自己満足の世界
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9/30(木)
■ 「メイドカフェ i-maid」
喫茶店のメニュー表を見ただけで激しい疲労と脱力感に襲われたのはこれが初めてだ。
少なくともウェイトレスとしての立場で考えると、この店はメリットが少ないような気がすると思うのだがどうだろう。
まず時給が異様に安い(少なくとも都市部のアルバイトの平均以下)。栃木の相場は知らないが、少なくとも半分お水入ってる商売にしては安すぎる。その上制服はショボくレイヤー系ナルシーにとって旨味が少なすぎる。こんな制服でナルシーが釣られると思っているのかi-maid。
そんな待遇でキモオタ相手に「ふぅーふぅーあ~ん」なぞしてやらねばならんのだぞ? イヤだろ? コスプレするだけなら楽しいけどさ。
しかもこういうキモオタ共は女に対して妙な幻想を抱き勝ちでありストーカー化し易く、オフの日に彼氏とデートしているところでも見つかったら下手をすると背中から刺されかねない。
某女史に意見を求めてみたところ「この店すぐ潰れると思うよ」とのことであった。潰れるかはともかく、たしかにこの店は「ディープ系男性客」に目が向きすぎて店員側の待遇が疎かになっているのではないかと言う気がしてならない。ってWebページを見ただけで偉そうに語ってしまう自分もどうかとは思うのだが。
■ 「ペットボトルビール、発売見合わせ=環境への影響を懸念-アサヒ」
>環境団体グリーンピース・ジャパン(東京)は「リサイクル性に優れた瓶を活用してきた業界が、環境への負荷や回収コストの大きい容器をなぜ導入するのか」として反対運動を展開。
ああ、グリーンピースか……。
基本的に私はビールに限らず飲料のペットボトルがあまり好きではなくビールのペットボトル化にも反対する立場だが、グリーンピースと同じ意見だというのは何か厭な気分だな。まあ別に良いのだが。
ちなみに、必ずしも「リサイクル=善・使い捨て=悪」と言うのが正しいわけではない、と言うことは覚えておくべきだろう。リサイクルしたら必ず資源を無駄にしない、と言う訳ではないしリサイクルによって余計エネルギーを浪費するケースもある(典型的な例では「廃油石鹸」がある)。
じゃあどうすればよいのか、と言う話だが、たとえば「何よりもカネがかからない方法で」と言う考えもあるだろうし「できるだけエネルギーコストが掛からない方法がよい」という考えもある。また「エネルギーコストは多少増えてもなるべく石油資源を温存する形で」という立場も「コストはともかく一番環境に負担を掛けない方法で」という立場もある。要はそういう諸々を勘案して再利用するか、再資源化するか、あるいは使い捨てにするか、を決定すれば良いのであって、なんでもかんでもリサイクルすればよいという考えはむしろカルトに近い(件の「廃油石鹸」は「金銭/エネルギー面でのリサイクルコスト」「環境への実影響」のいずれにおいてもリサイクルしない方がマシ、と言う代物であったが「リサイクル=善」というイメージの元にしばらく作られ続けていた)。
何を重視するかによっても答えは違うだろうし禄に資料も見つからない(探してみてもリサイクルにおける金銭コストの資料くらいしか見つからなかった)ので私ごときが意見できるものではないが、少なくともペットボトルはリサイクルに余り向いていない素材だったように記憶している。まあ「便利だから」というだけの理由で石油由来の素材をこれだけ使うというのは石油が枯渇するなどとは誰も本気で信じていないことの証明かも知れないが。
9/29(水)
またもや台風が上陸して大阪はえらいことになっていたが、今年の台風はよほど大陸が嫌いなのか。特に今回の台風は途中で進路を鋭角に変更しているぞ。
さて。
イチローがメジャーリーグの安打記録に迫る勢いだが、それにつれて良く引き合いに出されるのが「球聖」タイ・カッブである。
そう、「タイ・カッブ」である。
ところが。
彼の伝記映画の邦題は「タイ・カップ」なのであった。
何故なのか。非常に不思議だ(ちなみに原題は普通に”COBB”)。
余談だが、マリナーズの選手は「ブーン」だの「プッツ」だのオノマトペみたいな名前が多いのは何故だろう(最強なのは「ビローン」だろう)。
