自己満足の世界

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2005年
1月
1/31(月)

 --- INTERMISSION ---

 ここ数日鬱が極大化してマトモに人と喋れない状態にまで悪化していた。ここ数年覚えがない位の状態だがそもそも鬱になった原因が全く解らないのが困りものだ。やだねぇ。
 今日はかなり持ち直したので「頑張れ」とか励ましの言葉を掛けてくれても大丈夫だ。


1/30(日)

 ちょっと本屋に寄る用事があったので、「ダ・ヴィンチ」を立ち読み。
 特集「オタク人口280万人突破! もうオタクと付き合うしかない?」
「もうオタクと付き合うしかない?」って、何か「オタク」が交際相手ヒエラルキーの最下層であるかのような書き方だな。確かに「キモオタ」寄りの人間(「秋葉系」型、と言うと語弊があるが)はその通りかも知れないが、モテ系オタクは相当モテるぞ。
 それはともかく、この特集の大槻ケンヂ氏の記事は笑える。氏は相当ディープなオタクなのだが「非モテ系」と「モテ系」の境界を良く解っている。
 ところでこの記事について「バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳」にて記述があるが、「オタクが「ダ・ヴィンチ」を愛読しているような女性と付き合っても、うまくいくとは思えません。」と言う部分はちょっと「オヤ」と思った。私には「ダ・ヴィンチ」は文学系オタ女子の読む雑誌と言う印象があるのだが(少なくとも私の知り合いのオタ女子が読んでいても全く違和感は感じない)。むしろオタ属性のない人間が読む雑誌ではないと思うのだがそうではないのか。
 ……って、一般的な「オタク」と私が思い描いている「オタク」には幾漠かの溝があるような気もするのは確かだ。ああ、確かに件のオタ女子は秋葉系オタと相性は悪そうだな。

 さて、続いて「ミステリマガジン」の「夢幻紳士・逢魔篇」第一話を立ち読み。
 ……コレは凄い。
 高橋葉介という漫画家は大ベテランの癖にやけに不安感を感じさせる、と言うか、安定しきらないところがあるが、こう言うのを見るとそう言う不安定さも計算してやっているのではないかとすら思えるな。トーンを使わず全て筆で書いたと思しきタッチ、版画のような画面構成、ストーリー、どれをとっても「きたきたきたきたぁー」と叫びたくなる出来映えだ。「夢幻外伝」以降の夢幻紳士は(恐らくは作者のスケジュールの都合で)力を抜いた作風が多く見られたが、その中にあってこれは突出した力の入りようだ。これに並ぶのは、ぱっと思いつくところで「冥王星」くらいか(「冥王星」は初読した際、最初の数ページを読んだだけであまりのショックに思わず本を閉じて周りを見回してしまった)。
 ちなみに「逢魔篇」の前の「幻想篇」は全く読んで居ないので併せて単行本になった暁には購入予定なのだが、いつ、どこから発売されるのだろうか。


1/29(土)

「教えて!goo「質問:今週妻が浮気します。」」
 なんか「電車男」に次いでこれが書籍化されるらしい。
 ……実話だと言うことであり、実在の特定の人物への罵詈になってしまいそうなので率直な感想は控える。ただ、相手の奥さんが可哀想でならない、とは言っておく。

 さて、世の中の夫婦は(特に結婚して何十年も経てば)概してそれぞれに対して不満が蓄積していくものである。「こんな莫迦な奴/非常識な奴は見たことがない」「こんなに自分と相性の悪い人間なんてそうは居ないだろう」と言った不信感は大抵の夫婦がお互いに対して抱いている筈である(それはすなわち、思っている程相手が莫迦でも非常識でも相性が悪くもないことを意味するのだがお解りだろうか)。
 このような「相手を愛したいのに愛しきれない」と言うケースでは、そういう不満は蓄積するだけ不幸になるだけだからさっさと忘れてしまった方が良いと思う。「そんなことは無理だ」とお思いの方も居られるだろうが、実際に試してみるとそれほど難しく無い事に気付く筈だ。「30年前苦しい時に助けてくれなかった」事に因る不信感をずっと抱き続けているケースと言うのも聴いたことがあるがそういう態度は不幸の連鎖を産むだけである(敢えて不幸になりたいのなら止めはしないが)。

 さて「相手を愛するつもりもない」ケース、「夫の下着を洗う時は箸でつまむ」とか「自分の子供に「お父さんみたいな大人になったら駄目だ」と言い聞かせる」ような女の場合だが(同様の男での例は思いつかなかったがある筈だ)、そんなに相手を愛せもしないし愛するつもりもないし尊敬も出来ないのならさっさと別れちゃえば良いのに何故しないのか不思議だ(相手に依存しつつ相手を軽蔑しているのなら只の莫迦だし依存していないなら尚更別れない理由は無い)。

 って、どう纏めて良いか解らなくなったので無理矢理結論に持って行くが、夫婦はお互いを愛する努力、幸福にする努力をするべき(もちろんそれにより周りを不幸にしないと言う前提だが)で、それができないのならさっさと別れちゃった方が良い、と言う事だ。そもそも何を思って結婚したのかを思い出してみなさいよ。二人で幸福になるために結婚したのではないのかね(「違う」と言うのなら失礼しました、だが)。


1/28(金)

 今日、家の猫が一匹増えた。


2005/01/28 アメリカンショートヘア(手前)


 二色斑はこの新入りが気に入らないらしく時々猫パンチを食らわしたりしているが、当のアメショは特に気にする風もなく飄々としている。そのうち馴染むだろう。
 ……と言うか見て解るとおりペーパークラフトである。昨日の夜から3時間くらい掛けて作ってしまった。胸のラインや後ろ足の丸み、指先など明らかに「解っている」作りだ。拡大印刷してもっとでかいのを作ってみたい。
 ちなみにこのペーパクラフトはここから無料でダウンロード出来る。

