自己満足の世界

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11/27(金)

国内最速のスパコンを長崎大学が3800万円で開発してしまった件:アルファルファモザイク
 凄いニュースだけど、だからといって「スパコンなんてみんなこんな値段で作れる」と思いこむのは早計なので注意。
 喩えて言うなら、滅茶苦茶四則演算の速い人が証明問題も得意だとは限らない、みたいな。
 この3800万円のスパコンは「単純計算が速い」だけなので、たとえば地球シミュレータの代替になったりするわけではない。
……みたいなことを書くと「じゃあお前は1200億円のスパコンを肯定するのか」と短絡する方もいらっしゃるのだが、そんなことは一言も言っていないし思ってもいないので悪しからず。


11/25(水)

サンシャイン牧場 情報「露出」問題のまとめ
 人から誘われて何となく続けてるけど「サンシャイン牧場」。情報漏れ問題のまとめ。
 課金アプリとしてはちょっとお粗末な感じがしますな。

事故で手話不自由、後遺症を「言語障害」と認定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 筒井康隆の短編「間接話法」を思い出す。


11/24(火)

機能概要と操作手順 - バーコードde既読管理 -
 アドエス再インストールのついでにアプリケーションを物色していて見つけたツール。使い勝手が良すぎる。
 これまで読んだ本はOpenOfficeとmixiのソーシャルライブラリーを使っていたが、これをメインにするのが一番面倒がなさそう。本を買ってきた/借りてきたとき、読み終わったときにバーコードをアドエスのカメラでスキャンするだけ。難を言えば、ISBNコードから本の情報を検索するのに国会国立図書館のデータベースを使っているらしいが、この登録が結構遅れること。新刊だとまず駄目。amazonからも情報取得できるような設定があればなお良かったのに。

 あと、アドエス用ゲームとしては、「Pocket Uno」が良い感じ。最初操作方法が解らず困ったけど、やり方が解ると結構面白い。あくまで暇つぶし程度ではあるけど、20~30分程度の暇を潰したいときにはお勧め(それ以上続けるとたぶん飽きる)。


11/22(日)

探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力‐ニコニコ動画(9)
 これは面白い。
 ニコニコ動画のアカウントをお持ちでない方ははてなブックマークからどうぞ。
「こんなこともあろうかと!」
 あと一ヶ月くらい問題がなければ来年6月帰還も大丈夫そうとのこと。


11/21(土)

 大阪市立科学館へ。
 この流れだと「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」を観てきた、と言いたいところだが、プラネタリウム番組「かぐやが見た月世界」だけ観てきた。
 解説員さんは……名前は失念したが、比較的お年を召した感じの方。目立つところはないが、手堅くまとめられた感じ。

 あとは、最近はまり気味の「カプラ」で閉館まで。
 今日はこんなのを作った。


2009/11/21 カプラ

 高さだけが取り柄。
 背伸びして手を伸ばしてもまだまだ最上部には届かない高さ。単純計算で一段あたり13.6センチ、これが17段(最終的には18段まで達成)なので230センチ強。

 ただ、日本記録はこのくらいらしいのでまだまだ。足場さえあればもうすこしなんとか。


11/20(金)

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について
はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動: 松浦晋也のL/D
 凄いよなあ。今度ばかりは本当に駄目かと思ったけれども。
>國中 はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかった。色々考えた末にダイオードひとつを追加するだけで今回のような運転が可能な電源回路を組んで搭載した。
 リアル真田さん。「こんなこともあろうかと」。
「こういうケースを想定しているのは当たり前で、無茶な運用でカバーしている現状がおかしい」と批判する方もいらっしゃるとは思うが、はやぶさが「実験機」である以上、全ての障害を想定して完全にフォローできる装備を積んでいなかったことを批判するのは完全に筋違いだと思う。むしろどんな障害が起こってそれを運用でフォローするのはそれだけで実験機としての「成果」であって、あえて言うなら「実験機で成果を上げすぎ」とは言えるかも知れない。有人探査機でこんな運用してたらそりゃ批判されて当然だけれど。
 んなわけで来年の6月。帰ってこられるかな。はやぶさ。

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】
 現在の上映館はリンク先
 あと、千葉市科学館でも上映すると言う話を聴いた。


11/19(木)

Opera、「Opera Mobile 10 beta」に Windows Mobile 版を追加
 試しにアドエスにインストールしてみたが、これはかなり良い感じ。画面タッチじゃないと使い物にならないけど、画面タッチ前提だと使いやすさはデフォルトで入ってるOpera8.6の比ではない。
 難点があるとすれば、betaのせいかflash未対応なことと、ZERO3対応ページでもUAでPC用のページに飛ばされることがままあること。
 なわけで、「基本はOpera10、どうしてもと言うときだけOpera8.6」という運用になりそうな感じ。良いぞ。