それ以外にも「ドブス」と言う名前はあまりにあんまりだと思う。娘さんが居ないことを祈るばかりだ。
9/28(火)
「博物館・科学館ガイド」なコンテンツ? 作ってるってば。レイアウトは大体できてるし。
■ 「ダンス教室で音楽無断使用、最高裁が著作権侵害を認定」
> ダンス指導に音楽を無断使用し著作権を侵害したとして、日本音楽著作権協会(JASRAC、東京都渋谷区)が、名古屋市内などの7つのダンス教室と経営者に過去10年分の使用料相当額約5130万円の賠償などを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は28日、ダンス教室側の上告を退ける決定をした。
権力に悪を見いだしたい方はJASRACおよび藤田宙靖裁判官を悪役と設定してみてはどうか。キャンペーンを張れば国民審査で落とすことも不可能ではあるまい。市民の力により正義が勝利を勝ち取るのだ。
……などとアイロニカルな書き方をしてしまったのだが、この裁定にはやはりどうも違和感を感じる。JASRACに対する個人的な不信感を差し引いても……。少なくとも国民感情からは乖離しているとは思う(こういう言い方は好きではないが)。
ちなみに藤田宙靖裁判官は2003年の国民審査にて審査済みのため、次回審査は2013年になる。
■ 「理研、最も重い113番目の新元素発見」
>理研内では、新元素を「ジャポニウム」と名づける案などが浮上している
いいねぇ「ジャポニウム(大和石)」。カジシンだよ。若返りの効能があったりするのだろうか。
>理研の野依良治理事長は「100年前、日本人研究者が命名したニッポニウムという新元素が事実誤認で取り消された経緯もあり、新元素はリケニウムと名づけたい」と話している。
なんでそう言う経緯があるから「リケニウム」なのかわからんが、ダサ過ぎるぞリケニウム。それならいっそ「ノヨリウム」にしたら如何だ野依先生。
9/27(月)
映画「ドグラ・マグラ(映画版)」観た(ビデオでの鑑賞)。
感想:
うむ。
確かにこれはドグマグ(←略すな)だ。
流石に原作には敵わないが、特に記憶の断絶による自己同一性の崩壊については良く表現できている(原作がなければベタ褒めしていたかも知れない)。
ただ、原作が「冷静に狂ってる」のに較べ、映画版は(特に後半)雰囲気に逃げたきらいがあってちょっとズルいなと思った。それから、モチーフが一部「イレイザーヘッド」と被っているような気がするがこれは比較する方が悪いだろう。
あと、枝雀は流石に上手い。現実と重ね合わせてみると洒落になっていない様な気もするが。
9/26(日)
AH-K3001V(京ぽん)の新ファーム(Ver1.5)が公開されたとのことなので早速試してみた。
「ファーム書き込みに失敗しました」
……何遍試しても上手くいかない。さて、どうしたものか。
ところで京セラユーティリティのメールツールでバックアップしておいたメールを電話機に書き込むことは出来ないの? 出来ないとちょっと困るな……。
9/25(土)
映画「世界大戦争」観た(ビデオでの鑑賞)。
感想:
これはすごい。
戦後16年で撮られた戦争映画だが、これ以上の「核戦争」の恐怖を描いた映画を私はこれまで見たことがない(一部「博士の異常な愛情」と印象が被る部分もあるが、これはそれより2年前に制作されている)。
何より恐ろしいのが、この映画には一切「悪役」が存在しないことだろう。人にしろ組織にしろ、皆が皆必死になって最悪の事態を回避しようとする。それでも最終的に最悪の事態を迎えてしまう。特に日本は軍隊は勿論、防衛力に相当するものすら一切用いず全面戦争を回避しようとする、と言う設定になっている。
「悪の枢軸国」とか「某国大統領の兵器産業との癒着」みたいなプロパガンダチックな設定にしておけばある意味安心できるのだが、この映画はそんな単純な設定ではなく現実も確かにそう言う単純なものではない(ちなみにこの映画が公開された翌年にキューバ危機が発生している)。
ただ、この映画は飽くまで当時の冷戦構造を下敷きにした内容であり、「戦争」イコール「核戦争」であることを前提としているため、今の視点から見ると「核戦争反対」ではあるが必ずしも「戦争反対」な内容にはなっていない。その点、人によって評価は分かれるかも知れない。
9/24(金)
ありゃ。