「「WinMX使用に伴う示談のため、現金を支払え」 JASRACを名乗る電話に注意」
> 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、1月26日に「音楽著作権協会のフクヤマ」「エイベックスのヨシダ」を名乗る人物が、「WinMX使用に伴う著作権侵害の示談のため、現金を支払え」という電話がかけられていることを公開した。
 変な文章だな。ぱっと読んで「フクヤマ・ヨシダを名乗る人物に」電話がかけられているのかと思ってしまった。
 ……と思ったら、大元のitmediaの記事では表現や誤字が修正されているな。直してやれよYahooニュース。


1/27(木)

 普通の人間は自分が思想的に偏っているとは思わないものだと思う。
 思想と言うのは相当の莫迦者でない限り自らの合理的判断の元に必然的に導き出されるものである以上、基本的に(意図的なスタンスの偏りは別として)自らの思想の偏りを自覚するのはまず無理であると言える。
 ただ、極力偏らないように努力することは可能でありその為にはなるべく多くの情報ソースにあたってみる等の努力を怠らない必要がある。世の中には「解ったつもり」にはなれても「解る」事が出来るものは案外少ない。
 さて結局何が言いたいかと言うと、禄に人の話も聞いていないくせに解ったつもりになってわあわあ叫くと阿呆だと思われるよ、と言うことである。
 ちなみにこれは別に特定の誰かを想定して言っているのではないので悪しからず。

「宇宙ステーションに謎の付着物、相次ぐ異常の原因か」
> 【ワシントン=笹沢教一】国際宇宙ステーションで26日、不調の空調装置を点検するために船外活動をしていた米露2人の宇宙飛行士が、機体の外部に起源不詳の付着物を発見した。
> 付着物には2種類あり、黒いぬるぬるとした油状と、白い蜂(はち)の巣状の付着物があるという。

> 同ステーションではこのところ、空調が原因不明の故障を繰り返したり、機器から怪音が聞こえるなどの異常が相次いでいる。管制を担当する米航空宇宙局とロシア宇宙庁では、一連の異常と何らかの関連があるものと見て付着物の正体を調べている。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 エイリアン!エイリアン!
 ⊂彡

 軌道エレベータだの量子テレポーテーションだの、最近とみにSFが現実化しているなと思っていたのだがとうとうこっち方面も実現しつつあるのか。ひょっとすると南極あたりではすでになんかものすごい怪物同士がたたかっていたりするのかも知れない。ビバ科学。


1/26(水)

「息子に「ヤフー」と名付けた記事、記者のねつ造と発覚」
>ブカレスト(ロイター) 今月中旬に世界中で話題になった、インターネット上で知り合って結婚したルーマニアのカップルが生まれた息子に「ヤフー」君と名付けたとの話は、記者によるねつ造だったことが分かった。
 子供の名付けなんて人それぞれで、子供の幸せを願いつつ一ヶ月も寝ないで考えに考え抜いて名付けるケースも有れば、ああめんどくせえなぁと思いつつシャレで名付けるケースもある。ヤフーと名付けようが楽天と名付けようが特に驚くべきニュースでもないように思うのだが。
 ちなみに私が実際に見た中で一番どうかと思った名前は「みるく」だ。源氏名とかハンドルじゃないぜ。実名が「みるく」。初めて見たときには目が点、と言うより口がロシアになってしまった。もし姉妹がいればたぶんその子の名前は「いちご」だと思う。

>執筆の記者はでっち上げの事実を認め、既に解雇されたという。
 「ジョーク記事でした」とか「記事が結果として事実と異なっていたことをお詫びします」とか「でっち上げではない。しかし証拠は取材元の秘匿義務があるので出せない」とか言い抜ける方法もあっただろうに、この程度の捏造記事で解雇されるのか。気の毒な気もするな。


「「死んだ人、生き返る」小中学生の15%…長崎県調査」
 なんじゃこりゃ。
 実際の質問項目および結果はこのページで公開されている通りらしいが、余りに粗いアンケートだな。
 たとえばこの設問。
「家族や親戚などで、赤ちゃんが産まれたときの喜びを感じたことがありますか」
 一見して解るとおり、これは複数の要素をゴッチャにした質問である。まともな調査なら「家族や親戚などで、赤ちゃんが産まれたことがありますか」「その時喜びを感じましたか」と設問を別けるのが当然である。「赤ちゃんが産まれたことがない」のと「産まれたときに喜びを感じなかった」とでは「喜びを感じたことがない」事の重みがまるで違うからである。

 さて、問題の設問。
「人は死んだら生き返ると思いますか」
 実は「死」と言うものの定義は非常に難しい。嘘だと思うなら定義付けを考えてみると良い。
 さて、一番簡単に「死」を定義するなら「医師によって死亡が確認された場合」「心臓・脳波が停止した場合」となるだろうが、その場合は普通に考えれば「生き返ることもある」となるだろう。それは「通夜」の存在理由を考えても明らかだ。
 恐らく「そういうケースは実は死んでいなかったものが死んだと誤認されただけだ」と言う反論もあるだろうが、それは飽くまで結果論であり、生き返ったからこそ実は死んでいなかったと認識しているだけである。もし「実は死んでいなかったのだ」なる理屈が通じるなら別の「死」の定義を持ってくる必要が生じるがその理屈に見合った上で説得力のある「死」の定義を少なくとも私は知らない(ちなみに「死」の定義によってはゲームの世界で魔法により生き返った場合でも「実は本当は死んでいなかっただけで生き返ったのではない」と言う事も可能である)。
 以上から考えて「生き返る」と回答した子供が15%と言うのは別段驚くに当たらないし、むしろ少ないとすら思えるのだが如何だろうか。
> テレビや映画の影響をうかがわせる答えもあり、県教委は「子供たちは生死に直接、接する機会が減り、様々な情報の影響を受けている」と分析している。
 その「テレビや映画の影響をうかがわせる答え」は設問の選択肢にあるのだが一体何をしたいのだろうか。普通に考えて「テレビや映画の影響と言うことにしたい」としか思えないのだが。「子供たちは生死に直接、接する機会が減り」などとヤケに経験則を重視しているようだがその意図がよく解らない。とりあえず「愚者は経験に学ぶ」と書いておこう。
> 「ゲームでリセットできるから」が7・2%だった。
 この回答も設問にある選択肢だが、設問にあるにも関わらず7.2%しか選んだ子が居ないと言うことだ。「生き返る」と回答したのが15%、その内の7.2%だから全回答者のうち1%程度。少なくとも私には設問にある選択肢の回答比率としてはこれが無茶な数字だとは思えないがどうだろう。


