自己満足の世界

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7/31(土)

 自分の夫を「主人」と呼ばない人がいる。
 別に何となく厭だから呼ばない、と言う理由なら全然気にもならないが、いろいろ理屈を付けてその立場を正当化しようとしてみるとなかなかに難しいことに気付いた。特に「夫を『主人』と呼ぶ人間を批判する立場」を肯定するロジックはどうしても見つからない。どうしたものだろうか。

 さてざっと考えて見た限り「夫を『主人』と呼ぶ人間を批判する立場」の言い分としては以下の3つになるのだろうか。
1、「主人」と言うのは妻と対比させて主従関係としているから差別的である。よってその呼称を用いる妻も差別を促進させていると言える。
2、「主人」と言う言葉の対義語は「奴隷」でありこれは妻を奴隷と見なすことに等しい。よってその呼称を用いる妻も以下略。
3、「主人」という言葉は男尊女卑の思想の元に成り立っている。よってその呼称を用いる妻も以下略。


 ……さて、上記「3」については「今それがホントかどうか検討してるんですが」と答えるしかない。「1」「2」の言い分には多少無理がある。なぜなら
a. 「主人」の対象は「ウチ」に対してであり「私」ではない(使うときは「ウチの主人が~」であって「私の主人が~」とは言わない)
b. 「主人」の対義語として「奴隷」を真っ先に持ってくるのはかなり恣意的で無理がある(そもそも歴史的に見ても日本に「奴隷」制は無い)
c. 仮に「a」を無視し、「b」については「そう言う意味がある時点で駄目」としたとしても、夫に対する同等の「主従関係」を意味する他の呼称は殆ど全くと言って良い程問題にされていないため、本質的に「主従関係」は問題にされていないと解釈するのが自然である(「旦那」は「パトロン」的意味合いであるがそれが問題にされたケースは聴いたことがない。「旦那」と「ダンナ」は違う、と言う言い分もあるが、それでは「奴隷」の対義語としての「主人」と「夫」としての「主人」の二項対立の違いを認めない時点で二重規範になってしまう)

 からである。
 (ちなみに上記「c」辺りから『「主人」と言う呼称の否定は男性差別だ』と言う論も捻り出せなくもなさそうだ。暇な方は試してみては如何か)

 ……それはともかく、どうも「主人」という呼称をちゃんと否定しようと思ったら日本の家族制度から否定していくしかなさそうな気がしてきた(ただ、「主人」と言う呼称の否定から始めた方が気分的にラクなのは解るが)。
 と言う訳で、「夫を『主人』と呼ぶ人間を批判する立場」の方々には日本の家族制度をぶち壊す気概でやって欲しいものである(別に応援している訳では無い)。


7/30(金)

 久々に自分の顔をまじまじと鏡で見直して一言。
 ……丸い。丸すぎる。
 これではいかん。この顔は「月形まる代」「アンパンマン」とか名付けたくなる丸さだ。「まる顔のうた」を大山のぶ代の声で歌いたくなる丸さだ。丸さを強調する髪型だと言うのもあるかも知れないがそれを差し引いても以前はもう少し細面だったような気がする。エコール巡礼までにはもう少し痩せないと格好が付かん。

 ところでNHK教育を付けたらなんか変な番組をやっていた。
 なんか見たことがある内容だなと思ったら、以前読んだ「趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」について著者の森川嘉一郎氏が語っているのであった。森川氏、初めてお顔を拝見したがあんな顔なさってたのね。Webページの自画像はかなり似ている。
 ところで氏は秋葉原と渋谷を比較し、そこに居る人間の人種、ファッション、体型に至るまで「全く違う」と断じているが、どっちに入っても思いっきり浮いてしまう私はどうしたら良いんだろう(半年程前大阪日本橋に久々に行ったときあまりの居心地の悪さに逃げ出しそうになった)。
 ちなみに私の最近の服装はチャイニーズっぽい麻の上着と麻の帽子。下は合うものが無くて色落ちしたジーンズを穿いているがもうちょっと合うズボンは無いものだろうか。

 ……ああ、久々に思いっきり自分語りをしてしまった……。(「くずおれる男」のAA略)


7/29(木)

「連れ去り容疑で逮捕の男性、「事件性ない」と釈放」
> 大阪府警鶴見署は、未成年者略取容疑で逮捕し、勾留(こうりゅう)していた同府東大阪市の会社員、Aさん(26)を29日、釈放した。Aさんは小学2年の女児(7)を車に連れ込んだとして、27日逮捕された。だが、女児を自宅に送り届けようとしていたとの新たな目撃証言があり、女児も29日になって自分の意思で車に乗ったと話し始めたため、事件ではないと判断した。Aさんは一貫して容疑を否認していた。
 これは下の事件の後日譚に当たるらしい。

「介護ヘルパー、声掛けて女児救う--鶴見の連れ去り /大阪」
「通行女性お手柄 女児連れ去り見破り詰問 鶴見で男逮捕」
「女児連れ去り図る 略取未遂容疑で男逮捕 大阪・鶴見」

