自己満足の世界

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1/28(木)

「Appleがタブレット型端末「iPad」発表、電子書籍市場にも参入
 個人的に9インチくらいのタブレット端末にはとても興味があって、iPadも気にはしていたのだが、これはちょっと見送りかなと思った。
 と言うのも、どうも過渡期の産物としか思えなかったから。たぶん本当にやりたかったのは同筐体上でMac OSを動かすことで、おそらくそのうちそう言う製品も出るだろうと思う。今のままだと「でかくて持ち歩きにくいiPod touch」の域を出ていない気がする。正直、発表会の写真とかを見たらインプレスとかのエイプリルフール記事かと思ってしまうくらい冗談じみている。

 ちなみにいま使ってるのが8.9インチのタブレットPC「FMV LIFEBOOK P8210」だが、CPUが非力な以外不満は全くない。個人的には9インチ前後は大きすぎず小さすぎない最適サイズだと思っているのだが、一般的にはこのジャンルは受けが悪いらしくもうこのシリーズは廃止されてしまった。iPadの発表でこの手のセグメントが流行るようになってくれれば良いのだが。


1/24(日)

 箕面のIMAXで「アバター」観てきた。
 各所ですごいすごいと言われているので観てみたが、面白い詰らないは措いて、確かにすごい映画だった。

 ネタバレのためストーリーは伏せるが、あえて伏せるほどもないごく単純なストーリーと、3Dで驚くほど描き込まれた世界。
「世界を描く」ことと「ストーリーを語る」ことの両立は出来ないし、特に3D映画が黎明期である今は真面目にストーリーを語っても視聴者が付いてこられるとも思えない。現在の3D映画として方向性はこれしかないだろうという感じ。現在作ることが出来る3D映画としては最高峰と言って良いのではないか。正直、没入感が高すぎて年齢制限があった方が良いのではないかと不安になったくらい。これでホラー映画なんか公開したらマジで死人が出かねない。
 んなわけで「歴史に残る」ことはまず間違いないもの凄い完成度の映画だ。あとはお話が「好きかきらいか」だけ。私としては「好きではない」というのが正直なところ。ただ、「観て損した」とは全く思わなかったけれども。


1/21(木)

「エジプトで猫の姿の女神発掘 プトレマイオス朝で初
>エジプト考古最高評議会は19日、同国北部アレクサンドリアの神殿遺跡から、古代エジプト・プトレマイオス朝の王、プトレマイオス3世(紀元前246~同221年)時代とみられる猫の姿をした女神「バステト」の像を発掘したと発表した。
 バステトって「猫面人体」、あるいは「猫面猫体」でもシャキッと座ってる姿の印象があったのだが、これってそのどちらでもなくただの猫にしか見えないな。「これは猫じゃなくバステトです」って誰がどうやって見分けたんだろうか。


1/20(水)

「ラストウィンドウ」クリア。
感想:
 面白い。
 前作「ウィッシュルーム」も素晴らしかったが、このシリーズはストーリーの練り込み具合が素晴らしい。あえて言うなら練り込みすぎて物語の階層が不自然すぎるほどに折り畳まれすぎなきらいもなくもない、というところか。前作は「願いが叶う部屋」というファンタジーを織り込むことでその不自然さを回避していたが、今作は適度にストーリーを散らした感じがする。その意味でスティーブの存在は良かったね。
 で、次回作。あるよね? たぶん最終作。アレとコレの決着を付けてもらわないと。「ウィッシュルーム」の時は「話の続きは見たくない」と書いたが、ここまで来ると最後まで見たい。


1/19(火)

 そう言えば今年の1/17の日記には震災のことを書いていなかった。
 自分の中ですごく重大で、その後への影響も計り知れないものがあった出来事であることは間違いない。あの当時、確かに私を含め周りの人間はみな「生きること」と「死ぬこと」に向かい合わされていたな、と振り返ってやはり思う。そんな経験は空前だし、絶後であって欲しいとも思う。
 それでも何というか、自分の中で「もういいや」と言う気になっているような気がする。
 自分の中で風化してきているからかも知れないし、今現在がとても昔を振り返る余裕などない状態だからかも知れない。
「もういいや」と言うか、「考えたくない」と言うか。これが何なのか自分でも良く判らない。