1/25(火)

「My Diamond Baby - ビジュアルノベルゲーム」
 最近禄に暇も無いと言うのについうっかり三時間程浪費してしまった。
 良くある「部屋から脱出せよ」なゲームだが難易度も完成度もそれなりに良くできている。ヒマでヒマで死にそうな方はプレイしてみては如何か。

「「それがPSPの仕様だ」、久多良木SCE社長がゲーム機不具合騒動を一蹴」
 なんだかね。
 某大型掲示板のPSP叩きスレッド等を眺めていると批判のつもりらしいものの論理性に欠ける発言が思いの外多いことに驚くが、トップがこういう発言をするとまたその傾向を加速させるような気がする。「PSPを叩いてる奴は莫迦だ」と印象づけるための深遠な作戦なのだとしたら大したものだがまさかそんなことはあるまい。


1/24(月)

 昔はチョコレートは苦手だったのだが、何故かここ数年はむしろ好きな方に分類される食品になってしまった。最近500グラムくらいのでっかい板チョコを買ってきて一人でボリボリむさぼり食いたいような気がしてならない。
 少し前テレヴィでガトーショコラの作り方をやっていたので近いうちに作ってみるのも良いやも知れぬ。とりあえずググって見つけたページをメモしておく。ただ、このレシピは焼き温度が高すぎて焼け具合が均一になってしまっているような気がする。作る時は160度で焼いてみよう。

「コレジャナイロボ(2月下旬以降お届け)」
 今を遡ること20年、「コレジャナイゲーム機」と言うものが世の中には存在し……。
 ……などと書くと今なお現存するファンダメンダリストに半殺しにされそうだが、私もそのゲーム機メーカーの20年来のファンだったりする。世の中一筋縄では行かないものだ。


1/23(日)

 Tim Burton最新作"Corpse Bride"トレイラー
 「スリーピーホロウ」ベースの雰囲気を人形アニメで実現した感じなのかな。人間のキャラクタは「ヴィンセント」っぽいしどことなく「ナイトメア」「ジャイアントピーチ」の雰囲気も。よっぽどのことがない限りハズレではなさそうな感じではある。

 さて今日はボウリングに行きはしたが基本的に昨日の反動でぐんにょりしていた。どうもやはり最近気合いが入りきらない(特に仕事が禄に手に付かない)ので精神科にでも行った方が良いのかなと思ったりしたりしなかったりなのだがそう言うアクションを起こすだけの気合いも起こらないのが困ったものだ。
 と言いつつ思いつきで神戸までチャリで走ったりするのでその辺が我ながらよく解らないのだが。


1/22(土)

 ふと思い立って、神戸元町のナイトメアショップナイトメ屋へ。
 自転車で。
 片道およそ2時間、最高時速は37.8キロを記録したがそれでも原付にすら追いつけないのは何故だろうか。
 それはともかく。


2005/01/22 ナイトメ屋


 店の敷地は滅茶苦茶狭く、代々木の「BANDIT」に較べても半分くらいの広さ。客が3人も入れば満員どころか身動きすらとれなくなりそうだ。
 お店の人は喋り好きそうな兄ちゃん。こちらから相当マニアックな話題を振っても確実に返してくるのは見事。特にグッズに関しては10年前のプライズ品の話題すら通じる。ここまでマニアな話題が通じる人間を見たのは7年振りだ。
 欲しいグッズはいくつもあったものの、予算の都合でデニムウォレット(ジャック)とジャックの頭の小銭入れ(TDLでこれを首からぶら下げている人がいて羨望の眼差しを向けてしまった)、それにお洒落なB4サイズの夜光ポスター三枚(ジャック・ゼロ・サリーを一枚ずつ)のみ購入。
 ちょっと調べてみた限りでは、小銭入れ以外は「通販でなら探せば買えなくはない」程度の「ややレア」な品物であるようだ(ちなみにこのページで大抵のグッズは見つかるようだが、私が買ったうち半分は品切れになっている)。

 そのうち、近所にある神戸海洋博物館神戸華僑歴史博物館にも行くだろうからそのついでにまた立ち寄ってみるつもりで居る。


1/21(金)

 ぼんやりテレヴィを観ていたら家のごく近所が映っていて吃驚した。
 事件以外でこの辺が電波に載ることなどカンテグランデしか有り得ず今回もその例に漏れては居なかったが、いつもと違うのは大阪ローカルの「コジャレた地元のお店」としてではなく全国ネットの「某人気バンドゆかりの地」として紹介されていたことである。いや、家の近所、殊にこの辺みたいな「都会の田舎」が予備情報無くぼんやり観ていたテレヴィからいきなり全国ネットで流れてきたら吃驚するんだよ。店内の様子も映っていたが客の中に見知った顔が無いか探してしまった。

 それはともかく。
 15年程前に「ワリバシは森林資源の無駄遣いか否か」と言う議論があったことをご存じだろうか。
 まず「無駄遣いである」派がおおむね以下のような主張を行った。
ワリバシは木材を使い捨てにする。これは森林資源の浪費であり、自然保護の観点から見て良くない。
 (場合によってはこれに日本人批判を絡めているケースもあったように記憶している。実際当時はバブル最盛期であり日本人全体が浮かれていた時期であった)

