自己満足の世界

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10/31(水)


2007/10/31 This is Halloween.

 そんなわけで何とか31日に間に合いました。
 このネタはお約束……と思っていたら、調べてみたらこのデザインにするのは今回が初めてだった。都合で目が実物より小さめになってしまったとか、上に被せるときに表情が期待とは違うものになってしまったとか、反省材料は多い。来年はもっとゆとりを持ったスケジュールで……、って、思い返してみると例年この時期って忙しいことが多いな。


10/30(火)

「「こんなもの」USBハブ - Engadget Japanese」
 ちょっと(と言うかかなり)ツボった。
 余談だがあのシーンを初めて見たとき「ああ、勿体ない! せっかくガンダムの性能が数倍にハネ上がるのになんで捨てるの!」と思いこんだのは私だけではないと思う。

>『脱戦士編』にはこのほか保冷剤入りアイマスク(銀色)やらボール・ペン立てなど主に中年男性を対象にした脱力賞品をラインナップ。展開は来月から。
 ネタとしては面白いが、これっぽっちも欲しいと思えないのが弱点か。


10/29(月)

 人の二倍の時間働いて。
 人の四倍仕事して。
 給料は一人分。

 斑猫です。

……ああ、どっかに逃げたい。

 そんなわけでハロウィンに備えて昨日からパイ生地の用意を始めてみた。昨日生地作って今日はフィリング、明日に焼いて31日に食べる。家に帰れるのが日付が変わるあたりなのでその位のスケジュールを組まざるを得ない。
 ハロウィンが終われば多少余裕は出来るはず。こんどこそ。
「11月に休みが取れなかったら本当に倒れますので悪しからず」と上の方には言ってある。


10/26(金)


2007/10/26 椅子

 これはナイスな椅子!
 などと、ついうっかり斬新かつ面白すぎるギャグを披露してしまったが、これはアレだ。例のクジ景品の椅子だ。
 今これに座りながらこの文章を書いているが、強度にはやや不安を感じなくもないものの、高さはPCラックに丁度あう。前まで使っていた椅子が嵩張る上に不安定だったので置き換えるのに丁度良い感じだ。
 ところで上の写真、「一家に一枚」シリーズや「Nature Study」が写り込んでいて我ながら作為的だなぁと思わないでもないが、別にこれは狙ったわけではないので悪しからず。って人によっては何が「作為的」なんだか解らないかも知れませんが。


10/25(木)

 過労で倒れた。
……もうちょっと正確に言うと、倒れる直前で白旗揚げて逃げ帰ってきた。そろそろ本気で限界だ。
「今まで倒れなかったのが不思議です」と下の子に言われた。なんか間違ってるぞ色々と。


10/24(水)

「世界最大・A3フルカラー電子ペーパーをブリヂストンが開発 世界最薄フレキシブルも」
 前々から気になっていたブリヂストンの電子ペーパー。とうとう実物が出てきたねぇ。
 液晶よりコストが安く反応速度も速いのなら、これを使ったPCディスプレイとかも出てこないもんかね。まだ解像度とか色数とかに問題はあるのだろうけど。

「指針の最大8900倍、アパ分譲-東京」
> マンション開発などを手掛ける「アパグループ」は23日、天然温泉付マンションとして分譲した「アパガーデンコート綾瀬」(東京都足立区)の温泉給湯設備から、国の指針の最大8900倍のレジオネラ菌が検出されていたことを明らかにした。マンションでは9月14日から給湯が中止されている。
 こう言うのって「温泉付き」を前提とした価格で分譲されるものだと思うのだが、温泉が枯れたとかこういう風に使えなくなった場合の補償ってどうなるんだろう。「温泉付いてるけど使えません」な状態って、「最初から温泉などありません」な状態よりヘボく感じられるのだが。


10/23(火)