最近日記書くのが遅れてるので「その日あったこと」を余り書けていないな。月曜に大阪市立科学館に行ったことも何故か書き忘れている。
と言う訳でちょっと感想を書くが、これで二度目だったが一度目に行った時よりちょっと印象が変わった感じ。でもやっぱり素材は良いのに見せ方に難がある感じ。惜しい。本当に惜しい。正直、今の展示では中学生以上にお薦めする気にはなれない。
で、関連した話題に飛ぶが、せっかくだから「博物館・科学館ガイド」なコンテンツを作成しようかと思い始めたのでいろいろ考えてみている。実際に行ってみないと解りにくい「所要時間」「対象年齢層」なんかを纏めてみるだけでもメリットはあるかなとの判断。
9/23(木)
今日は藤子・F・不二雄氏の命日。あれから8年も経ったのか。
何度か書いたが、個人的に氏は手塚治虫以上(=世界最高)の漫画家だと思っている。単に「藤子・F・不二雄=子供向け」と思っている方には、是非「SF短編集」を読んでみて欲しい。
■ 「量子テレポーテーションに成功…東大チーム」
量子テレポーテーションってすでに実現済みだったような。このニュースのキモは「3者間での」量子テレポーテーションに成功したこと、だと思っていたのだが記事タイトルを見る限りではそうは読めないな。
ちなみに私はEPRパラドックスを理解できていない人なのでこの辺の理屈はさっぱりわからん。う~む。
参考:
■ 「量子テレポーテーション、量子暗号」
9/22(水)
■ 「Yahoo!ビューティー あなたのダイエット成功率は?」
>成功率5% もしかしたらダイエットの必要性を感じてないかも!?
こんな私でも一週間で5キロ減らした。貴女も頑張れ。
■ 「あなたのプロポーズ教えて 「結婚に夢持って」と奈良県が募集」
個人的には、膨らんだ腹をさすりながら「貴男の子よ」と薄く笑うのが最強だと思うがどうか。
■ 「細すぎる阪急中津駅」
昨日書いたネタに関連して、阪急中津駅についてこんなページを見つけた。
「日本一平たいベンチ」が紹介されているがあれってベンチだったのか。タダの手すりかサクかと思っていた。「サクとは違うのだよ、サクとは!(お約束)」
9/21(火)
近鉄? ああ昔あったねそんな野球チーム。うん、凄く好きだったよ。懐かしいなぁ。
セガ? ああ昔あったねそんなゲーム会社。うん、凄く好きだったよ。懐かしいなぁ。
■ 「日本一狭いホーム、24日でお別れ」
「日本一狭い駅のホーム」として有名だった(らしい)阪神春日野道駅ホーム。これが24日を最後に閉鎖されるそうな。
これだけ危険な癖にこれまで無事故だったそうだが、最終日には押し寄せた鉄オタのうち数人が犠牲になるような気がしないでもない。
それはともかく、これで25日からは我らが地元、阪急中津駅が「日本一狭い駅のホーム」の座を簒奪である。これまで「普通電車すら停車しない駅」などと莫迦にされていたが、これからはもっと莫迦にされること請け合いである。凄いぜ阪急中津駅。
9/20(月)
最近ウイルスメールが毎日のように届く。
最初はうっとおしいなぁとすら思わず機械的にゴミ箱に放り込んでいたのだが、やがて、ウイルスメールの一部に規則性があることに気付いた。
このウイルスメール、二通一セットになっているのだが、これがほぼ一日一回、それも19時とか22時とか、普通の勤め人が帰ってきてPCを立ち上げたあたりの時刻に送られてきている。
恐らくは私のメールアドレスをアドレス帳に登録している人が、OSにログインする等の操作をすることにより送信されているらしい。
と言う訳で心当たりのある方(具体的には「アウトルックエキスプレスを使っていて」「私のメルアドをアドレス帳に登録している方」)は念のためウイルスチェックを試してみてもらえませんでしょうかお願いします。
9/19(日)
と言う訳でちょっと充電。日記は手抜き(すまぬ)。
どうでも良いが、近い将来「イノセンス」の全台詞を暗唱できるようになるような気がしてきた。もはや何かの病気かもしれん。
まあ、世の中には筒井康隆「バブリング創世記」を暗唱できる人間もいるそうなのでそれに較べればまだまだだが(←較べるな)。
9/18(土)
さあさあ走れ。前向いて走れ。
今日「ネムネムごろ太」なるものを見つけてしまった。
体長60センチ、重さ1.6キロ、オーガニックコットン100%の猫型ヌイグルミ……。
欲しい! これは猛烈に欲しいぞ!