 それに対し「無駄遣いでない」派、特にワリバシ製造に関わっている方はおおむね以下のように反論したのである。
ワリバシに用いられるのはワリバシとして利用する以外には廃棄するしか無い端材であり、これは無駄遣いではなくむしろ有効利用と言って良い。
 (場合によってはこれに日本人反批判を絡めているケースもあった。この批判は箸文化への無理解に端を発している、日本に対する差別意識が根底にあるのではないか、と言うのである)

 さて、上のそれぞれの主張について、枝の部分を無視して幹の部分だけを比較する限り「無駄遣いでない」派の主張の方が説得力があるように思える。なぜなら後手の利もありそちらの方がワリバシの製造過程に対するより深い理解を前提として主張されているからである。実際「無駄遣いである」派の主張はその後「実際に無駄かどうかは関係なく、使い捨てにするという姿勢に問題がある」という風な、ありがちな論点のスライドがなされた後フェードアウトしてしまった。

 さて。

 ここまで読んで、多くの方は「ああ、ワリバシが資源の無駄遣いだと言うのは誤解なのだな」と思うだろうと思う。
 論の根拠がより確からしいので当然と言えば当然なのだが、特にこのように「自然を守ろう」と言う風な正義を後ろ盾にした欺瞞に対してより確からしい根拠に基づく反論がなされた場合、欺瞞に対する反動としてよりその反論を受け入れてしまい易くなる。具体例を挙げるのは難しいが、例えば最近流行の「ネット右翼(所謂プチウヨ?)」の多くも報道の欺瞞に対する反動の結果だと言えないだろうか。

 では最後に「オチ」を一つ。
 現在日本で使われてるワリバシの多くは中国産である。
 そして、中国産のワリバシは端材を使うなどと言う奥床しい作り方はされていない。


1/20(木)

 昨晩は夜通し吐き気と戦っていた。気分が悪いせいか、ウトウトした時にはつわりを起こした夢を見てしまった。
 それはともかく、体調を崩すとすぐ死を間近に感じてしまって行けない。弱気になるのとは違うのだが「ああ、死ぬ時もこんな感じなのかな」と言う気になる。幸いにも体調は夕方あたりから回復傾向。夕食は雑炊。

 さて映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」観た。
感想:
 ストーリーはツッコミどころ満載、と言うか殆ど破綻しているレベルだが、この映画にストーリーを求めてる奴など居らぬはずなのでこれで正解である。とにかくリンチェイ先生が強くてカッコ良ければそれで良いのである。
 ……と言う視点から観て、幾つか気になった点を。(以下ネタバレなので一応隠しておく)
 まず、ちょっとカメラが近すぎる。TV画面ならともかくプロジェクターで観たので余計窮屈に感じた。劇場で観たら尚更だろう。あと、アクションのカメラを割りすぎでは。リンチェイ先生は動いてるだけで凄いんだからなるべくワンアクションは一つのカメラで撮ろうよ。カメラが近すぎるのと併せて「ああ、勿体ない……」って感じ。
 あと、ライバルに相当するキャラが居ないのがちょっと消化不良気味(そう言えば中ボスの黒人はどこに消えたのだろうか)。特にラストの「わるいひと」は北斗神拳一発であべしと叫んで吹っ飛ぶ情けなさ(貴様には千葉繁の吹き替えがお似合いだ)。もっと「我が生涯に一片の悔い無し」と嘯く位に骨のあるキャラをボスに持ってくるべきだと思うがどうだろう。
 ……と文句は付けつつ、近年のリンチェイ映画(特に毛唐作)としては悪くないと思う。ちゃんとリンチェイはカッコ良いし。変に文芸のかほりを漂わせようとして失敗した(規制)よりはずっと面白い。
 とは言えリンチェイ映画の最高峰は「ワンスアポンナタイムインチャイナ・天地大乱」で確定なのでその辺は宜しく。


1/19(水)

 最近鬱気味って書いたっけ? 書いてなかったか。
 いや、理由はさっぱり判らないが最近鬱気味なのである。原因が判らないのでそれを取り除いて解決、と言う訳に行かないのがアレだ。薬でもやればいいのだろうか。程度としては「普段よりやや重め」という感じで一応平静は装えるのだが一人になるとどよーんと落ち込んでいる。ああうっとおしい。
 そんなことを言ってるうちに今度は体調の方もおかしくなって来た。今は吐き気と戦いながらこれを書いている。そんな暇あるならさっさと寝ろよと自分に突っ込みたくなるな。

 さて日記の方もネタはあるのだがなかなか書く気にならない。遠い世界ではNHKと朝日新聞社がそれぞれ政治家と市民団体を味方に付けてガチンコの殴り合いを始めたようでとても楽しそうなのだが、追っかけるだけの気力が涌かない。
 ちなみに昨日分の日記はネタはあったのだがどうしても書ききれなかった。特にタイムリーな話でもないので近いうちに機会を見つけて書くことにする。と言うわけで一回休み。


1/17(月)

 あれからもう10年になるのか。早いものだ。
 あの震災についてホントは色々思うことがあってしかるべしなのだが、文字にしようとすると何故か上手くいかない。記憶が薄れたからかとも思ったが、思い返してみると震災直後からそんな感じだった。怒りや無念、その他諸々。そう言うものが渦巻いて全然文章にならなかったのだ。
 下宿住まいの友人の殆どは宿をなくしていたが、連中は揃って妙にハイになっていたのを覚えている。そうでもなければやってられなかったんだろう。貴重な経験ではあるが、何度も経験したくもないのも事実だ。