 個人的にはこの容疑男性にも見咎めた主婦にも問題は無かったと思っているが、この件で、
1、子供が困っていてもほったらかしにしておくのが賢い
2、子供が連れ去られそうになっていてもほったらかしにしておくのが賢い

 ……と言う風潮が加速するのは間違いないだろうな(しかし、某大型掲示板で上記「1」を憂いている癖に「2」を促しているのは何かの冗談だろうか)。
 あえて誰が悪いかと言えば、不完全な状況で緊急逮捕を決めた警察と、男性を犯意ありと決めつけ記事を脚色して書いた新聞屋、と言うことになるのだろうか。ただ、誰も悪くなくても結果として悪い状況に陥る、と言うことは往々にして有る訳で(典型的な例では自然災害とか)、そう言う事例で悪役探しをするのは物凄く不毛だと思うのだがどうだろう。悪役を仕立てないと落ち着かない、と言う気分は解らないではないのだが。


7/28(水)

 傍に薬を飲んでいる人間がいた場合どうしても薬の名前が目に入ってしまうことがある。
 そう言う時、半端に薬の名前を知っているのでその人がどういう系統の病気なのか判ってしまって困る。
 と言う訳で、皆様も風邪には気を付けられよ(意味解らんなこれ)。

「中島らものページ/Hanadokei web site」
 中島らもと言う作家は、笑わせるとか泣かせるとかの狙いありきな文章を書かせれば抜群に上手かった。上手いだけの作家なら何人もいるが、この作家はそれ以上に凄みがあったように思う(難を言えばネタの使い回しが多いことか)。
 ……「僕が踏まれた街と僕に踏まれた街」「今夜、すべてのバーで」あたり、近いうちに読み返してみよう。


7/27(火)

「作家でミュージシャンの中島らもさんが死去」
 ショックだ。
 確かに今にも死にそうで、生きることを諦めていたような方ではあったが、いざ死なれると物凄くショックだ(死因は多分「焼きジャガイモに味噌を付けて食べたこと」だろう)。
 ともあれ故人のご冥福をお祈りします。

「西方冗土-カンサイ帝国の栄光と衰退」
 以前も書いたことがあるが、この「アジアコーヒー」は私の実家の近所にあった。
 ここは明らかに「非日常」である。非日常を面白がれるのは明らかにそれが日常と切り離されているからであって、地元民にとってこの店は面白がるには日常と近すぎた。私もこの店の存在は知っては居たが無意識のうちにあまり気にしないようにしていたように思う。
 思えば、地元民にとって中島氏の存在自体も非日常だったんだろうなと言う気がする。少なくとも私の親は氏に遭遇した時思わず逃げたそうだ。


7/26(月)

「《天声人語》07月25日付」
 > 新旭町は、対人地雷禁止条約(オタワ条約)に基づいて政府が進めた地雷の爆破処理の中心になった所だ。先日、条約以前に続いていた地雷を巡る世界の構図に触れたが、日本では、研究・訓練などのために保有しているものを除いて、既に廃棄された。
 こりゃまた微妙な表現を。
 「前回のは『条約以前に続いていた地雷を巡る世界の構図』であって現在の話ではありませんよ」とエクスキューズしていらっしゃるが……。前回の記述でそれを読みとれと言うのは余りに無理がありすぎる。一言詫びを入れておけばよいものを、こう言う姑息な手を使うから信用を無くすのだ。
 また、オタワ条約の対象となる「対人地雷」とそれ以外の地雷を全て引っくるめて「地雷」と表現しているのは意図的なのかそうでないのかちょっと解釈に悩むが、22日の分は無自覚で今回のは意図的なのではないかな、と言う気がする。ほら、某酒鬼薔薇君が「SCHOOL KILL」のスペルを「SHOOL KILL」とマジ間違いして笑いものになったのを次の犯行声明では「SHOOL KILLER」と書き直し、「KILL」は変えたけど「SHOOL」は変えませんでしたよだからこれはスペル間違いじゃありませんよと言いたげな必死な空気を醸し出していたが、それと同じ匂いを感じる。どうも天声人語時は前回書いた時点では、対人地雷の現況がハンドブックの記述とは大幅に異なることを知らなかったような雰囲気だ。大丈夫かなぁ天声人語子。


7/25(日)

 夏風邪。
 咳は出るし頭痛はするし腹痛はするし吐き気はするし下痢気味だし布団被ってると暑いしで、これはもう何者かの手の込んだイヤガラセとしか思えない。「夏と冬ではどっちが好きか?」みたいな質問があるが、私は断然夏の方が嫌いだ。

 ところで病に浮かされながら、うちの二毛猫(白茶の牡)をまじまじと観察する機会があったのだが、よく見るとこめかみの辺りに黒い毛が一本生えている。
 ってことは、ひょっとしてこの猫は実は世にも珍しい牡の三毛なのか? あまりに奥ゆかしい三毛なのか?