1/18(月)

 1/9の日記に書いた「Complete National Geographic- Every Issue Since 1888」がもう届いた。正確には15日に届いた。一週間以内かよ。下手な国内オンラインショップよりよっぽど速い。速すぎだ米アマゾン。

 んで。

 以下、人によっては役に立つ知識。
 前も書いたとおり、日本で買えるのはDVD版のみ。
 これをHDDにインストールしちゃえばHDD版と同等になる。
 じゃあこれをHDDにインストールできないか、と思って調べてみたら、日本語の資料はなかったが公式にFAQとして載っていた

 簡単に言うと、Adobe AIRのアプリケーションデータフォルダに各DVDの「disc[n]」フォルダをコピーしてやればいいだけ。
 もうちょっと書くと、指定フォルダにDVD1~DVD6の「disc1」から「disc6」までのフォルダをコピーしてやればよい。
 指定フォルダというのは、WindowsXPなら
「C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\com.nationalgeographic.products.cng120.68B1CC4249876152EBE333BD4B7514ADB4D94062.1\Local Store\cache」
 WindowsVISTA/Windows7なら
「C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\com.nationalgeographic.products.cng120.68B1CC4249876152EBE333BD4B7514ADB4D94062.1\Local Store\#SharedObjects」
あるいは
「C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\ com.nationalgeographic.products.cng120.68B1CC4249876152EBE333BD4B7514ADB4D94062.1\Local Store\cache」
のどちらか存在する方のフォルダ。
「(ユーザ名)」ってとこはログインしているユーザによって変わるので念のため。

 ランチャを立ち上げると上のフォルダが勝手に生成されるのでそのフォルダにコピーすればよくて、上の通りに長ったらしいフォルダをわざわざ作ってやる必要はない。ただ、このフォルダはたぶんエクスプローラの「ツール」メニュー→「フォルダ オプション」→「表示」タブの「ファイルとフォルダの表示」は「すべてのファイルとフォルダを表示する」にしてやらないと見えないと思う。あと、念のためこの作業はランチャは立ち上げた後最新版に更新してからにした方が良い。

 なわけで豆知識は以上。
 以下独り言。
 個人的にはこのランチャ、この辺の仕様がえらく妙な気がする。なんでわざわざストレージディレクトリに置いてやらないと行けないんだろうか。AIRの仕様ではreadだけならどこに置いても問題なかったような気がするのだが。


1/17(日)

「“高学歴ワーキングプア”が急増中! 「官製資格ビジネス」に乗せられた博士たちの悲痛 | 格差社会の中心で友愛を叫ぶ | ダイヤモンド・オンライン
 昔どこかでこんな話を聴いた。

「子供や友達が『博士課程に進みたい』と言いだしたら全力で止めろ。誰かがカルトの道に進みそうになったら全力で止めるだろ? それと同じ事だ」

 そういう風潮が良いことかどうかは判断しかねるが、「学」を疎かにする国は衰退せざるを得ないと思う。

 ってか、その辺団塊Jr.世代はかなり悲惨で、学生時代は「良い大学に行かないと就職できない」と言われ受験戦争に巻き込まれ、いざ就職の段には空前の就職難で高学歴無職が溢れ、企業の新卒偏重で就職もままならず、個人的にはそんな目に遭って人生に絶望しない方がおかしいと思う。世代揃って詐欺に遭ったようなものだ。その年代の人間は数人知っているが、皆そこそこの学歴を持ちながら就職や結婚と言う所謂「ごく普通の境遇」にありつけた人間の方が少ない。やっぱこれおかしいだろ。


1/16(土)