 さて、映画「人狼」観た。
感想:
 正直、ストーリーはよく解らなかった(筋立てが判らなかったと言う意味ではない)が、都市の描写が物凄い。この辺は「ケルベロス」より「劇場版パトレイバー」に印象が被る。押井守の都市(と言うより「東京」?)に対する思い入れの賜物ではないか。
 ただ、その都市の描写に対してメロドラマとしての過剰な演出がどうもしっくり来ていないような印象がある。特に赤ずきんのエピソードの挿入の仕方がどうもウエットにすぎるような気がする。って、この演出を「過剰」と感じる人間も少ないと思うが普段の押井アニメに較べると充分湿っぽいのは確かだろう。
 ところで舞台となっている博物館、雰囲気的に国立科学博物館の本館ではないかと思うのだがそれにしては外観が違うような気がする。内と外で別の建物を参考にしたのか、それとも都内にあれだけ標本の充実した博物館が他にあるのだろうか。だとしたら行ってみたい。


1/16(日)

 天神橋筋商店街まで買い物へ。

 某お店で「奥さん」呼ばわりされたよウヒョー! ヽ(・∀・)ノ
 ……。
 ○| ̄|_

 さて、気を取り直して今日のお買い物。
・靴
 ……値段に負けて足サイズより1センチ以上でかい靴を買ってしまった。試し履きすらしていないがどんなもんだろう。

・ステレオイヤフォン
 ……シグマリオン3用に100円ショップで購入したが、この音質は(悪い意味で)ありえない。使い物になるのか?

これ
 ……1枚500円だったので衝動買い。いや、反省なんてしません。

 ところで今日も有線でセラニポージが流れていたが、ひょっとして密かに流行ってるのだろうか。
 ちょっとゲームショップに寄って「ポロリ青春」を探してみたが見つからなかった。見掛け次第買おう。


1/15(土)

 ぐわっ。

 間違えて京ぽんを初期化してしまった(←どう間違うんだ)。
 メールとブックマークはバックアップをとってあったから何とかなりそうだが、送受信済みメールを端末側に書き込めないのね。これではお手洗いで受信ライトメールのログを京ぽんで読みながらニヤニヤ出来ないではないか。うーむ。
 あと、去年の11/16に掛かってきた謎の電話も録音を録ってあったのだがクリアされてしまった。無念。
 それと、アドレス帳は半年以上前にバックアップをとっておいた奴しかないのでそれ以降に追加したアドレスは反映できない。んー、それ以降に追加した人っていたっけな。いたとしても電話番号が判らないから連絡しようがないな。まあいいや(いいのか?)。


1/14(金)

「これは政治家による介入が問題なのであって、偏向云々は関係ない」
 だからー、今回は「介入があった」論の根拠が全て否定されてるんだから「政治家による介入は問題だ」と言う主張は正論ではあるが今回の件には関係ないってば。

「これだけ偏向した番組なのだから政治家が介入することもやむを得ない」
 だからー、「偏向」と言うのは飽くまで相対的なものなのだから線引きのしようはなく、それによって政治家の介入が正当化されるべきではないんだってば。

 ……この件についてあちこち見てまわっているとイライラしてくるのだが私は何か根本的な勘違いをしているのか? どうもウヨサヨいずれもお互いの話を聴いていないように見えるのだが。


「pya! 親切な看板」
 そこはかとなく人を小馬鹿にした雰囲気が素敵だ。


1/13(木)

「NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘」
 どうも、この問題は二つの論点がゴッチャに語られてしまっているように思う。

1、安倍氏、中山氏による圧力はあったのか。
2、編集前の番組が偏向しているという認識がNHKにあったのか。


 この二つは現象としては関連しているが問題としては全く別々であり、1がYesだから2がYesでも問題ないというわけではないし、2がYesだから1がYesでも問題ないというわけでもない(余談だが、この手の論点を切り分ける必要がある問題の話題、殊に「悪役」が明快に設定できるケースになると2ちゃんねるでの議論は見るに耐えなくなる)。

 で、とりあえず「1」を問題にしてみる。
 これは「Yesと見るには根拠が薄い以上、Noと見るべき」と見るのが妥当だろう。
 なぜなら、「Yes」と言う論の根拠は「放映前に編集方針変更があったこと」だが、

a. NHKの編集方針の変更された時期はNHKが安倍氏・中山氏に番組について訊く以前であることが、他でもないVAWW-NETジャパンのページに書かれている
b. 告発者である長井氏が伝聞のみでしか語っていない


ことから編集方針変更は安倍氏・中川氏とは無関係である可能性が高いからである(ちなみに上記「a」より、「2」も「Yes」と考えるのが妥当である。NHK自身が内容に問題があると判断したため編集方針が変更されたのである)。

 以上でこの問題は終了(要するにそもそもの報道が誤報)、と言うのが私の考えであり、この先新しい証拠なりが出てこない限り、反自民の方々は余り追求しない方が自爆を避ける意味でも良いかと思う。

 ……しかし2ちゃんねるやその他blog等を見ても上に述べたような主張をされている方は余り見掛けないのだが何故だろう。基本的に論理さえマトモであればインプット(判断材料)が同じならアウトプット(スタンス)に大差が出るとは思いがたいのだが、ひょっとしてわたしは「論理展開の誤り」あるいは「インプットの偏り」の何れかのミスを犯してしまっているのだろうか。


1/12(水)

 有線でセラニポージ「まなもおん」の中の一曲「勇気の出る歌」が流れてきた。渋いねぇ。
 セラニは正直歌が上手いとは言い難いし歌詞も聴き取りにくいのだが、やはりアレだね、「ルーマニア203」。アレのインパクトがでかすぎる。特に「宇宙船はどこへ行った?」をゲーム中で聴いた時には唖然としたものだ(プレイした人なら解るはず)。
 数年前にPS2版も出たので、未プレイの方は是非プレイすべきだ。いや、プレイしなければならない。どうせ投げ売りされてるはずだし。
 ……いや、しなくても良いけど(どっちだよ)。
 そう言えば続編の「ポロリ青春」ってどうなのかな。PS2は「ナイトメア」クリアしてからホコリ被ってるので買ってみるのも良いかも知れぬ。