「"ファースト・コンタクトは20年以内に"、SETI研究者が仮説を発表」
 ちょっと前に軌道エレベーターの話が巷間に流れ始めてきたと思ったら、次はファーストコンタクトである。この調子だともうあと50年もしたら量子コピーによる疑似テレポーテーションが現実のものとなっているに違いない。そして人類はスターチャイルドになり新たな種へと進化するのだ。
 ……ってうっかり話が飛躍したが、個人的にはどうもこの仮説は楽観的に過ぎるように思う。と言うか、全く異世界の「文明」がそれと理解できる形で存在していると言う前提自体が西欧的な発想ではないだろうか。


7/24(土)

「pya! アイス探索中」
 私をある程度知っている方ならご存じだろうが、私は「個性的」なる言葉が嫌いだ。私を「個性的」と評して私に物凄く厭な顔をされた方もいらっしゃることと思う(申し訳ないがホントにイヤなんですすみません)。
 要するに「差違と戯れる」事に価値を見いだすポストモダンかぶれがどうしようもなく嫌いなのである。
 なぜ嫌いかというと、センスも才能もない癖に凡人である自分に耐えきれず、なんとか差違を見いだそうとして人の迷惑も顧みず、リンク先のように「とりあえず変な事してみました。ほら個性的でしょ」風な事をする人間が余りに見苦しく感じるからである。そしてそう言う輩と同じように思われるのが私はとても厭なのである。
 私が以前コンビニで働いていた時、アイスを持ってきて「レンジで暖めてください」と言ってくるボケ輩も居た。私はその時「他人に迷惑を掛けないと『個性的な自分』を演出出来ない無能は大人しく凡人らしく振る舞っておれクズ」と言いたい気分であった。単に罰ゲームなのだとしたら可哀想だが、単に「変なことをしたい」という理由で変なことをするのならもうちょっと面白いことをするか、そうでないのならせめて人に迷惑を掛けないようにして欲しいものだ。


7/23(金)

 昨日の天声人語ネタで調べてみたら、件の記事について記述なさっているページを発見。
「「天声人語」と「地雷」に関する真実(愛・蔵太の気ままな日記)」
 普段どういう主張をしている方なのか、資料をどの程度検討される方なのか、どの程度有名なページなのかを存じていないのでどの程度信用できるかの判断については保留するが、少なくとも昨日30分調べただけの私の記述よりはずっと信頼できるだろうと思う。
 ちなみに擁護する立場から記述をしている方も探してみたのだが、現時点では見つからなかったので紹介しない(できない)。別に思想誘導を目論んでいる訳ではないので悪しからずご了承を。


7/22(木)

 なんか今度は天声人語が凄いな朝日。地雷ネタはまさに地雷ではないかと思うのだが大丈夫なのだろうか。
 天声人語子が引いたという「地雷問題ハンドブック」なるものがどんなものかと思って調べてみたが、
>対人地雷問題の基礎知識から、全面禁止条約の課題、ノーベル平和賞を受賞したICBLをはじめとしたNGOの動きなどを解説する。
 と言うことで別に変な本ではなさそうだ(出版元は「自由国民社」。名前は微妙にミギーで怪しいがどういう所なのか私は知らない)
 ただ、発行が1997年12月。どうもオタワ条約の締結国がまだ殆ど無かった時点での資料らしい。天声人語子は
>地雷は埋まっていないが製造している国が分かる。目につくのは米、英、仏、そして日本だ。
 と書いているが、現在では英、仏、日本はオタワ条約批准済みのため対人地雷は製造していない(天声人語子は単に「地雷」とのみ表記しているが「地雷問題ハンドブック」は「対人地雷」に関する資料本のようなので、天声人語での記述も対人地雷についてのものと思われる)。
 と言う訳でこの天声人語は明らかに事実誤認であると言うことになる。引く資料がたまたま古く意図的ではなかったと弁明出来るかも知れないが、その場合少なくともまともなメディアならちゃんと後日訂正記事は載せてくるはずである。期待して待とう。
 ……余談ではあるが、この天声人語は「事実誤認」に加え、「言わない嘘」をも含んでいる。突出した地雷保有国について一切触れていないのである。具体的にはこちらこちらのページを見て頂ければ解るかとは思うが、まあ朝日らしいことである。以前も「死刑制度のある国」ネタで殆ど同じ誤魔化しを行っていたが、そろそろこの手の印象操作は通用しなくなってきているのではないかね。


「“食後の歯磨きがいい”なんて、まったくの“常識のウソ”です」
 そうなのか。
 「食べたら歯を磨きましょう」とは幼少の頃から歯科医や教師その他諸々の方々からさんざん言われてきて常識だと思いこんでいた方も多いだろうが、それは「全くの嘘」だと言うことらしい。
 もしリンク先の記事を読んだだけで「アレは実は嘘だったのか」と思いこんだ貴方、貴方はもうちょっと自分の常識に自信を持つべきだと思う。一人の歯科医の意見だけでこれまでの常識をすっぱり捨ててしまえるというのは、良く言えば「常識に囚われない」と言えるのかも知れないが普通に考えれば単に「疑似科学や似非宗教に騙されやすい」だけである。
 ……って、別に「リンク先の記事は全くの嘘っぱちだ」と主張したい訳ではないので悪しからず。
 とりあえず、ちょっと疑問に思った点。
>寝ている間に唾液不足になるので、起きたときが一番、菌の活動が活発になっています。うんこ10グラムくらいの菌がいると考えていい。そのまま食事をしたら、菌をのみ込むことになります。
>舌で口の中の粘膜などをこするようにしながら、ブクブクと口の中を洗う。水はそのまま飲み込む。
 菌は飲み込んで良いのか悪いのかどっちなんだ。
参考:「【歯医者】この世から虫歯が無くなる!?【大恐慌】」