 大阪市立科学館へ。
 油断していると企画展 「ガリレオの天体観測から400年 -宇宙の謎を解き明かす-」が終わりそうになっていたので慌てて行ってみた。
 これ、世界天文年にあわせて開催された巡回展だそうで、とても充実していた。ガリレオ望遠鏡や「星界の報告」初版本、重力レンズや赤外線望遠鏡など、実際に体験して「おお」と実感できるコンテンツが充実しているのはさすが乃村工藝社。見事だ(と言いたいところだが本当に乃村が担当してるかは知らない)。ただ、科学博物館では企画展示室を使って余裕のある展示をしていた(pdf)らしいのに対し、大阪市立科学館は空間的に企画展用のスペースを確保しにくいため窮屈な印象も受けた面もがあるのは確かだ。「企画展スペース」が別に用意されているわけではなく、常設展示の合間に類似した企画展の展示をぽつぽつ配置してある(ケプラーモーションの隣にブラックホール概念模型とか)ので、「企画展」を見ようとするとちょっと落ち着かない気がした。喩えて言うなら、チョコを食べたいのにチョコビスケットしかない、みたいな。チョコビスケットもそれはそれで美味しいけど私はチョコを食べたいんだ、と言う。


1/15(金)

「ラストウィンドウ 真夜中の約束
 私がDSを買うきっかけとなったのが「アナザーコード」だが、その理由はシナリオ・ゲームデザインに鈴木理香氏が関わっていたからだ。
 続く「ウィッシュルーム」も素晴らしい完成度だったが、その続編がこの「ラストウィンドウ」。先日TV CMで発売を知ったので和アマゾンで注文しておいたのが届いた。
 雰囲気的には前作「ウィッシュルーム」に近い(効果音とかも同じ)が、微妙にシステムに工夫が加わっている感じ。ここ数年全然ゲームにはまりこめなくてもうゲームは良いやという気になっていたのだが、このシリーズはプレイ開始時のワクワク感を感じさせてくれる。まだ始めたばかりだが、「DSならではの謎解き」は「アナザーコード」に較べるとおとなしくなっているかわりに、色々とこなれてきている感じがする。


1/14(木)

「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」鳩山首相 - MSN産経ニュース
 一般に「地球にやさしく」と言うスローガンは「人間にとって快適な地球環境を維持しましょう」と言う意味であり、「やさしい」という評価軸も人間に拠るものである以上、「人間がいなくなるのが地球にとって優しい」という言い方には意味がない。
 とマジレスしたら負けなんだろうか。
 あと、「人間」を他の生物と切り離して解釈している点、発想が日本人っぽくないというか、キリスト教臭いと言うか、傲慢さを感じざるを得ない。

 なんか鳩山首相って発言が軽いというか、幼い印象を受けることが多いのだが、これも私が接する報道の偏り故なのか、私自身の偏見故なのか、それとも本当に幼いのか、色々と心配になる。


1/10(日)

「National Geographicが120年分のコンテンツをHDDにぶっこんで売っているぞwww - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
>National Geographic社が120年分の雑誌をデジタル化して、なんとHDDごと販売していますよ。しかもお値段は$199。容量は160GBでUSB接続のポータブルらしいからこれはいろんな意味でお買い得では・・・(ただし日本からは買えないようです)。
 おお、これは凄い。
 なんで日本から買えないんだろう、と思って試しに注文してみようと思って納得。入力した住所は整合性チェックされて、日本の住所は「そんな住所知らん」と撥ねられるワケね。
 んで。
 米amazonを調べてみたら、DVD版なら日本からでも余裕で買えることに気付いた。Webサイトを確認してみた限り、違いは媒体だけで中身は同じらしい。これが定価70ドルで割引込みで45ドル、日本への送料がおよそ25ドルなので日本円で総計7000円程度。これは買いでしょう。
 と思ったのでついうっかり注文してしまった。今は後悔していない。


1/9(土)