ただ、値段が1万円程度。
先週の東京行きで数万円がポーンと飛んだのでしばらくは我慢の子だ。
9/17(金)
ちょっとだけ愚痴。
--愚痴開始--
ああいそがしい。ああすりへる。ああしんどい。
仕事場の隅に隠れて燃え尽きていたら下の人に見つかって本気で心配されてしまった。いや、もうしばらくは大丈夫だが。
今の仕事終わったらどこでも良いから旅館行って温泉入って浴衣着て和室で刺身を食うのだーそれまで耐えろ自分(私の中では湯治=「温泉・浴衣・和室・刺身」と言うことになっている)。
--愚痴終了--
ところで今日、「君しね」こと「君は人のために死ねるか」の96年版?を聴く機会があったのだがこれは凄すぎる。かの名曲「シャアが来る」を遥かに凌駕するカッコ良さ(違う意味で)だ。どこまで本気で歌っているのか杉良太郎。これは是非マスターしてカラオケで歌わねば。
9/16(木)
「君のためなら死ねる」
ソニックチームの新作だそうな。
このページを見るだけでは謎すぎるが、どことなく「ルーマニア203」のかほりも。
しかし略称「君しね」と言うのはいかがなものか。いや、「君しね」と言えば普通「あいつの名はポリスメン」の方だろう。某マツケンにあやかってか再販もされるそうな。ああ杉良太郎。
ところでプラットフォームである「ニンテンドーDS」は、米国では11/30に$199.82で発売だそうだが日本ではどうなるのだろうか。少なくともファミコン以降の任天堂のハードが2万円以上だった例はスーパーファミコンとNINTENDO64、あとはゲームキューブだが、ライバルもなくイケイケ状態だったスーパーファミコン以外はかなり悲惨な結果に終わっている。もちろんその失敗の原因が価格だけにあるとは思わないものの、個人的にはユーザー層を考えても15000円程度が限界のように思う。
9/15(水)
「イノセンス リミテッドエディション VOLUME2 STAFF BOX」購入。
画質については期待していなかったが、予想に反して素晴らしかった。以前「DVDでは判別不能だろう」と書いた、オープニングの虹彩の縁の文字「HADALY LOGIC TYPE 2501」「VILLIERS DE L'ISLE ADAM」の文字もちゃんと読める。
複数の「構造」が入り組む仕組みになっている構成についてはもう重ねて書く必要もないだろうが、「ラブ・ストーリー」としての構造にグッと来なきゃオトナじゃないぜ。劇場で3回、「イノセンスの情景」を数十回、今しがたDVDで一回観たが未だ飽きる気配が無い。単にBGVとしてPCのバックグラウンドで流しておくだけでも心地良いし、もちろんプロジェクターを持ち出して60インチの画面に没頭するのも良い。これまでの押井守の劇場アニメ最高傑作は個人的に「麿子」だったが、これはもはやそれ以上。素晴らしい。
9/14(火)

2004/09/12 日本科学未来館「ジオ・コスモス」
いつもは旅行後は日常に帰ってくるまでにしばらくブランクがあるのだが、今回は本当にすんなりと帰ってきた感がある。仕事が忙しくて黄昏れている暇なぞ無いのかも知れないが。
ところで先週「ダイエットをする」と書いたがそれ以来一週間で5~6キロ減ってしまったので継続するか検討中だ。このまま続けてどこまで減るか試してみるのもまた一興。
9/13(月)
「ポピュラーサイエンス日本版 2004年10月号」。
藤子・F・不二雄特集号(科学未来館にて購入)。
藤子・F・不二雄はグロテスクな作家である。
飽くまで日常性を前提としながら、その基底となる価値を無邪気な顔でしれっと解体して見せる。
その絵柄・作風に誤魔化され勝ちだが、あるいは文字通り、あるいは比喩的な意味で「人間」を解体するその手法がグロテスクでなくて何なのだろう(「異色短編」を例に挙げるまでもなく「ドラえもん」の道具で人体の解体・改造ネタが矢鱈に多い事にお気づきだろうか)。