「だ☆めーづ: 1975年生まれくらいの人は幸せなゲーマー人生を送っている仮説」
 私も同じような事を思って以前書こうと思って前フリだけしてそのままになっていたのだが、せっかくだから軽く書いてみる。
「1975年生まれくらいの人は幸せなゲーマー人生を送っている」。
 私の認識はちょっと違って「ファミコン以降のゲーム機は団塊Jr.世代がターゲットになっている」と言うこと。理由は簡単で、その世代は人数が多くて数が売れるから。質云々以前に大勢の嗜好で淘汰が働いたのではないかと思う。ほら、ゲームが複雑化していったのは団塊Jr.が中高生の頃だし、ドラクエ3やイースなど、優しさをウリにしたゲームが出始めるのは団塊Jr.が就職しはじめた頃だ。
 で、その傾向が初めて覆されたのがゲームボーイのアレ。言うまでもなくポケモンだ。それ以降、任天堂は狙ってだかそれしか道がなかったのかは知らないが、主流(団塊Jr.)をターゲットにしないマシンを出し続けた。特に大失敗でもないものの今ひとつパッとしないままの状態が続き、最近とうとう大きな成果を上げることに成功した(って、何のことを言ってるか解るよね)。
 で、これからのゲームの動向はどうなるかと言えば、昨日のSFの話と被るが、たぶん今後浸透して拡散していくと思う。「コンピュータゲーム」がそれであると意識されない方向に拡散していくはずだ。現在もその傾向は確かにあって、たとえばみんぱくの特別展「オセアニア大航海展」で展示されていた航海ゲームなんか、「コンピュータゲーム」なのか「楽しいエデュテイメントコンテンツ」なのか区別が付かない。今後こうやってインフォメーションメソッドはどんどんゲーム化していき、「ゲーム」自体はどんどん「手段」と化して存在感を薄めていくはずだ。その嚆矢となったのがニンテンドーDS、と後世に記憶されるようになるはず、と私は考えている。

……と考えてみると、PS3が逆転する目はもはやちょっと考えにくいんだよね。アレ自体(少なくとも結果的には)既存のパラダイム(団塊Jr.がターゲット)のマシンに他ならないわけで、なんとか新しい展開を見出さない限り(「拡散と浸透」を別の手段で実現しない限り)、PS3は「特殊化して滅亡したマシン」として終わらざるを得ないように思う。


10/22(月)

 昨日録画しておいた「ETV特集 日本SFの50年」を見たがこれが面白かった。
 日本にSFが持ち込まれ、普及・浸透し、やがて拡散していくまでの50年。最初に小松星筒井そして手塚の四人が居たことは日本の文化形成に大きな影響を与えたらしい(ウルトラマンにSF作家クラブが深く関わっていたことは寡聞にして知らなかった)。
 日本において「宗教」が胡散臭く見られるのは日本人が宗教に身近でありすぎるために逆に宗教を意識することがないからだが、現在の日本において「SF」がヘンな目で見られるのも同じような理由なんだろうという気がする。


10/21(日)

 耕三寺へ。
 ここに来るのは実に14年ぶりだ。


2007/10/21 日光ではありません

2007/10/21 京都ではありません

 ここだけで日光だの京都だの奈良だの高野山だのに行った気分になってとてもオトクなスポットだが、今回はさらに、なんだかPL教団みたいな謎のスペースが増築されていてその意味不明ぶりに頭を抱えた。


2007/10/21 謎の建造物
 何が言いたいんだこれは。

……んで、わざわざ耕三寺まで足を運んだのは、ここが日帰りバスツアーのルートになってたから。
 で、その旅行は某スーパーの懸賞で当たったもの。
 これが「株式会社ホリデー」が企画した旅行なワケだ。
 その旅行はこういうカラクリになってて、ご多分に漏れず白金工房がルートに入っていた。
 まあ、なんだかんだ言ってその辺のカラクリも含めて結構楽しませて貰ったので特に文句は言わない。私は鉄より重い物質に対しては宇宙的なロマンチシズムを感じるものの(私のページを読んでるような方なら意味をご理解いただけるかと)貴金属・宝石に対しては何の興味もないのでついうっかりノせられる気遣いもなく、相手のやり口を観察するのは単純に楽しかった(でもちょっと商売っ気が露骨すぎやしませんか)。
 ところで白金工房に行く途中のバスの中で、クイズが出るのも恒例になっているらしい。これは出題者の意図を読めば簡単に答えが分かる系の問題なので当然正解者が続出、と思いこんでいたのだが、全問正解したのは100人中で私を含めて4人だけ。この時点で周りが全部グルで催眠商法か何かに引っかけようとする罠かと本気で警戒したが、単にこの手のクイズが苦手な人間というのは意外と多いだけらしい。
 と言うわけでこれから同じ目に遭う方のためにヒント。日本の国石は真珠じゃないし、プラチナはとても希少な鉱物です。