1/11(火)

「アップルの新製品、Mac miniとiPod shuffle」
 アップルのマシンを見て「ああ、良いね、欲しいね」と思ったのは初代iMac以来だ。
 「Mac mini」、PCに較べて高い、と言う声もあるようだが、少なくともこれだけ「コンパクト」「低消費電力」「そこそこの性能」を満たした上でこの値段なら悪くないと思う。HDDの交換が簡単に出来るのなら家庭内サーバとして使いたい気がするな(ちなみに「P○pin」とか「G4 C○be」とか言うのは禁止)。
 「iPod shuffle」は、少なくとも定価ベースでは同じ容量のUSBメモリと大差ない値段なので、USBメモリを買うならちょっと余分に払ってこれを買うのも悪くない(まあ買ったところでイヤフォンで音楽を聴くことは殆ど無い筈なのだが)。

「兵庫・西宮神社の「福男選び」今年は新方式で混乱なし」
 ああ、去年そんな騒ぎあったねぇ。
>先頭グループのスタート位置をくじで決める新方式をとり、大きな混乱はなくすんだ。
 そうだみんなでなくすんだ。


1/10(月)

 どう書こうか逡巡しているうちに時間ばかりが過ぎていくな。
 面倒になってきたのでごく簡単に書く。

 当初は昼の新幹線で帰阪しようと思っていたが、国立科学博物館の新館が去年の11月にオープンしたことを思い出し行ってみることにした。
感想:
 新館は本館に較べ「ちょっとコジャレてみましたよ」なインパクト重視の雰囲気が今風でちょっとチャラけた印象も受けるが、類似の博物館なら確実にイミテーションを使うような展示でも堂々と本物を用いているところは流石だ。地力が違う。でも豊富な資料を展示してあるのに説明員の方の姿が見えないのは気に入らない。不明点をすぐ明確化できるような仕組みを作って欲しい。

 その後、東京国立博物館東洋館へ。
感想:
 「東洋館」なのにエジプトの展示があるのが謎。しかしエジプトの出土品は時代の基準が違いすぎて一瞬我が目を疑う。だって、例えば日本史の基準だと「7世紀くらいの品かな?」と言う感じのハンコに平気で「前30年紀」とか書いてあるんだぜ。土器とかになるともう「前50世紀」とかになってしまう。しかもその保存状態が信じられないくらい良いと来ている。本気で目眩がする。
 でもやっぱ、Webページを見ても思うのだがこの博物館はあまりに美術寄りに過ぎるような気がする。その辺は個人的に気に入らないと言えば気に入らない(全然関係ないが、博物館の入り口の「ここには恐竜の標本はありません」と注意書きがしてあるのは笑える。間違える人が多いんだろうな)。


1/9(日)

 指が四本しかないネズミの専制君主国家。千葉ネズミーランド。
 正直私は富士額のネズミ(特に着ぐるみバージョン)が積極的に嫌いなので普段好き好んでいく場所ではないのだが、ナイトメア版ホーンテッドマンションを見る為にはやむを得ない。

 さて。
1、ホーンテッドマンション
感想:
 悲惨。
 いや、詰まらないのではなく、見た環境が悪すぎた(詳細はみなまで訊くな)。この為だけに大阪から来たと言うのにこの仕打ち。比喩でも何でもなく半泣き。

2、スプラッシュマウンテン
感想:
 普段ならそれなりに楽しいのだろうが酷い目にあった後なので特に面白くもない。

3、ジャングルクルーズ
感想:
 詰まらなくはないが並んでまで見るようなものだろうか。

4、ウエスタンリバー鉄道
感想:
 線路の取り回しはよく考えられている。

5、カリブの海賊
感想:
 以前も見たことがあった筈だがどうにも印象が薄い。

5、スター・ツアーズ
感想:
 以前見た時より短く感じた。この手のアトラクションは慣れるまでが楽しいのかも。

6、ショーベース
感想:
 主役ヅラした富士額のネズミがむかつく。冷静に考えてみると、ほおの上のモミアゲなのか何か解らない黒い切れ込みが神経を逆なでしているらしい。「ファンタジア」でのキャラデザは気にならなかったのだが。

 さて、この時点で夜6時前。帰路に付くことも検討に入ってくる時間帯だがこのままではどうしても収まりが付かない(目当てにしていた限定パーカーも売り切れ。わたしは何のためにここまで来たのか!)。3時間待ちだが意地になって並ぶことにした。

7、ホーンテッドマンションふたたび
感想:
 並んでいると、他の連中の会話が聞こえて来た。
 「(「カエルの息」の像を指さして)あれってナメクジ? それともカエル?」
 斑猫逆上。
 もうね、アホかと。馬鹿かと。
 お前らな、ナイトメア知らんのに並んでるんじゃねーよ、ボケが。
 お前は本当にナイトメア版ホーンテッドを見たいのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
 お前、限定やから並んでるだけちゃうんかと。

 ……などと殺伐としながら並ぶこと1時間。
 何故だか解らないが、次第にハイになってくる。今考えると何が面白いのか解らないダジャレが次々と頭に浮かびそれに一々大受けしてしまう。多分ストレスがでかすぎてエンドルフィンが出たのだと思うが、お陰で入場した頃には「最高にハイってヤツだァ!」状態。不気味な程ニコニコ笑いながらウキウキ気分で見ることが出来た。いやぁ楽しかった。

8、ミクロアドベンチャー
感想:
 帰ろうとした道中、待ち時間ゼロだったのでせっかくだから。
 準主役級でエリック・アイドルが出演していたのはポイントが高いが映像としては特に面白いわけではない。