 で、それに関連して、アドエスが最近調子悪くなってきたのでフルリセットして環境構築し直してみた。
前準備としては、
・Sprite backupで環境バックアップ(念のため)
・「\Application Data」以下の「\lightmail」「\SeeTooMail」「\Opera」をmicroSDにバックアップ(それぞれZERO3メール、ライトメール、Operaのデータ)
・「連絡先」をW-SIMに書き込む
・My Document以下をActiveSyncでPCにバックアップ
・「設定」→「システム」→「プログラムの削除」で、インストールされているアプリケーションの一覧を表示し、全てメモっておく
・本体の「\Program Files」以下をmicroSDにバックアップ

 こんな感じ。
 あとはフルリセットして、「\Application Data」以下のファイルを戻し、オンラインサインアップ。
 この時点ではライトメールのメールが元に戻らないけど、一回リセットすると元に戻る(最初これに気付かずちょっと焦った)。
 あとは必要なアプリケーションをインストールし直していけば良いだけ。
 それまで、時々アドエス本体が固まることがあったのだが、フルリセット後はびっくりするくらい快適になった。環境再構築も思ったほど面倒じゃない。発売以来2年ほど使い続けてアドエスの調子が良くないとお思いの方、一度試してみる価値はありますよ。

 今更だが、私がインストールしている主なアプリ(フリーソフト)の一覧。

○絶対に必要
・AutoConnect3(インターネット自動接続)
・TRE(レジストリエディタ)
・777-Term SDHC(SDHCドライバ)

○ないととても不便
・Google Maps(地図ソフト)
・UKEkitan(乗換)
・UKTenki(天気予報)
・tbLaunch(Today画面にアプリケーションショートカットを配置)
・todayCompact(メールや着信等をToday画面に一行表示)
・SyncFTP(FTPソフト)
・jot(テキストエディタ)

○あると便利
・lock2suspend(ロックでサスペンドに移行)
・ClearTemp(不要ファイルのクリーン)
・Opera Mobile 10 beta(ブラウザ)
・CastNet2(位置情報を利用し、近所のお店情報などを取得する)
・EBPocket(辞書)
・Stella Theater Pocket(プラネタリウム)
・TCPMP(動画再生)

 各ソフトの詳細は各自ググっておくんなまし。

 あと、再インストールのついでに調べていて知ったのだが、縦画面と横画面で全く違う壁紙を設定することが出来るのね。
 やり方は
1. 「設定」→「Today」→「デザイン」の「この画像を背景に仕様する」にチェックを入れ、適当な画像を指定する
2. 「\Windows」以下に以下のファイルが出来ていることを確認する。
 ・「stwater_480_800.jpg」→縦画面用壁紙。サイズ480×696。
 ・「stwater_800_480.jpg」→横画面用壁紙。サイズ800×376。
3. 上記ファイルと同じ名前、画像サイズ(ファイルサイズは同じである必要はない)の画像を用意し、上記ファイルを上書きする。

……んな感じ。
 で、私のToday画面はこんな感じ。(縦画面横画面


11/16(月)

「能なしでもできる」発言など仕分け人が謝罪 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 仕分け人は「もう しわけない」と謝ったに違いない。
 仕分け人だけに。

……それはともかく、この「仕分け事業」、仙谷担当相は「政治の文化大革命」と自画自賛している(ソース)らしいがどこまで単語の選択に意識的なのか疑問だ。

 理研やJAXA、未来館とか科博とかもこのあおりを喰ってるらしいし、某大学の研究費用も削られるらしいし、「日本の競争力が」とかでかいことを言うまでもなく、私の公私(仕事と趣味)に直接的な悪影響を来しつつあるので非常に困る。


11/15(日)

 六甲祭へ。
 今年は特筆するような事もなかったがあえて言えばスタンプラリーの景品がショボかった。やはり不景気の煽りか。
 あと、文芸研はちゃんと活動しているようだ。


11/14(土)

 明石と北淡を軽く回ってきた。

 まずは明石。
 もちろん天文科学館。
 もちろんシゴセンジャー。

 今回はカシオペア座、うお座を中心に解説。(女神つながり?)