 あと、どうでも良いが
「ペニスは強くなる ペニスビルと食事だけでOK」
 なんかこのページが気になったのでチェックしてみよう。(ぉ


7/21(水)

 風が語りかけます。熱い。熱すぎる。
 仕事場は空調が効いていて涼しいのだが、お手洗いには何故かエアコンが付いていない。10分程個室に隠っていると熱中症で気分が悪くなってしまった。ぱんつをズラしたまま倒れて病院送りになるのは流石に格好悪過ぎる。何とかならないものだろうか。

 ところで今日初めてフジテレビ系「トリビアの泉」を観た。
 ……なるほど、唐沢俊一が「ウスさも極まっている」と評したのも何となく解る。これならそのうち「三毛猫は殆どがメスである」なんてネタでも堂々と「トリビア」として紹介されそうな勢いだ。
 ただ、見せ方が上手いのでネタが薄くても退屈はしないな。この辺は構成の勝利か。


7/20(火)

「俺は人種差別が嫌いだ。日本人は人種差別をするから許せない」
「多様な価値観を認めようとしない人間を許すことは出来ない」
「俺ほど平和を愛する奴はいない。平和のためなら人殺しも辞さないくらいだ」

……世の中には正義に燃える無謬の方々が一杯だ。みんながみんなこうなら世界はさぞ平和なことだろう。

 話は全然変わる(前項の話とは関連しないので悪しからず)が、今日の朝日の社説は凄いな。あたかも東シナ海のガス田問題も首相の靖国参拝が原因であるかのような言い草だ。
 ちなみに、首相の靖国参拝はある時期まで全く外交問題とはなっていなかったが、某新聞が焚き付けたことで中国側が外交カードとして使い出したように記憶している(間違ってたらご指摘下さい)。某新聞社は一体何をしたいのだろうか。


7/19(月)

 うーん、荒木飛呂彦のアレ、面白くなってきたねぇ。
 ファーストステージは余りにストレートな展開だったので密かに大丈夫かよと心配していたのだが、ここ最近は絵もゴチャゴチャしてきてストーリーも何がなんだか解らなくなってきたぞ。イカス。
 個人的には最後は「ワイルド・カード」な展開ではないかと想像しているがどうだろう。ほら、今回の特殊能力って何か「エース」臭くない?(って言うか「スタンド」も後期はかなりエース臭いよね)

 話は変わるが、今日初めてボウリングのコツに気がついた。
 何のことはない、ピンを狙ってボールを投げれば良かったのであった。
 そんなの当たり前だろ貴様とお思いの方も居られるかも知れないが、私はボウリングを始めて20年以上もそのことに気付かなかったのである。鈍臭い人間は信じられないところで信じられない失敗をしでかすのだ。


7/18(日)

 京都大学総合博物館へ。
 館内の雰囲気はとても良いが、大学博物館だけあって展示内容は地味目。ただ、京大が誇る霊長類研究の展示は流石(チンパンジーの受けるテストと同じものを試すことが出来るが、あのテストでチンパンジーに勝てる人間はいるのだろうか)。
 その後は清水寺へ。
 舞台に登って下を見下ろしながら思ったのだが、「清水の舞台から飛び降りる」という表現は「飛び降りるとかなり高い確率で死ぬだろうけどひょっとすると死なないかも?」と言う微妙なニュアンスを含んでいるような気がした。少なくとも「エンパイアステートビルから飛び降りる」と言う表現だと明らかにニュアンスが違う様に思う。いや、知らんけど。


7/17(土)

 小さい頃、公園で一人鉄棒の上に座ったりアリを観察したりして遊んでいると、見ず知らずの大人によく言われたものだ。
 「ほら、あそこにお友達が居るから一緒に遊んでおいで」
 もちろんこの大人の指さす先には私と年齢が同じ位の子供が集団で遊んでいるのである。
 こういう大人の感性が私は大嫌いだったが、何よりも厭なのが、子供間の人間関係を一切無視し「同じ年頃=お友達」と短絡されることだった。
 ……あいつらとは全然話もしたこと無いし勿論友達なんかでもない。勝手に友達扱いしないでくれる?
 流石に口に出して言うと厭な子供なのでそれはしなかったが、私が大人の子供に対するそう言う無責任さを心底軽蔑していたのは確かである。