10/20(土)

 国立民族学博物館の特別展「オセアニア大航海展:ヴァカ モアナ、海の人類大移動」へ。
 先月も行ったがその時はちょっと時間が不足気味だったこともあってもう一度行こうと思っていた。
 感想として特に追加することはないが、航海ゲーム(正式名称忘れた)は面白い。個人的に「ああ、貴重な水が(←棒読みで)」はツボだ。これは会場でしかプレイできないというのは勿体ない。是非市販して欲しいものだ。

 で、民博に行くたびに迷っている友の会だが、結局今日も入会しなかった。なんかもう一つ値段とサービスに決定的な魅力を感じないというか……。とりあえず「季刊民族学」のバックナンバーを読み込んでみるか……。


10/19(金)

 私はたぶんあまりビールが好きではないんだと思う。
 ここ数年で一番美味しいと思ったビールは山口の地ビール「村塾」。
 今年これを飲んでみて余りの旨さに目を回した。「地ビールってこんなに旨いものなのか」。そう思ってスーパー等の地ビールを片っ端から試してみたが、村塾ほど旨いのは一つもなかった。もっと本気で探せばあるのかも知れないが、簡単に手に入るビールの中で私にとってこれほど旨く感じるビールがないのは確かだ。
 二番目に美味しいと思ったのは……名前は忘れたがイタリアのビールで(「メナブレア」とかそんな名前だったと思う)、こちらは運が良ければ近所の酒屋で手に入る。
 この二つに共通するのは、フルーティーなこと。日本で普通に売られている缶ビール系はあまりそう言うのをウリにしたものがないのは単にそれがビールの本質ではないのかそれとも日本ではあまり受けないからなのかは知らないが、いずれにせよ日本のビールの本流でないことは確かだ。
 あと、二つに共通するのは高価いことと手に入りにくいこと。日常的に飲むにはちょっと無理がある。

 って、なんでいきなりこんな事を書き出したかというと、今日初めて「キリン スパークリングホップ」を飲んでみたから。
 流石に前の二つには比ぶべくもないが、これはたしかにフルーティーだ。正直、そこらのビールよりは旨い。しかも安く入手しやすい。今までビール系飲料は店に行って安いものを適当に選んでいたが、これからはこれを指名買いすることにする。

「50センチもあるクレイジーなリモコン「Pultius」 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)」
 確かにこれなら50センチ先にあるテレビのスイッチも直接押すことが出来て便利きわまりない。忘れていた何か大切なものを思い出させてくれたような気分だ。


10/18(木)

「掘り出しニュース:中学生の2割「死んでも生き返る」」
 イラつくなぁ。
 前も書いたけど、人は死んでも生き返らないとは限りません。
 その根拠は前に書いたとおり。
 それでも「人は死んでも生き返らない」と強弁する方には是非反論していただきたい。
 まあ、論理思考も出来ないくせに「人は死んでも生き返らない」と信じ込みたい方には無理な話でしょうがね(嘲笑(←煽り))

 って、この手の設問に私がイラつくのは、論理的とは思えない方法で出した解を恐らくは正義感から正しいと思いこんだ上で、その解に反対する人間を、その反対の根拠を勝手にでっち上げた上で断罪しようとしているからだ。簡単に言うと「莫迦に莫迦にされた」ような気分になるからだ。
 ちなみに私の「生き返らないとは限らない」論にちゃんとした論理的な反論があった場合、たぶん私は「人は死んでも生き返らない」派にあっさり寝返りますので悪しからず。


10/16(火)