 最初でざっと解説して、後半で印象づけるという方針は良い。とても良い。今回の投影を見た人は「みなみのうお座」の存在を一生忘れないはずだ(あまりにバカバカしいネタで声を上げて笑った)。

 あと、どうでも良いが、斜め後ろに座っていた子供のリアクションが妙にツボった。
 鈴木さん「じゃあ部屋を暗くしますので目を閉じてください。『目を開けてください』って言ったら目を開けてください」
 目を開けると満天の星空。その光景に「うわぁ」とどよめきに似た歓声が上がる。
 後ろの子も歓声を上げた。
「うわぁ、すごく暗くなった!」
 いや、そこは驚くポイントじゃないから。
 シゴセンジャーブルー「(ブラックちゃんに向かって)またしょーもないことばかり言いやがって!」
 後ろの子が相づち。
「うんしょーもない」
 いや、ちょっとそれは。

 投影終了後、館内をぶらついていたら井上さんに声を掛けられた。12/6に世界天文年のグランドフィナーレが神戸であるそうで、予定が空けば是非行ってみたいと思った。
 ちょっと考え事しているときだったので話しかけられて我ながらリアクションが悪かった。「アドリブが効かないキャラクター」とは時々言われるがもうちょっと融通が利くようになりたいと思った。

 で、その後はたこフェリーで淡路島へ。
道の駅あわじ」で昼食(ここの「淡路牛丼」は無茶苦茶美味い。ちょっと高いけど)。
 その後は「
松帆の郷」で入浴。このあたりはラドン泉源で個人的に好みだ。この日は客もあまりおらずほとんど貸し切り状態。露天風呂から明石海峡が見渡せるのがとても気持ちいい。
 ちなみにたこフェリーと松帆の郷は「たこで湯ったり温泉きっぷ」を利用するとお得です。

 そんなわけで明石~淡路。
 大阪からの日帰りあるいは短期の旅行先として、所要時間、ロケーション、費用、いずれも手頃で良い感じ。
 大阪近辺在住で未訪問の方は是非ご検討いただきたい。
 その際には天文科学館にも是非お立ち寄りください(←何故宣伝するか)。


11/12(木)

あまりの破壊力に悶絶です! みんな大好き「ぬこぬこ動画」特集
 日記に書いたつもりになっていたがまだ書いてなかったので紹介。
「猫 vs. 電動歯ブラシ」を見ると、猫という生物の凶暴さがお判り頂けるかと思う。こんなものを「可愛い」と褒めそやす社会は何か病んでいるのではないかと疑わざるを得ない。


11/11(水)

 多少(←多少?)の音ズレはあるものの、一応チンダミが出来たのでカンカラ三線を爪弾いてみている。
 三線は基本が単音なのである意味弾きやすい。一応「中」「上」「老」とか言われてもどの弦をどう押さえれば良いのかが解るようになってきて、入門者向けの工工四も頭から弾けるようになった。ただ、工工四(楽譜)の読み方がまだよく解ってないのでリズムの取り方等で根本的に理解を誤っているところがあるかも知れない。その辺は文字情報だけではきついな。実際に弾いてるところを意識して見てみないと。
 この後極めてきたら「本物の三線が欲しい」とか言い出すかも知れないがたぶんそれまでには飽きるだろうと思う。

「HYBRID W-ZERO3」の発売について」。
 驚きは少ないしガッカリ要素もあると言えばあるのだが、今のアドエスもかなりヘタってきたのでたぶんこれに変えると思う。
「アドエスの10キー+03のフラットタッチパネル」な機種が欲しい、と何となく思っていたので、その意味ではそれを満たしているとは言える。あとはWindowsMobileがフルキーなしでどこまで使い物になるか。既存のアプリとの互換性がどれだけあるか。処理速度に問題はないか。


11/10(火)

 なんか最近「意味なしアリス」が頭の中をリフレインして良くないな。
 凄く「作った」歌なのだが気になり出すと妙に気になってくる。

探査機「はやぶさ」帰還ピンチ、エンジン1台停止 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 またか。
 これまで何度も絶体絶命のピンチを迎えながら、気合いで乗り切ってきた感のある「はやぶさ」。無事帰還できるんだろうか。
 ちなみに「はやぶさ」、試料の取得がメインミッションというわけではなく、メインミッション自体は既に充分な成果を上げている。なので仮に帰還できなかったとしても「はやぶさ」プロジェクトは失敗、と言うわけではなく、もしそう騒ぎ立てる連中がいたとしたら指さして嗤ってOKです。


11/8(日)

 まずは土曜の日記。
 青蓮院門跡にて国宝「青不動明王」が公開される(院内での公開は実に1000年来で初めてらしい)とのことで、次に機会があるとすれば1000年後になりそうなので行ってみた。
 特に寄り道するつもりはなかったのだが、たまたま知恩院の前を通りがかると三門の特別拝観が行われているとのことで、ついうっかり立ち寄ってしまった。
……これが凄かった。