さて所謂「カウンターカルチャー」な雑誌では氏のそういう面を強調して取り上げ勝ちだが(気持ちは解るのだが)、この特集号では「仄めかす」に留め、「今そこにある未来」としての藤子・F・不二雄の世界を検証して見せている。異色短編を含めたF氏のファンの方はもちろん、F氏と言えば子供向け作品しか知らない方にもオススメしたい。
また、別記事になるがアーサー・C・クラークの見開き2ページインタビューも素晴らしい(全文引用して紹介したい位だ)。
ちなみにこれがリニューアル号だそうで、恐らく通常の3倍程気合いが入っているのだろう、他の号はそれほど面白くなさそうな予感があるが、少なくとも今号に関して言えば間違いなく「買い」である。これで680円は安い。
9/12(日)
8:00
出立。
9:00
科学未来館。
開館は10:00。しかし開館40分前には長蛇の列が。
「『メガスター2』ご覧の方はこちらの列に移動してください」 スタッフのその声にその場に並んでいた全員が移動。開館30分前には整理券が無くなってしまった。早めに来て正解であった(ちなみに私は先頭から5番目)。
10:30
メガスター2。
「優れたプラネタリウム」として真っ先に思い出すのは明石市立天文科学館である。
大型の完全半円形ドームに、背もたれの倒れる椅子を同心円状に配置しほぼ全ての席がベストスポットとなるよう工夫されているのみならず、入り口にはプラネタリウムの部品を展示し仕組みを丁寧に説明して見せる。投影内容についても手堅く、子午線の街の矜持を感じさせる。減点方法では全く点が減りようがない、ある意味完璧な優等生型プラネタリウムである。
さて、翻ってメガスター2。
もともとがプラネタリウム専用に作られた訳ではない「ドームシアターガイア」。スケールも小さめで席も一方向を向くアイマックス型。完全半球型ではあるものの投影角度がナナメになるためプラネタリウム向きとは言えない……要するに、正攻法では明石に敵うべくもないのである。
なら、詰らないかと訊かれると全然そんなことはない。
プラネタリウム装置と通常の投影装置を併用することで、ある意味反則とも言える演出を行っているのだ。
オープニングにふわっと浮かび上がる「MEGASTAR-II COSMOS」の文字(鳥肌モノ)。東京の曇り空を見上げ、そこからゆっくりと上昇すると、いつの間にかそこは満天の星空……と言った導入部。物凄い勢いでカメラを引かせ、地球からみた星空から星団、星団から銀河、最後には銀河団の泡状構造を俯瞰するまでになる演出は圧巻の一言。「搦め手」に逃げる演出とも言えるがこれはもう素直に圧倒されておくべきだろう。
ただ、気になった点も幾つか。
まず一つは、ドームが小さく真ん中にプラネタリウムが鎮座しているためベストスポットがやたらに少ないこと。端っこのほうで見ると場所によって星の投影距離が明らかに違うことが解ってしまう。これは片目を瞑って見た方が良いのかも知れない。
あと、プラネタリウムでない方の投影装置の解像度が明らかに低いので、プラネタリウムの投影画像とのミキシングに違和感を感じること。
要するに、もっと良い環境で上映すればもっと素晴らしいものになるだろうな、と言う感想である。
15:00
しながわ水族館。
前回あまりの行列に挫折したのでリベンジと洒落込んだのである。
今回は「混雑しています」とは言われたものの、行列にはなっていなかった。のんびりと水族館の冷たい床をぴたぴた歩く。
ところで縦になって泳いでいるエイを見て「ビラ星人だ!」とか叫んだり(マジで似ていると思うがどうか)、ボラの群れを見て「ボラボラボラボラ、ボラーレ以下略!」などとやったり、触れるようになっている珊瑚に「K.Y.」と削りこんだりしたくて堪らなかったのだが一人でやると単なる危ない人である。だれか付き合ってくれる人はいないだろうか。
