思う。そして俺は絶対正しい。以上よりお前は間違ってる」程度のことしか言えない人間は、少なくとも私にはアホだと思われるだけだ。
10/1(日)
最近軽く鬱気味で良くないね。
ここがこう悪いと言うことはないんだけれども、全体的に調子がすぐれない。気に入らないな。
■ 「ロボット義手を移植した女性 - Engadget Japanese」
お世辞抜きでこれはカッコイイ。
五体満足の状態からこの腕に付け替えたいとは思わないが、運命の悪戯で私が持って生まれた腕を失うことがあったら是非この腕を試してみたい。
■ 「HDDフォトフレーム - Engadget Japanese」
少なくとも5.25インチ版は文句なく素敵だと思うが如何か。サンプルにナイトメアを持ってくるところは謎だが、意外なほどハマっている。
ただ、今の世の中5.25インチHDDがどれだけ流通しているかと言うのは疑問だが。