2009/11/07 知恩院三門
 これが門ですよ! 見たまえ! この組物を!
 余りの迫力に大興奮して中に入ったら、これがまた凄い。中は撮影禁止だったので写真は撮らなかったが、このサイト。この左から三枚目の写真。これが内部。如来上の龍はこの写真では見えないが、天女はよく解ると思う(龍はこのページの写真が解りやすい)。あと、外と中では組物の装飾も形もまるっきり違うが実はこれ、同じ組物の見る位置が変わっただけ。中に足を踏み入れると「世界が変わった」ような錯覚に襲われる。いやぁ、じつにすごかった。

 で、大満足してうっかり帰路につきそうになってしまったのだが、思い返して青蓮院へ。
 入ってすぐ見られるのかと思ったら、ぐるぐる歩いて色々仏像を拝んだり、願い事を書いたり、さんざん気持ちを落ち着ける過程を経てからようやくのご対面。
……青不動明王、これは美術館で展示するものではないな。色々な美術品が並ぶ中に連続的に展示されるものではなく、こうやって気持ちを作り上げてから一対一で向き合うべきものだ。美術としての価値はよく解らないが、色褪せが激しくて何が描いてあるのか判りにくいところもある。

 あとは軽く。平安神宮と高台寺に寄り道して帰った。

 で、日曜の日記。
 大阪市環境事業局 西淀工場へ。
 市民向けの公開イベント「ごみ0プロムナード」が開催されていたので見に行ってみた。
 大阪市のゴミ焼却場と言えば、舞洲にあるあれ名高いが、大阪には焼却場がなぜか10個くらい(人口で同程度の横浜市の倍)ある。理由については怖いので考えない。
 まあそれはともかく。
 模擬店等は、基本的に利益を出すためのものでないっぽく、そこいらのお祭りと較べるとずいぶん値段が安め。また、全体的に「内輪受け」っぽくて良くも悪くも空気がゆるい。この辺人によっては好き嫌いは分かれそうだ。
 工場見学はなかなか面白い。上へ下へと誘導されるのは面倒ではあるけど、巨大なクレーンで掴まれたゴミが最終的に灰になってトラックに積まれるまでの流れが順に追っていけるのは判りやすい。巨大建築物マニアはたぶん面白がると思う。


11/7(土)

 今日は京都に行ったりオフ会に行ったり盛りだくさんな一日だったが、とりあえずはオフ会についてのみ書く。京都の分は日曜に。日曜は日曜で別の用事があるんだけれども。

 なわけで、夜から某猫キャバにて飲み会。
 参加者は……(以下どこまで書いて良いのか迷うので極力安全側に倒した記述に徹する)、某ゲーム関係の方々。おなじみの方だったり初めてお会いする方だったり二度目にお会いする方だったり。以前お会いしたことのある方の中で、異常にテンションの高い方がいらっしゃって、話を聴いてみると昔良く拝見していた人気サイトの管理者の方とのことで吃驚する。かつてサイトを読んでいてどんな頭のおかしい方かと心配していたのだが、実際にお会いしてみると本当に頭のおかしい方だったので嬉しくなった。
「なわけで斑猫さん、これからは『ダチ』です(サムアップ&抱擁)」
「……すみませんテンションに付いていけないんですけどどうしたら良いですか」
 で、ゲームの動画を延々拝見したり。
「(突然)はいみなさんグッパーしますよグッパー」
「???(展開についていけない)」
「はい斑猫さん勝ち残りなんでこの色紙持って帰ってください」
 んなわけでいただいたのが参加者一同による寄せ書き。
「色紙に描いてあるキャラね、このゲームのキャラデザの方の直筆ですから」
「!! そんな畏れ多いもの頂いて良いんですか?」
 このゲームはシリーズ一通りプレイしたとは言え、強烈な思い入れがあるというほどではない私がこんなものを頂いて良いのか心配だ。

 あと、隣に座っていた某氏に知恩院三門の組物を見た感激について語ってみたがリアクションが悪かったのが無念。と言うか我ながら誰に通じるんだこんなネタ。

 あと、猫キャバの猫写真をいくつか。

2009/11/7 猫キャバ



11/6(金)

なぜ「IQが高い」は「賢い」を意味しないのか
 「IQが高い」は「頭がよい」と同意だろうが、「頭がよい」「かしこい」「えらい」はぜんぜんまったく別ものなので「IQが高い」が「賢い」を意味しないのは当たり前だと思う。
 私は昔からことあるごとに主張しているが、「バカ」は「頭がよい」の反対語ではなく「かしこい」の反対語だ。「頭のよさ」は先天的なものが大きいが「かしこさ」は後天的なもので、だからこそ「バカ」という言葉は許容されるし、罵倒語としても成り立つ。
 逆に「頭が悪い、IQが低い」のは先天的なものであり、これをバカにすることは、容姿や障害をバカにするのと同様にやってはいけない。バカなのは本人の責任だが、頭が悪いのは本人の責任ではない。