「千葉に「世界一の星空」、1000万個映すプラネタリウム完成」
 一瞬「お?」と思ったが、何のことはない五藤光学のケイロンじゃん。それなら既に鹿児島に納入済みのはずだがなぜ千葉への納入が今わざわざ全国ニュースになるのか(最初はてっきりスーパーメガスター「アルテミス」が完成したのかと思った)。まあわざわざ鹿児島に行かなくても千葉まで見に行けば良くなるのは嬉しい……ってやっぱ遠いな。これは明石の次世代機はケイロンかその後継機にしてもらわないと。もちろんアルテミスでも構いませんが。
 しかしこういう方向性のプラネタリウムが「メガスター型」と称されるようになったのは大平さんにとっては「してやったり」な感じだろうなぁ。やっぱメガスター、インパクトもあったがネーミングも上手かった。「アストロライナー2」ではこうはいかなかったはず。


10/15(月)

「彼は彼女を心から愛している」
 →「彼は女好きだ」
  →まちがい

「彼は8歳になる娘を溺愛している」
 →「彼は幼女好きだ」
  →まちがい

「彼は飼っている猫を溺愛している」
 →「彼は猫好きだ」
  →まちがい

……まあ、そう言うことだ。
 世の中にはこの程度の論理思考が出来ない人間が多くて困る。


10/14(日)

「サークルKサンクス ナイトメアー 当りくじ」
 一万円ぶんくらい引いたが
・膝掛け×3
・サラダ皿×1
・スープボウル×2
・ミラー×1
・マグカップ×2
 で、残りは全部小物入れ。小物入れ多すぎ。これだけ引いてまさかマグカップすらコンプリートしないとは思わなかった(小物入れが欲しい方は言ってくれればお譲りします)。
 私は椅子が欲しいんだ~! PCルームにこの椅子を置くんだ~!(ライトは特に要らないしクッションは似たようなのを既に持っている)
 もう某オークションで落とそうかという気になってきている。景品じゃなく普通に市販してくれればよいのに。


10/13(土)

 今日も仕事ですが何か。

「【話のタネ】3秒でできる右脳派?左脳派?チェック」
 読み込みはじめから見始めると時計回りにしか見えないはず。
 なぜなら、画像の一枚目は足が右側にある状態から始まるため、ふつうはそこから「足が遠ざかっていく(反時計回り)」のではなく「足が近づいてくる(時計回り)」と認識するはずだから。だからたぶんこれ、右脳とか左脳とか全然関係ないと思う。
 ちなみに私はこの画像、はじめからでなく途中から見ると、時計回りでも反時計回りでもなく、右足と左足を交互に体の手前側で振り子みたいにフラフラ揺らしてるように見えるのだが、これは何脳なんですかね。


10/12(金)

「ヤッターマン29年ぶり復活だべぇ~…人気アニメ08年1月から放送」
 今思い返しても70年代~80年代のタツノコのセンスは良い意味で異常。ネーミングセンス一つとっても「タイムボカン」「未来警察ウラシマン」「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「宇宙の騎士テッカマン」……まだまだあるがこれだけでも只者ではないことがお分かりだと思う。しかもここで上げた作品の中で名作でないものが一つもないという恐ろしさ。
 そんなタツノコ黄金期の中でももっとも有名な「ヤッターマン」を、今のスタッフが作って見るに堪えるものになるのかはいささか疑問に感じる。今作るならヤットデタマンかイッパツマンのほうがハズレになる可能性は低いと思うのだが(本音を言えばウラシマンを当初のストーリー構想で作り直して欲しい)。


10/11(木)

「前代未聞の反則劇! 大毅、無残な敗戦に取材拒否」
 なんだかよく解らんな。
 この対応を見る限り、仮に過去の試合に八百長があったとしてもこの親子はそのことを知らなかったっぽい。
 じゃあこの試合をセッティングした人間は誰で、一体どんな意図があったんだろうな。まさか真剣勝負で亀田が勝つとは誰も思ってなかっただろうし、かと言って今日の試合みたいな結果になると思っていたとも思いがたい。「ここでチャンピオンに一回負けてそこからの復活劇を」みたいなシナリオが想定されていたのではないかなと言う気がするがいずれにせよ今日の試合でそれもなくなったハズだ。今後この親子はどうなるんだろうか。って別に心配しているわけではないが。


10/10(水)