 その後は大崎まで出て椎名さん、コンバットさん等と飲み。腹一杯食べて飲んで1500円。安い!
 0時過ぎから椎名さん宅にて5.1ch+80インチワイド画面でマツケンサンバ上映会。連中は朝6時頃までひたすらマツケンサンバを歌い狂っていた様だが私はさっさと布団に潜り込んでダウン。布団の中で良い意味でも悪い意味でもなくナチュラルに「こいつらアホや」と思った。


1/8(土)

 朝5時起き。
 のぞみ100号にて上京。
 9時10分に科学未来館に到着。前回来たときは9時半の時点でメガスター2の整理券が無くなってしまったのでその積もりで居たのだが、今回は9時半になっても誰も並んでいない。びゅうびゅうと吹き荒ぶ冬風の中、自分が何かとても頓珍漢なことをしているような気になった。さみしい。
 それはともかくその甲斐有って今回はメガスター2のベストスポットを確保(しかしあの「ドームシアターガイア」ってプラネタリウム用途としては殆どベストスポットが無いような気がする)。
 前回は端っこの方だったので消化不良な印象が有ったが、ベストスポットで見るメガスター2は違うな。星の描写の繊細さにかけてはこれに並ぶものは見た事が無い。
 しかし、やはりドームの小ささはどうにも気になるのだった。明石のような「目眩がするほどの広大さ」を感じさせるには至らない。もっと良い環境で見たい。大阪市も埋め立て地に意味不明な施設を幾つも作るのなら、直径40メートル位のドーム施設を作ってメガスターを上映すれば良いのに。

 後はインタプリタの方々にあれこれ質問したり。特に燃料電池発電についてはちょっとインタプリタの方を苛め過ぎたような気がする。申し訳ない(でも反省はしないぞ)。

 その後は代々木のナイトメアショップ「BANDIT」へ。
 想像していたより狭い店だったがグッズは流石に充実している。通常の物欲閾値で買い物すればとんでも無い事になりそうなのでかなり自重した結果、トートバッグと目覚まし時計を購入。

 と言う訳で明日はネズミー突入。今日はさっさと寝る。


1/7(金)

 明日から三日間、ナイトメア版ホーンテッドの為だけに上京予定。
 気が向いたら日記も更新するしメールも読める筈なので、暇な方はメールでも下さい。

「「事故防げた」再捜査で青信号側を起訴…信号無視死亡」
> 大阪府門真市の交差点で2003年2月、信号を無視した乗用車と、男性会社員(33)(大阪府豊中市)の車が衝突、乗用車の2人が死亡した交通事故があり、大阪地検が業務上過失致死罪で不起訴処分とした会社員について、再捜査し、先月一転して在宅起訴したことが7日、わかった。

> 地検は当初、相手の信号無視を重視し、互いが交通ルールを守ることを前提とした「信頼の原則」に基づき、会社員の過失責任を問わなかったが、事故現場の見通しが良かったことも考慮し「会社員が前方を注視していれば、事故は防げた」と、処分を切り替えた。
 交差点での衝突事故。これまでの例では「信頼の原則」に因り青信号側はお咎め無しだったのが、一転して起訴されてしまった、と言うことらしい。

>地検は、検察審査会の議決を待たずに、府警とともに再捜査を開始。▽道路の見通しは良く、会社員は交差点の約100メートル手前で男性の乗用車を確認できた▽会社員は制限速度(時速60キロ)を約30キロオーバーしていた――などがわかった。
 ちょっと待て。
>互いが交通ルールを守ることを前提とした「信頼の原則」に基づき、会社員の過失責任を問わなかった
 とあるが
>会社員は制限速度(時速60キロ)を約30キロオーバーしていた
 この時点で「信頼の原則」は適用出来無くないか。

 とは言え「会社員は交差点の約100メートル手前で男性の乗用車を確認できた」と言う点に付いては全く無意味だな。普通に考えれば解るが、100メートル手前で確認出来ようが出来まいがその車が信号無視をするかどうかは交差点内に入ってこない限り解る訳が無い。こういう調査を出してくると言うことは何らかの裏が有るのではないかと勘ぐってしまう。

 ところで記事には書かれていないが信号無視して死亡した側も当然起訴されているのだろうか。どう考えても信号無視側の過失の方が大きい様に思えるのだが、記事を読む限りでは恰も「信号を守った方だけが起訴された」かの様に読めてしまう。


1/6(木)

「趣味と犯罪の境界 社会が決めるべき」
 例の事件にかこつけてオタク嫌いなひとが色々仰っているようだが。
 上のリンク先に限らず、どうも
1、萌えオタと異常性愛嗜好者
2、異常性愛嗜好者と性犯罪予備軍
3、性犯罪予備軍と性犯罪者

 また、今回のケースで付け加えるなら
4、性犯罪者と殺人者
 の区別が曖昧なものとして認識されている空気があるような気がする。
 いや、わたしもイベントサークルは全てスーパーフリー予備軍に見えるひとではあるのだが、だからと言って「イベントサークルを規制しろ。わたしは正論を言ってるから一方的に批判するな。批判する奴は性犯罪予備軍か」とか叫んだりはしない。そんなことをするのは相当に賢いかあるいは並外れた莫迦の何れかだけだろう。


1/5(水)

 先日献血に行った事は書いたが、その時の血液検査結果が今日届いた。
 普段から病弱だ貧血だと叫いているのでヘモグロビン値も低いと思っていたのだが、結果を見る限り、

ヘモグロビン量……超多い
平均赤血球容積……超多い
平均ヘモグロビン濃度……超濃い


 ……要するに「貧血から程遠い」と言うことらしい。血液検査結果だけ見たら「超健康」、って感じだ。一つ気になる点としては、A/G比率が標準範囲に比して高いこと。これが低い場合は良くないらしいが高い場合はどうなんだろう。

「個人情報流出:TDL年間パスなど14万人分 恐喝未遂も」
 この事件って新聞によって報じている内容が違うのだが、一体どれが正しいんだ?