 さて話は変わるが、私は最近殆ど「ゲーム」をプレイしていない。プレイするのがすっかり億劫になってしまってここしばらくは「ゲームはもう飽きた」などと嘯いていたのだ。
 ところが。
 今日、今更ながらドリームキャストの「ミスタードリラー」をプレイしてみて驚いたのである。
 ……これは面白い。
 正直ストレスとカタルシスとのバランス感覚で言うと「チョコマーカー」の方が好みだが、ルールの洗練度合いでは比較対象にすらならない。
 世の中にはまだこんなに良くできたゲームがあったのか。
 私は深く反省するとともに、「ゲーム」を十把一絡げに扱っていたことに深く恥じ入ったのである。あれほど軽蔑していた「無責任で短絡な大人」に私自身が成っていたのであった。


7/16(金)

 うっし。
 CLIE PEG-TJ25でCLDCが動作する事を確認。これで随分楽出来る。
 と言う訳でPalmOS5搭載のCLIE(PEG-TJ25)でCLDC(Java)を動作させるためのメモ:
o開発環境
・Java2SE SDK
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html
・J2ME Wireless Toolkit 2.1
http://java.sun.com/products/j2mewtoolkit/ja_download.html
 Java2SE SDKをインストールした後おもむろにJ2ME Wireless Toolkitをインストールする。
 Toolkitではマニフェストファイルの作成、jarファイルの作成、実行ファイルの作成までワンタッチで出来ちゃうぜ。便利な世の中になったものよのう。

o動作環境
・MIDP for PalmOS
http://java.sun.com/products/midp4palm/download.html
 この中の「MIDP.prc」ファイルをCLIE本体にインストールしておけばJava動作環境の構築完了。なんてお手軽。

oシミュレータ
・CLIE PalmOS Simulator
http://www.jp.sonystyle.com/Clie-dev/develop_tool/simulator.html
 ROMファイルは不要。ファイルを持ってくるときは仮想メモリスティックを入れてその中(ディレクトリ)にファイルをコピーし、それを本体にコピーすればいいみたい。

oその他
・起動インスタンスはMIDlet継承クラス。そのDisplayインスタンスを取得してそれにFormインスタンスを登録するとFormインスタンスの画面が出てくる。
・それ以外は普通のJavaと大体同じだがクラスがえらく少ない。特にButtonクラスがないのは困る。まあ良いけど。


7/15(木)

「ホーキング博士「自説は誤り」 ブラックホール巡る理論」
>博士は、強い重力で光さえ閉じこめてしまうブラックホールが、物質を取り込むだけでなく、エネルギーを徐々に放出し、いずれは「蒸発」すると考えた。このときブラックホールの内部にある物質の情報は消えてしまうとしていたが、情報が漏れる可能性があることが分かったという。
 なんだか良く解らないが、これはつまり情報が光より早く伝わり得ると言う意味なのか?
 21日に詳しい発表があるそうだがいずれにせよ私に理解できる内容だとは思えない。口惜しいことである。

「女神たちの伝説(仮)」
 何故こんなサイトを紹介してしまうのか我ながら不思議だ。
 基本的に同性同士の話はえげつなくなりがちでこれについても例外ではないが(話題も話題だしな)、その辺を気にしなければフフフと笑える。
 ちなみに女がみんなこんな下品だという訳ではないので男連中は誤解なされぬように。


7/14(水)

 今年の巡礼には月姫ファンの方も来られることになるのだろうか。
 偶然の導きにより思わぬ知己を得るのはもちろんとても楽しいことだが、エコールの掲示板を見たりしている限り、月姫ファンの方と合わせられる話題を私が持っているのか不安な気もする。

「しっぽで見よう猫の気持ち」
 「猫の気持ち」なるものはこう言う風に知識と突き合わせて理解するよりむしろ雰囲気で理解するものだという気もする。例えば人間の気持ちを表情から読みとろうとするとき「眉間に皺を寄せているときは機嫌が余り良くない」などとブッキッシュな知識と突き合わせて理解したりはしないがそれと同じようなものである。
 ってなんだかリンク先を腐しているようだが別にそう言うつもりは全くないので悪しからず。猫飼いたるものこの位はブッキッシュな知識に頼らず全問正解して然るべし、と言う程度の意図である。


7/13(火)

 CLIEの開発環境を構築するためにHDDの換装をしたりでかなり日記が滞ってしまった。
 掲示板にも書いたが特にネタも思いつかないのでCLIEで開発環境を構築するためのメモを以下に再掲しておく。

●CLIE(TJ25(PalmOS5))用アプリを作ってみる


o 開発環境
http://salon.simple-palm.com/j2me/j01/index.html
 無料のは以下の二つ。
・PRC-Tools
・J2ME(ARMネイティブ不可?)