18:00
この辺りやや時間が余る。
良い感じのオムライス屋を見つけて入る。品川の「ロムライス」と言う店だったと思うがこれが旨かった。恐らく生クリームを混ぜ込んであるのだろうが卵が本当にふわふわなのである。「チーズ・オムレット虜囚」の気分が何となく解る。
Sサイズでも充分な量、しかもサラダ付きで料金はそのままとお得な感じなのでそちらをオススメしたい。
19:34
のぞみ151号。
9/11(土)
ドキュメント9/11(違)
6:30
のぞみ104号。
9:30
江戸東京博物館・特別展「エルミタージュ美術館展」。
恐らく企画者の意図とは全く違うのだろうが、どうもロシアの田舎臭さを強調してしまっている結果になっているのが痛々しい。丁度「脱亜入欧」を目指した明治の日本とダブる。見てまわっている間「成金趣味」と言う言葉が頭から離れなかった。
本当に珍しく図録も買わず。正直、今ひとつ。
10:00
江戸東京博物館・常設展。
最初は詰らないかと思ったが、見てまわっていると徐々に面白くなってくる。そこここに見られるジオラマ趣味と、昭和初期の家屋再現は楽しい(家屋の中ですっかりくつろいでしまった)。あと、開国以来の展開、殊に戦中戦後の描写が真に迫っている。ああいうのを見ると「負ける戦争はしては行けない」と思い知るな。
あと、マスコットキャラ「擬宝珠のギボちゃん」に脱力。これは「ノッポン」にも通ずる駄目さだが、最近はこういう駄目キャラが流行なのか。しばらく擬宝珠を見るたびに笑いがこみ上げてきそうだ。
12:15
東京ステーションギャラリー「真鍋博展」。
60年代の「未来」を描き続けてきた真鍋博。その作品を前にして何の感慨も浮かばない人間は恐らく相当に若いか相当に不感症なのだろう。少なくともSFファンなら確実に面白がれる筈だ。
13:45
猫舎道楽道本舗。
ここのグッズは「駄目」なのだがその駄目さが逆に心地よい。斑猫の貯金箱を買う。
14:45
国立科学博物館・特別展「テレビゲームとデジタル科学展」。
4004! ENIAC! PONG! APPLE1! TK-80! MZ-80K!
すばらしい。会場で大はしゃぎしてしまった。ただ、ボリュームが少な目なのが残念だが。
ところで「パックマン」って出始めは「PUCK-MAN」ってスペルだったのね。
16:00
東京国立博物館。常設展。
「博物館」と言うよりは「美術館」寄り。例えば「銅鐸」にしても、神戸の博物館が出土状況や作成方法について解説するのに対し、ここは銅鐸に描かれた絵について美術的観点から解説してみせる。個人的に京都国立博物館の堅さの方が好きだが、こう言うのも悪くはない。「国宝」だらけで有り難みを感じないのは欠点と言えるのか。
あと、ミュージアムショップがやけに「やわらかい」ので見てみる価値はある。特にハニワマニアは足を運んで損はない。
ちなみに後半は時間切れで回りきれず。 そのうちまた行ってみよう。
18:45
ナルミチ氏およびちゃーりー氏と飲み。
と言いつつ私は翌日に備えアルコールは入れず。食欲も余り無くイクラ丼の小鉢のみ。
一時間とちょっと、うだうだと喋る。両氏のテンションは相変わらず面白い。一人で風呂敷を広げて一人で仕舞ってしまうナルミチ氏、ボソッとクリティカルな言葉を漏らすちゃーりー氏。
そのうちまた東京に行く機会もあるだろうからその折にはまたお会いしたいものである。
21:15
安宿。
22:00の門限を過ぎると風呂まで止まってしまう。慌てて風呂に入りしばらくうだうだした後寝る。
9/10(金)
朝、目が醒めると枕元に般若が佇んでいた。
一瞬本気で怯んだが、よく見るとウチの三毛猫がフレーメン反応を起こして口をクワッと開けているのであった。