11/4(水)

自画像はペーパークラフトで作る時代が到来 - GIGAZINE
 面白い。
 このもの凄い違和感は「不気味の谷」現象か。阪大の「GEMINOID」を思い出すな。


11/3(火)

 民博の公開フォーラム「世界の博物館2009」へ。
 去年は私自身の状態がひどく悪い時だったのであまり記憶や印象には残っていないのだが、今年は面白かった。
 何というか、去年まで発表された方々は「博物館を作る・成立させる・維持する」という所がまずハードルとしてあった印象が強かったのだが、今年はそこから一歩進んで「博物館の活動方針・教育プログラム」について試行錯誤している方が多かった印象。
「21世紀の博物館は、研究・保存・展示だけではなく、よりダイナミックに、よりインタラクティブに変わっていく必要がある」
「そのために、包括的に博物館学を教育するプログラムが存在しない」
「そもそも博物館学とは何か。どうあるべきか?」
 って、ペルーの方の発表時にとったメモから抜粋したが、同じようなことは別の国の方も仰っていたのでこれは現時点で(少なくとも今回発表された方々においては)普遍的な問題意識なんだろう。
 それに関連して、「若い人たちには博物館は退屈な場所だと思われている」と言う意味のことも仰っていたが、これもどこの国でも共通した問題のようで、「子供向け教育プログラムの充実」を命題として挙げていらっしゃるところも複数存在した。

 個人的にはその辺の問題は、たとえば「メディア/科学リテラシーの水準をどうやって引き上げていくか」と言う問題にも通じると思う。ある人が「博物館は退屈な場所だ」と認識することで、その人にとってどんな不都合があるのか。メディア/科学リテラシーが低いことがその人にとってどんな不都合があるのか。その辺が明確にならない限り、状況は変わるはずがないと思う。

 ちなみにアルメニアの「子供博物館」は子供へのアプローチやファイナンス面でも成功している博物館のようで、質疑応答では「どうやってそんなにスポンサーを集めたんだ」みたいな質問をされていて笑った。あと、質疑応答で面白かったのはインドネシアの民族植物学博物館。植物資料の保存状態や研究・分類方法について丁寧な質問があったが、明らかに質問者はその筋の方だ。

 それから、特別展「自然のこえ 命のかたち」。
 民博にしてはオーソドックスな展示だが、単純に先住民の美術が素晴らしかった。何というか、フラクタルっぽいと言うか、顔の中に目があって目の中に顔があってまたその顔の中に……と言う意匠が好みだ。手法を解説した動画も解りやすくてとても良い。

 時間が無くて常設は基本的にスルーしたが、企画展「点天展」はフォーラムの休憩時間に立ち寄った。「おおー、おもしれー!」などと歓声を上げながら点字タイプライターを叩いていたら、係のおねいさんに笑われた。リアクションが無駄に大きい人でごめんなさい。


11/2(月)


2009/11/2 カンカラ三線


 先日から材料を集めてなにやら作っていたが、その完成品がこれ。
 見てお判りのとおり、カンカラ三線。
 写真のジル(弦)はストラップ紐だが、それではチンダミ(調弦)が全然上手く行かなかった(無理に巻いてカラクイ(糸巻き)が折れた)ので三線専門店で買ってきたジルを張り直している。
 あとはチンダミをちゃんとすれば完成。カラクイはワリバシを使って作ったが、あるいはこれでは強度不足かもしれない。チンダミが上手く行かなかったらもうちょっと丈夫な木材で作り直す必要があるかも知れない。

○材料
・ひのきのぼう
 (920mm×15mm×50mm)
320円
・太めの紐(50cm)15円
・ジル三本
 (ミージル・ナカジル・ウージル)
300円
・ワリバシ0円
・空き缶0円



11/1(日)

それでも町は廻っている 6巻」。
 面白い。
 5巻はイマイチだったが、これは面白い。
 一話だけ「ネムルバカ」が混じっていてそれだけ妙に浮いているのがちょっと気になるが、それ以外は私にとっての「それ町」だ。イメチェンした歩鳥も可愛いけど、あれを見て「歩鳥萌え」とか思うやつおらんでしょ(いるとすれば私と根本的に違う読み方をしていると言うことなので悪しからず)。この登場人物との距離感がとてもいい。