 J2MEが動作するのなら普通にJavaで組めばいいだけで無問題。
 以下、PRC-Toolsでの開発についてメモ。

・PRC-toolsダウンロード元
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=4429&package_id=4437
 2.3のarm-cygwin版をDLすれば良いと思われ(←それだけじゃ駄目かも)

・ついでにサンプルコードでお勉強
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=4429&package_id=14703


・PRC-Tools講座
http://salon.simple-palm.com/prc/

・PalmOS SDK
http://www.palmos.com/cgi-bin/sdk50.cgi

・CLIE用SDK
「Sony SDK 5.0」
http://www.jp.sonystyle.com/Clie-dev/develop_tool/sdk_50.html
 SonySDKをPRC-Toolsで使うにはenumを#defineに置き換えると良いらしい。
http://homepage1.nifty.com/abby/PalmTech/DvPr/sony-sdk.html 
 SONY SDKを入れたらPalmOS SDKは不要なのか?(←そうではないっぽい)

・シミュレータ
「CLIE Palm OS Simulator」
http://www.jp.sonystyle.com/Clie-dev/develop_tool/simulator.html
これがあればPOSEは要らん?(←っていうかこれが一種のPOSEなり)

o もろもろ
http://kim.ponyoyo.jp/a-column/data/hiro1/1046738254.html
http://salon.simple-palm.com/
http://browncat.org/palm/prc-tools.html

o 問題点、つうか今よう解ってないこと
・Cygwinのフルインストール時に一個エラーが出るのだがこれで良いのか? startxコマンドでデスクトップ画面が立ち上がらないのが気になるぞ。
・PRC-Toolsのサンプルコードのビルドを通す方法がわからん。メイクファイルをかなり書き換えてやらないと駄目?
 コンパイル時にPalmSDKのインクルードファイルのディレクトリを全部-Iオプションで指定してやりゃいいのか?


7/12(月)

 「メルティブラッド」、ファンの皆さん途轍もなく熱いな。私のような人間が迂闊に首を突っ込むと大火傷しそうだ。

 さて現実というものは捉え方によって無味乾燥なものにも興奮に満ちたものにもなり得る事は恐らく多くの方が薄々気付いてるのではないかと思う
 また、「真実」などと言うものが飽くまで相対的でしか有り得ないことも多くの方が薄々気付いてるのではないかと思う

 と言う訳で一見脈絡無く昨日の「一酸化二水素(Dihydrogen Monoxide:DHMO)」についての補足をするが、このDHMO、読んで字の如く酸素一つと水素二つからなる化合物であり、化学式で表すと2となる。この物質がどの程度危険かは評価の分かれるところだとは思うが、私としては使用に際して規制を行う必要な特にないのではないかと考える。皆様は如何だろうか。

:映画「ビッグ・フィッシュ」もそう言う話だよね
:押井守映画の殆どもそう言う話だよね


7/11(日)

 「一酸化二水素(Dihydrogen Monoxide:DHMO)」と言う物質をご存じだろうか。
 これは無味無臭無色の化学物質であり、常温では液体として存在する。水酸の一種で、酸性雨の主要成分であり、多くの金属を腐食させる性質を持つ。DHMOを吸入すると多量の発汗、多尿、腹部膨満感、嘔気、嘔吐、電解質異常が出現する可能性がある(最悪の場合死に至る)。また、固形のDHMOに長時間触れると、身体組織に深刻な損傷を受ける。
 これだけの危険にも関わらず、DHMOは使用に際して制限・規制は行われていない。今なお溶解や冷却の目的で企業利用されており、原子力施設や化学物資製造、動物実験に使われている。有事に備え軍が大量に備蓄しているとも伝えられる。
 しかも、企業は使用済みのDHMOを大量に河川、海洋に投棄しているが、それは違法ともされていない。自然生物への影響は限りないが、我々は今のところ何もすることが出来ないのである。
 ……このDHMOの現状について、貴方はどのようにお考えだろうか。

 と言う訳で選挙。
 結果的には「自民現状維持・民主躍進」という感じか。とりあえず大阪では落ちて欲しい候補が落選したので良しとする。


7/10(土)

「アーケードゲームにも進出!月姫同人格闘ゲー『メルティブラッド』」
 例のエコールの新作、思っていた以上に反響があったようだ。正直、私(およびその周り)との温度差に驚いている。良くも悪くも話題性は充分、と行ったところだろう。
 まさかエコールが「話題性だけありゃ手を抜いて作って売れるからイイや」などと言う舐めた考えをするとは思えないから姿勢の面では心配はしていないが、技術面では大丈夫なのだろうか。どう贔屓目に見てもエコールには「そつなく丸くまとめるセンス」が無いし(そこが利点でもあるのだが)、2D開発のノウハウも格闘ゲーム開発のノウハウも禄に無いように思える。
 個人的には、押井守が「うる星やつら」のネームバリューを利用して好き勝手やったように、エコールにも月姫のネームバリューを悪用利用してエッジなものを作って欲しい。それこそブ○ドーブレードのように……いや、なんかそれじゃ駄目な気がしてきた。


7/9(金)

 エコールの新作格闘ゲームだが、その正体は同人のPC版ギャル格闘「メルティブラッド」のアーケード版だと言う噂を小耳に挟んだのだが本当だろうか。
 もし本当だとしたらハァ?(顔文字)な感じだ。喩えて言うなら大道芸人が「今からアクロバットを披露します!」と言うので最前列に正座してワクワクしながら見ていたら、「ア」と書かれた黒いバットを取り出してきて「コレがホントの『ア・黒バット』。なんてな」とか言われたような。
 「唖然とする」と言うのは「同人ゲームを堂々とアーケードに出して皆唖然」という意味なのか真鍋。今後の展開によっては部屋の壁に貼ってあるCox-Baxのポスターを引っぱがし丸めて押入の奥深くに放り込みたい気分だ