 ディスプレイをでかいのに変えてから、ノートPCの費用頻度が増えた。
 サイズがでかくなってPCを立ち上げるのが億劫になったせいもあるだろうが、入力端子が増えてビデオやDVDやゲーム機にも繋がるようになったためそちらを使う機会が増えたと言うこともある。
 現在腰を据えて使うときはデスクトップ、気軽に使うときはノートPC、という感じで使い分けているがこれで良いのだろうか。と書いている私は今ディスプレイでTVを写しながらノートPCからリモートデスクトップでメインマシンに入っている。

「ビクター、拍手と手の動きで操作するテレビを出展・CEATEC」
 これを見て「Mr.BOO!」を思い出した人間の数は10万人をくだらないと思うがどうか。


10/9(火)

「11月になったらもう少しヒマに」
 上の人の言葉を笑顔で受け流す私。人はこうやって大人になっていくのだ。

「中国製ニセWii「威力棒Vii」フォトギャラリー - Engadget Japanese」
 例のパチモン遊園地にしろ、中国という国はなんでこんなに豪快なんだろう。
 ここまで書いて次の段落で政治ネタに移行しようと思ったが止める(嘘)。


10/8(月)

 神戸市立博物館で開催中の「インカ・マヤ・アステカ展」に行ってきた。
 感想云々は後にして、まずこれだけは言っておく。
 図録は絶対に買うこと
 昨日の翼竜展の図録(これも標準的な出来映えだ)と較べても情報量のレベルが違う。値段は二倍だが情報量は二倍ではきかない。展示は見られなくても図録だけは買っておきたいと思わせるほどの出来映えだ。出来れば展示を見る前に読み込んで予習しておくべき。
 で、展示自体の感想。
 図録の素晴らしさに較べ、展示自体の解説は少なめ。音声ガイドを使わせよう、図録を買わせようという魂胆なのかも知れないが展示を見るだけでは正直物足りなさを感じる。後で図録を読んで意味を理解したものがいくつもある。展示ボリューム自体は充分で文句が付けようのないのだが、その辺ケチって欲しくないな。
 まあ解説は少なくても、特にマヤの図やレリーフは単純にデザインとして面白いと思った。マヤの絵の感じってなんだか「うねうね感」が現代風というか、ファンキーじゃない? 「円筒形彩文土器」にしてもまんまこんな図柄のコップがあったら普通に買ってしまいそうだ(そんなグッズがショップで売られてるに違いないと思ったが売ってなかった)。
 それはともかく、今日この展示を見て強く思ったのは、ナスカにせよインカにせよ、一般に「特殊」と理解されている文明について半端に知識を得れば得るほど、その文明について解らなくなってくると言うこと。
 と言うのは、知識を得るにつれ特異に見えた文化・風習の特異性が解らなくなってくるからだ。当たり前と言っては当たり前なのだが、他文化から見て特異に見えるものであっても、自文化からしてみると大抵当たり前で合理的なものだ。合理的だからこそ文化として存続するのである(意義が失われて形骸化するものも多々あるがここでは措く)。たとえばナスカで地上絵が生まれたのはその地形的特性によるものだし、インカで文字、車輪、鉄器がなかったのは単にその必要がなかったからだ。そう言う合理性を理解するとその文明の何が特殊なのか良く解らなくなってくる。これは良いことなんだか悪いことなんだか良く解らない。

 図録は2300円。最初に書いたとおり必読。会場が遠くて行けないという方でもこの図録さえ読めば7割方事足りる。通販はやってないのかな。


10/7(日)

 自然史博物館の「世界最大の翼竜博」に行ってきた。
「世界最大の翼竜(=ケツァルコアトルス)」なる名前から見に行く前はケツァルコアトルスメインの展示かと思っていたのだが、実際は翼竜全般についての展示(個人的にはしっぽの短いプテラノドン系よりしっぽの長いランフォリンクス系のほうがカッコイイと思うのだがどうか)。
 あ、カッコイイと言えばケツァルコアトルスが現代の空を飛び回るムービーはもの凄く格好良かった。なんだか「ギャオー、ギャオー」と鳴きながら玄武型怪獣と闘いそうな感じ。空を飛ぶだけでなく四つ足で地面を歩いたりもしたらしいが、歩く姿もなかなかかっこいいぞ。
 展示自体は翼竜の進化、そして特殊化の果ての絶滅までのプロセスを丁寧に解説してくれてなかなか好印象。フロア自体は広くはないのだが過不足無いボリュームで楽しめた。飛ぶための特殊化、そして生き延びるための大型化が逆に自らを袋小路に追い詰めたと言う皮肉(ケツァルコアトルスって翼長10メートルもあるくせに体重は70キロ程度だぜ)。