しかしあまりにそっくりすぎる。「似ている」と言うより「そのもの」だ。般若のモデルはフレーメン反応を起こした猫だと私は思うのだがいかがか。
と言う訳で明日朝一で東京。
朝早いのでそろそろ寝る。
9/9(木)
ダイエットをする。
と心に決めたのが2日前。
それ以来、急に食が細くなった。意図的に減らしているのではなく、体が余剰食物を受け付けなくなってしまったのである。恐るべきは堅牢強固な意志の力。この調子だとあと3キロ位平気で減りそうだ。
あと、今週末の予定をちょっと。
・江戸東京博物館・エルミタージュ美術館展
・東京ステーションギャラリー・真鍋博展
・猫舎道楽堂本舗
・国立科学博物館・デジタル科学展
・東京国立博物館
・日本科学未来館
・しながわ水族館
上施設を11、12両日にて回りきる心積もり。
予定が合うようならどなたかお会いしましょうと言いたいところだが実際のところあまりにギチギチ過ぎて厳しい(昼食のための時間すら空けられなかった。無茶である)。
ただ、「渡すものがある」「顔を一目見たいだけ」「一発殴らせろ」位の用件なら何とかなるかも知れない……とここまで書いて思ったが少なくともこれを読んでる方でそこまでして私に会いたい人は居ないな。じゃあこの日記は書くだけ無駄か。まあいいや。覚え書きとしてアップしておこう。
9/8(水)
ゆさ、ゆさ、ゆさ……。
パソコンデスクが激しく揺れた。
「うわーまただよ地震だよ! 震度3くらいかー?」
流石に動揺はしないもののそろそろうんざりしてくる。やれやれと思って見上げると、デスクの陰で猫が後足で頭を掻いていた。
何のことはない、デスクはその反作用で揺れていただけなのであった。
そのしばらく後。
ゆさ、ゆさ、ゆさ……。
パソコンデスクが微妙に揺れた。
反射的にデスクを見上げる。
猫の姿は見えない。
……。
「今揺れたよね?」
メッセンジャーで知人に訊いてみる。
「いや、気付かなかったよ? 気のせいでは?」
……そう言われてみると気のせいだったような気がしてきた。
念のためテレヴィを付けてみる。特に変わった様子はない。
「ああまた勘違いか……」
神経質になってるのかな反省しはじめた矢先、画面の上部をテロップが流れてきた。
「先ほど中部地方で地震がありました。大阪は震度2……」。
よし、今度こそ私の勝ちだ!
9/7(火)
最近のこの災害続きはひょっとして「さいなんくんれん機」のしわざなのだろうか。
今日も物凄い暴風に見舞われ自転車を漕いでも進まないという経験をしてしまった。ここまで来ると楽しいな。
ところで。
先日神戸の科学館に行った際、体重を量る機会があったのだが。
……結構ショックだった。
ベスト体重より5キロ以上多い。今日計り直すと3キロ程減っていたがそれでもまだ不十分だ。以前「顔が丸くなったような気する」と書いたが錯覚ではなかった。本当に増えていたのである。
痩せねばならない。
ちなみに「痩せねばならない」と思ったのはこれが人生で始めてである。なぜ「ねばならない」とまで思い詰めたのかは自分でもよく解らないが、私は本気だ。
と言う訳でダイエットを開始することにする。
……明日からね。とりあえずジンジャーエールが残っていたので今夜はそれを飲んでから寝よう(←駄目だこいつ)。
9/6(月)
■ 「pya! (゚д゚)ウボァー」
あ、これってアレだよね。大井戸公園の。
■ 「MZ-1500総合スレ」
数年前から入り浸って時々書き込んでいるスレだが……。
- 596 :迎霧狼慢 :04/09/06 13:31
- MZ-1500のスレッドあったんですね。
>>21->>24
2年早く気が付いていればお話出来たでしょうが、もう見ておられないですよね。
ちなみに私がYMCAT(米子マイコンクラブ)首謀者、迎霧狼慢こと中村でした。
しかし、未だにみなさんが1500を愛しておられるのを見て感動致しました。うれしいですね
震えるぞハート!