 今昔館へ。
 企画展「くらしの今昔展」。
 前も書いたが、今昔館は最近「研究」をちゃんとフィードバックしてくれているので結構気に入っている。ただ、この企画展はどちらかというと「資料を集めてみました。コメント付けてみました」程度に終わっている印象を受けるので、出来ればもうちょっと踏み込んで欲しかったと言う気はする。


1/5(火)

「私は絶対に間違ってない!」 上司をうんざりさせる自己チュー女性部下 | 女性社員のトリセツ | ダイヤモンド・オンライン
 プライドが高くていくら説明しても屁理屈で正当化して自分の間違いを認めない人と言うのは確かに存在するのでそう言う話かと思ったのだが……。

 なんじゃこりゃぁ。

> 自分の目に入ることしか見えておらず、正論ばかり吐く女性部下に対しては、「こんなことくらいわかってくれているだろう」という組織軸寄りの物の考え方や、男性同士での暗黙の了解をきちんと伝えると同時に、ときには踏み込んで徹底的に叱ることも必要です。
 アホか。
 こんなもんジェンダー関係ないだろ。「暗黙の了解」を相手に強要することを当たり前と思うことがおかしいことに気付くべき。そのことで相手をしかりつけるなど言語道断。「言われなくても判るべきだ」とか仰る方はまず例外なく馬鹿なので徹底的に馬鹿にしてよろしい。こんなもん「社畜が他人が社畜でないことに憤ってるだけ」のクズ記事だ。大体「公私セパレートさん」って何だよ。皮肉のつもりか? 何で公私を分けることを揶揄されんといかんのよ。

 などととムカつきながら読み進めていたのだが、結論としては「伝えるべき事は伝えましょう」と言う至極もっともなところに落ち着いている。
 してみると、これって空気を読むことを他人に強要する社畜さんに対して、「ああ空気を読まない部下は大変ですね貴方は悪くないですよ」と慰撫しつつ「『空気読め』は若いモンには(正確には「社畜以外には」)通じないよ」とやんわり伝えることで社畜さんを教育するための記事なんじゃないかという気もしてきた。そうではなくもしこれが100%本気なのだとしたらこの筆者はどこかおかしい。


1/4(月)

 大阪科学技術館へ。
 一ヶ月ぶりくらいに来てみたら、新コンテンツ「RAINBOW BEHICLE」が追加されていてこれがなかなか愉快だった。
 ライド型の体感型ゲームで「地球温暖化」とか「省エネ」とかをお子様に楽しく学んでいただこう、と言う趣旨っぽいエデュテイメントコンテンツで、一プレイに20分近く掛かるという大作。これがもちろん無料。
 最後は悪の親玉を「太陽光発電の盾」「火力発電の剣」「水力発電の大砲」(うろ覚え)とかで立ち向かうも力が及びきらず、最後は「原子力発電の宝石」の助けを得てとどめを刺す、と言う筋書き。いやあ、原子量発電って本当に良いものですね(棒)。


1/2(土)

 実家へ挨拶回り。
 今年は弟の成人式らしい。私が今20歳なのでそろそろ追い抜かれると言うことになる。

 それ以外は特筆するようなことはなし。


1/1(金)

 皆様2010年明けましておめでとうございます。
 今年も斑猫賢二をよろしくお願いいたします。

 今日は弘明寺観音にお参り。
 新春に神社を差し置いて寺にお参りしたのは初めてかも知れない(と言うか(一般論として)寺に初詣に行く意義って何だろう。冷静に考えると意味判らん(神社なら明確に「氏神様への挨拶」と言う意味がある))。


 んで、今年の目標。
「後悔しない生き方をする」
 これは去年と同じ。

 うまくいかなかったとき、「あの時こうしていれば良かった」と後悔する。
 そんなことがないよう「あの時はできるかぎりのことをやったから仕方ない」と思えるようにする。手を抜かない。
 そういう負い目のなさが力になっていく。そう思っている。

 ただ、楽な生き方ではないので他人にお勧めはしない。現在幸福な方はこんな面倒なことをする必要は全くないし。