 余談だが、小学生くらいの子供がプテラノドンを指さして「プテラだ」と言っていたがこれは「ポケモン」とか「ぶつ森」の影響なのか。普通プテラノドンを「プテラ」とは略さないと思うが。

 図録は1200円。朝日新聞主催特別展の図録は全体的に写真や図が主体で解説が少なめだがこれも例外ではなく、帰りの電車の20分程度の間に一通り読み終わってしまった。「必読」と言うほどではないが手元に置いておいてヒマなときに読み返すという感じ。まあこの値段なら買って損はないんじゃないかな。


10/6(土)

 午前5時頃、ふと目が醒めた。
 寝室からパソコン部屋に移動し、押し入れの引き出しを開け、押し入れのガラクタ類を片っ端から引っ張り出した。たちまち部屋にガラクタが積み上がる。
 部屋の足の踏み場が無くなり、押し入れが空っぽになったところで気が済んだ。再び布団に入り、寝直す。

……ここしばらくの殆ど鬱病間近な私のストレス具合をご存じの方がこの行動を見ると「ああとうとうナニかブチ切れたのか」と思ったかも知れないが、単に押し入れの整理の前準備をしていたのである。
 そんなわけで、昼間にもう一度起き出してホームセンターに買い出し。朝の様子で押し入れには何が入っていて全部整理して格納するためには何が必要なのかの目星は付けてある。引き出しやスライド棚等をごっそり買い込んで帰宅、
 そしてそれから苦闘7時間。
 引っ越してきて以来ずっと気になっていた押し入れ収納をほぼ完全に整理することに成功。これまでごちゃごちゃに積み上げられていた収納品がすっきりと整頓し、スペースに余裕が出来たばかりかどの収納品にも簡単にアクセスできるようになった。
 なんだね、鬱気味なときに掃除って結構効くかも知れない。昨晩までは人と会話するのも苦痛で下を向いてボソボソとしか喋れなかったくらいだが、掃除が終わってからは割と普通に振る舞えている。まあ気分のリフレッシュになったんだろう。


10/5(金)

「<教科書検定>沖縄戦での記述削除の見直し容認 福田首相」
 うざいなぁ。
 全然興味はないネタなのだが、W+INFOの見出しに頻繁に出てくるのでいい加減にしてくれと言いたくなってきた。
> 照屋氏は「日本兵から『米軍に捕まる前にこれで死になさい』と手りゅう弾を渡された」との証言を紹介し、「真実を歪曲(わいきょく)・改ざんすることは断じて許されない。あいまいな政治決着では真の解決になりえない」と、記述の復活を迫った。
 もし口伝以外の証拠がないのなら事実の有無に拘わらず教科書に書くべき内容ではないし、口伝以外の証拠があるならわざわざ検定で文句を言うようなことでもない。イデオロギー云々以前のごく簡単な手続きの話だと思うのだがいったい何をどのように揉めているのかさっぱり解らん。


10/4(木)

「タカラトミー、室内向けコントロール飛行機「Qスカイ」を発売」
 ああ、なんだかドラえもん風味。これで小型カメラを搭載してPCから操作できるとかのギミックがあればもっと楽しいと思うのだがどうか。

 しかしタカラトミー、トイカメラであることを開き直った「TOLNE」や変形MP3プレーヤ「TRANSFORMERS MUSIC LABEL」など、なかなか愉快な商品を出してるな。トランスフォーマーの奴なんか、最近なんだかどれも似たり寄ったりになりつつあるシリコンオーディオなんぞより魅力的に感じる。個人的にシリコンオーディオの最近の方向性ってあんまし好きじゃないんだよね。半端にちっこい画面でカラー液晶とか動画とか全然いらんし。