「柏崎刈羽原発1号機が自動停止、放射能漏れなし」
 揚げ足を取る様だが「放射能漏れなし」なのは当然だろう。かつてのJCOの臨界事故でも「放射能漏れ」は起こらなかったくらいだ。
 寧ろ問題は「放射線漏れ」があったのか否かだと思うのだが何故かこの記事には書いていない。「言わない嘘」を付いている可能性は無いとは言えまい。万が一にも「放射能は漏れてませんが放射線は漏れました」と言うオチだったりするのなら関係者全員縛り首にすべきだと思う。

:そんなポスター貼ってません


7/8(木)

この本を買った人はこんな本も買っています

 最近暑くて半分位魂がどこかに行ってしまっている。
 日記もここ数日更新した覚えがないのだが、ふと気が付くとちゃんと更新されている。不思議だ。こびとさんのしわざだろうか。
 この調子で仕事もやってくれれば良いのだが仕事の時は割と意識が明晰なので何となく損をしているような気がする。

「「話をしたい」という古田に、渡辺オーナーが「無礼な」」
>8日夜に報道陣から質問された巨人の渡辺オーナーは「無礼なことを言うな。分をわきまえないといかん。たかが選手が。立派な選手もいるけど。オーナーと対等に話をする協約上の根拠はひとつもない」と切り捨てた。
 凄えぜナベツネ。
 個人的に近鉄亡き後のプロ野球に何の興味も無い。いっそ全部ぶち壊した後に組み立て直した方がまだ良いのではないかね、と無責任なことを書いてみる。


7/7(水)

 七夕。
 七夕としては久々に晴れ気味だがいくらなんでも暑すぎる。暑いと言うより熱い(←気分的に「ねつい」と読め)。
 これだけ暑いと逆上することにも吝かではない。太陽の核融合か地軸の傾きの何れかが妥協すべきであると私は考えるがどうか。

 ところで今週末に行われるというエコール新作のロケテスト、開催地が東京なので私は見に行くことが出来ない。悔しい。流石にこのために東京に行くのは無理がある。
 と言う訳で真鍋社長、今週末エコール本社に押し掛けるからプレイさせてくださいお願いします。と試しにここで書いてみる(さすがにメールでお願いするのは厚かましい)。


7/6(火)

「ついに、ロケテスト・・・」
>去年から、ずっと影でつぶやいていた、
>例のタイトル・・・、Mから始まるタイトルを
>今週末にロケテストをすることになった。
 例のエコールのアレがついにロケテストされるらしい。
 エコールがこのように詳細について伏せている場合に感じるイヤな予感と言うのは外れたことが無いので不安だ。
>場所は東京だけだけど、いつものあたりでやります。
>わかるかなぁ?
 普通に考えると、可能性の高い順に
・秋葉原のクラブセガ
・新宿スポーツランド西口店
・吉祥寺プラザカプコン
 のいずれかだろう。近隣の方は怖いもの見たさで足を運んでみられては如何だろうか。


7/5(月)

 小学館文庫「ド・ラ・カルト~ドラえもん通の本~」
 一時期流行った「読み解き本」のドラえもん篇。
 ただし、小学館自身が発行しているだけあって、ネタに走らず資料(未発表エピソードまで含む)を真面目に積み上げた上でごくストレートに読み解いている。
 こういう内容を(新書でもハードカバーでもなく)文庫で安価に出せるというのはドラえもんならではなんだろう。
 これが例えば手塚漫画ネタ(アトムとかB.J.とか)であったりしてご覧よ、同じような内容の癖にたちまち「カウンターカルチャー」の看板が張り付き「現代系オタク」風装幀のハードカバーで2000円の値札が付くから。

「宇宙行きのエレベーター、15年後実現に向け開発進む」
 おお。
 「もっとも現実に近いSF的ガジェット」の一つ、軌道エレベータ。それがとうとう「現実の話」として語られる時が来たのである。
 これにより、爆発の反作用、と言う信じがたい程マヌケな方法で上昇するロケットに較べ遥かに高い効率で宇宙に物資を運ぶことを出来るようになる訳である。カーボンナノチューブ万歳。ここまで来ればスペースコロニーまであと一歩だ。
 さて私が生きているうちにスペースコロニーの姿を拝むことは出来るのだろうか。技術的にはもはや絶対的な壁は無くなった様に思うのだが。


7/4(日)

 昭和6年4月18日、アマチュア考古学者であった直良信夫氏は明石西海岸の崩壊土の中から一つの人骨を発見する。
 直良氏は東京帝国大学の松村瞭主任にその鑑定を依頼するが、何ら結論の出ないまま返却されることとなる。
 それもそのはず、その人骨は常識では到底考えられないものだったのだ。
 ━━その人骨は完全に化石化していたにも関わらず、原人的でも旧人的でもなく、現代人以上に現代人的(煽動的な書き方をするなら「未来人的」)な特徴を持っていたのである。