毎日:
>最大14万人分の個人情報が流出した可能性がある、と発表した。

>少なくとも顧客16人分の流出を確認した(※誰が?)。
産経:
>年間入園券購入者の個人情報が社外に流出した可能性があると発表した。
>同社によると流出した件数は不明だが、購入者は約6万人という。
読売:
>「年間パスポート」の保有者と元保有者の個人情報が流出したと発表した。

> 流出が確認された個人情報は、3種類ある年間パスポートの保有者や元保有者計16人分(※これは発表内容?)。

>漏えいの経緯などを調べるとともに、可能性がある約14万人におわびと注意を喚起する内容のダイレクトメールを発送した。
朝日:
>オリエンタルランド社(本社・千葉県浦安市)は、年間パスポートを購入した16人分の顧客情報が流出した可能性が高いと、4日発表した。

>過去に東京ディズニーランドとシーの年間パスポートを購入した約14万人におわびの手紙を郵送した(※この14万人の流出の可能性については言及無し)。
 発表されたという内容からして全部違うのだが。
「最大14万人」なのか「16人」なのか、「流出の可能性」なのか「流出を確認」なのか(普通に推測すると「14万人の流出の可能性、16人の流出を確認と発表」なのだろうが明白にそう書かれた記事はないし朝日・産経の記事はその推測に反したことが書いてある)。
 ただ、少なくともこれでオリエンタルランドに対しての各社の態度は何となく解った感じ。
 特に甘いのが朝日で腰が引けてるのが産経、読売と毎日はそれに較べると普通だがどっちも微妙に言葉を濁しているような気がする。個人的には毎日はオリエンタルランドに甘いと思っていたので意外な気分だ。朝日はまあ……らしいと言えばらしいねぇ。


1/4(火)

「観客1000万人に=「ハウルの動く城」」
> 東宝は4日、宮崎駿監督のアニメ映画「ハウルの動く城」の観客動員数が、昨年11月20日の公開から今年1月2日までの44日間で1000万人を突破したと発表した。
 うーむ。
 「千と千尋」は31日目で1000万人だからやはり失速しているような感じだ。
 試しに両者の日数と動員数を縦軸横軸にしてグラフを書いてみたが、少なくとも1000万人までは「ハウル」は放物線(日数=(1/5000万)×(動員数^(4/3)))近似になっているのに対し、「千と千尋」はほぼ直線(日数=(3/100万)×動員数)近似になっている。「ハウルが失速」と言うより「千と千尋が失速しなさ過ぎ」と言った方が正しいような気もする。

 さて、この後どうなるんだろう。観に行くならスクリーンがでかいうちに行った方がお得なんだろうな……。
 あ、ついでに「カンフーハッスル」「ゴジラ」も観に行きたいし……(←ベタな選択)。


1/3(月)

 と言うわけで1/8~10までナイトメア版ホーンテッドマンションのためだけに上京の予定。
 我ながらどうかと思わないでもないがこれを逃すと一生見られないかも知れぬと思えば背に腹は代えられない。
 その他、代々木のナイトメアショップにも立ち寄ってグッズを漁る予定にしている。
(余談だが最近グッズ系には目が肥えて殆どの商品には食指を動かされなくなってしまった。限定版の2005年手帳も「ブギーの逆襲」バージョンだったので悩んだ末見送り。個人的に「ブギーの逆襲」はそれ自体がグッズの一種だと認識しているのでグッズのグッズはパチモン臭くて気に入らないのである)

 閑話休題、そんなこんなで9日の夜~10日あたりは東京でヒマが出来る可能性があるのでその辺りにヒマでヒマで仕方ないとか斑猫を一目見たいとか昔貸したアレ返せとか殴りたいとかうんことか言う方がいらっしゃったら一応ご報告して戴くと宜しいかと。


1/2(日)

 特にすることもなくヒマなので手持ちのDVDを観る。
「キートンの探偵学入門」
感想:
 初見は数年前だが、何度観てもやっぱり凄い。圧倒的なセンス、圧倒的な迫力、そして圧倒的なおもしろさ。
 普通映画は「もうちょっとここがこうだったら……」みたいな不満が出てくるものだがこの作品はそんなレベルを超越してしまっている。ものの見方も解らん無邪気なガキンチョから口うるさい評論家気取りまで全部まとめて面倒見ます、って感じ。この映画を「面白くない」ならともかく「詰まらない」と評する人間は存在するのだろうか。全人類必見、と言いたい映画だ。

「シュヴァンクマイエルの不思議な世界」
感想:
 何故シュヴァンクマイエルの演出はこうも攻撃的、と言うか挑発的なのか。いや、それが良いんだけどね。
 あちこちに全体主義への憎悪が見え隠れして、「笑える」のだがある意味「笑えない」空気も感じる。サッカーも嫌いなんだろうなぁ。
 ちなみに「部屋」は荒木飛呂彦「死刑執行中・脱獄進行中」の元ネタとして有名だが、「陥し穴と振り子」もかなり荒木チックだなと思った。探せばどっかでネタを使ってるかもしれん。


1/1(土)

 あけましておめでとうございます。

2005年の目標:
1,死なない
2,もう少し前向きに

 と言うわけで今日は実家へ。
 住んでいた時は気にもしなかったが、あのあたりは結構怪しい地帯だな。日の出通り商店街から「中島らも事務所」「アジアコーヒー」跡地を抜け鶴橋に向かって歩いていくと、徐々に空気が危なくなってくるのがありありと解る。
 鶴橋駅前の交差点で顔を血まみれにしたおっちゃんが信号待ちをしていたのには流石に驚いたぞ。わたしはとなりでドキドキしながら信号待ちしてるのに周りのひとは誰も気にする風もなく平然としている。ひょっとしてこんな事は日常茶飯事なのか。畏るべし鶴橋。

 ってついうっかり全然新年らしくないことを書いてしまったが、今年も斑猫をよろしくお願いいたします。