10/3(水)

「「なんの根拠もなしに与えられた文字列を適当に参照して適当な結果を返しておもしろがるシステム」に対する嫌悪感」
 初めて「脳内メーカー」を見たときには特に「面白い」とは思わなかったが「上手い」とは思った。

「上手い」と思ったのは、(恐らく)乱数での算出結果がどう出たとしてもそれなりの意味を見いだせるものとして成立させていることがまず一点(ひょっとするとネタとして成立し得ない組み合わせは排除しているのかも知れない)。昔アマチュアの作った雑誌投稿ゲームで、「モンスターの姿」や「ドイツ人っぽい名前」を乱数で生成するシステムを見たことがあるが、それと同じような巧さを感じる。
 で、そのネタを「たとえばこんな脳内」と言う形ではなく「○○さんの脳内」として出すのが上手いと思ったもう一点。正直この「脳内メーカー」の出力するネタはネタ単体としてはそれほど面白いものではなく「フーン(AA略)」と流されてしまいそうなものなのだが、それを「○○さんの脳内はこんなですよ」と言いながら見せることによってそのネタに感情移入させることに成功している。こういう手法は普通の占いでは「信憑性を上げる」ことに用いられるケースが多い。ほら、たとえば同じ占い結果を出すにしても、単に「おみくじを振って(出鱈目な)結果を出す」だけより「名前・性別・生年月日・その他の情報を入力させてそれに一対一で対応した(出鱈目な)結果を出す」ほうが信憑性が上がるっしょ。それは紐付く情報の固有性が感情移入を促すためだが、脳内メーカーはそれにより「信憑性を上げる」よりむしろ「ネタとして受け入れやすくする」と言う方向に機能している(まさかこの「脳内メーカー」の結果出力原理に本気で信憑性を感じてらっしゃる方はいないとの前提だが)。
 以上二点が「上手いなぁ」と思った根拠。

 で、「面白い」と思わないのは、単に個人的にネタ臭がキツすぎるように感じられて白けるから。それ以前にたぶん私はこういうネタが好きではないんだと思う。


10/2(火)

 家に帰ってポストを覗いたら、DELLからのハガキが届いていた。
……思ったより早い。これで本受付になったらしい。

 家のドアを開けたら、玄関にはDELLのでっかい段ボールが。
……思ったより早い。
 って言うか早すぎるよ。まだ心の準備が出来てない。気分的にはまだ「今まさに注文が通ったところ」なのだが。

 それはともかく、さっそくセットしてみた。
 やばい。
 でかすぎる。
 そのままだとデスクにおけないので無理矢理PCの場所をずらして置いてみた。それでも横幅はいっぱいいっぱい。ショップで同サイズの液晶を見たときには27インチでも大丈夫かと思ったが、家出見ると全然スケール感が違う。これは24インチが限界だ。これ以上大きかったらラックに収まらない。
 で、映りは……。
 とりあえず眩しい。明度を一番下げてもまだ眩しい。
 あと、色温度が好みじゃないけどこれは適当に調整してみる。
 あとは……これから使って様子を見てみる。今のところ初期不良ではないようでその点は安心。


10/1(月)

 あ、DELLって受注ハガキが届いた時点で初めて受付開始になるの? と言うことはまだ仮受付なのか。状況を確認しようにもまだ問い合わせ番号もわからん。届くのはいつになる事やら。

 「ウルティマの父、宇宙旅行へ」
 少し前にこのニュースを見たときは「リチャード・ギャリオット」って誰やねん、と思った覚えがあるが、つまりはロード・ブリティッシュ卿のことなのね。それならそれと最初からそう言ってくれないと困りますね(逆ギレ)。

「ついに登場“夢の”有機ELテレビ 「ソニー復活の象徴に」」
 どうかなぁ。
 本来ソニーは好きな企業で「技術のソニー」復活には期待してはいるのだが、少なくとも大型テレビの需要で有機ELが液晶を上回ることはないと思う(本質的にコスト面で液晶より有利なのであれば話は別だが)。
 ならどういう用途かと訊かれると、正直「携帯端末」くらいしか思いつかない。