 と言う訳で、偶然の導きにより明石市立文化博物館へ。
 正直、博物館としての見せ方は上手くないし展示内容も大したことはなく、これだけを目当てに明石くんだりまで出張ると後悔しかねないが、「明石人骨」についての蘊蓄は物凄く面白い。博物館が面白いのではなく、これに纏わるエピソードが途轍もなく面白いのである。参考文献も幾つか出ている様なのでそのうち読んでみよう。

「ブエナ・ビスタ、DVD「イノセンス」を9月15日に発売」
 うわぁ……。
 流石に「コレクターズBOX」は買えないなぁ。
 と言う訳で普通に「STAFF BOX」注文しました。


7/3(土)

 と言う訳で南港ATCのピカソ展へ。
 てっきり混んでいると思いこんでいたのだが全くの杞憂であった。気合いの量が他の方々とは二桁くらい違ったらしい私は余裕で開場一番乗りを果たしたのであった。
 さて。
 以下、私が「パブロ・ピカソ」と言う画家について一切何も知らないと言う前提で書く。
 思うにこの画家はきっとアホなのに違いない。そうでなければ恐らく情動失禁の露悪主義者であろう。でもないとあんな感情垂れ流しのえげつない絵を衆目に曝して平気な訳がない。ペン画はかなり理性的で安定的なのに対し、油絵は感情をそのままぶちまげたかの様なやけくそ気味の線かと思えばベタはやけに丁寧に塗っていたりして到底まともな精神状態での仕事とは思えない。少なくとも私の友人がこんな絵を描いていたとしたら私は本気で精神科への受診を奨める。
 ……ちなみに以上の感想は私としては決して貶しているつもりは無いので悪しからず。

 で、ついでにエルシティ南港へ。
 南港発電所は天然ガス発電により最大180万kWの発電を行うことにより、大阪電気需要の30%を賄っているらしい。私が見たときは午後一時という時刻もあってかほぼフルパワーで発電を行っているようだった(「ピーク時発電機一台で60万kW」とのことだったがモニタを見る限り時々60万kWをオーバーしていた)。
 ほぼ100%天然ガス発電と言うことで環境対策については相当自信があるようで、ビデオで「クリーン」「安全」を散々アピールしていた(余談だがビデオのお姉さんの白々しい喋りは笑える)。
 PR館としての見せ方は……余り上手いとは言えない様な気がする。一本あたり5分くらいのビデオを立ったまま見なければならないのはどうなんだろうか(と言いつつ殆ど全部観てしまったが(←述べ40分くらい掛かった))。それに「何も売っていないミュージアムショップ」と言うのは初めて見た。
 ただ、発電とは全然関係ない電車のジオラマとか露骨な引っかけクイズは結構面白い。あと「ウラン235と238のうちウラン235だけを狙って打つインベーダーゲーム」は笑える。

「土星の輪が消える? 探査機が酸素原子の急増観測」
 これというのも地球温暖化のせいに違いない。
 と真顔で主張する環境保護団体は出てこないものだろうか。


7/2(金)

 数年前、よく「2ちゃんねる」擁護として用いられたロジックに次のようなものがある。
「2ちゃんねるは匿名だから、肩書きに捕らわれず純粋に議論を戦わせることが出来る。その結果、誤った理論は淘汰され正しい理屈が生き残っていく」
 個人的には、上の理屈は「話せば解る」と言う前提に立っているという点で誤りだと思う。賭けても良いが、異なる神を信じている者同士で意識統一など出来る訳がない。
 これは別に厳密な意味での宗教問題という訳ではない。
 ……例えば支持政党についても同じ事が言えるな。
 と、このところ激しくなってきた2ちゃんねる上の選挙工作をボンヤリとウォッチしながら思った。


7/1(木)

 ああ7月だ。
 京ぽん用カレンダーを作らないと。

 話は変わる。
 某大型掲示板にて「自民支持=アメリカ追従」「民主支持=中韓追従」と言った感じのレッテル張りによる罵り合いが行われている。
 要するにこれは選挙工作なのだろうがそれはひとまず措いておいて、仮に米/中韓追従政策が現実に行われた結果最終的に日本が米/中韓の事実上の植民地化、あるいは合法的な併合されたとしても、それがその時期における日本国民の民意だとすれば何も問題はないのではないだろうかと思った。少なくとも「戦争になって人が死ぬよりはずっとマシ」と主張する人間はかなりの割合でいそうだ。「ペンは剣よりも強し」と言うが、実際武器による戦争よりペンによる戦争の方がずっと効率が良い様な気がする。

「GOZILLA FINAL WARS」
 正直全然期待していなかったが、設定を見る限りではひょっとして「子供置いてけぼり、一部のマニア(私含む)大喜び」な出来になるかも知れない。
 なにしろ「海底軍艦」である。「轟天号」である。ムー帝国の女王が「マンダのいけにえにせよ!」とか叫びそうな勢いだ。
 公開後すぐには観ないとは思うが、ビデオ化されたらすぐにチェックしてみよう。