MZ-1500の救世主、迎霧狼慢氏の光臨である。
非常にバランスのとれたマシンながら決め手を欠く感があったMZ-1500。そこに突如として咲き乱れた徒花、電波新聞社のMZ-1500用ソフト。その殆どを制作されていた迎霧狼慢氏である。グロブダー、バトルシティなどのナムコレア移植、デーモンクリスタルなどのオリジナルシリーズ。当時MZ-1500を所有していて氏の制作されたソフトを所有していない人間は恐らく一人もいなかったのではないか。
なんでも、MZ-1500用ゼビウスは、完成していながら諸般の事情で発売できなかったそうで……。なんと勿体ない。画面写真だけでも見せて頂きたいものだ。
9/5(日)
うわあああああ(AA略)。
23:57のこの揺れは結構洒落にならんぞ。神戸の地震以来最長最大の揺れだ。あの時は親元なのである意味気楽だったが今回は持ち家だ。うわああ私の家が! ローン未払いの固定資産が! って感じでドキドキである。かなり動揺してしまった。
朝方辺りにまた余震がありそうな雰囲気だがその時にまだ家が建っているかやや不安だ。
■ 「「目から牛乳噴射」、トルコ人が2.8メートルの世界新と」
ディオ様ですか?
9/4(土)
歯医者でハーレムははんはー♪
と言う訳で書くのを忘れていたが、昨日は20年ぶり位に歯医者に行ってしまった。
最近の歯科衛生士さんは白衣も白ではなくピンク。しかも執刀医はキャリアウーマン風の女医さん。もう、アラビアの人みたいー♪ な感じだ。
さて、それはともかく、今日は神戸市立青少年科学館へ。
何の予備知識もなく行ってみたら「サイエンスフェスタin神戸」が開催されていて入館無料になっていた。期せずして大阪と神戸のガイドブックを入手してしまいあたかもサイエンスフェスタマニアのようになってしまったが、生憎フェスタ会場までは回れなかった。以前も書いたが、神戸市立青少年科学館はボリュームが有りすぎて全部回りきれないのだ。6フロアあるフロア一つあたりに一時間は掛かる上、プラネタリウムも一プログラムあたり一時間。開館と同時に入ったとしても閉館ギリギリになる。もうちょっと遅くまでやってくれれば良いのだが……。
ところで磁石を使って文字を書くという展示があったので「アホ」と書いてみたら、後から来たおじさんが物凄く怖い顔をしてプチプチ元に戻していた。あれはなんだったのだろうか。
9/3(金)
誕生日おめでとうドラえもん。
誕生まで後108年。0歳の誕生日を見届けることが出来そうにないのが非常に残念だ。
■ 「宇宙人の電波?うお座とおひつじ座の間から3回観測」
信号を解析したら"We are aliens."と書いてあった、みたいなケースなら間違いなく宇宙人の発した信号だと言えるだろうが、単に「整然とした電波信号」と言うだけなら結局真相は不明なままに終わってしまいそうな気がする。仮にノイズでも宇宙人からの信号でもないとしたら、他にどういう可能性が考えられるのだろう。
9/2(木)
毎年のように「記録的暑さ」だの「異常気象」だの言われている夏だが(そう言えば数年前には「今年は10年ぶりに例年並みの気温でした」とか報道されていたような気がする)、今年は夏休みが明けたと思ったら急に寒くなった。一体どうなっているのだろうか。この寒さもやはり地球温暖化が原因なのだろうか。
さて。
うちのページに全く予想もしていなかった検索ワードで飛んで来る方は結構な割合でいらっしゃるようだ。
と言う訳で今日の意味不明ワード。
「上州男 ゲイバー」。
ああ……まさかそんな人だったなんて!(なにがだ)
ところでゲイバーには一度行ってみたいなあと思いつつ結局今のところ一度も行ったことがない。某氏に頼んで連れて行って貰おうか(別に行ったところで何をするアテもないのだが、人生は経験だ)。
9/1(水)
やはり「くまのプーさん」のいでたちはどう考えてもヒワイ極まりないと思うのだがどうか。
■ 「国立民族学博物館:特別展「アラビアンナイト大博覧会」」
なんだかんだ言いつつmixiは情報源として重宝していたりする。ここしばらくのイベント情報も殆どmixiからのネタである。
と言う訳で国立民族学博物館(みんぱく)の特別展。
なんでこんなのをわざわざ紹介するの? とか思われているかも知れないが……ふふふ。 詳しい理由はイベントカレンダー等で熟知すべし。(ライバルが増えると困るので詳細については書かない)